★本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
昨日、ペトリV6Ⅱ(上の画像左側)の動作チェックをしている時に気付きました。
このカメラ、シャッターを切った時にフィルムカウンターが進むんです。今まで同じカメラを何度も触って来ているのに違和感を覚えることなかったんですが、今回はとても気になってしまいました。
で、同じペトリのFTE(上の画像右側)で試したら、巻上げレバーを巻き上げた時にフィルムカウンターが進みます。こちらはごく自然に感じられました。
だって、店にあるカメラを全部じゃないですが10数台で確認したところ、全てが巻上げた時にフィルムカウンターが進みましたからね。これが普通なんです。
まさか今回チェックした個体だけ何かの間違えでそうなのかもしれない…ということも有りえるので、私物のペトリV6があることを思い出して確認しました。私物のV6もシャッター切った時に進んだので、ペトリの一部にそういう仕様があるってことになります。
そうだそうだ、ペトリペンタも持っているので確認しようと思ったら、、、これは私の所へやって来た時から不動品なので確認出来ずでした(>_<)
下の画像、上側がペトリV6Ⅱで下側がペトリFTE。FTEを含め、世の中ほとんどのカメラは巻上げレバーがあるボディ右寄りにフィルムカウンターがありますが、V6Ⅱはボディ左側にフィルムカウンターがあるのです。これがカウンターの進み方の違いを生んでいる理由なんでしょう。でも、何でV6Ⅱは左側にあるんでしょ???
追記:巻上げレバーが底面にあるカメラ数機種も試してみました。巻上げレバー底面でフィルムカウンター上面というパターンでも巻上げた時にフィルムカウンターが進みました。
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言葉だけでは説明しづらく...画像を付けて詳しい人ならやっと分かるレベルのネタ~を持って来る常連Yさん。これはちょっと嫌がらせなのか?と思ったりしながら書いています(笑)。
まず、フロントキャップを付けた状態では変に疑いの気持ちを持たなければ、リコーのパンケーキレンズだろうなぁと思うわけです。
でも、キャップを外すとこんな状態なんで、なになに?と思ってしまいます。
ヨミ通りにXRリケノン45mm/F2.8であれば、こんな姿をしているはずなんですけどね。
そこで、Yさんが得意気に説明されたのは、XRリケノン45mm/F2.8の名板が外れてしまったものをジャンクで見つけたのだそうです。名板が欠品しているわけじゃなくて接着が剥がれているだけなので、貼り付ければ良いだけのものを。
その外れた名板を裏返しに置いて、上からリング(52→55のステップアップリング)で締め付けて固定したら、まるでフードドームを付けたようなデザインになったんです!と。ケラレもないそうです。
それを聞いてから改めて見る(上から2番目の画像)と、確かに!って納得できます。
が~えらいマニアックな話ですよね…。日頃から「通りすがりのただのカメラ好き」を自称する人が言うレベルの話じゃない。
こちらから一点ツッコミを入れさせていただくと~ステップアップリングで押さえているということは、フロントキャップは45mm/F2.8本来のキャップよりワンサイズ大きくなっているわけで、ちゃんと「RICOH」ネームが入ったワンサイズ大きいキャップをお持ちになっていて、やはりマニアックだなぁ。
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「これ何か分からないんだけど、置いて行くので適当にして~」と置いて行かれた3点。
一番大きなやつ、常連さんが言われるには~本体がエアーシリンダーみたいになっているので引き上げて止めてから、上部側面から出ている腕のような部分を引くことで下部側面の突起部から空気が抜けるので、エアレリーズのようなものではないか???さらに、腕の部分を引くのに巻き尺状になっている糸を使って離れた場所から引くのでは???と。
本体にはブランドや国名など含め一切何にも文字など記されていませんし、前述のような推測をされた常連さん自身も半信半疑?のよう。正直なところ、私も本当にカメラに関するものなのか分からないまま受け取りました。ま、こういうのを調べるのが好きなので全然OKなんですが~。
近ごろ便利なGoogleの画像検索してみましたが同じものは現れず…、似たようなものはあっても…結局よく分かりません…。
このまま何にも分からなきゃ~カメラと一切関係ないかもしれないし、このブログで話題にすることもなかったのですが、一緒にあったこれ(下の画像のもの)を画像検索してみたら~
一発で同じものが出て来たうえに、カメラ関係のものだったので話題にしています。皆さんはこれ知っていましたか?
私は見たことはあったのですが、何に使うのかはピンッと反応出来ず…画像検索の結果を見て「あぁ~」となりました。
ソレノイドを利用したフラッシュシンクロナイザーで、フラッシュとシャッターをシンクロさせるもの。レンズをボードに付けて使用するような大判カメラなど用です。
*分からなかったやつ、恥を覚悟で話題にしています…。間違った使い方をお笑い草にしないでくださいね。お分かりになる方いらっしゃったら優しく教えてください。よろしくお願い申し上げます。
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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第297回目のテーマは「ドリップコーヒーと印画紙の現像は、似ているところがあることに気がついた」です。
こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine3.html
*閲覧は2024年10月初旬まで
古いデジタルカメラのバッテリーってのは、ちょっと厄介ですよね。
最新型を使っている分には気になりませんが、古い機種を使おうとするとカメラのモデルチェンジとともにバッテリーも変更されていることが多いもの。
既に純正バッテリーが入手出来ない…なんてことがちょいちょいあるし、使い古されたバッテリーは寿命を向かえて容量が極端に少なくなっていたりします。サードパーティー製の代替品がある場合も多いですが信頼性の点で…。
一方、フィルムカメラで使用するバッテリーの場合、そのカメラ専用のバッテリーということはまずないので、数十年前のカメラでもバッテリーで困る~ということが少ないのが安心点。
そんなフィルムカメラの中にも、国内での製造や販売が終了してしまっているバッテリーを使用するカメラもあるにはあります。その主だったバッテリーが、H-D(MR-9)と4LR(SR)44という電池の2種。(*4SR44は現在また国内ブランドで販売されていますが…かなり高価)
ともに、現行品のバッテリーにアダプターを使うことで代用が可能なので致命的な問題ではないうえに、国内での販売が終了した後も海外(中国あたり)で継続して製造(水銀電池はアルカリ電池になって)されていたりするので、ボチボチとそれが流れて入って来たりしていました。
ここ数年はコロナの影響だったのか!?あまり見掛けることが無かったような気がしますが、最近またボチボチと流通し出しているような感じ。
なので~うちで買ってもらう必要もないのですが、今、我楽多屋にはそれぞれ少しずつあります。
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整理の追い付かないレンズフィルターがバックヤードにちょこちょこあったります。
買取りや物々交換でやって来るフィルター。既に店に同様なフィルターが並んでいたり、あまり売れ筋ではないフィルターの場合は、詳細なチェックや袋詰めなどを後回してにすることがあるからです。
数日前に整理をしたのは、ある人から放出されて1年半~2年近く経過したフィルターたち。前述のように先に整理をしたフィルターもあったのですが…上下の画像2枚分のフィルターが残っていました。
経験上、こんな風にフィルターばかりが各種ある意味雑多にまとまっていると、ガラス面の状態の良くないものが多いものなのです。でも、1枚1枚チェックしていくとほとんどが状態の良いものばかり。中には埃が乗っているものもありましたが、掃除をするとガラス面にキズや変質したようなものはごく僅かでした。
実はこのフィルター、昨年亡くなられた写真家先生がご存命のうちに放出されたものなのです。そうを思うと、ものを大切にされるキッチリとした先生のご性格が出ているなぁ~と感じられ懐かしくなりました。
天国にいらっしゃる先生へ「ちょっと遅くなりましたが、必要な人のもとへとシッカリ橋渡しをさせていただきますよ」と心の中でつぶやきました。
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先週、お客さんからレンズをもらってしまいました。それもライカのレンズ。一眼レフ用のエルマリートR90mm/F2.8です。
1年以上前から私の手元にはライカフレックスがあります。実はこれも別のお客さんから「不動品なので、これは置いて行きますから」と言われたものでした。でも、このお客さんはその前後に継続して物々交換をご利用くださっていたので、それらと一緒に物々交換の査定でお礼はさせていただいております。
以後、そのライカフレックスに付けられるレンズを持っていないことはブログでも話題にしたことがあって、そのことを今回のお客さんが覚えていらっしゃって「これはあげる!」と。至極恐縮に思いながら、お言葉に甘えてもらってしまいました。
もらってしまった以上、これは売らずに手元に置いておきます。ボディの方も直すこと考えようかと...。
実は先週このお客さんからは、少し品数のまとまった買取り依頼をいただきました。その時「このレンズは買取りとは別に~」と気を遣ってくださったのです。なので、買取りは買取りでレンズはレンズなんですが、お客さんの希望通り満額の買取りのためにちょっと上乗せを頑張ったので、わたし的には少しお返しをした気持ちなんです…。
今回の件、最近のブログの中にいろいろと伏線というか暗示するようなことがあったように思えて仕方ありません。6月23日付けのブログで「もらう」ことに書いてますし、6月29日付けのブログで「ライカレンズを持っていない」ことを書いているのです。
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このカメラ、私は今回が現物を初見かと思います。仲間の業者から回って来た「Vivitar V3800N 50mm/F1.7付き」。
チェックをすると、レンズに少しカビ、露出計がズレという状態でした。シャッターは数回切ってみて~大丈夫と判断しました。
値札を確認して、さぁ店に並べようかと思って~何気に巻上げレバーを操作したらシャッター切れずに
何度でも巻上げ出来る状態に。こりゃ、ダメだ…と思ってバックヤードに下げたのです。
下げてからも何度か動作確認をすると普通に動作する時もあるのですが、そこそこ繰り返し何度でも巻けてしまう症状もみられました。
その業者が次に来た時に状態を伝えようとすると、まったく普通に動作するのです。正直かなりな回数の空シャッターを切ってみたのですが…。業者に仕切りを値を下げる承諾を得て、値札の価格をそれなりに下げて、そういう症状の可能性あり…で様子を見ながら、店に並べようということに。
で、翌日。値札を付け替えて店に並べようとしたら、また全然まともに動かないのです。ダメだこりゃ…。
数時間後、興味本位で試したらちゃんと動きました。スミマセン、ちょっとヤケになって20~30回シャッター切りましたが、今だに大丈夫。私はもう、これを動作品として売るのは無理です…。
さて、このVivitar V3800Nというカメラ。コシナ製では?と思う人もいらっしゃるでしょうが、これは中国製と思われます。カメラの各所にアレを思わせる部分があるのです。2007年にKenkoさんが突如発売した一眼レフカメラKF-1N他のあのシリーズに似ているのです。
下の画像で赤丸の中にある多重露光ボタン(これが今回の不具合を起こしているような気もしていますが…)や、黄丸の中にある絞り込みレバーがソックリ。
ということで、ボディにはどこにも「MADE IN CHAINA」とは記されていないんですけども、今回の個体のトラブルは中国品質…ゆえなんでしょうかね…。
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