我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2019年1月

2019年1月13日 (日)

期限切れフィルムの威力

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一昨日11日の16時06分、Facebookページに期限切れフィルムの画像をアップしました。

貼った値札が一部見えていたので、売りものだろう~ということが伝わったのでしょう。1時間後くらいにはお買い求めに来られるお客さんがいらっしゃいました。

11日に3人ほど、明けて12日には4人ほどのお客さんにお買上げいただいて、12日15時頃には合計で30数本あったフィルムがすべて売れてしまいました。

一番乗りはご近所にお住いの方でしたが、続いて、Facebookページを見てバイクを飛ばして来られた方や、11日に数本お買上げくださって12日に再び追加購入のつもりでご来店された方は既に完売後で残念がられていました。

日本語が大変お上手な外国人さんは「もうこんなに売れちゃったのですか?インスタの力ですね!」と言われていました(そうだ、Instagramにもアップしたんだ)。

特におひとり様のお買上げ本数に上限は設けていなかったのですが、他の欲しい人にも回るように~とお買上げ本数を抑え気味にしてくださった方もいらっしゃいました。

今回入荷のフィルムは期限が切れて10年も経過したものがほとんど。それもリバーサルフィルムだったにも関らず、この勢いで捌けてしまったことにちょっとビックリしました。

 

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2019年1月12日 (土)

左から赤・緑・白・青

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この4色の並び方にピンッ!と来る方がいらっしゃったら凄い!

1975年4月から40年以上続く長寿テレビ番組「パネルクイズアタック25」の解答者4人の色の並び順と同じなのです(笑)

何でこんな突拍子もない話なのかというと、推測するに1980年頃のKenkoフィルターのガイドブックに中に「カラーテレビの映像撮影とフィルター」というページがあって、そこに作例として載っていた写真が放送中のアタック25の画面を撮ったものだったからです。

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それで4人の解答者の色と同じ並びに色フィルターを並べてみた~というか、かなりくだらないネタでした。

あと、誤解なきように!カラーテレビの画面を撮影するのに向いているフィルターが、これら4色というわけではありません。

このガイドブックの中で勧めているフィルターは、暖色系フィルター(W4やW8やW10)です。これはそのままの撮影では青っぽくなってしまうのを抑えるためです。

ついでに調べてみたら、Kenkoさんはこの後に「TV-CC」というテレビ画面撮影用のフィルターも製品化しているんですよね。で、我楽多屋の在庫にもありました。

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2019年1月11日 (金)

135mm!!

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今から50年程前、一眼レフカメラが普及し始めているころ、標準50mmレンズの次に手にするレンズといえば、28mm広角か?135mm望遠か?という時代がありました。

そして、28mm/50mm/135mmのレンズを3本セットで所有することがステータスともいえたのです。

しかし、いつの頃からか...135mmレンズは見向きもされないような時代がやってきました。より高倍率の望遠レンズや高性能な望遠ズームの登場などの理由からでしょう。

10~15年くらい前だったか、中古カメラ屋には各メーカーの135mmレンズがキノコかタケノコのように群生して、不良在庫の代表選手のようになっていた時期がありました。

デジタルカメラのマイクロフォーサーズ機が登場してオールドレンズのブームが来ても、残念ながら135mmレンズはイマイチでした。それでも皆さん、オールドレンズ遊びに奔走する間に少しずつはボチボチと135mmレンズにも手を出されたのでしょう。最近では以前のようなキノコやタケノコの群生…に悩むほどでは無くなっていたような気もします。

それなのに!?今!!我楽多屋にはM42マウントのアサヒペンタックス135mmレンズが一挙に並んでいます。

期せずして、「135×135mm展」なる写真展が開催されている真っ只中です。

うちのお客さんも数名出展されています。この写真展の趣旨も『現在では「長い」「重い」「望遠レンズとしては短く中途半端」と確固たる得意な用途を与えられることもなく影の薄い存在となってしまっている気がする35mm判(135Film)の焦点距離135mmのレンズたち』を再認識しようというものらしいです。

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  • 135×135㎜展
  • 2019年1月10日~2月3日
  • Gallery Cafe & Dark Room PAPERPOOL
  • 東京都目黒区祐天寺2丁目16番10号 たちばなビル2階
  • 開催日・開催時間はこちらより確認してください→http://paperpool.wixsite.com/paperpool

 

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2019年1月10日 (木)

10年目の出戻りかも...

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こんな偶然もあるんだなぁ~とビックリしました。

年明け早々、ご近所にお住いのお客さんから「カメラのボディもレンズもなくて、ホントにアクセサリーばかりなんだけど、家が片付かないので持ち込んでもいいですか?」と電話がありました。

そして、持ち込まれた三脚の雲台やストラップなどの中に、これがあったのです。

ストラップのようなこれ。黒い輪っかになった部分を足で踏み付けて、カメラを垂直方向の上に引き上げることで、カメラを固定する一脚のような役割をするものなのです。

以前にもこのブログで話題にしたことがあるので、今回話題にするのをどうしようか迷いながら、過去の記事を検索したら、なんと!!ちょうど10年前の2009年1月8日に話題にしていたのです。ビックリ(◎_◎;) *この記事を書いているのが、2019年1月8日。

で、以下、当時の記事の一部をそのまんま抜粋します。もとの記事はこちら→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2009/01/post-36be.html

 

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以前話題にした「チェーン式一脚」、その後オリジナル品まで作成してみましたが、これと全く同類のものを発見!

しかし、こちらは「チェーン」ではなくて「ストラップ」。ストラップの端(黒い部分)が輪のようになっていて、そこに足を入れて踏みつけて固定するようです。

「チェーン」の場合は、踏みつける位置でチェーンの長さ(=カメラの高さ)を決めるのだけど、この「ストラップ」の場合は、長さ調整のクリップ状のものが付いていて、そこで長さ(高さ)を調整できるようになっています。

そして、今回入荷したのは、写真家竹内敏信先生のネーム&サイン入りの特製品のようです。

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記憶が不確かですが、10年前にこれを買っていただいたのが今回持ち込まれた方で、出戻りのような気もしてきました…。

 

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2019年1月 9日 (水)

ドローン

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、ドローン上げている人。

先週火曜日の元旦にこれを撮ったと言うと「初日の出!」と思われるかもしれませんが、元旦は昼前まで寝ていたので、これは日の入りです。

ドローンを上げている人が砂浜に居たので、ついシャッター切りました。

この後その足でトイザらスを覗いたら、ドローン(おもちゃですが…)を売っていたので欲しくなってしまいましたが...我慢しました。

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2019年1月 8日 (火)

もう M型ライカ

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つい10日程前に、「ついにスーパーネッテル」で話題にさせていただいたばかりのカメラ歴8ヶ月のお客さん。とうとうというか、もう、M型ライカに到達してしまいました。

ネットでライカM2を入手されたというお話だけは年末のうちに、ちょろっと聞かせていただいていたのですが、シャッターレリーズが深いうえに押し続けていないとシャッターが切れない…という不具合を抱えた個体だったとのことでした。

が、年明けて早々に「撮影を終えました~」と現物を見せてくださいました。

シャッターレリーズの不具合はご自身で解決されていました。ライカ純正品で言うとOZTNOという、本来はスクリュー用レリーズをM型ライカに使用する時に使うアダプターを付けることで、普通にシャッターが切れるようになっていました。

私が凄いな~と思ったのは、前述のような症状に対してOZTNOの社外品を入手して試してみた!という発想。切れ者ですねぇ!

そして、M2に装着されたレンズがまた渋い。フロントキャップが付けられた状態でレンズが何か見抜けなかったのが悔しかったのは、フジノン50/2.8。中古カメラ屋廻りを頻繁にされているので、こんな出物にも運良く遭遇されているんですね。

そんな話をしているところへ田中長徳先生がご来店されて、カメラ始めて8ヶ月でこれこれなんですよ~と説明したら、「それは先が思いやられるなぁ~(笑)」とコメントされていました。

 

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2019年1月 7日 (月)

新年早々偽貫禄

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年末に常連さんのSNSを見てから、ずーっと気になっていたことがあります。

その常連さんが、きったねぇ~ライカM6を入手された画像をアップされてたからなのです。

それに影響されて、自分のM6もきったねぇ~くしたくてウズウズしていたのです。もちろん偽貫禄ですよ。

で、新年営業日3日目にして、ついに施工しました。

偽貫禄ですから=上から簡単に塗っているだけですから落とせるのですが、やり過ぎて嘘っぽくなるのも嫌なので、とりあえずは控えめに塗ってます。

ブラックペイントの場合は擦れた部分に真鍮色が出てくるのですが、M6はブラッククロームですから擦れると色が薄れる感じになるので、そんな感じに塗りました。これで、ちょっとウズウズが収まりました。

こんな風にいい加減に上から塗るなんてケシカラン!とか言わないでくださいね。もう7年近くも前から遊びの一つとして、「偽貫禄クラブ」なんてのが存在しているんですよ。

 

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2019年1月 6日 (日)

変わり種ストラップ

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物々交換で持ち込まれた中にあった、ちょっと変わったストラップです。

持ち込まれたYさんに教えてもらわなければ、どんな風に使うストラップなのか分からないまま...ぞんざいに扱っていたかもしれません。

では、どういう使い方をするのかと言いますと、同時に2台のカメラを提げられるストラップなのです。そして、片方のカメラを外した時にそれはそれで別に提げられるようにする肩当て部分も別途用意されているという~アイデア品なのです。

Yさんが「どういう2台を提げるのか!?センスを問われるよねぇ~」と言われていたので、この記事内でサンプルとしてセットする2台を選ぶことにも、プレッシャーを感じてしまいました。

センスを疑われるのもイヤなので、無難にフィルムカメラとデジタルカメラの2台持ちをイメージした、オーソドックスな組み合わせにしてみました。

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Yさんからのご希望がありまして「このストラップを買われる方には、どんな2台を提げるのか!?購入後に報告してもらいたいよねぇ~」とのことでした。

 

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2019年1月 5日 (土)

Welmy 6の場合

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年末にも同じくスプリングカメラのファインダーを話題にしましたが、このWelmy(ウェルミー)6のファインダーにも注目です。

前回のMihama(ミハマ)6と同じように、前面ら見たときに軍艦部に窓が二つあるので、もしや距離計内蔵なのか?と思うかもしれません。

ミハマ6は6×6と6×4.5でファインダーを分けているので、窓が二つでした。

このウェルミー6の場合は、一つは透過式のアイレベルファインダーで、もう一つは反射式のウエストレベルファインダーを並べているので、窓が二つなのです。

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昭和30年前後、いろんなメーカーがカメラを競って造って売っていた時代には他と違うことをアピールするためにも、こんな風にいろんな特徴を持ったカメラが登場したんだと思います。

ちなみに、ウェルミー6は、大成光機が造ったカメラです。大成光機といえば、このブログでは35ミリカメラの「ウェルミー・ワイド」が何回か登場しています。

 

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2019年1月 4日 (金)

コマナンバーすっきり

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常連Tさんのコマナンバーへのこだわりを紹介したのは、2年程前のことでした。

以下、当時のブログ記事を抜粋します。

お気に入りのライカM3で撮影をする時、フィルムに記されたコマナンバーが撮影画像の中心に来るようにフィルムの装填及び、巻上げをするコツを身に着けているのだそうです。また、コマ間にパーフォレーションの穴が来ないようにシッカリとM3自体を調整してもらっているのだそうです。(抜粋終わり)

 

このTさんが「優秀なカメラを見つけた!」というのです。フジのクラッセで、コマナンバーが撮影画像の中心に来て、コマ間にパーフォレーションの穴が来ないというのです。クラッセと言えば、最近の自動カメラですからフィルム装填はオートローディング。

フィルムのベロ先をフィルム室に記された位置におおよそ合わせて背蓋を閉めるだけで、Tさんのこだわりである、前述の2項目をサラリとやり遂げてくれたというのです。Tさん、ここ最近の撮影結果数本すべてで揃っているそうで、とてもご機嫌でした。

これはTさん所有のカメラに限った結果ですので、すべてのクラッセにおいてこの現象が当てはまるのかどうかは未確認ですが、フジがクラッセ製造において、この点を意図的にやっているのであれば、さすがフィルムメーカー!と言えますね。

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