★本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
レンズメーカーゆえのアイデア、タムロンの「アダプトールシステム」は、マウント部分を換えるだけで1本のレンズをいろんなマウントのボディへ取付けを可能にしたシステムでした。
ここにあるアダプトールには「FOR FUJICA」と記されています。
スクリューマウントなので、42ミリ径のいわゆるプラクチカマウント(M42)なんですが、このアダプトールはフジカの開放測光に対応したタイプになっています。
具体的には画像の黄矢印の先にあるのが開放値をボディへ伝えるツメです。
ちなみに、フジ純正の開放測光対応レンズをペンタックスなどのプラクチカマウントボディへ装着しようとすると、このツメがボディに干渉してちゃんと装着出来ないのが普通なんですけど、このアダプトールのツメはペンタックスなんかに付けても変に干渉することが無い模様。
ミノルタα8700iの白バージョンは、1990年に日本人初の宇宙飛行士秋山豊寛氏が宇宙ステーション・ミールへ持って行くカメラとして、α8700iが選ばれたことを記念して限定8000台で発売されたものです。標準ズームとスピードライトがセットでホワイトパールに専用塗装されていました。
我楽多屋に最近やって来たボディと、もう何年か前からあるスピードライトを組み合わせてみましたがレンズはありません。画像では同じスペックの通常版レンズを付けています。
こんな話題をすると、レンズを「呼ぶ」かもしれないと思ったりしています。
改めて、ネット検索をしてみたら~ミールバージョンについて、ホワイトパールが黄ばんでいるものが多いとか、グリップの樹脂部が劣化しているとか、ファインダー内部の液晶漏れが~というウィークポイントが散見されました。35年前のものですからね…。
今回の個体はそれほど黄ばんでいないと思います。グリップ樹脂の劣化はオリジナルのα8700iでもほとんどの個体で劣化が進んでいますが、この個体はまだマシな方かと。
ファインダー内部の液晶漏れについては、私は今まで認識していませんでしたがこの個体を見て認識しました。こんな感じ。
これでは、表示されるシャッタースピードや絞り値が見取れませんね。
画像は昨日のお客さんカメラなのですが、昨日のブログで話題にしたライツのダブルレリーズを買いに来られたお客さんのカメラです。
あのダブルレリーズを話題にしたキッカケは、ロックネジのある位置がそれぞれ違ったから。
でも、ダブルレリーズ自体の商品性にはそもそも期待していなくて、話題にしたところで販促的な思惑はゼロと言っていいほどありませんでした。
ところが、昨日の開店早々にご来店のお客さんが二つともお買上げいただき、お昼前には長徳ボスからメールで「あれは売り物ですか?」との問合せがありました。
そして、お昼過ぎに画像のお客さんがご来店くださったのです。画像の中で手に持っているダブルレリーズのケーブル部分が硬くて使い難いそうで、代替品を求めて走って来られたのでした。
お客さん曰く「最近はどこのお店にもこのダブルレリーズ見当たらないですよねぇ」と。わたし的には元々から決して流通量が多いものでもないだろうし、ビゾフレックス自体が最近は人気が無いから~期待はしていなかったわけですが、我楽多屋界隈には世の中一般と違って、ビゾフレックスを使っている人の率が高いのかもしれないな~と新たな発見でした。
ライカのビゾフレックス用ダブルレリーズなんですが~今回の2個はケーブルの先を見るとそれぞれ違います。ひとつはバルナック用で、もうひとつはM型用なんです。
その差は、ケーブルの先っちょ2本とも被せてネジ込むようになっている方がバルナック用(画像上側)で、先っちょの片方が先が尖ってネジ込むようになってる方がM型用(画像下側)。
そして、もう1つ差がある部分に気付きました。レリーズのロックをするネジの位置が、バルナック用は握り部の下の方にあってM型用は上の方にあるのです。
この差が気になって、ネット検索してこのダブルレリーズを探してみると、そのほとんが上の方にあるタイプでした。中には、上下に付いているものもありましたが…??
とりあえず?念のため?ここにある2つで上にあるのと下にあるので、なんか?ロックの仕方に違いがあるのか?と思って、操作してみたら...ロックネジが下の方にあるバルナック用のロック機能が不調で比較が出来ませんでした(>_<)
Facebookページにはチラッとアップしたのですが、ゾルキーI型の軍幹部に記された鳥(鷹?)のマークが何なのか?不明なままです。
1羽大きく記されていて、その左に3羽遠くに飛んでるみたいな線も引かれています。
そして、こちらはFacebookページにはアップしなかったのですが、巻上げノブにも文字と数字みたいなのが記されています。数字の「196」くらいが辛うじて読み取れるくらいで、他は読解出来ません。
何なのか分かる方、同じの見たことある方、何か教えてください。
田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第306回目のテーマは「レンズキャップに興味を示した事は無いけど、二代目さんの研究は人間国宝クラスです」です。
こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine3.html
*閲覧は2025年7月初旬まで。
1953年の発売とされている、岡谷光学機械製の「ロードⅠ」です。
ロードの多くの機種に装備されているフィルムカッターは、この初号機から採用されています。
フィルムカッターについては過去にも話題にしていて、フィルムが貴重な時代にフィルムを無駄にしないために必要分だけフィルムを切って先に現像する~などの使われ方をしたのだろう的な書き方をしました。
しかし、最近聞いた噂によると、この初号機Ⅰ型は400台ほどしか製造されていなくて、そのほとんどが新聞社向けに販売されたものだというのです。
何故に新聞社なのか??当時はまだ取材など撮影後のフィルムを迅速に本社などへ届ける手段として伝書鳩が使用されていて、鳩が運べるフィルムの重量には限度があるため、フィルムを切って鳩にくくりつけて運ばせていたのだそう。
そもそもが新聞社などからの要請でフィルムカッターを付けたカメラを作ったというのです。
★本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
これ何か分かりますか?こうやって並べてあれば、だいたいの人が想像つくんじゃないでしょうか。
ちなみに、我楽多屋にこれが入って来るのは初めてだと思います。
大きな望遠レンズ用のカバーなんです。防水効果があるらしいですが、レンズの形状に合わせてこれだけ分割式の装着だと、隙間から水が入ってしまいそうな気もしますけど…。
持って来た仲間の業者によれば「欠品なく全部揃っている~」とのことですが、何のレンズ用かは不明のまま。
調べようににも、一番前玉側に付ける部位に「Chasing Birds 追鳥」と記されているタグが付いてるだけで、品番も何用かも記されていません。
穴の位置や数から何のレンズ用か?調べれば見当が付くのかもしれませんが、断定出来るところまでは至らなそうなので、その手間は省きます。その代わり、新品で買えば1万円ちょっとするみたいですが、1/10くらいの値付けで出します。