我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2016年2月

2016年2月10日 (水)

地球儀

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、地球儀。

地球儀を買おうと思ったことはありませんが、もらえるのなら~と「地球儀」を希望しました。

半世紀弱生きて来て、自分の手元に地球儀がやって来たのは今回が初めてかと思います。ちょっとウキウキしています。

で、眺めていても、いろいろ確認出来るし楽しいものです。この画像で写っている範囲の中に、遠く実兄の住む町があり、北朝鮮が打ち上げたミサイル!?はここら辺を飛んでったのね...とか。

また今回、社長室の机の上に地球儀と望遠鏡がよく置いてあるのには、「未来、先を見通す事と世界を視野に入れて経営する為」という意味合いがあることを初めて知りました。

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2016年2月 9日 (火)

斜めなアイデンティティ

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例えばクルマに例えると、特にドイツのクルマなんかはずっと昔から、メーカー特有のデザインというかアイデンティティを主張するデザインがあって、クルマの車格などに関わらずにどの車種を見てもメーカーが特定出来たりします。

その点、日本車にはあまりそういう概念がありません。最近のマツダ車にはそういう傾向が出て来ていますが。

それでいうとカメラの世界でも、日本のカメラはあまりそういう傾向には無いようです。

ただ、ある時期のキヤノンのカメラには、面白い共通のデザインがありました。

1987~1989年頃、一眼レフにもコンパクトカメラにも、ボディの下方を片側だけ斜めにカットするデザインが採用されていたのです。といっても、当時の全製品がそうだったわけではなくて一部の製品だけでしたが、、、

この斜めカットデザインって、他にはない独特なモノだったと思います。

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上の画像、手前から「スケッチブック」(1989年10月)・「オートボーイズームスーパー」(1989年9月)・「EOS650」(1987年3月)。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

 

 

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生による連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

196回目のテーマは「レンズ交換の出来るビテッサ」です。

こちらより、お楽しみください。

*閲覧は2016年5月初旬までです。

 

【速報】今まで約15年間に渡る、この長編連載を全部まとめた冊子を作成するプロジェクトを立ち上げました!随時お知らせいたしますので、乞うご期待!!

2016年2月 8日 (月)

電池蓋が欲しい時…

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底面の電池蓋をテープで留められたカメラたち。。。何故こんな風にされているのか分かりますか?

これらのカメラは、訳あって同業から流れて来た品物。どこかのカメラ市のジャンクコーナーの売れ残りです...。多分、片手で数えられるレベルの数百円の値札が付けられていたもの。

テープが貼られている理由は、電池蓋や巻上げ軸蓋だけ外して持って帰ってしまう人がいるからなんだそう...。

何だか悲しい話ですよね。それが欲しいからって、僅か数百円で売られているカメラのそこだけ勝手に持って行く人がいるって。

多分、言い訳を推測すると、「ボディは要らなくて、そこだけが欲しいから~」とか、「どうせジャンクなんだから、そのくらい無くなってもいいだろう~」とか言うんでしょうね。。。それでも万引きですからね。

その真逆っぽいことは、この前うちの店でありましたよ。あるカメラの電池蓋を欲しいというお客さんがいらっしゃいましたが、我楽多屋でもなかなか電池蓋だけってのは無いもの。

お探しのカメラのジャンク品はあるのだけど、比較的状態の良いジャンク品しかなくて、、、そのお客さん「これをいただいて行って、電池蓋だけ取ってしまうのは勿体ないですよね。まだ使えそうな個体だし...」と。

カメラの電池蓋に対する考え方ひとつで、人間性やカメラ愛が見えてしまうのですね。

 

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2016年2月 7日 (日)

写真を生業にするキッカケが

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先日のこと、ご来店中のお客さんが我楽多屋の棚に並んだマミヤNC1000Sを指して、「かつて学生時代に、こちらのお店で同じマミヤNC1000Sをいただいのがキッカケで写真にはまって、写真学課を目指して、今はカメラマンの仕事をしています~」と、話してくださいました。

うわぁ~(^-^)、うちの店がそういう一つのキッカケになれたこと、とても嬉しく思います。

それ以上は詳しくうかがえませんでしたが、カメラを買っていただいたのが高校生の時だったとして、今20歳代の半ば過ぎだとすれば、約10年の間の出来事です。

私二代目がポケェ~とカメラ屋をやっている間に、若者の人生にこんな大きな転機があったのですね。感慨深いです。

また、16年前にまだ中学生だったお客さんが、ずーっと継続してご来店いただいていて、今や31歳になられている~なんて、若くして超古参のお客さんもいらっしゃいますよ。

 

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2016年2月 6日 (土)

第2回「湿板写真体験企画」

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「写されるのがこんな楽しいとは予想以上でした」

このとても印象的なメッセージは、第2回目の我楽多屋主催「湿板写真体験企画」に参加されたHさんからいただいた感想です。

昨年末に催行した第1回目の「湿板写真体験企画」。その時に急遽仕事の都合で参加出来なくなったHさん、そもそもHさんが最初に参加表明の手を挙げてくださった方だったので、年が明けてから第2回目を企画したのです。

第1回目は総勢6名、半日の長時間に渡る企画になってしまいました。なので、今回は平日の夜に人数を減らして短時間で~そんな条件で企画しました。

これは、私二代目が引率させていただくには、店の営業時間外で~という当方の事情が一番の理由なのですが、湿板寫眞館の和田さんにもご協力いただいて、3名くらいなら余裕を持って終電までの時間に終了出来るだろうという判断です。

当日はなんと、長徳先生もギャラリーで飛び入り参加するというサプライズもあって、前回同様、テーマパークでも行ったような楽しい時間を過ごすことが出来ました。

湿板写真の詳細体験記は、前回のこちらをご覧ください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2015/12/post-f85e.html

この体験企画の醍醐味は、冒頭で紹介した「写されるのがこんな楽しいとは予想以上でした」という感想。まさに、ソレなんですよ!

カメラ好きな人の多くは、あまり撮られ慣れていない人が多いと思うんですけど、「湿板写真」はなんかそこら辺が異次元なんですよね。

また、この体験企画はただ撮られるだけでなくて、他の人の撮影光景や仕上がりも一緒に楽しみましょう~という風に考えているのも功を奏しているのだと思います。

ちなみに、私自身は今回は被写体にはならずに、見ているだけでしたが十分に楽しめました。前回の時にもコメントしましたが、今さっき目の前で見ていた撮影光景とは、違うイメージの像がガラス板に浮き出てくる~そんなワクワクする楽しみが湿板にはあるのです。

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今回は平日の夜20時頃から開始しました。こんな条件で良ければ、また企画したい思いますので、我楽多屋宛てにご相談・お問合せください。

自分だけ撮ってもらって、さっさと帰りたい~という方は、湿板寫眞館さんに直接お問合せください。

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「湿板寫眞館」

  • 住所/東京都荒川区 西日暮里3-2-1
  • 営業日/土日・祝日 :10:00〜20:00(予約制)
  • http://lightandplace.com

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2016年2月 5日 (金)

ミノルタAFゼブラ?レンズ

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ミノルタAFレンズの初期もの「AF35-70㎜/F3.5」。AF初号機α-7000が出た当時のレンズなんですが、ご覧のようにピントリングの滑り止め部分の樹脂系素材が白くなってしまっている個体が非常に多いのです。

経年変化による劣化で間違いないと思うのですが、見た目にはあんまり良いものではありません。

少し硬めなもので擦ったり、布で強めに拭くことで、少し落とすことが出来るものの、滑り止め状になっている凹凸面なので、案外と面倒臭い作業。

今回、真っ白けのレンズが出て来てそのまま並べようかと思ったのですが、ちょっと擦ってみたら割といい感じに落ちてくれます。でも、レンズの周りほぼ一周全部やるのも大変なので、凹凸の凹の部分を一列おきに擦ってみることにしました。

その結果、こんな風なゼブラ模様なミノルタAFレンズになりましたよ!(笑) (*ゼブラレンズの参考ブログ記事→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/03/zebra.html)

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そうそう、今までに何回か聞いたことのあるのですが、ミノルタAFレンズのこの初期タイプの描写を褒める人がいらっしゃいました。

 

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2016年2月 4日 (木)

明るいファインダーには理由がある

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ライカ最初の一眼レフ機は、1967年発売の「ライカフレックス」です。

このカメラの特徴の一つは、ファインダー。

恥ずかしながら、そういう特徴を特に意識することなくカメラ屋の二代目をやってきましたが、先日、綺麗なライカフレックスを持参されたお客さんのファインダーを覗かせてもらって、その明るさにビックリしました。

すぐそばにあったニコマートと比較して、その差にビックリ。

覗いてすぐに分かるレベルにある、この明るいファインダーはピントが合わせられる中央部の約7mm径のマイクロプリズム以外は、素通しのクリアガラスだからなんですね。これはある意味で一眼レフの優位性を一部犠牲にしているくらい。

当時のライカでは、レンジファインダー機はM3が現行品の時代。今でも究極と言われるM3の視認性良いファインダーを何らかの意味で意識したものなんでしょうかね!?

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2016年2月 3日 (水)

日比谷濠

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、日比谷濠。

先週の水曜日は前日午後から体調を崩してしまい、一日じゅう床に臥せていたので2013年6月に水曜日を定休日にしてから初めて、1回も家から出ることなく終えてしまいました。よって、この画像は25日月曜日のものです。

「日比谷濠」は、日々している自転車通勤の通り道。風が少しでもある日はお濠の水面が波立って、こんなにキレイに背景を映してくれません。

この時は、画面中央左寄りにある「明治生命館」の建物がライトアップされている時間だったので、より綺麗な感じに撮れましたよ。

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2016年2月 2日 (火)

お名前シール

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フィルム室に貼られたカメラ屋さんや写真屋さんのシールを時々見かけます。あれは多分に店名を印象付けるための営業的な意味合いが強いものです。さらに、先日ご案内した早田カメラ店さんの銀色シールは、永久保証の証しの一つでもありました。

また、所有者さんがダイモテープなどで自分のネームをボディに貼り付けていたりするのも、時々見かけます。日本人には少ないようですが、欧米ではキリなど鋭利な物でカメラボディに直接名前や住所などを刻んでしまう場合もあります。

さて、このペンタックスSV。すぐには気付かなかったのですが、、、「ん?」と思ってよく見たら、巻上げレバーの軸部分に丸いシールが貼られていました。

「齋藤 本庄市石脇上町」と記されています。

まさかこの部分の大きさに合わせて作ったシールではないでしょうが、ちょうど大きさがピッタリで、色といい綺麗に溶け込んでいます、素晴らしい。

 

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