1995年、ニコンさんにしては遊び心が過ぎるようなレンズセットが販売されました。その名も「おもしろレンズ工房」。
3本セットで構成されたその内容は、「Fisheye Type 20mm1:8」「Soft 90mm/Macro120mm」「Tele Lens 400mm1:8」と4種のスペックを楽しめるものでした。
興味深いことに、レンズ鏡胴のどこにも「Nikon」の表記がされてなくて、これは後世にニコンの商品として残したくないのだろうな?とツッコミを入れたくなったものです。
その代わりに、レンズのスペックが書かれたシールやかなり緩いキャラクターとともにスペックが書かれたシールが付属されていました。*2000年に再生産された際には鏡胴に小さく「Nikon~」と記されるようになりますが。
さて、そんなトイ感覚溢れるレンズだったのでレンズフードが用意されていることは全く知りませんでしたが、2000年の再生産時にどうやら別売り品として、Fisheye TypeとTele Lensにはフードが用意されていたことを今回初めて知りました。
それでも、フード自体にはブランドや型番表記などは一切されておらず、これだけで出てきたら何のフードかサッパリ分からないと思います。でも、メタル製で簡素ながらちゃんと造られたフードです。
下の画像は常連Yさんが見せてくださった、Fisheye Type用のフードです。
情報提供くださったYさん、感謝です。これで万が一、このフードが出て来た際にはちょっといい値付けが出来るようになります(^^)
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気付いたら、2年足らず前にもセルフタイマーの芯棒の調整の仕方について案内していましたが、再びやります。
今回はパッケージの裏側に記された図解がありましたので。
シャッターボタンってカメラによってストロークが異なるので、使うカメラに合わせてセルフタイマーの芯棒の出方を調整する必要があります。
とはいえ、大体はそのまま使えるんですけどね。それゆえに、ストロークの合わないカメラに出くわした時に調整の仕方が分からなくなる…なんてパターンが多いんだと思います。
前回は、バラした状態の画像を載せたうえで調整の仕方を文章で案内して、調整した結果の画像を2枚載せました。以下抜粋します。
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上の画像のようにバラしてしまう必要は無いのですが、構造を分かりやすくするためにバラしました。先述のように芯棒を覆う筒状の金具とそれを覆う金具はこのように別物です。この二つの金具のねじ込み加減を調節することで、下の画像のように芯棒の出方を調整できます。
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で、今回は図解。
両方があって、余計分かりやすいような気がしました。そりゃ、一番は実際にやってみることなんですけどね。
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プラクチシックス(PRAKTISIX)をご持参のお客さんが「ちょっと合わせてみたいものがあるんですが~」と、ネックストラップを吊るしてあるコーナーの前に行かれて「穴の開いた金具の~」と言われました。
ペンタックスかマミヤ(どちらかは既にお試し済みだった模様)の中判カメラ用の金具付きのストラップをお探しのようでしたが、残念ながら現状どちらもありませんでした。
いま現在使っているプラクチシックスのストラップが切れてしまいそうなので、代用品をお探しとのこと。
「合ったところで少しだけ値が高くなっちゃいますけど、ハッセルブラッドは試してみます?」と案内すると、やってみましょう!ということになりました。
結果、「少し削れば大丈夫そうですね!?」と言われるので、「う~ん...私からは大丈夫とは言えませんが(^^;)そこは自己判断で~(^^)」と。
まともなものを削ってしまうのは申し訳ないけど…と言われながらも、削る気満々でお買い上げくださいました。
このハッセルブラッドのストラップ、以前なら案外とすぐに売れる値付けをしていたのに少し長居をしていたので、これで活躍の場が得られるのも有りということで!
【追記】後日ご報告に来てくださいました。ご自身で加工された結果、特に問題なく使えているそうです→https://www.facebook.com/arrowcamera/photos/6033038613434954
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ジャンクカメラ8台の他に、フードやフィルターなどのアクセサリー類を物々交換でお持込みされた方の品物の中にあった双眼鏡。
ケースにもネームプレートにも「FUJI Meibo」と記されていますが、FUJIってあのフジ?と思っていたら、反対側のプレートに「FUJI PHOTO OPTICAL」ってあったので、富士フイルムのフジ。
この個体は何かの記念品であるらしく、前側のネームプレートには他にも文字が記されています。
「1969」はなんと私の生まれ年。
「HAKUHODO Incorporated」あの博報堂。
「XXlst IAA TOKYO CONGRESS」が意味不明なので調べてみました。多分、IAAは日本国際広告協会らしいです。広告代理店の博報堂さんと結びつきますしね。で、その協会の何らかの会議が1969年に東京で開かれた時の記念品なのかなぁ…と。XXlstは全く分かりません。
ちなみに現在、日本国際広告協会は電通銀座ビルにあるらしい。
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別に珍品ってことはなくて、時々中古で出て来るライカのケーブルレリーズです。現行品でも長さ50cmのものが手に入るようです。
これはその半分の25cmの長さで、古い「Leitz(ライツ)」刻印のもの。指の腹で押す部分に超小さ~く刻印されています。その先の柄みたいな部分には、もう少し大きな文字で「GERMANY」とも刻印されています。
これらの刻印が無い国産品だと何てことない僅か数百円程度でしょうが、ライカ純正(これはライツだし)だとちょっといい値段を付けられますね。
参考に検索したら、メルカリに15,000円で出品されてるの有りましたけど、それじゃ、現行品が新品で2本くらい買えちゃいますよ…(>_<)
さらに、もう少し短いのも有ったような気がするのですが…それについての自信はなく、逆に長~いのを思い出しちゃいました。あれは9年前、我楽多屋店内中央のジャンクテーブルをぐるっとひと回りする長さで、6mもありました。
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母親が数年前から「押入れに雑多に仕舞い込んだままの昔の写真を整理して渡すから〜」と話していました。80歳に近づき、今よく言う終活の一環なんだと思います。私も懐かしい写真を見られるのを楽しみにしていました。
先日、コロナ禍のステイホームで兄と私のを分けて整理できたと言うので取りに行って来ました。
これらがそれです。整理ってバラバラじゃん!とビックリした人もいるんじゃないでしょうか?
私は状況をおおよそ知っていたのでビックリしていません。もともと、整理されずに箱の中へそれこそ雑多に放り込まれていた写真が大半なのです。アルバムに貼られていたものも一部あるようですが、兄と私の分を分けるために剥がしてしまったようです。
それについては何の問題もありません。整理してアルバムを新たに作ろうとすると、それがハードルになって整理が進まないこともあるでしょうから。こうして、見える形・手に取れる形で残っていることが大事と思います。
今までこのブログで何度か話題にしていますが、デジタルの時代になって写真を撮る機会が増えても、プリントせずに長年放置する人が多くなっていることが問題だと思います。写真への意識が高くて、データを複数保存したりシッカリ管理している人って、実際は少数派なんじゃないでしょうか。
すると、機械を通さないと見られない画像は、いつのまにかデータが壊れて開けなくなってしまったり、スマホごとや誤ってメモリーカードごと処分してしまったり、、なんてことが十分にあり得るんですよね。これは本当に残念なこと。二度と戻らない子供の頃の思い出写真が無くなってしまいます。
その点、フィルムの時代はプリントするのが基本ですから、失敗写真も含めて意図して捨てない限り見える形・手に取れる形で残ります。
今回、懐かしい写真からいろいろな記憶が甦りました。捨てずに保管していてくれた母親に感謝です。
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★本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
最近、2台続けてキヤノン一眼レフをお買い上げいただいたOさんが、こんなことを言われました。
「ボディにちょっとエクボがある方が私はいいんですよね!」と。ここで言うエクボとは上の画像で赤い矢印で指し示したようなボディにある小さな凹みのこと。多分、キズなんかも同じ見方をされていると思います。
1台目はキヤノンフレックスRPのブラックボディでした。完全に不動品だったのですが、全般的に綺麗な状態でした。Oさんは自分で直すのに挑戦しよう!と思ってお買い上げくださって、わずか数日で修理に成功してフィルムを入れた状態で見せに来てくださいました。その時に「直せたとして、ボディのこの小さなエクボが無いと、勿体なくて使えなくなってしまうじゃないですか。いい買い物をもらいましたよ」と言ってくださったのです。
2台目はキヤノンFTb-nのブラックボディ。これも全般的に綺麗な状態なうえに現状使える状態でした。Oさん「これもここに小さなエクボがあるじゃないですか。これが買って使おうと思った理由です」と。
これで、以前から所有されているキヤノンF-1と「黒のキヤノン、3台体制で使いまわせます(^^)」と。
カメラの楽しみ方や買い方は人それぞれ。Oさんの場合は「ピカピカに綺麗で整備されたカメラを買っちゃうと逆に使えなくなっちゃうじゃないですか、値段だった高くなるし~」とのこと。
さらに、「我楽多屋さんの場合は壊れているものはそれを覚悟して買うし、現状売りのものもその値段に納得して買うわけだから、気が楽でいいんです」と言ってくださいました。
楽しみ方や買い方がいろいろあるように、店もいろいろなタイプがあっていいのだ~と励まされた気分です。
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そもそも作られた年代に少し差があるかもしれないので、一概に比較をしてはいけないのかもしれませんが…。
ライツとニコンの革製ファインダーケースです。
私はずいぶんと前から、このニコンの革ケースが好きで何個か持っています。以前にも一度話題にしたことがあったはずです。ありました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2010/03/fujisan.html
今回、ライツの革ケースと改めて比較をしてみて、「これはドイツ製に全然負けてないなぁ~」と自信を深めました。
決して革フェチとかじゃないんですけど、こんな小さいのに手を抜かずにシッカリ作られた感が何とも言えないんですよね。
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