我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2019年1月

2019年1月22日 (火)

マミヤ・スケッチ

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今日のネタもまた、昨日のお客さんカメラです。

「マミヤ・スケッチ」です。

その存在を知らない人も多いかもしれません。1954年に発売されて僅か1年程しか製造販売されていなかったようです。

このカメラ、35ミリフィルムを使うスクエアフォーマットのカメラなのですが、発売後間もなくハーフ判で登場したオリンパス・ペンに完全敗北した感じなんだそうです。

ということで、もともとの生産数も少ないのでしょうし、入門機という性格上、代替わり時に処分などされてしまったものも多いのでしょう。現存数は非常に少ないと思われます。

そういう背景もあってか、持ち主のお客さんはかなり状態の悪い個体を入手されたにもかかわらず、ご自身でメンテナンスして使える状態に戻したそうです。

そうそう、もうずいぶんと前になりますが広末涼子さんがマミヤスケッチを愛用している~なんて噂がありましたよね。

私もこの大きさのカメラには非常に魅力を感じます。トイカメラですが「Diana mini」にバランスが似ていると思っています→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2017/10/post-cd02.html

当時の広告はこんな感じだったようです。「フィルムを5割増しに使えるスケッチ判」と謳っています。

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2019年1月21日 (月)

現場経験が無さそうな現場監督

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昨日のお客さんカメラ、コニカ「現場監督ズーム」です。

持ち主の常連KさんのSNSで数日前に購入された旨の投稿は見ていたのですが、現物を見せていただいた私の第一声は「ずいぶん綺麗な現場監督ですね!これはきっと現場には出ていませんね」でした。

Kさんも「そうか、、サボってた現場監督だな」と。2人で笑ってしまいました。

その機種名はもちろんのこと、防塵・防水・耐衝撃をウリにするカメラでしたから、工事現場などで活躍した個体が多いのです。

しかしながら、レンズが単焦点(35mmと28㎜の2バージョンあり)ということで、後からマニア受けもし出しちゃったもんだから、中古市場に出回る現場監督は現場出身の薄汚れたり・キズモノが多いのです。

でも、Kさんのこれは綺麗。それに単焦点じゃなくて、「ズーム版」なんですよね。ズーム版の現場受けがどうだったのか?までは良く分かりませんが、中古市場に出回るズーム版が少ないことは事実です。

現場監督はかなり細めのストラップじゃないと取付け穴を通らないのですが、幸い我楽多屋の在庫に合うのがあったので無事お買上げいただきました。

 

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2019年1月20日 (日)

ビートたけしさん

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タモリ・ビートたけし・明石家さんまの3人が「お笑い界のビッグ3」と呼ばれ出してから、もう30年近く経っていますが、いまだに皆さん元気にご活躍されています。

お客さんがこんなパンフレットをネタに持って来てくださいました。

ビートたけしさん、キヤノンオートボーイの宣伝をされていたんですね。この「オートボーイテレ」の発売は1986年のようなので、ビッグ3と呼ばれ出す直前の頃かもしれません。

当時、オレたちひょうきん族とか見ていましたけど、全然こういうイメージは残っていません。だって、このパンフレットを見るとかなり男前に写ってるじゃないですか!

男前と言えば、キムタクさんも以前はニコンの宣伝をされていましたよね。5年ほど前にこんな出来事がありました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/11/post-839a.html

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2019年1月19日 (土)

tiltall三脚

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三脚のtiltall(ティルト―ル)です。

10年程前に話題にしたことがありました。その後も何度か我楽多屋に並んだことがありますが、いつも早々に売れてしまいます。

私 二代目もこのシンプルなデザインが好きで、1本持っています。

一昨日入荷したので状態をチェックして値段を付けて~と思いながら、レジカウンターの前に置いていたら、そう~10年前のブログ記事にも登場している写真家の飯田鉄さんがご来店され、再びティルト―ルの話題になりました。

店内に居合わせた若いお客さんがティルト―ルをご存知なかったので、そこでさらに話が膨らんだりしたわけです。

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ティルト―ルですが元々はアメリカ人が大戦後まもなくに作った三脚です。それが'70年代にライツの傘下になったこともありました。

私の私物のものは、さらにその後に日本のコニカが限定数で復刻したものです。

今現在は台湾の人がそのデザインなどの権利!?を所有されているそうで、2年前にまた復刻されて販売されているそうです。プロ機材ドットコムで入手できるらしいですよ。

 

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2019年1月18日 (金)

欲しいレンズ

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今から10年くらい前に欲しかったレンズは「ペンタックスDA40/2.8Limited」でした。当時、このブログでも欲しい欲しいと言っていましたが良いめぐり会いが無くて、その代わりと言っちゃなんですが「Loreo Lens in a cap」のPKマウント(上の画像がそれ)を買って、しばらくは慰めに使っていました。

でも、ある時いよいよ我慢できずに店を閉めてから、仲間の中古カメラ屋さんへ走って「DA40/2.8」を買ってしまったのです。

 

そして、この2~3ヶ月の間、欲しくて探しているのが、そのLoreo Lens in a capの「ニコンFマウント」。ネットでオークションも含めて探しているのですが、見つからない。

が...過去のブログ記事を見ていたら恥ずかしいことに気付きました。PKマウントのを入手する前にニコンFマウントのLoreo Lens in a capを持っていたみたいです、私。すっかり忘れていましたが、ある時にニコンFマウントの方は我楽多屋で売ってしまったことを思い出しました。

もしニコンFマウントのを「譲ってもいい~」という方がいらっしゃいましたら、お声がけ願います。普通にキレイな状態であれば、新品定価並みで買いますので、個人的に。

 

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2019年1月17日 (木)

ボロボロCONTAX

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京セラ・コンタックスファンの方には申し訳ないですけど、何故か京セラコンタックスの布素材って質が悪いですよねぇ。

例えば、カメラボディの貼り革やネックストラップの材質。

当然ながら新品時は問題ないんですけど使っているうちに、いや、ある一定の期間放置するとなのかも?

ボロボロと剥げ落ちくるうえに、剥げた後から粉っぽいものが出てきたり、毛羽立ったりします。

今回、ボディは無くてストラップの画像だけなんですが、ストラップの太い部分と細い部分の境にあたる箇所の素材がボロボロ剥がれています。

このまま店に売り物として出すと、吊るしている場合はその下の棚が汚れ、結わいて箱に入れている場合は箱の底が汚れます…。

また、今回は無かったというか最近はあまり見かけないですが、太い部分が合成皮革っぽくて首のラインに合わせて少し弧を描いているようなタイプのストラップ、色は黒と茶がありましたが、あれにおいては、太い部分の縁だけじゃなくて全体的に劣化します。

多分、激しく劣化しているものが多くて処分されて、最近は見かけないんだと思います。

 

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2019年1月16日 (水)

青海寫真館

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、ヒストリーガレージ。

お台場のパレットタウンにあるトヨタ自動車のメガウェブに併設されたヒストリーガレージは、1950~1970年代の懐かしいクルマを多数展示しています。

今までに何度も訪れているのですが、今回は1960年代の東京をイメージしているという館内のファサードに注目したところ、2ヵ所にカメラが並べられていることに初めて気付きました。

一つは青海寫真館と名付けられた写真館。そのウインドウにはかなりの数の懐かしいカメラが並んでいました。

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もう一つは、カメラの他にレコードや雑誌・写真・ポスターなどが飾られたウインドウ。この中には1970年代のカメラも並んでいるのに気付いてしまい、コンセプトと時代考証が合ってないじゃん!とつい職業病が出てしまい、心の中でツッコミを入れてしまいました。

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しかし、ウインドウに並ぶカメラが我楽多屋に並ぶようなカメラばかりであることに、親近感も覚えてしまいました。

 

 

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第231回目のテーマは「非常に珍しい カメラを2台ぶら下げるネックストップ」です。

こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine3.html

 

*閲覧は2019年4月初旬までです。

2019年1月15日 (火)

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昨日は成人の日でした。

私 二代目にとって成人式は19年も前の出来事になります。いちおう区役所の式典に参加して、その後に中学校の同級生と集まったりしたので、人生の節目の一つとして記憶に残っています。

自分の記憶のなか以外にも、こういう人生の思い出が消えないように役立ってくれるものが写真と思います。

19年前はデジカメもスマホも普及していない時代でしたから、フィルムカメラで撮った写真。だから、基本的にプリントしています。こうして、紙になって残っているってことが非常に大切なことだと思っています。

ゴミ箱に捨てたり燃したりしない限り、家のどこかに残ってるはずで、それが何かの拍子にひょっこり出て来たりすればすぐに見られるし、自分から探すにしても探しやすい。

これが、デジタルデータでハードディスクやメモリーカードの中に保存されていたりすると、ひょっこり出て来ることはまずないだろうし、いちいちパソコンで開いたりしないといけないし、捨てても燃してもいないのにデータがどうかして見えなくなっちゃうことも有り得るのです。

デジタルカメラの時代になって、私が一番懸念しているのがこのことなんですよね。基本的にあまりプリントしなくなっていますから。カメラ好き・写真好きの人なら意識している人も多いんでしょうけど、それ以外のふつうの人はほとんど意識していないですよね。

人生の節目の出来事がたとえ記憶に残っていなくても、思い出せてくれるかもしれないのが写真だったりします。

久しぶりにカメラではなくて写真の話でした。

 

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2019年1月14日 (月)

直して返品!?

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先月、ペトリレンズのジャンク品がまとまって入荷してしまったので(笑)、Facebookページにアップしたところ。予想外に早く捌けてホッとしました。

レジカウンターの目の前にカゴへ入れて置いてたので、目立ったのも功を奏したのかもしれません。

10余本あったレンズは1本を除いてすべて標準レンズでした。その1本が画像の135mm。

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このレンズ、他の標準レンズよりも確実にレンズ内部はキレイだったのですが、絞りが動きませんでした。

これを買ってくださったお客さんは「もしかしたら簡単に直せるかもしれない~」とご判断されたことと、私も気付いていなかったのですがレンズの製造番号が「86868」という回文調だったこともお買上げのキッカケになったようでした。

数日してから、そのお客さんが「相談があるのですが~」とご来店。ペトリの135mmの絞りは簡単に直ったけども、もともと持っていたペトリのボディが壊れてしまって使いようが無いのでお返ししたく、物々交換など出来ないでしょうか?という内容でした。

ご理解いただいているからこそ~こういう風にご相談くださっているのですが、ドライに話を進めれば、お客さん都合であって返品対応は出来ませんよね。

でも、事情が事情な上に、レンズの絞りは直っているので(専門家の修理ではありませんが)、お買上げ金額そのままで計算して(結果的には返品対応と同じこと)、差額をいただいて別のカメラをお買上げいただきました。

さて、このレンズ...少し前に別のお客さんから「あげる!」と言ってもらったペトリの一眼レフが1台だけ私物にあるので、それ用に手元に置いておこうかなぁ~なんて思ったりもしています。

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