我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2016年2月

2016年2月20日 (土)

137MAのファインダー内カウンター

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コンタックス137MAのファインダーを覗きながら空シャッターを切って気付いたこと。「そういえば、ファインダー内にフィルムカウンターが表示されるカメラって少ないよなぁ~」と。

言うまでもないと思いますが、ファインダー内に液晶で情報表示がされる時代のカメラは別ですよ。

それ以前のカメラの場合、記されたシャッタースピードや絞り値の横を針や光が動いて露出を知らせたりする程度か、レンズの鏡胴に記された絞り値を小窓から映し見たりするくらいでした。

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でも、この137MAの場合、詳細どういう仕組みか分かりませんが、明らかに円盤状のものが回転しながら、S~1~36までの数字を示してくれます。

面白いのは、12、20、24、32、33、34、35、36は数字が赤字であること(それ以外の数字は白字)。12枚撮り、20枚撮り、24枚撮りフィルムの終わりを告げるのと、36枚撮りフィルムでは、残り5枚から終焉間近であることを告げてくれます。


YouTube: コンタックス137MA ファインダー

このアナログ感がいい感じ!と思ったのです。

 

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2016年2月19日 (金)

フジフイルムのキャップ

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カメラのレンズキャップ。個人的には、フィルターを付けていればそれがレンズ保護になるだろうという点から、キャップを着脱する手間や失くす心配に気を遣うくらいなら~使わない派です。

失くさないために紐が付いてるキャップもありますけど、これも個人的には外したキャップが撮影時にプラプラしているのが気になってしまう性分です。

あと、どうなんでしょう...。最近のキャップには個性が無い~ってのもあるのかもしれません。

50年くらい前のキャップは、金属製で各々に個性があったような気がします。

それと、これはもう回顧主義なんですがぁ…。「FUJINON」とか、「Fujinar-W」なんて記されていると、グッと来ちゃいます。

ってなわけで、フジフイルムのデジタルカメラに銀色金属製のキャップなんかを付けて悦に入ってみたりしているわけです(笑)。

ちなみに画像に写っているX10(左側)のオリジナルキャップは、元箱に入れたまま仕舞いこんだままでしたが、金属製ではありました。

 

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2016年2月18日 (木)

TARON VR

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フィルムカメラ初心者がやってしまいがちな操作ミスの一つに、フィルム巻き戻しの際に巻き戻しボタンを押さずに、巻き戻しクランクを無理に回してしまって、、、フィルム室内のフィルムを切ってしまうミスがあります。

撮影中は逆戻りしないようにロックがかかっているスプロケットのロックを解除するのが、巻き戻しボタンの役割なのにです。

その巻き戻きボタン、ほとんどのカメラの場合はカメラの底面にあって、小さなポッチです(下の画像、左のカメラのように)。

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でも、このタロンVRのそれはずいぶんと大きくて(上の画像で右側)、初めこのカメラの底面を見た時には、巻き戻しボタンとは思わず...電池蓋かと思っていましました。まぁ、大きいからって、初心者が押さずに巻き戻してしまうのを防げるとも思えませんけど…。

あと、今回はこのタロンVRが2台一緒に入って来たので比べられたのですが、レンズ名などの刻印の位置が2台で違うんですよね。

わたし的には、下の画像で下にある方が製造時期の古いもので、上のが新しいもの~と思いました。その一番の理由は焦点距離が「cm」表記か「mm」表記かと、レンズ名に「F」が追加されているから...。あとは何となく外周に大きく記してある方が新しっぽく見えたから。

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でも、よく見ると分かると思いますが製造番号を見る限り逆みたいです。ボディ側の製造番号も確認したので間違いないと思うんですけどね。

 

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2016年2月17日 (水)

透け透け!?

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、台場。

この連絡橋は何度も通ったことがあるのですが、先週は太陽の位置が季節的にも時間的にも良い具合だったのか、影がとても綺麗に見えました。

で、撮った画像を見て最初の一瞬ドキッとしたのは、歩いている人のコートが透けて身体が見えてしまっているように思えたからです。実際は、コートじゃなくて、スーツバックを体の前側で持ってるだけのようでした。。。

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2016年2月16日 (火)

文化遺産発掘のため

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先日、美術系の学生さんといろいろな話をさせていただく時間がありました。

人間が作るいろいろなものにおいて、そのデザイン性や芸術性は過去の方が優れているような...という内容でした。

シンプル志向に傾向した現代デザインや、コスト重視というしがらみが多分に背景にあるのでしょう~。でも、その弊害として優れたものを作る技術が失われていく~的なところまで話が及びました。

そして話は、カメラの世界も同じことでしょうね!という流れ。

うちの店の周辺には多い、カメラを愛でていらっしゃる方々は写真を撮る道具として見ているだけではなくて、見て触って感じて・・・古い金属製カメラを楽しんでいらっしゃいます。

でも、それを感じられない人が多いのも事実。古くて使い物にならない金属の塊...としか判断されません。そうなると、その人たちの手元にあるカメラは、廃棄されてしまう結末が十分に推測されるわけです。

我々カメラ屋としては、そういうカメラをどれだけ救出・発掘出来るかが大切な仕事になると思っています。

今、買取りのアローカメラではこんなポスターを作っています。これを広くいろんな人が出入りする場所に掲示して、文化遺産とも言える~古いカメラの発掘をしようという考えです。

 

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2016年2月15日 (月)

ヨドバシさんの2割引き!?

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我楽多屋には時々、期限切れフィルムが並びます。

それをお目当てにご来店される方もいらっしゃいますが、いつもいつもあるわけではないので、その点はご了承ください。中古品ってのはそういうもの。

リバーサルフィルムの場合は期限切れは案外とシビアみたいですけど、ネガフィルムなら少々の期限切れは大丈夫。。。

で、その少々の判断が人によって、3~4年って人もいらっしゃれば、10年くらいの人もいらっしゃいます。白黒ならもっと古くても大丈夫!なんて人も。まぁ、保管環境にも影響されるので一概には言えませんけどねぇ。

実際、期限が20年くらい切れたフィルムでも、我楽多屋ではそこそこの時間で売れていきます。

その理由には、撮影目的ではなくて、フィルムのコレクションの人もいらっしゃるのでしょうけども。

昨日、有効期限2007年12月のフィルムが入って来ました。ヨドバシカメラさんの値札で「100円」が付いてます。当時の相場とか記憶にないのですが、これはさすがに当時でも期限切迫ものの値段でしょうか???

我楽多屋では最近、これくらいの期限切れフィルムでパッケージが綺麗なら、100円の値札を付けることが多いのですが、「ヨドバシさんと同じじゃなぁ~」という負けん気が出て、今回は80円にしてみました(笑)。

 

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2016年2月14日 (日)

現代版リトルニコン

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先日、マニュアルフォーカス時代の初級者向け一眼レフで、「リトルニコン」とも称されるニコンEM他を紹介しました。

今日はオートフォーカス時代の初級者向け一眼レフ、現代版リトルニコンと呼んでも良さそうな「ニコンUs」です。

どうです?この画像に軽量化や簡素化の象徴とも言える箇所が写っています。プラスティック製マウントに、マウント周りにあるボタンの安っぽげなグレー色。。。

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この世代にもトリオと呼んでよさそうな、同系譜の3機種があります。まずは、「U」。そのUをさらに小さく軽量にしたこの「Us」。そして、「U」の後継機「U2」。

シリーズ通して、やはり小型軽量をウリにしていて、「U」ではニコン一眼レフ史上初めてペンタプリズムじゃなくてペンタミラーを採用。「Us」では、ニコン一眼レフでは唯一プラスティック製マウントを採用。「U2」は小型軽量ボディのわりに案外と高性能だったりして、いまだにこれを使っている・使いたい~という人がいらっしゃるようですけどね。

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2016年2月13日 (土)

for SLR

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「SLR」って、カメラ・写真好きな人でも、あまりすぐに「ピンッ!」と来ないのではないでしょうか?

この小豆色のストラップはPENTAXの純正ストラップなんですが、片方に「for SLR」って記されています。ちなみに、「SLR」って機種はペンタックスにはありません。

この「SLR」が意味するのは、「Single-lens reflex camera」のこと。

一眼レフ用ですよ!ってストラップなんです。

でも、こうやって二眼レフにも付くわけで、だからって、シャッターが切れなくなる~なんてこともありません。

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2016年2月12日 (金)

AUTO-CLEANER

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以前、グリコのおまけでこんなのがあって、その中にブロアーも付いてました。

そう、「ブロアー」といえばフィルムカメラの時代から、カメラ好きな人の必須アイテム的な印象があります。レンズに付いた埃や、一眼レフのボディ内部のミラーについた埃などを吹いて飛ばす役目があるからです。

ただ、我楽多屋的な感覚ではブロアーというと、少~し神経質な一面の象徴として見てしまいがちなところもあります(笑)。

そしてこれ、いつの時代のものか正確に分かりませんけど、雰囲気からしてもう50年くらいは前のものでしょう。まだカメラが高級品だった時代です。

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単三電池2本を入れてスイッチONすると、中でタービン状のものが回転して毛先から風が出て来ます。自動ブロアーですよね。底に大きめな穴が開いているのは、そこから空気を取り入れるためでしょう...。

カメラ写真用品の老舗ユーエヌさんの「AUTO-CLEANER」という製品です。

 

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2016年2月11日 (木)

リトルニコントリオ

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リトルニコンというと「ニコンEM」を多くの人がイメージされるでしょうが、広義では「FG」と「FG-20」もそう呼んでいいような気がします。

そもそも「FG」は、絞り優先AEのみ「EM」にプログラムAE・マニュアル露出機能を追加したモデルで、「FG-20」は、その「FG」からプログラムAEを省略したモデル。というわけで、系譜的には同じなわけです。

ただ、営業宣伝的には「FG」には「プログラムニコン」、「FG-20」には「ライトニコン」という愛称が各々与えられていました。

この3機種。それまでのニコンの一眼レフ機に対して、女性ユーザーさえも意識した小型・軽量なうえにシンプル操作も実現していました。

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上の画像では、小型・軽量とは反対側の立ち位置にある、それ以前のニコン一眼レフ機「ニコンF」、「ニコマートFTN」と並べてしまいましたが、画像ではそんなに差が感じられませんかね…。

また下の画像では、リトルニコンの分際で(笑)、専用ワインダーとフラッシュを装着した様です。

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