我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2014年10月

2014年10月22日 (水)

品川区港南

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」、食肉市場正門です。

個人的によく利用している品川駅なのですが、その港南口側というのは近年開発が進んだエリアで、大きなオフィスビルがたくさん立ち並んでいます。キヤノン販売さんに続いて、ニコンさんも11月下旬に本社が品川になるそうです。

そんな港南エリアにある「東京都中央卸売市場食肉市場」。

その歴史は古く(昭和11年開業の芝浦と場)、資料館も併設されているので学ぶべきことが多々ありそうです。今回は陽が沈む間際だったので、また改めて足を運ぼうかと思っています。

日々沢山の家畜が運ばれて来て、私たちの食生活を支えてくれている場が、オフィス街と隣り合わせにあるという意外さに驚きです。

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2014年10月21日 (火)

Katoさん仕様

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この「mamiya/sekor 1000DTL」。そのブラックボディに微妙な存在感!?があって、少し前にFacebookページにも画像をアップしました

なぜって、ただでさえ現存数の少ない、この機種。ブラックなんてあったんだ?と思って調べたところ、少数存在していたことがマミヤのサイトに書かれていました。

しかし、この個体、部分的に筆か何かで黒く塗りたくったような形跡があるのです。本来のブラックボディを補修目的で塗ったのか、それとも、シルバーボディをブラックに塗り替えてしまったのか、、、。

全般的に疲れ気味な状態なので、そこらへんの判定が微妙に難しいんですよ。

そして、不思議なのはペンタプリズムカバーの上面に「Kato」というアルファベットが薄らと見えるのです。

厚みのある塗料で「Kato」って記した上から、ボディのブラック塗装を塗りたくった感じなんです。

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で、この「Kato」の隠し文字を発見されたのが、常連のKatoさん。

「これ、気になって仕方ないんですけど。買わないといけないですよね...」と、お買上げいただきました。

 

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2014年10月20日 (月)

黄色いカード

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「初対面や飲み屋で野球と政治の話しはタブーだ」と、よく言いますよね。でも、これは「提供意思表示カード」の話です。

タイミング的に阪神タイガースがクライマックスシリーズで勝ち上がった直後なので、野球の話かと疑われそうですがぁ~って、結局野球の話してる...(笑)。

画像内左にあるカードは阪神タイガースのマークが描かれていますが、兵庫県が配布していた「臓器提供意思表示カード」です、本物だそうです。お客さんが見せてくださいました。

こんなの阪神ファンには溜まらないですねぇ。ただし、何年か前に限定数で配られたものらしい。

色が同じ黄色なので、ついついうちの店の「カメラ提供意思表示カード」も横に並べてしまいました。こちらは、今現在も受付中です!

カメラファンなら溜まらない~って言って貰えるような目的で作ったカードです。

 

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2014年10月19日 (日)

お披露目~

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昨日、店の外壁に新しい看板が追加されました。

実は我楽多屋が1階から2階に移った後に、1階に入ったお店(そうめんやさん)が取り付けた立派な内照式看板。そうめんやさんの後に入った今のお店が使わない~というので、看板の位置を移動させて使わせてもらうことになったのです。

で、2ヶ月ほど前から、その看板をどんなデザインにするかいろいろ考えていました。考え出してみると、既存の看板でいろいろと表現はしているのです。

そこで、うちの店を何かイメージで表現しようと。

上の画像をご覧ください。赤文字のURLがあって、カメラを両サイドから手で持っている~の看板がそれです。

人から人へカメラを大切に手渡す』イメージです。

その仲立ちさせていただきたい、カメラを大切にしていきたい~』そんな気持ちを込めています。

あと、内輪的な話ですが、この看板用の撮影は、以前に我楽多屋でアルバイトをしてくれていた現在カメラマン修行中のSにお願いしました。それを快く引き受けてくれたことにも感謝でした。

あっ、内照式看板なので、夜になるとこんな感じです。

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2014年10月18日 (土)

何故にFor PROFESSIONAL

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プロのスポーツ選手が使っているのと同じアイテムを欲しがるのはファン心理だったりしますし、料理など習い事を始める人達の中には道具から入る人がいるのも似たようなものかと思います。

カメラだってそう。プロが使う高性能機種を使うアマチュアが多いのも事実です。

そういうのが悪いって話じゃありませんからね、まったく。

本題はこれからです。ニコンにはプロサービスに登録されたプロカメラマンに配られるプロスト(プロストラップ)というのが存在します。

どういうわけか?それが一般市場に流出して、ビックリするような高値で取引きされた時代もありました。これは、まさにプロ仕様のモノは欲しくなるマニア心理を利用されてしまった結果です。

で、これも凄い話ですが、一時期だけ、そのプロストをニコンが市販しちゃったこともありました。

また、それとは別に何故かニコンさんは、一般向けの市販品ストラップに「For PROFESSIONAL」と記されたものを、ちょこちょこといくつか作っているんですよね。

この偽プロ仕様みたいなのに、いくらか複雑な気持ちになってしまうのですけども...皆さんはいかがでしょうか?

 

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2014年10月17日 (金)

無くなってないよ...

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先日、「もう10年以上ぶりのお邪魔になります~」というお客さんがご来店。

道に迷ってしまい、あるお店に尋ねたら「あのカメラ屋さんは無くなってしまったよ」と、言われたらしい。

それでも、その方は僅かな記憶を頼りに歩いて、うちの店を見つけてくださいました。

ご遠方から来られたようで手持ちのメモ書きには、うちの店の他にも恵比寿の大沢カメラさんも記されていて、大沢さんには先に行って来られたらしい。

そのメモには、もう一店舗、藤澤商会さんも記されていて、「ここへは時間がないからもう行けない…」と言われました。

「いやいや...残念ながら、藤澤さんこそ今年お店をやめられましたよ...」とお伝えすると、残念そうにされていました。

そのお客さんが帰り際に、改めて「来られて良かった良かった」と言われたので、「大丈夫です、まだ無くなってませんから~、しかし、どこのお店ですか?無いって言ったのっ!(笑)」と、冗談のつもりで伺うと。

「帰りにもう一度そこへ寄って、『カメラ屋さんまだやってますよ!』って言って行きますよ」という。

「いやいや、そこまでされなくていいですよ。」というと、「いやね、そのお店の方もこちらのお店を利用されていたようで、無くなって残念だ~とも言ってましたから」と。

え~っ!!お近くのはずなのに誰?どこ??

確かに、2年前の3月に我楽多屋は1階から2階に上がりましたけど、買取りはもともと2階にありましたし…。

最近更新されたGoogle Earthのストリートビュー画像でも、建物の外壁に大きな看板出てるんですけどねぇ。

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2014年10月16日 (木)

台無し...って

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今、我楽多屋には「新品時代にショーウインドウでこんな状態で飾られていたであろう~」、マミヤZEがあります。

ご覧のように、展示台付きの逸品です(笑)。

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このマミヤZEの値札には、符丁として「台付き」と書いてあるのですが、それを見たお客さんが「えっ!?このマミヤ以外は、台無しなの???」と、ニヤリとされながら言われました。

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「台無し」って!!!??? そりゃ、他のカメラに展示台はありませんけども、「台無し」ってのはヒドイんじゃないですかぁ(笑)。

当然、お客さんもふざけて言われたことなので、その場はそこまで。

あとで、改めて「台無し」の意味を調べてみる私。『ひどく汚れたり傷んだりして、役に立たなくなること。物事がすっかりだめになること。また、そのさま。』

ドキッ...。あながち間違ってないぞ、、、我楽多屋の品物の中には、あるもの、、、そういうもの。。。

実は別にもう一個、マミヤの展示台だけがあったりしますが、これは何が載っていたのでしょうか?

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2014年10月15日 (水)

豊洲新市場建設地

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、豊洲新市場建設地。

土壌汚染問題などの諸問題を抱えながらも、築地市場の移転先として既に建設が進んでいる場所です。

通勤経路上ということもあり、汚染土壌の浄化作業中から見て来ました。2年程前には仮設土壌処理プラントがあって、土壌を洗浄したり加熱したりするものだからモクモクと煙を上げている時期もありましたが、半年程前から基礎工事的なものを始めています。

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今は建設地脇に陸橋が架かったので、下の画像のように上から眺めたりも出来るんですが、ちょっと多めに雨が降ると、湖みたいになっちゃったりしてます。大丈夫なんでしょうか...?

画像は先週の台風18号の後です。

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2014年10月14日 (火)

確かに距離計連動型...

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レンジファインダーライカ(型カメラ)のボディに内蔵された距離計ってのは、レンズマウント内側上部にある連動コマとレンズのヘリコイドの動きを連動させることで、覗いたファインダーの二重像を合致させてピント合わせが出来るようになっています。

これは、レンズ交換をしても対応できるような統一された規格になっています。

逆を言えば、連動部分に異常があったり、マウントアダプターで違うレンズを付けたりすると、ファインダーの二重像でピント合わせが出来ないということです。

ところが、かつてHANSA(ハンザ)から、距離計連動型を謳うDシリーズというマウントアダプターが出ていました。

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アダプターにヘリコイド状のものがあって、それを回すと確かにライカマウントレンズの後部と同じように、ボディ側の連動コマを押すような仕組みになっています。

きっとほとんどの人は、このアダプターを使えば、異マウントレンズをライカ(型)ボディで距離計連動させられて使えるんだ!と思うはずです。

ちょっと考えて使う場面を想定しても、レンズ側のヘリコイドはどこかで固定させておいて、マウントアダプターのヘリコイド操作で何とかなるのだろう!と思うはずです。

がぁ~、実際のところはちょっと違って、こんな手順です。

  1. ファインダーを覗きながら、マウントアダプターのヘリコイドを回して二重像を合致させます。
  2. その時に示されたマウントアダプターの距離表示を読みとります。
  3. 読み取った距離表示と同じになるように、レンズ側の距離指標を合せます。

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要は、単体の距離計で測った数値をレンズの距離指標に合わせる行為と同じわけです。

考え方を変えれば、ボディの距離計を単体距離計として使って距離だけは読み取ってしまおう~!的なアダプターなんですね。

なんかぁ~騙されたような気がしなくもないですが、我々が勝手に早とちりしているだけで、距離計連動型には変わりないんですね。せめて、距離計連動型の測距機能付きマウントアダプターって言ってもらえると、早とちりもし難かったような気がします。

実際、HANSAさんのカタログなどには以下のように表記されていました。

「カメラボディの『距離計』に連動して、被写体までの正確な距離が測定できる『測距機能つき』のマウント変換アダプターです。アダプターで測距した距離情報を取り付けレンズに設定することで、従来の目測のみに頼った方法りもはるかに正確な距離合わせが出来ます」

 

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2014年10月13日 (月)

イソカフレックスの謎

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ちょっと大袈裟なタイトルですが、イソカフレックスのレンズ名について、おかしなことを発見しました!

まず、イソカフレックスについては、過去のこちらのブログ記事で予習してください。→http://arrow-camera.weblogs.jp/blog/2010/09/isocaflex.html

さて、ここにあるイソカフレックス、型は表記されているようにMode-1。そして、レンズに記されているレンズ名は「ISUNAER」。これ、なんて読むんでしょ?

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そこから始まった謎。

古いカメラの広告を集めた書籍をチェックすると、カタカナ表記で「イソザ75㎜F3.5」とデータ欄に書かれていました。

で、ネットの画像検索や書籍、過去の持ち画像を見たところ、見つかったものはすべて「ISUNAR」と記されています。

おぉ!?スペルが違う...。ここにあるのは1文字「E」が余計に刻印されてるんですよね。これは刻印の打ち間違えなんじゃないかと、、、だとしたら、世の中に出てはいけなかったモノ。

それと~「ISUNAR」の発音。これで「イゾナ」って読ませるんだそうです。

どちらも、謎めいてます(笑)。

ちなみに、Model-2はレンズが新鋭の「ISUKOR」(イスコール)になったと、当時の広告に謳われています。

 

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