我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2015年7月

2015年7月13日 (月)

Flexameter

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少し前、アクセサリーシューに載せられる外付けのウエストレベルファインダーって、あまり存在しない・・・と話題にしたことがありました。

その時、「こんなのもありますよ!」とコメントくださったKさんに、「一度現物見せてくださいね~」とお願いしていたら、早速持って来てくださいました。

Flexameter  Kuhn Wetzlar-Germany  DBGM と記されています。

第一印象と言うか、、、正直なところ、その大きさに少々ビックリ気味。

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それと何で「meter」なのか?と思っていたのですが、前面のレンズ部にはヘリコイドがあってスクリーンでピント合わせが出来るので、距離計として使えるからなんですね。

Kさん情報によりますと、「ライツと同じドイツはウェッツラーにあったKuhnという会社は、ライツ2世の娘さんがその旦那さんと経営していたらしいです。

DBGMは、「Deutsches Bundes-Gebrauchsmuster」の略で、「連邦登録意匠・実用新案」を意味するそうです。ドイツ統合前の西ドイツ製。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2015年7月12日 (日)

ピタリ賞

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昨日のこと。

一昨日のFacebookページにアップした画像のレンズについて、某常連さんからお問合せをいただきました。

「あれは我楽多屋さんで売るものですか?」と。

Facebookページをご覧になっただけでは、アローカメラで買取ってそのまま業者へ流れてしまうものなのか、はたまた、お客さんのレンズを撮らせてもらっただけのものなのか、、、分かりませんからね。

「えぇ、そうですよ!関心ありますか?」とお答えすると、「後ほど行きますので、残っていたら是非是非~」と購入に前向きな旨の返信をいただきました。

我楽多屋では原則、電話やメールによる在庫確認や取り置きの連絡はご遠慮お願いしているので、こんな風に気を遣ったご連絡をいただけたのだと思います。感謝です。

また、お客さんにしても現物をご覧になるまでは判断出来ないでしょうし、自分が行った時に残っていたら~という買いの醍醐味を楽しまれる方もいらっしゃいますからね。

そして、早々にご来店いただきました。そのレンズはまだ売れずに残っています。

品物をご覧いただき、お値段の話しになってビックリ!!ご来店いただく前にATMでお金をおろすのに「このくらいだろう?」と予想されておろした金額と、私がその品物に貼ってあった値札の金額がピッタリ一致していたのです!

「ホントですよ!」って明細書も見せていただきましたが、アローカメラの買取りと違って「ピタリ賞」は設けてないので特典はありません、悪しからず。。。

 

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2015年7月11日 (土)

プリントする渡す

フジフイルムのインスタントカメラ・チェキの販売が好調らしいですよね。

海外需要も含めてなのか、どういう層にどの程度なのか、、、正直なところ、アローカメラで買取りをしていたり、どちらかというとディープ系マニア向けの我楽多屋に居る限りは、その好調さがあまり実感できていません。

最近、このCMがテレビで流れていました。


YouTube: インスタントカメラ TVCM「“チェキ” instax mini 90 ネオクラシック」/富士フイルム

CMの中で謳われている「すぐにプリントになるって、うれしい」、「その場で渡せるって、いいな」。

これどちらも、デジタルカメラになってから失われつつある写真の文化的な面の大切な部分だと思うんですよね。要は「プリントにする」ってこと。

いつも言ってますが、この点においてデジタルカメラを否定はしていません。デジタルカメラで撮ったものだってプリントすればいいのですから。でもどうしても、デジタルカメラで撮った画像って、プリントしない傾向にあるんですよね、皆さん。

そこで思い出したのが、一代限りで終わってしまったフジのデジタルカメラ「プリンカム」(下の画像内左側・右側はサイズ見本に現行のコンパクトデジタルカメラ)。デジタルカメラにチェキのフィルムが装填で来て、撮った画像をその場でプリントアウト出来るカメラでした。

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これからヒントを得たような、スマホdeチェキ「instax SHARE SP-1」なんてプリンターも今は販売されていますけどね。

「その場で」がインスタントカメラであるチェキのウリですが、その場でなくてもいいから、出来るだけプリントして残したり、渡したりしたいものです

 

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2015年7月10日 (金)

GOSSEN Sixtry

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ドイツのゴッセン(GOSSEN)社といえば、マニアなら言わずと知れた露出計メーカー。

しかし、この「Sixtry」という機種はあまり見たことがありません。

全体の形状といい、シャッター式のカバーといい、とても特徴的な露出計です。似た「Sixtomat」という機種では背面に付いている「Color Finder」が側面に付いているのも特徴。

「Color Finder」の扉を開けるとグラデーションのある色温度計があり、ここで読み取った「a~e」の値を参照に、背面にある表でフィルターを選択できるようになっています。

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まぁ~使い方云々よりも、そのデザインだけで十分楽しめそうな露出計です。実際のところ、この個体も露出計自体は不動です...。

過去に紹介したカッコいい露出計には、こんなのもありました「Agfa LUCIMETER」。

 

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2015年7月 9日 (木)

エキザクタマウントの

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マミヤから発売された35㎜一眼レフの初号機「プリズマットNP」(1961年)。レンズマウントはエキザクタマウントです。

へぇ~マミヤってエキザクタマウントだったんだ!と思う人も多いでしょうから、もう一度おさらいしておきましょう。

2年半前にブログ記事にしていますが、マミヤの35㎜一眼レフってプリズマットNP発売以後、レンズマウントを6回も変更していて、計6種類も色とりどり!?にあるのです。

  1. エキザクタマウント【プリズマットNP:1961年】
  2. 専用マウント【プリズマットWP:1962年】
  3. M42マウント【プリズマットCP、マミヤセコールTLなど:1964年】
  4. 専用マウント【マミヤセコールオートXTL:1972年】
  5. M42マウント【DSX1000など:1974年】
  6. 専用マウント【NC1000S:1978年】
  7. 専用マウント【ZEシリーズ:1980年】 *参考ブログ記事はこちら

 

上の箇条書きを良く見ていただくと分かりますが恐ろしく短期間で変更していて、対応機種が1機種しかないなんてこと、マミヤさんは全然気にしていなかったみたいですね、これじゃあ。。

でも、使う側からしたら迷惑な話だったと思うんですが、、、当時のカメラは最近のデジタルカメラなどと違って、決して使い捨て感は無かったはず。長年使って行くうちに、レンズ交換式一眼レフの利点を活かして、交換レンズを買い増す~なんて楽しみがあったはずなのに。。。 

 

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2015年7月 8日 (水)

蔦屋敷

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」、蔦屋敷。いや厳密には行ってません。蔦屋敷のプリントを撮っただけ。

定休日にフラフラ出掛けるところを決めるにあたっては、店でお客さんから聞かせていただいたお話に影響を受けることがあります。これは先週の木曜日にご来店いただいた常連さんが教えてくださった蔦屋敷です。

プリントをお持ちだったので、おおよその場所を伺ってメモ代わりに撮らせていただきました。

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きっとそのうち、定休日の水曜日、実際に見て来ることになると思います。

この常連さん、以前の「先週撮ったもの行ったとこ」で話題にした目白台の富士見坂の案外と近くにお住まいなのに、あの時のお屋敷(下の画像)をご存知なくて、私の影響で後日足を運んでくださいました。(といっても、私自身もあの場所はお客さんに教えてもらったんですけどね)

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我楽多屋で買ったモノ・マガジン更新

田中長徳先生による連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

189回目の今回のテーマは「ホルガとポートラ」です。

こちらより、お楽しみください!

 

*閲覧は2015年11月初旬まで。

2015年7月 7日 (火)

ウエストレベルのファインダー

昨日お客さんに「ライカなんかにつけるようなウエストレベルファインダーって無いですか?」と聞かれて、「はて~?」と考えてみたものの、なかなかそういう類いのものが思い浮かばない。

いや、実際のところ、そういうファインダーって基本的に見かけた記憶が無いような。。。

いろいろ考えて思いついたのは、古い蛇腹カメラについているようなこの手のファインダー。

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そういえば、これを改造してアクセサリーシューに載せている人を見たことあるような気もしてきた。

あと、コシナがフォクトレンダーブランドで出していたハッセルSWC用のアングルファインダーも思い付いたけど、あれは希少だし、覗きこまないといけない。。。

お客さん帰られてから、これも希少ですがライツが戦前・戦中の頃に「AUFSU」というウエストレベルファインダーを作っていたのを思い出しちゃいました。どのみちうちの店にはありませんですけど、今。

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で結局、お遊びで作ってみたのがこんな感じ。蛇腹カメラから外して消しゴムの台座に載せてシューカバーに貼り付けてみました。。。

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2015年7月 6日 (月)

中東行きカメラ

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前回ご来店いただいた時に、今月仕事で中東の危険なエリアへ行くというお客さんが、趣味で持って行くカメラを何にするか迷われていました。

そして、一昨日再び来店された時に「これを持って行くことにしました!」と言って、肩から提げていたのは「マミヤC220プロフェッショナルf」。

「目立ち過ぎやしませんか!?」と言うと、「C330よりはいいかと思って~」とのこと。大して変わらないと思うんですが…(笑)。

他にも、ライカとコンパクトカメラを持って行かれるそう。

「シネの8ミリカメラも持って行きたいんですけど、重いのでやめました...遊びで行くわけでもないので」とも。

私よりもずいぶん若い方ですけど、全然違う職種で他国絡みのお仕事。ちょろっとお話しを聞かせていただくだけでも興味深いことばかりで、勉強になりました。

あと、気をつけて行ってらしてください。

 

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2015年7月 5日 (日)

STROBO ONLY

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1979年発売のリコー製フィルムコンパクトカメラ「AD-1」です。

このカメラの特徴はオートハーフと同じようなゼンマイ式自動巻き上げで、フォーマットがハーフ判では無くてフルサイズという点。

しかし今回、私が食いついたのはアクセサリーシューの後ろに貼られた「STROBO ONLY」のシール。

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げっ!これはおふざけでいろんなものを載せるのをやめなさい!と注意されているのかと思ってしまいました...。時として、こんなことやっているので→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/03/post-f86c.html

実際は~X接点のホットシューになっているのでストロボ(エレクトリックフラッシュ)のみの使用で、フラッシュバルブの使用は避けなさい~という注意書きなんでしょうけどね。

そういう訳でホッとしたので、こんなお遊び。

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あと、検索していて見つけたのですが、「STROBO ONLY」のシールの横には、「撮影のまえに日付を確認しましょう」のシールも貼られていたみたいです。

そう、AD-1の「D」はどうも「DATE」の「D」らしい。日付の写し込み機能も付いているのです、このカメラ。

しかし、ダイアルを回してみると記されているのは、「YEAR」は79~93まで、「MO.」は1~12以外にA・B・Cがあり、「DAY」は1~31。もう21年余り、正確に年月日を刻むことは拒否されています。

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