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2022年10月16日 (日)

ニコンF2、動作確認の結果

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木曜日のブログで話題にした、9台のニコンF2を動作確認する件の結果報告をしたいと思います。

先に一言コメントすると「かなり落胆しました…」です。

ボディ9台のうち、現状OKと判断出来たのは、たった1台。

残りの8台の内訳は、高速なり低速シャッターに不調があるのが3台、完全なシャッター不良が3台、シャッターはOKだけども他の部分に難があるのが2台。

また、木曜日のブログでも触れた~電池室からボディ上面にあるフォトミックファインダーとの接点までちゃんと導通しているのは、たった3台でした。そのうち1台はどういう訳か…!?電池を選ぶという不思議な状態でした。

そして、あまり期待していなかったフォトミックファインダー。実はボディよりも1個余計にあったので全部で10個ありました。

10個の中で、まずまず現状OKと判断出来たものが5個もありました。残りの5個の中には動いてはいるものの露出計としての精度で使い物にならないものが3個、全く針が振れないものはたったの2個だけでした。

というわけで、事前の予想とはかなり違う結果となりました。でも、今さらですが大切な前置きをしないといけません。これ、大ニコン様の名誉のためにも大切なこと。

そもそも、このボディ9台がどういう経歴の持ち主なのか?という点。普通にアマチュアカメラマンなどが使用していたカメラを集めたものなのか、それとも一度どこかの業者なりで篩(ふるい)に掛けられて弾かれたものなのか。後者の場合、昨今ありがちな転売ヤーなどによって素人の手が入れられたものの可能性もあるわけです。

私が思うに、普通にアマチュアカメラマンやカメラ好きがワンオーナーで使っていたものや、ちゃんとした中古カメラ店で再販されたものなどを集めたものであれば、あの「ニコンF2」ですから、ここまでボディの状態が悪いとは思えないんですよね…。

でも、時代は流れ~変わる~わけなので、素人の手が入ったりしている品物の流通が増えてきてしまうのも事実。そのためにこうして、しっかり動作チェックをするんですけどね。