我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2014年11月 7日 (金)

レンズ愛

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現物をお見せできないのですが(私も見ていない)、画像は同種のケースをイメージで。

この茶筒のような形状したレンズケース、かつては殆んどのメーカーで、レンズケースといえばこういう形状でした。

う~んと昔のものは、外装素材が革なので逆に大丈夫なんですが、ふつうに古いものは外装素材が合皮だったりするので、これの質が悪いのです。

白ーくなってひび割れて、ボロボロと剥がれて来ます。ものによってはベタついてくるものもあります。大のニコンさんのレンズケースでも、劣化している個体がたくさんあります。

だから~というわけじゃないのでしょうが、最近はクッション性のある素材を使ったソフトタイプのものに変わって、茶筒形状のレンズケースは殆んど見かけなくなりましたね。

我楽多屋に、ニコンの茶筒状レンズケースを探しに来られた方のお話です。

「やはりレンズを守る意味では、芯の入った茶筒状であるに越したことは無い」。で、その方は、ニコンのサービスセンターに相談されたそうですが、在庫もなければ、ケースの補修などもしてくれない。

で、カバンなど革製品の製造や補修をしている業者の中から、茶筒状のレンズケースの補修をしてくれるところを見つけて、外装の張り替えを依頼されたとのこと。

そこまでしてレンズを大切にする向きに、すごいレンズ愛を感じました。いや、ちょっとビックリです。

そして、失礼ながら、どれ程の費用なのか聞いたみたところ。費用は職人さんの手間代なんでしょうね、革でも合皮でも値段は同じなんだそうです。

で、いくらくらいすると思います???? 個人的には、もっとビックリしました。

 

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