我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2022年10月24日 (月)

M6が復刻される~

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フィルムカメラのライカM6が復刻販売されることが、ここ数日の話題になっています。→https://leica-camera.com/ja-JP/photography/cameras/m/m6

来月11月の発売予定で、その価格は70万円超えだそうです。

ライカに限らずマニアの間では「復刻を望むカメラは何?」なんて話題がいつの時代も繰り返されていますが、昔の機種をオマージュした~とかではなくて、メーカーがほぼ同じ形のものを復刻製造して販売するというのは実際ほとんど例がありませんよね。

記憶に新しいところでは、今から20年程前にニコンがS3やSPを復刻製造したことがありました。

あの時、S3のシルバーについては製造し過ぎちゃった感があって(生産台数は事前予約制で予約受付数を製造したものの、重複予約や予約キャンセルが多かったそうです)、品物が余ってディスカウントして出荷された…なんてことになりました。ゆえに、復刻S3を後から安く入手した人を中心に使っている人、使った人も多かったと思います。

でも、S3ブラックとSPはキッチリと限定数販売にしたためにコレクション対象とされて、入手した人の家で眠っている個体が多いのではないかと思います。

今回のライカM6は限定数販売ではありませんが、その高価なお値段がどういう影響を及ぼすのか興味深いなぁと思っています。

1984年に発売されたライカM6ですが、記憶にあるのは1990年代初頭ころ並行輸入新品が20万円ちょっとで売られていました。それと比較すると30年で価格は3倍以上です。

ちなみに、ニコンの復刻版はSPがレンズ付きで2005年に2500台限定で69万円でした。もともとのSPは復刻版発売の約50年前の1957年当時レンズ付きで9万8千円でしたので、7倍です。でも、この場合は50年で物価が違い過ぎるので一概に差を比較できませんね。

復刻版M6はどんな人が買って、それを使うのか?それともコレクション向きになるのか?非常に興味深いです。

【注:上の画像は復刻版ではない1985年製造のM6です】