良い子はやってはいけませんし、いい大人もこんなふざけたことをやってはいけません(笑)
ニコンのレンズフードHS-7にオリンパスOMレンズ28mm/F2用フードをネジ込んで、こんな風に合体させることが可能でした。新種のドーム型フードみたいですよね…。
何でこんなことをしたのか?と言いますと、整理していたアクセサリー類の中から、この二つのフードの塊りが出て来たのです。
「塊り」という表現を使った理由は、オリンパスのフードが上の画像とは逆向きにニコンのフードの奥の方に入り込んでしまっていたのです。それもガチっと噛んでしまったような感じで普通に引っ張ってもビクともしない状態。
始めは力任せに引き出すしかないと思って、ミリ単位でしか動かないくらいのフードのこっち側の辺あっち側の辺を少しずつと力任せに引き出していました。が、時にそれも無駄になったので、たまたま少し回してみたら~オリンパスフードが回転するんですよ。で、なんとか取り出すことが出来ました。
そして、もしや?(何でそんなこと思ったのか意味不明ですが)普通にネジ込めば入っていくのか?と思って、握りやすい向きに変えて試してみたら~というわけです。
ただ、冒頭にも書きましたようにこんなおかしなことはやらない方が良いです(普通やらないと思いますけど)。フードにキズを付けてしまうかもしれないし、本当に外れなくなるかもしれません。万が一やる場合も自己責任でお願いします。
ちなみに、画像の中では36-72mmのズームレンズに付けていますが、望遠側で何とかしてケラれずにフードとして使えそうでした。
純正品のM型ライカ用ボディキャップって現在はオールプラスティック製ですが、かつては画像のようにプラスティックと金属の2重構造でした。
30年程前のクラシックカメラブームの頃には、用品メーカーがオール金属製のM型ライカ用キャップを作っていましたが、それについてボディ側のマウントが擦れるからあまり好ましくない…という人が居たのを覚えています。このように純正品も元々はバヨネットのツメ部分が金属製だったのに。
画像の4個のキャップ、よく見ると金属側の仕様(素材、形状、色)が全部違っています…。
と、ここまで書いて気付きました。一番右のキャップ、真ん中のネジこそ金属ですがバヨネットのツメがある黒い部分はプラスティック製でした(・_・;)
というわけで~4個のボディキャップのうち、一番右が一番世代の新しいものだと思いますが、残りの3つについては新旧の順がキッチリ分かりません。その差は製造上の事情もあるでしょうけど、もしかしたら摩耗の問題も考慮されての変化かも...しれませんね。
転売することが目的で、具合の悪いカメラや壊れたカメラを買って直している人もいらっしゃるようですが、まぁ~自由な社会ですから…それ以上のことはあまり言いません。
それに対して、この数年ご来店いただいているお客さんでご本業はカメラ以外の修理などをされていらっしゃる方なのですが、カメラを直すのを趣味として始めてしまったら~この約1年半で80台くらい直しちゃったという方がいらっしゃいます。
さらに凄いな!と思ったのは、直したカメラに必ず1本はフィルムを通して撮影されているとのことなので、約1年半で80本はフィルムを消費している!ということ。
フィルムの時代・フィルムが安い時代なら、このくらい撮る人たくさんいらっしゃったと思いますが…。今、現在の話ですからね。
「凄いですね」って私が言うと、「それは直したカメラのテスト分だけですからね」とお客さん。
気に入ったカメラは繰り返し使っているものもあるそうなので、軽く80本を超えるフィルムを消費されていらっしゃるわけです。
悩みの種!?は直したカメラがドンドン増えている点。ただ、愛着もあってなかなか手放せないし、本業修理ではないのに直したカメラを知らない人に売るのは気持ちの上で引っ掛かる部分があるそうです。
早速、解決編です。
昨日話題にした「L字型グリップ」。右手でグリップしたら、巻上げやシャッターレリーズはどうするの?と質問形式の内容にしていたところ。いくつか、ご意見を頂戴しました。
その中に「これは!」と思える、『グリップ部分を付け替えれば、左手で使えるのでは?』という案があったので、試してみました。
グリップ部分のネジを外してバラすと以下のような作り。
これを向きを変えて組み合わせてみたら、全く何の問題もなく左手で握れる向きになりました。ベルトがどっち側に付いても対応出来るような窪みがグリップ部にあったのです。
これで、空いている右手でフィルムを巻上げたり、シャッターレリーズをしたりすることが可能になります。
製品としては、左右の付け替えが可能になっていたであろうことが推測出来るわけですが、そもそも、右手で握るスタイルはどういう条件下で使うことを想定しているんでしょうね。右利き・左利きという問題ではないですからね。
あっ!最後の最後に気付いてしまいましたが、昨日の状態はグリップ部の取り付る向きが上下逆だったようです(昨日の画像や今日の一番上の画像参照)。握った時にはそんな違和感なかったんですけど、指の位置に合わせた凹凸が上下逆の方がシックリときます。人差し指と中指はそれぞれに凹があって、薬指と小指は同じ凹に収まる状態。右手側でもその向きで装着出来るので、以前に左手グリップから右手グリップに変えた人がセットし間違えたんでしょうな。
ただし、アクセサリーシューのストッパーの位置は左手グリップの時の方が被写体側にあって確実にスンナリと受け入れられます。 右手グリップの時にはストッパーが自分側に来てしまいますから…だからと言って使えないわけではありません。
このL字型グリップ、ちょっと気になることがあります。
握り部分の形状からして、上の画像のように右手で握るものと思われます。
でも、このグリップにカメラをセットすると下の画像のようになると思うのですがその時、フィルムの巻上げやシャッターボタンを押すのはどの手でやるんでしょう???
ちょうど、そのことが気になっている最中にご来店された常連さんに「どう思います?」って相談してみたら、最初に出て来た答えが「エギザクタ用でしょ!(^^)」と。
たしかに、あのカメラなら左手巻上げ・左手レリーズですからね~。でも、日本製の汎用品っぽい製品なのでエギザクタ限定とは思い難く、、、
ケーブルレリーズを通す穴がありません?とか、ムービー用?などなど~いろいろと考えているのが楽しい時間。
その使用方法を聞けば、きっと「あ~」と思うようなことなんでしょうけどね。
ブラックのペンタックスS3、我楽多屋で何度も物々交換をご利用くださっているお客さんが少し前に放出されたものです。その時点ではシャッターが不動でした。
その後、それを買って行かれたお客さん(我楽多屋で買って直したカメラを何度も見せてくださっている)が「直りましたよ~」と見せに来てくださったことがありました。
「フィルム入っていないので、シャッター切っていいですよ」と言われたので、チャージして1回目のレリーズをしたら何故か途端に不動になっちゃいました。うわ…責任重大…と思っていたら、「あ、原因分かるので再度調整してきます」とお客さん。
で、この画像は再度ご持参いただいた時に撮りました。ファインダーも綺麗になって覗き感もシャッター切った感も実に良い具合でした。
ちょっと話がややこしくなるかもしれませんが、再度ご来店いただくまでの間に元々このS3を持ち込まれたお客さんが来られたので、「この前のブラックのS3。買って行かれた方が直して見せに来てくださって、喜んでいらっしゃいましたよ」とお話する機会がありました。
その方は「私も直そうと思って入手したんですけど、シャッター幕まで手を出すとちょっと手間も掛かるので、結局なかなか手を付けられなくて…。いつもこういうものばかり持ち込んですみません」と。でも、そのカメラを必要として直してくれた人の所へ行ったことに安堵してくださっているようでした。
で、結局のところ。私がシャッターを切ってまた不具合を起こしてしまったことで、再度直してご来店いただくことになったことで、直したお客さんにも前オーナーさんに伝えた話をすることが出来たわけです。
持って来た人と直した人の両方に、橋渡しをした店としてご報告が出来たことがちょっと嬉しくてブログネタとしました。
もう一つ面白いことがあって、S3を直した人が次に買って行かれたミノルタSR-1ブラックは、S3を持って来た人が次の時に持ち込まれたもの。同じくシャッター幕に何かある系の状態という~。
先週から何故か続いている「~人」シリーズ、「消す人」「座っちゃう人」「書く人」に続く第4弾「切る人」。
ずいぶん前に、ニコンF用ニッコールレンズの標準50ミリ用フードを切って深さを浅くして、広角28ミリ用くらいに加工したフードが出て来たことがありました。
大きな「F」マーク入りなので、中古カメラブーム以降はいい値をそこそこ維持しているフードを切ってしまっいますが、これがいつ切られたのかは不明です。現行品当時に切られたのかもしれないですし。
このフード、何故か売り物にせずに、いまだに店のバックヤードに置いてありました。それを今回、引っ張りだしてくるようなフードが現れました。
ライカの90ミリ・135ミリ用フードを標準50ミリ用くらいに加工しているのです。これもいつ切られたのか不明ですが、ライツ製品は現行品当時からそれなりなお値段がしていたはず。
切ってしまって勿体ない~という意味合いで話題にしているわけではありません。加工した持ち主さんに何らかの理由があってされたことでしょうし、加工後はそのスタイルで役に立っていたのでしょうから。
ただ、ニコンとライカ、日本とドイツの人気メーカーのフードでこうして同じように切って加工されているものが、今 我楽多屋に揃っていることに何か不思議さを感じているだけのことです。
2006年6月に登場した、ソニー初の一眼レフデジタルカメラ「α100」。
ちょっとセンセーショナルでしたね。コニカミノルタがカメラ事業から撤退して、デジタル一眼レフ事業をソニーへ譲渡したのが2006年3月でしたから、僅か3ヶ月で「SONY」のネームを掲げた一眼レフが登場したんですもん。
裏では当然に大人の事情があったわけで、レンズマウントはミノルタ時代から続くαマウントで、アクセサリー類も互換性がある。ただ、「α」のロゴは大きく変わりました。
そして、改めて今回よく見て気付いたのはα100って、ボディ前面には「α」としか記されておらず、「100」が記されていないのです。
確認すると、後から出て来るSONYのαシリーズは全機種ボディ前面に、αと数字で構成された機種名が記されています。ミノルタ時代もそうでした。
では、ボディのどこに記されているかというと、背面にある液晶画面の下に小さく「α100」と記されているだけ。この意図はどういったことなんでしょうね??