我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2014年12月

2014年12月 5日 (金)

このマークは?

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ミノルタフレックス(1号機)のピントフードに記されたこのマーク、何を象ったものなのか?ちょっと調べてみましたが、ほとんど情報ないです。

唯一見つけた本に「SS」と記されている~と書いてたけど(多分誤植?)、どう見たって「S」ふたつじゃないでしょ、これ。

ちなみに、このマークの後のものなのか、、、同型のボディでも「TIYODA」と書かれた個体も存在するらしい。

「CHIYODA」ではなくて、「TIYODA」だそうです。

あぁ、それも簡単に説明しておきましょう。ミノルタはもともと千代田光学精工株式会社という社名だったのです。(さらにその前はモルタ合資会社)

さて、冒頭のマーク、「SS」じゃなくて、「TS」なんだと思います。さらに、その外側には「M」もあるような気がします。

千代田光学の「T」と、精工の「S」、ミノルタの「M」なんじゃないかと推測しますが、いかがでしょうか?

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このミノルタフレックスは昭和12年に発売され、国産二眼レフ1号機と言われています。ドイツのイコフレックスの影響を強く受けながらも、独自の機能も加えた良く出来たカメラです。

厳密には数ヶ月先に、プリンスフレックスが発売されてるという話もあるのですが、その完成度や販売実績からして、ミノルタフレックスが国産1号機というのが通説になってしまっているようです。

 

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2014年12月 4日 (木)

カメラ愛ニコン編

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今までこのブログでは、いくつかの「愛」を話題にしたことがありました。「レンズ愛」、「バッグ愛」、「コニカ愛」、「カメラ愛、写真愛」など。

今回は、カメラ愛ニコン編です。

常連さんから届いた不用品処分の箱の中にあった、ニコンF-601M。

外観は驚くぐらいキレイな状態。実際のところはどうか分かりませんが、未使用品と言っても良いレベル。使うと出て来るボディのテカりは全くなくて、グリップの樹脂に引っ掻きキズみたいのも無い。

ただし、ファインダーを覗くと少しモショモショとしているのが見えます。

それについて、以下のようなコメントが添えられていました。

F-601Mのファインダーにつきましては、ニコンサービスセンターで確認したところ「カビ」との診断をいただき、ここでは取れないが、先輩の居るキートスなら取れるかもと紹介はいただきました。だれかここまで連れて行ってでも使うという真のニコンファンに巡り合わせてやってください。

で、キートスさんのショップカードと、テレフォンカード(まだ少し残度数のある20年近く前の我楽多屋の)も添えられていました。

真のニコンファンが事前に問合せをされる際に、使って欲しいということだそうです。

この前所有者のカメラ愛を受け止めてくれる方を求めて、我楽多屋にて販売中です。

 

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第103回 得?or 特?

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今回の得特企画は、我楽多屋らしくない「ポラロイド・ハローキティ」。

「えっ!?そんなにするの?」と、カメラマニアであっても普通のカメラマニアなら、そう思うはずです。

聞くところによると、未使用完動品元箱付だとネットオークションでは10,000円くらいで取引きされるらしいです。不動品でも7~8,000円とか。また、某中古品専門店では、直近に正常作動美品箱無しが5,000円であっという間に売れたらしい。

そんな話を聞くと、この得特企画でもちょっと調子に乗った値付けをしてみようと思います。

程度はまずまずキレイ。ただし、ストラップが切られてしまっています。

ポラロイド・ハローキティ 3,000円です。(上の画像、同型機があったので並べてみました)

いつものように我楽多屋ご来店早い者勝ちです。

ちなみに、先月、チェキ版のハローキティが新発売されていますね。

2014年12月 3日 (水)

見事な色付き

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」、神宮外苑いちょう並木。

この時期、ここの並木の画像は至るところに溢れているでしょうから、正統派なものは載せません(笑)。

逆光にめげずに押したシャッター。撮ってみれば、見事に色付いたフレア・ゴーストでした。

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2014年12月 2日 (火)

アルタ35

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これ、数日前のお客さんカメラなんですが、かなりなレアモノと思うので紹介させていただこうと思います。

三鈴光学の「アルタ(ALTA)35」というカメラ。

その姿はまるでバルナックライカ。ライカコピー機が多数存在していた戦後の国産カメラの1台です。

昭和32年に発売されているのですが、このアルタ35の元になっているのは昭和26年発売のチヨタックスⅢF(後期型)だそうです。

ただ、ライカがM3を登場させてから数年経っており、当時すでに時代遅れ感は否めなかったのではないでしょうか。。。世の中に出荷された数は500台前後だろうと言われています。

それらの経緯については他店さんのサイトですが、こちらでご確認いただければ~と思います→http://www.hayatacamera.co.jp/article/photo201404.html

レンズはアルタノン50㎜F2が付いています。

軍艦部の「Alta」の刻印も独特です。

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こちらは当時の広告です。

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2014年12月 1日 (月)

しきゅう?

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マミヤ「オートメトラ2(Auto-Metra)」というカメラです。昭和35年発売。

F値1.7の明るいレンズが付いた豪華版で、当時の広告によれば「露出計完全連動機」と露出機能の優秀さを謳っています。

露出リングを回して、指標を露出計の指した針に合せると適正露出が得られるというだけで、電気的にオートメーション化されているわけではありません。。。

まぁ、その露出リングというのがライトバリュー式みたいに、シャッタースピードリングと絞りリングを一緒に動かしてしまうような仕掛けになっているわけで、時として面倒なんですけどね。。。

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そんなことよりも、私が気になったのはこの型名「メトラ」って何なのかなぁ?ってこと。

メーターの変形というか、違う呼び方なのかと思って調べてみたのですが、そういう解釈が見つからず。。。

「メトラ(Metra)」で出てくるのは「子宮」の意。えぇ~??なんですけど。

 

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