アダプトール
AF化で事情は変わってしまいましたが、MF時代にレンズメーカーのタムロンはマウント交換式レンズにすることで、複数メーカー持ちのカメラユーザーへの利便性を図っていました。
それがアダプトールシステム。
既にAFレンズも多数登場していた時期ですが、1993年版のカメラ総合カタログを見ると、MFレンズ群の欄に「1本のレンズがどのカメラにも使えるタムロン独自の交換マウントシステム」と題して、「カメラボディのエレクトロニクス化、機能の変化に対応してマウント部分も変化していきます。タムロンレンズは交換マウント方式により、交換マウントを取り換えるだけで、旧タイプから最新鋭までほとんどの35㎜一眼レフカメラに装着できます」と謳っています。
で、そこに載っているアダプトールのリストがこれ。揃ってますねぇ。
キヤノンEOS用やミノルタα用も機能制限付きで製品化されていました。ただ、これらはある時点で早々に生産を終了したようですが。
今日、この話題を持ち出したのは、一番上の画像の「ローライ/ホクトレンダー用」のかなり珍しいアダプトールが出てきたからでした。
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