我楽多屋で買ったモノマガジン更新
田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第299回目のテーマは「イヤホン問題とiPhone問題」です。
こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine3.html
*閲覧は2025年1月初旬まで。
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*閲覧は2025年1月初旬まで。
CASIOのデジタルカメラは知っています。デジカメ市場への参入は早くて、一般向けデジタルカメラの先駆けと言われる「QV-10」を1995年に発売したのはカシオでした。でも、その後は業績不振もあって2018年にはデジカメ事業から撤退しています。
でも、これは一眼レフのフィルムカメラ。お客さんから稀少なカメラを見せてもらいました。
機種名は「RF-3 AUTO/MANUAL」。レンズマウントはKマウント。
カシオが独自にフィルムカメラを開発していたとは考えにくいですし、そう思った時点でコシナあたりのOEMと考えるのが自然ですよね。
その通り、コシナCT-9と兄弟機のようです。電子シャッターの絞り優先機で、シャッター速度はいちおうマニュアル操作も可能です。
「3」ってことは、この前に2モデルあるのかもしれません。ネット検索したところ、このRF-3も含めて情報は非常に少ないですが、RF-1とRF-2の情報も見つけました。
RF-2はメカニカルシャッターでコシナCT-1 Superと兄弟機。RF-1については、スペイン語を喋ってる外国人がYouTubeで紹介している動画だけ見つかったのですが、シャッター速度が1/2000まであるしRF-2との差異がイマイチ分かりませんでした。
日本国内で販売されたであろう形跡がないので、これらのカメラはどこの国で売られていたものなのでしょう。
そして、最大?のツッコミどころは一眼レフなのに機種名がRFって、レンジファインダーみたいやんけ!って点(>_<)
この前の月曜日、Facebookページにアサヒペンタックスのゴーストレスフィルターの画像をアップしたところ、それを見て走って来られた方がいらっしゃいました。
ゴーストレスのスカイライトは珍しいとのこと。そもそもゴーストレスフィルター自体が今となっては少ないのですが、探して見つかるのはスカイライトではなくて、UVばかりなんだそう。
私自身は我楽多屋で時々出て来ると、ゴーストレスとしか認識していなくて、スカイライトかUVかを今まで気にしたことがほとんどありませんでした。
また、ゴーストレスフィルターについて載っているカタログなどがあまり無い…とのことだったので、店にあった「ASAHI PENTAX ACCESSORIES」の冊子をあとで見たら、表紙は全く同じなのに内容が少し改定されている2冊「1974年4月版」と「1974年10月版」がありました。
4月の方にはゴーストレスフィルターが載っているのに、10月の方には載っていませんでした。
ちなみに、このブログでゴーストレスフィルターを話題にした時の文中に「スカイライト」と「UV」以外に「CLOUDY」もあると書いているのですが、その時に何を資料にそれを書いたのかは忘れてしまいました…。
★今日に限ったことではないのですが、本ブログの画像、本文中の画像をピンチアウトして拡大すると像が粗くて見ずらいことがあると思います。その際は画像を一度クリックしていただくと拡大画像が開けるようになっています。
戦前に作られた国産の二眼レフ「ミノルタフレックス」(1937年発売)です。
国内最初の二眼レフと呼ばれることもありますが、実際には僅か数ヶ月だけプリンスフレックスの方が先に出ている…とか。ただ、販売数も品質もミノルタフレックスの方が確実に上と言えます。
性能・機能面はさておきまして...このカメラの名板がいつも気になります。
銀色テープのテプラに印字して貼り付けたみたいな「Minolta」ネームなのです。そんな風に見えませんか!?
でも、実際は文字の周りだけ鏡面加工されたうえに、文字はちゃんと彫られてますからね。
ま、そもそもがミノルタフレックス自体がイコフレックスをかなり意識して造られていて、この名板のデザインも影響されてるのです。
あと、ピントフードにあるマークについては以前に話題にしたことがあります→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/12/post-da25.html
稀少なオリンパス・ズイコーレンズです。マウントがエキザクタの「ズイコー F.C. 4cm/F3.5」。
その稀少さは、同じズイコーのライカスクリューマウント「ズイコー C. 4cm/F2.8」よりも少ないと思います(私の感覚値ですが)。
3年半前にお客さんレンズで見せてもらった時に、このブログで一度話題にしているにも拘らず…今回出て来て「何だ?何だ?」と思ってしまったのは、私の記憶力が怪しくなっているのも事実なんですが、それだけ稀少と言える証拠なんじゃないでしょうか。
「エキザクタマウント ズイコー」でGoogle検索したら、その忘れていたブログ記事がトップで出て来てビックリしました(・_・;)
この個体、プリセット絞りのリングあたりが不具合で現状絞りが動きません…。直して売るのもありなレンズのような気もしますが、鏡胴をほんの一部削ったような所もあるので、現状売りで店に出したいと思います。
近ごろ流行りの熟成!?フィルム(期限切れフィルム)。
ここにも、古〜いフィルムが3種あります。若いフィルムマニア?の中には、どういうフィルムか分からずに飛び付いてしまって「使えない〜」とか「現像出来ない〜」とかでハズレくじを引いた…って言う人もいらっしゃるようですが…。その前に勉強しなくては!です。
実はここにある3種も、今 使おうとすると、そのカメラが見つけにくい…ものばかりです。
右端にあるのはコダックの828というフィルム。フィルム幅は35ミリと同じなのですが裏紙付きのロールフィルム。このフィルムを使うカメラは以前、こちらで紹介しています→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2017/11/fotron.html
左端にあるのは、ガミ16用のフィルム。といっても、3つのケース全部に空のマガジンだけでフィルムが入ってませんでした…。ガミ16はイタリア製のカメラでこちらで話題にしています→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/06/16-169b.html
そして、真ん中の「SUPER16」と記されたフィルム。そのパッケージを見ただけでは私は何に使うフィルムか分かりませんでした…。調べたら、これはローライ16(エディクサ16も)用でした。「TWIN PACK」と記されているので二つケースが入っていましたが、一つのケースの中は空っぽでした。ローライ16は本ブログではまだ話題にしたことがなかったようです。
という感じで、、我々業者も古いフィルムが入って来た場合は慎重にチェックしないと、パッケージやマガジンだけでフィルム無しだった…なんてことがあるのです。
京セラ・コンタックスの一眼レフ用レンズフィルターの枠がちょっと大きいの知ってますか?
ご覧のように、一般的な他ブランドのフィルターと明らかに違います。大きいのは高さ方向じゃなくて、外径が2ミリくらい大きいのです。
我楽多屋の仕事として、レンズフィルターを整理(選別・清掃など)する作業は必須なので、このフィルターが少し大きいことは何年も前から当然のように知っていましたが、それ以上どうこう~と考えてみたことありませんでした。
上の画像のように、改めて同じネジ径の他ブランドのフィルターと組み合わせてみるのも初めてかも...。
実際にレンズに付けてみると、下の画像のような差になります。
レンズ側のフィルター取付け部の形状には個体差もありますが、一般的なフィルターとツライチになるレンズが多いと思います。そういうレンズに京セラ・コンタックスのフィルターを付けると、ツライチにならず段が付いてしまいます。
何で大きいの?と思って、ネットでいくつか画像を確認してみたら、京セラ・コンタックスのレンズ側のフィルター取り付け部は分厚いようで、このフィルターを取付けるとツライチになるようです。逆に一般的なフィルターを付けると先が狭まった段が付いてしまいます。
何故に京セラ・コンタックスのレンズとフィルターは、フィルター径に対して外径がちょっと大きいんですかね??頑丈アピール???
ニコンの「プロスト」こと、プロストラップについてはこのブログでも折に触れてちょいちょい話題にしています。
ニコンのプロサービスに登録しているカメラマン向けに無償提供されるストラップのことで、市販品とは違うデザインで質も少し違う感じ。また、デザインは時代で変化もしています。
かつて、そのプロストが何らかの方法⁈で市場に流出してしまい、異様な値段で売り買いされたこともあって、ニコン側も対策を施すなんて事態にもなりました。
近頃はそういう時代を知らない世代の人たちも沢山このカメラ遊びの世界に入って来られているので、その中には本物⁈のプロストじゃないものをそれだと勘違いしている人も僅かにいらっしゃるようです。
画像の上辺に沿うように置いてあるタイプのストラップは「FOR PROFESSIONAL」と刺繍されていますが、普通に売られていたものです。黄色以外にも赤と青の色違いがあります。
また、話をややこしくしてくれるのは...ニコンがある時期にプロストと同じ(同等⁈)ものを市販してしまったことがあるからです。それが画像の中で青紫色のパッケージと並べてあるもの。流出した本物?のプロストが平気で10,000円以上していた頃に、4,000円くらいで売り出しちゃったのです…。
そして、右手前にあるのは本物のプロストです。
あっ!かつてはニセモノも出回ったくらいですからね…。
この前お客さんから、少し改まって「お聞きしたいことがあるのですが、一脚って使われていますか?」と質問されました。
一瞬、何かのアンケートなのか?私を試されているのか?と思って身構えてしまいましたが、すぐに意図を説明してくださったので安心しました。
「一脚を今まで使ったことがなくて、どういうものなのかな?」ということでした。
言われてみると私自身は一脚をずっと所有していますが、実際に持ち出して撮影に使ったことが無いことに気付いてしまいました。
で、結局は~一脚が必要となるような撮影条件に出くわさないと、例えば被写体の動きが早いスポーツ系の撮影だったり、三脚を据えられないような場所での撮影だったり、意外と限られた条件だけなのかも...なんて頼りない返答をしてしまいました。
挙句の果てには、乱暴というか大雑把な言い方をすれば、三脚に比べたら1/3くらいの値段で手に入るのだから、まずは買って試してみるのも…なんてことまで(^^;)
デジカメWatchに『試したくなる「一脚活用のススメ」』という記事がありました。参考になりそうですよ。