我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2022年10月

2022年10月31日 (月)

「minolta」

 

★明日11月1日(火)、我楽多屋は出張買取り業務のため店舗休業させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

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ミノルタの旧ロゴ文字が好きな人って、案外と多いんじゃないかと思います。

そういう人なら欲しがりそうなものが今、我楽多屋にあります。

縦15mm×横72mm、暑さ0.05mmくらいのアルミ?製のネームプレートです。

その大きさからして、普通のカメラやレンズに付いていたものではなくて、何か別の機器に付けられるべきものだったような感じです。

「付いていた」ではなくて「付けられるべき」と表記したのは、このネームプレートの表面には保護シールが貼られたままの未使用品だから。

同じものが20枚くらいありますので、我楽多屋で売ろうかな~と思っております(^^)

 

 

2022年10月30日 (日)

改造品の文化だってあるはず

 

★本日10月30日(日)、我楽多屋は臨時休業させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

★また、11月1日(火)は出張買取業務のため店舗休業日とさせていただきます。

 

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少しややこしい話かもしれませんが、わたし的には大事なことをすっかり忘れていた感があって、非常に悔しいというか…申し訳ない…ことなので書かせていただきます。

2週間前に「約80年前の状態に」というタイトルで、ロイコを連動距離計式に改造したカメラを話題にしました。

もともとこのカメラを我楽多屋に持ち込まれたのはOさんで、「私には手に負えない…」的な感じでした。そして、そのカメラの正体を軽~く暴くうようなブログ記事を私が書きました。それがこの記事→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2022/03/suzukis-auto-focus.html

それを見て、Kさんから「非常に興味があるので、もしまだあれば欲しい」と連絡があったので、そのカメラをKさんに託しました。分解・調査の結果、私の上っ面だけの推測より何歩も突っ込んだ実態を暴いてくれました。それを報告したのがこの記事→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2022/06/suzu-1cd5.html

この時にその記事の最後の一文に「そして、既に後日談があるんです~(^^)。また改めて報告いたします」と書いてあるんです。

で、2週間前「約80年前の状態に」戻ったというKさんの報告を受けてブログを書いた時に、『後日談』の記述に気付きながら、あれ?何だっけくらいの気持ちでいたんです。これが「悔しい」「申し訳ない」ことのひとつ。

実は、約80年前の状態に戻すために必要となったドナー個体(←この言い方が正しいかどうか分かりませんが...)のロイコが新宿の某写真機店でジャンク品として売られていることを知らせてくれたのはOさんだったのです。

Oさんはご自身が手放したカメラが元々ロイコを改造したものであることに気付かれていなかったのですが、手放された後の経過を私が口頭でお伝えていましたしブログも読んでくださっていたので、「ロイコ」が頭に刷り込まれていたんでしょうね。初めて立ち寄ったという某写真機店で見つけて知らせてくださったのです。

Kさんにしても、改造された直後の状態に戻したい~と思われたものの、そんなにすぐにロイコが見つかるとは思っていなかったと思います。Oさんからの情報を伝えると、すぐに某写真機店で入手されたわけです。

この見事な連携を後日談としてお伝えしそびれていたことも、「悔しい」「申し訳ない」こと。

改造カメラとはいえ、個人が勝手に改造したカメラではなくて、その時代の文化や背景があって行なわれたであろう業者の手による改造モデル。この手のものもカメラの歴史を考えるうえでは大切な遺産であると思っている人々(Kさん・Oさん、いちおう私も加えさせてください)によって再現されたという意味で、このロイコ改造のSUZUKI'S AUTO FOCUSは大きな意味のある個体だと思うのです!!

 

 

2022年10月29日 (土)

カメラホリック レトロ Vol.2

 

★向こう1週間で二日、臨時休業日および店舗休業日がありますので、こちらでご確認いただけると幸いです→【10/29~11/4の営業日・時間について】

 

 

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早いもので~と毎年言ってるような気がしますが、今回はホントに早く感じました。今年もオールドレンズの澤村徹さんの新刊の季節です。

いつも澤村さんご自身が見本誌を持って来てくださいます、至極恐縮感謝。そして、いつもいろいろと長話をしてしまうのです(^^)

毎度のことですが、私が下手に案内してマイナスになるといけないので本の内容についてはほぼ案内しません。表紙の特集名など見て、少しでもピンッ!と来たら、是非お買い求めください。

ただ、今回の注目は「オールドレンズ・ノベル」と題して、澤村さんが書かれた小説「反転ノクチの妖精」が掲載されていること、私は真っ先に読みましたよ。新しい試みですね。

偶然にもこのブログを書いてる最中に、澤村さんがご自身のブログに「小説を書いたワケ」をアップされました。→https://metalmickey.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-b84abf.html

あと、澤村さんとの話の中で~私がブログでまだ話題にしていなかった、オールドレンズ風に撮れることを謳っているレンズフィルターについて、少しお話を聞くことが出来ました。それ系のフィルターはあくまでフィルターであってオールドレンズではない!という捉え方や、今まで澤村さんが貫いているオールドレンズを使うことで訴えたい信念のようなところをお聞きすることが出来ました。

*去年のカメラホリック レトロ Vol.1の記事はこちら→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2021/10/post-93ce.html

 

2022年10月28日 (金)

10/29~11/4の営業日·時間について

我楽多屋は、以下のように臨時休業・店舗休業がありますので、よろしくお願い申し上げます。

  • 10月29日() 10:00~19:00 通常営業
  • 10月30日() 臨時休業
  • 10月31日(月) 10:00~19:00 通常営業
  • 11月  1日(火) 出張買取業務のため店舗休業
  • 11月  2日(水) 定休日
  • 11月  3日() 10:00~17:00 通常営業
  • 11月  4日(金) 10:00~19:00 通常営業

 

 

韓流カメラ

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昨日のお客さんカメラです。パッと見でコニカC35?と思ってしまったりしそうです。でも、もうちょっと見ると質感などがボルタ判フィルムを使う東郷堂が作っていたような半トイカメラ的な雰囲気も…。

このカメラは1970年代(後半?)に作られたと思われる、韓国製カメラ「KOBICA 35 BC-10」。

ごく簡素な作りながらも、シャッタースピードと絞り値を数段階ずつマニュアル操作可能なカメラです。レンズはちゃんとガラス製。

お客さんは今、このカメラを製造した大韓光学というメーカーについて調査・研究中だそうです。どうやら日本にあったカメラメーカーのアイレスやマミヤと関係があったようだとか…。

同人誌なども書かれているそうなので、そのメーカーについて冊子となったものを見せてもらえる日が来るのかもしれません。詳細はその日を楽しみにしています。

 

 

2022年10月27日 (木)

今度はニコマート

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少し前から、ロシアカメラが8台だったり、ニコンF2が9台だったり持ち込まれることが続いたので、その動作確認の結果を話題にしました。

今回はニコマートFTNが6台です。

今までとの大きな違いは、仲間の業者が動作確認の依頼も込みで持ち込んだものではない点。

30年ぶりくらいにご来店された~という前回にも物々交換をご利用されて、今後も度々利用させてもらいます~というお客さんが持ち込んでくださったカメラです。

前の所有者の顔が見えていること、一回きりのご利用ではないという点で品物への信頼感があります。

ただ~ニコマートはタマ数が多いうえに単価は低いので現状OKと確認出来ても、それほど高評価が出来ない…という残念な立ち位置ではあります。

6台中、1台はお客さんからシャッター不良の申し出がありました。残りの5台はどうでしょうか。もうずいぶん前から話題にしていますが、ニコマート最強説!?みたいなのありますからね。→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/11/post-bb7d.html

結果、残りの5台ともシャッターはちゃんと動作していました。ただ、内蔵露出計については5台とも動いてはいましたが精度に大きなズレがあるものもあって、問題なく使えそうなのは2台でした。

 

 

2022年10月26日 (水)

跡地♨

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、東京お台場 大江戸温泉物語の跡地。

東京お台場 大江戸温泉物語をご存知でしょうか?2003年にオープンしてから昨年9月まで営業していた、スーパー銭湯です。

週末を外せば、かなり空いていて子供が少ないのでゆっくり出来るから~わりとお気に入りの場所でした。なので、閉館はかなりショックでした。

閉館後早々に見に行き、建物の解体が始まっていたとこまでは知っていました。早や丸一年が過ぎましたけど、いまだに更地でした…。

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2022年10月25日 (火)

頭が似てる

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「通りすがりのただのカメラ好き」と言い張り、マニアであることも常連であることも認めないお客さんがネタとして持参されたカメラ2台。

1台は中国製一眼レフ「珠江 S-201」。ブラックペイントの劣化具合?がとても良い感じです。

そして、お客さん曰く「珠江のペンタプリズムの三角頭の感じが、後塗りしたニコンFのアイレベルファインダーのそれと似た感じなので~」と。

確かに、後塗りしたニコンFのアイレベルファインダーの頂点部分、塗り加減のせいなのかちょっと丸みを帯びた感があって、珠江っぽいのです。

しかしですね、そういう着眼点自体がマニアック、いや珠江を持ってること自体がマニアック。

そして、このニコンFのネームプレートが木製の我楽多屋ネーム入りに交換されているあたり、どう考えても通りすがりではない。

 

 

2022年10月24日 (月)

M6が復刻される~

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フィルムカメラのライカM6が復刻販売されることが、ここ数日の話題になっています。→https://leica-camera.com/ja-JP/photography/cameras/m/m6

来月11月の発売予定で、その価格は70万円超えだそうです。

ライカに限らずマニアの間では「復刻を望むカメラは何?」なんて話題がいつの時代も繰り返されていますが、昔の機種をオマージュした~とかではなくて、メーカーがほぼ同じ形のものを復刻製造して販売するというのは実際ほとんど例がありませんよね。

記憶に新しいところでは、今から20年程前にニコンがS3やSPを復刻製造したことがありました。

あの時、S3のシルバーについては製造し過ぎちゃった感があって(生産台数は事前予約制で予約受付数を製造したものの、重複予約や予約キャンセルが多かったそうです)、品物が余ってディスカウントして出荷された…なんてことになりました。ゆえに、復刻S3を後から安く入手した人を中心に使っている人、使った人も多かったと思います。

でも、S3ブラックとSPはキッチリと限定数販売にしたためにコレクション対象とされて、入手した人の家で眠っている個体が多いのではないかと思います。

今回のライカM6は限定数販売ではありませんが、その高価なお値段がどういう影響を及ぼすのか興味深いなぁと思っています。

1984年に発売されたライカM6ですが、記憶にあるのは1990年代初頭ころ並行輸入新品が20万円ちょっとで売られていました。それと比較すると30年で価格は3倍以上です。

ちなみに、ニコンの復刻版はSPがレンズ付きで2005年に2500台限定で69万円でした。もともとのSPは復刻版発売の約50年前の1957年当時レンズ付きで9万8千円でしたので、7倍です。でも、この場合は50年で物価が違い過ぎるので一概に差を比較できませんね。

復刻版M6はどんな人が買って、それを使うのか?それともコレクション向きになるのか?非常に興味深いです。

【注:上の画像は復刻版ではない1985年製造のM6です】

 

 

2022年10月23日 (日)

白いストラップ

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カメラのストラップというと長年、その色は黒や茶というイメージです(でした?)。

もともと革素材のものが多かったのもあるでしょうし、手や首などの脂のほか汚れていくものなので、それが目立ちにくい~色というのも理由のひとつでしょう。

とはいえ、ここ10~20年くらいはカラフルな色のストラップも数多く販売されているようです。デジタルの時代になって、女性ユーザーが増えたのも影響しているのでしょうね。

さて、このARTISAN & ARTISTの白い布製ストラップ。もう何年も前に買取りした品物と一緒に入って来たもの。ブランド名が記されている部分が赤い革製、そのワンポイントがカッコ良く見えたので、自分で使おうかと置いていました。

ただ、少し薄汚れているので一度洗おうかと思ったり、薄汚れた使用感がカッコ良いのでそのまま使おうかなどと思っているうちに、数年が経過しました。

そして、さらに薄汚れたかも...(>_<)

すみません、本日23日には我楽多屋に値札が付いて並んでいるはずです…。