我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2014年10月

2014年10月12日 (日)

グローブマーク

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ミノルタ関係で、突如、気になって仕方ないことがあります。

コニカと合併した後も使われていた、上の画像のマーク。グローブマークというらしいのですが、これが露出するようになったのはカメラで言うと、宮崎美子さんのCMで話題になった「X-7」あたりからだと思います。

それでも、X-7が登場した1980年当時のボディには、MIMOLTAの「O」の字がグローブマークになっているロゴは使われておらず、1981年に登場したX-700から、グローブマーク入りのロゴ文字に変わります(X-7のボディのロゴも途中から、グローブマーク入りに変更になります)。

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グローブマークの解説は、こちらをご覧ください→http://www.konicaminolta.jp/about/corporate/symbol_logo.html

 

ところで、何が気になりだしたのかというと、ウツキカメラさんのことが書かれた書籍「カメラは時の氏神なり」(光人社)の表紙の写真。

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昭和39年頃のウツキカメラさんの店舗らしいのですが、看板に記された「MINOLTA CAMERA」の文字の前に、グローブマークに似たマークが記されています(その間にある「→」も気になるのですが...)。

え~!? こんな昔にグローブマークが存在していたの???ってことが、気になって仕方なくて調べてみたのですが、昭和39年頃にこのマークが使われていたような事実が他に一つも見つからないし、いつから使い始めたマークなのかも正確に分からない。困りました。

ただ、改めてウツキカメラさんの看板をよーく見ると、線の数が違う。グローブマークはコニカミノルタさんのサイトに解説されているように、意味合って5本線。しかし、看板のは7本線。

どなたか、この疑問を解決してください!!

 

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2014年10月11日 (土)

距離計(レンジファインダー)

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単体の距離計なんて、AF(オートフォーカス)世代・・・どころじゃないですね、そうとう昔にカメラをやっていた人でないと知らないものかもしれません。

AFカメラは言わずもがな、MF(マニュアルフォーカス)カメラでも、一眼レフはファインダーを覗けばフォーカシングスクリーンに写し出された像を見ながらピントを合わせられますし、それこそ、レンジファインダーカメラは距離計が内蔵されているわけで、ファインダーを覗きながら二重像を合致させてピントを合わせることが出来ます。

それに対して、距離計が内蔵されていないカメラの場合は、被写体までの距離を自分で目測して、レンズの距離指標を合わせないといけません。

その時に、単体の距離計があれば目測せずに、距離計で被写体までの距離を正確に読み取れるわけです。

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カメラ(フィルム面)から被写体までの距離を正確に測ろう!ってわけですから、多くの単体距離計はアクセサリーシューに載せられるようになっていたりします。

しかし、この「Kodak POCKET RANGE FINDER」は、未使用時・携行時にはポケットに引っ掛けらるように、ボールペンみたいにクリップが付いてます。

これは、洒落てますよね!

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2014年10月10日 (金)

貴婦人

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ツァイス・イコンのコンテッサというこのカメラ、「貴婦人」と呼ばれています。

その姿に気品があるから、イタリア語で「伯爵夫人」という意味の「コンテッサ」という名を付けられたのでしょう、そして、「貴婦人」とも呼ばれるようになったのでしょう。

ただ、無知というのは怖いもの。カメラの名称とは関係なく世の中に出回ってから、その姿に気品が感じられるから、「貴婦人」という別名が付いた~と思っていたのが、いつまでだったかは~恥ずかしいから言いません。

だって、イタリア語なんて勉強してないし...。

さらに~言い訳をしてみると、同じくツァイス・イコンのカメラに、「コンタレックス」とか「イコンタ」とか「コンティナ」などという名称のカメラがあるし、フォクトレンダーには「ビテッサ」なんてカメラがあったりするから、それらと混同して、単なるカメラの名称、造語とか思ったりしちゃうじゃないですか!?

そうして斜めな気持ちで、このカメラをよ~く見だすと、どこが気品を感じるデザインなのか探し出そうにも分からなくなってきて、いや意地でも見つけたくなくなってきた。。。(笑)

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2014年10月 9日 (木)

写真文化

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一昨日、お客さんといろんなお話をさせていただく中で、ずいぶん前に聞いたある話を思い出しました。

 

「お祭りの写真を撮りに出かけたとして、フィルム10本持って行って、全部撮り切るのはなかなか大変だった。でも、デジタルカメラだと1000カットくらい、案外と簡単に撮れてしまう~。

で、フィルムの場合、その360カット(36EX×10本)の中から満足のいくカットなんて、片手で数えるくらいあればいいもの。

デジタルの場合、まず大量な中から探すの大変だけど、そりゃ、フィルムの3倍撮ってるんだから両手で足りないくらいのいいカットは見つけられるよ、多分。実数云々じゃなくて、確率もいいはず。

でもね、フィルムで撮った360カットの中から見つけた最高の1枚と、デジタルで撮った1000カットの中から見つけた最高の1枚とを比較したら、たとえデジタルの方が作品としては良かったとしても、自分の中での重みが違うんだよねぇ。きっと、フィルムで撮った方が大切になる。」

 

よ~く分かるような気がします。

フィルムには撮る楽しみがあるし、出来上がりを待つ楽しみがある。即座に失敗が分からないから、結果的に学習効果も高められる。その分、フィルムで撮った写真には思い入れが強くなるんでしょうね。

こんな風にデジタルとフィルムの比較的な話になると、わたしは最近よく、「写真文化」という言葉を使いたくなったりするので、改めて「文化」って言葉の意味を調べたところ、「文明」との使い分けにおいて、物質的な所産意味合いの「文明」と、精神的な所産意味合いの「文化」とありました。

ここで、面白いなぁ~と思ったのは、今のデジタルカメラは明らかに「文明」であると。

それに対して、既に過去のもののようにも扱われるフィルムカメラを含めて写真は「文化」であると思うのです。

だからと言って、デジタルカメラで撮った画像は文化になり得ない~とは言っていません。デジタルカメラで撮った画像も「写真」たる扱いをすれば「文化」になり得ると思っています。

*今から9年近く前に、コニカが写真事業から撤退した直後に、富士フイルムさんがリリースしたお知らせに「写真文化」という言葉が記されていたことが、個人的に印象に残っています。

 

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2014年10月 8日 (水)

大きな剥製、圧巻!

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

******************

二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、科学博物館。

3ヶ月前にもあったのですが、地下鉄の駅貼りポスターの画像に魅せられて行きたくなった所です。前回は「根津美術館」でした。今回は「科学博物館」。

何で科学博物館かというと、ポスターで紹介されていた豪勢に並ぶ大型草食動物の剥製を見たかったのです。

地球館3階、「大地を駆ける生命」と題してたくさんの哺乳類・鳥類の剥製が展示されているのですが、その中にある大型のウシやシカ系の剥製の大きさ、特に角なんかが圧巻です。

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  • 国立科学博物館
  • 東京都台東区上野公園7-20
  • JR上野駅「公園口」から徒歩5分
  • http://www.kahaku.go.jp/

2014年10月 7日 (火)

Calm Six

 

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ボディ上面のカメラ名の刻印書体が特徴的(見方によっては安っぽい...)なこのカメラ、「Calm Six(カルム シックス)」。

「a」や「x」がかわいらしくないですか?大き目なボディに似合ってないような気もするけど。

はて?どこのメーカーが作っていたのかなぁ?と思いながら背面を見たら、貼り革に「NIPPON KOKI」って型押し。

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レンズには、「Nitto Kogaku Co. Kominar」とありました。

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ちょっと調べてみたところ。立派な社名の「日本光機株式会社」が作ったカメラは、昭和30年前後にこの「Calm Six」だけだったようで、初期型・Ⅱ型・J型・デラックスの4種のバリエーションがありました。

初期型とデラックスには東京光学製トーコー75㎜F3.5レンズが付いていて、普及版J型には自社製?カルム80㎜F4が付いています。そして、このⅡ型に付いているのは日東光学のコミナー75㎜F3.5レンズ。

で、何となく、日東光学を検索してみたら、現存している日東光学さんのサイトに行きつきました。その歴史を記したコンテンツに、レンズを提供していたカメラの画像がちょこっと載っていて、ホホウ~ってことになりました。新発見。

 

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生による連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第180回目のテーマは「鼠園の懐中扇風機」です。

こちらより、お楽しみください。

*閲覧は2015年1月初旬まで。

2014年10月 6日 (月)

EOS IX50

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このカメラ、ご存知でしょうか?

キヤノン「EOS IX50」と書いてありますが、機種名でどういうカメラか想像出来る人も少ないでしょう、、、

IXY」はご存知の人も多いでしょう。現行品のコンパクトデジカメに使われている名称ですが、元々はAPSフィルムを使うコンパクトカメラに与えられた名称です。

あっ、これヒントでした。

そう、IX50はAPSフィルムを使う一眼レフボディです。シリーズという程のラインナップはなくて、この「IX50」と「IXE」の2機種だけでした。

レンズマウントはEOSのEFマウントと共用出来ます。同じくAPS一眼でもマウントを専用にしたミノルタ・ベクティスのようにレンズに困ることはなかったものの、APSというシステム自体の宿命で珍品となってます。

さて、このカメラの何を話題にしたいのかというと「フィルムの装填方法」。

ボディ、上面から入れます!!

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APSシステムのウリの一つが、フィルム交換をカートリッジ式で出来る容易さ!でしたけど、そのほとんどは、カメラの底面に扉があってそこから出し入れしていました。ニコンのAPS一眼には、背面に扉があるものもあったかと。

しかし、カメラいろいろあれど、フィルムをカメラ上面から出し入れする~って相当に珍しいかと思います。デジタルカメラのメモリーカードだって、ボディ上面ってのは無いんじゃないかな...。

 

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2014年10月 5日 (日)

ニコンMD-14

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ニコンFG-20に、モータードライブの「MD-14」がセットされた状態のものを持ってみました。

グリップ部がガッチリしていて、非常に持ちやすいです。握った状態で人差し指の腹部分にも滑り止めが貼られていて、いい感じです。

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で、撮影態勢に入ろうとして気付くこと1点。しかし、重大。

その握りのままシャッターが切れないのです。。。滑り止めの上に当てていた人差し指をどう伸ばしても、ボディのシャッターに届かない。。。

そうだよなぁ~、モータードライブ側のグリップ上部にシャッターボタンが付いているのが普通だよなぁ。なのに、MD-14にはきれいに滑り止めが貼られているだけで、シャッターボタンが無い。

すると、下の画像のように、最初の握りから指を1本ずつ上にズラした状態が、MD-14の本来の握り位置になるのでしょうか?

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でもこれだと、中指第一関節のあたりが、グリップの角に当たって微妙に痛い。。。だったら、さっきのきれいに貼られた滑り止めを、もう少しレンズ寄りの側面の方まで回り込ませて貼ってくれれば良かったのになぁ。

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これは手の大きさが影響することなので、あくまでも、私 二代目の勝手な意見ということで流しておいてください。

 

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2014年10月 4日 (土)

これもコピーだったのか

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ロシアカメラの「LUBITEL(ルビテル)」。

「LUMITEL 166」という型は、いまだに現行品で入手可能だから~ってのもあるでしょう、案外とよく見かけます。

それと一緒に入って来た、ほぼ同サイズの2眼。

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こちらの方が明らかに古そうに見えるのですが、名板の文字を読みとれません。いろいろと検索していたら、キリル文字で「ルビテル」って書いてあるらしいです。

で、その古い方の「LUBITEL 2」を見ていると、側面に何やらあります。

これ、多分フィルターか何かを収納するスペースでしょう?? だって、以前にも似たのを見たことがある。そう、ドイツ製フォクトレンダー・ブリラントに同じような収納部分がありましたからね。

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開けて見たら、やはりそう。フィルターがはめられるようになっていました。ブリラントは開け方が少し違いましたけども。

で、さらに「LUBITEL 2」を見ていると、収納部分だけじゃなくて、他にもブリラント(下の画像参照)に似ている部分がたくさんあるじゃないですか!? ロシアさん、これもコピーだったのですね…。

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