我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2014年4月

2014年4月13日 (日)

Kenko Filterの「ケース」

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ケンコー(Kenko)さんといえば、長年レンズ用フィルターを製造販売しているメーカーさんです。

で、こういう形状のフィルターケース。「懐かしいなぁ~」という人も多いんじゃないでしょうか!?

で、いつ頃までこのタイプのフィルターケースが売られていたものか?ちょっと調べが付きませんでしたが、1997年のカタログには既に載っていません。

見掛けるのは黒がほとんどですが、赤や青も時々見ますね。

でもって、今日の話題はこのケースを開けてビックリ!! いや、そんな大袈裟なことじゃないんですが、、、

フィルターを入れる向きが違うんですよ。どこかの時点で仕様変更をしたんでしょうけども。

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上の画像でいうと、右手のケースは開いた状態で収納出来る4枚をすべて同じ方向(右側)から入れるようになっていますが、左手のケースは開いた状態でそれぞれ外側から2枚ずつ入れるようになっています。

これ、ホントにどちらでもいいと思うんですよね、慣れてしまえば~。ただ、複数持っていて両タイプが混在していると、フィルター出し入れする時にちょっと苛々するかもしれない(笑)。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

第96回 得?or 特?

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少し前の得特企画で「小口径フィルター」の特価品を出品しましたが、今回は「大口径フィルター」です。

67・72・77・82㎜のフィルターを何枚かずつ特価品で出品します。

特殊系フィルターを300円~、スカイライト系を500円~、UV・プロテクター系を800円~。通常価格より2割はお安くなっています。この得特分は数量限定、ご来店早い者勝ちですので。

*通常、当店では46㎜未満を小口径、72㎜以上を大口径としていて共に1,000円~。その間の46㎜以上67㎜以下を500円~、というのを基本の値付けにしています(→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/12/post-b1fb.html)。

2014年4月12日 (土)

Wさん

オープンにするかどうか迷ったのですが、私 二代目にとってかなり大きな出来事でしたので、、、悲しいお話なのですが、我楽多屋の常連さんのWさんが亡くなられました。

10年以上、毎週決まった曜日の朝イチでご来店いただける方でした。

もう5~6年前のこと、うちの店の開店時間を9時から10時に繰り下げてからも、Wさんがご来店される曜日だけは、引き続き9時過ぎには店を開けていた私。

そのことを知っていたWさんは、以後、用事で来られない時は、前の週に必ずその旨を知らせてくださいました。

とても律義で、真面目すぎるくらい真面目な雰囲気の方でした。

 

毎週、お会計が済んでからの10~15分、長いときは30分くらい。カメラの事に限らず、Wさんと世間話などをすることが、私の楽しみでした。

出勤中に電車内で遭遇した車内トラブルの苛立ちを、Wさんが聞いてくれて落ち着けたこともありましたし、長年の無休状態をやめて水曜定休にして出掛けた昨夏の東京湾フェリーなどは、Wさんに教えてもらったルートでした。

雨の日にご来店されると、必ず、入り口のマットで靴に付いた水分を落としてから入店される心遣い。私も他の店で自然と真似するようになってました。

 

Wさんの中古カメラ遊びに対するポリシーの一つに、ネットやオークションではなくて、「お店で買う!」というこだわりを聞いたことがあります。

「自分の目で直に見て選びたい!」という意味合いと、「どこの店でこんな経緯で買ったもの!」という記憶的な付加価値を付けたいから~とも言われていました。

これについては、私も同じような考えだったのでとても共感し、 実はうちの店の宣伝コピーにも使っています。

 

毎週いろんなお話をさせていただいたので、Wさんのカメラ以外のご趣味やご家庭環境、お身体のことなども少しお聞きしていました。

そのうち、今度一杯やりましょう!くらいの流れになっても、おかしくない会話をさせていただきましたが、お酒を飲まれない方だったので、実際は店でお会いするだけでした。

 

そのWさんが、2週続けてご来店なく、3週目の朝も来られない、、、いよいよ心配でならなくなりましたが、それこそ、店でお会いするだけなのでご連絡先を知りません。

でもその午後。Wさんとかつて同じ職場に居らした方で、時々、Wさんの会話にも登場される別のお客さんの顔が頭に浮かびました。その方は、もう何年かうちの店はご無沙汰なんですが、10年くらい前に用事があってメールのやり取りをしたことがありました。メールアドレスが変わっていないことを祈って、思い切ってメールを送ってみました。

早々にお返事がいただけましたが、愕然としました。

お亡くなりになられたと。。。Wさんは私より3つもお若いんですよ。

その方も今は職場が違うので、詳細はまだご存知ないとのことでしたが。。。

で、良い人には良い人の縁がつながるんだなぁと涙が出そうになったのは、そのメールの中で、「さぞやご心配になったことでしょう。でも、そのように心配してくださったことは、きっと彼もどこかで知っていて、感謝していることと思います」って言葉が添えられていたのです。

Wさん、心からご冥福をお祈りします。

 

画像はブログやFacebookページにアップさせていただいた、Wさんのカメラたちです。

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2014年4月11日 (金)

100周年!言ってたのに

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インスタマチック(126フィルム)というフィルム規格が、あったことさえ知らない人が増えてきている昨今です。

1963年にコダックが発表した新規格で、35mm幅の裏紙付フィルムがプラスティック製のケースに入っています。画面サイズは26㎜×26㎜。110フィルムを大きくしたような感じです。

そう、1971年登場の110にバトンタッチするような形で世代交代しましたが、1999年まではコダックがフィルムを作っていました。

110カメラもそうですが、このインスタマチックも存在意義自体が簡単カメラですから、ごく一部に高級系モデルがあっただけで、ほとんどはチープな感じのカメラばかりです。

このサクラパック100X。ボディ側面に金属状の板が貼られていたりして、今までに見かけたものとちょっと違うな~と思ったら、創業100周年の記念モノでした。

そのパッケージに添えられていたメッセージがこれ。

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それから41年。今はもう、フィルムもカメラもやめちゃいましたよね。。。小西六さん。

 

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2014年4月10日 (木)

天晴れな革ケース

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このキヤノンレンジファインダー機用レンズのフード向け革ケース。

その造り込みに感心しました!

上蓋の縁が外側からみると土手のように膨らんでいて、内側からみると溝のように窪んでいるのです。蓋をした時、底側の縁にこの部分がキッチリと被さるようになっているんです。

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こんな風に丁寧に型押しをしているなんて~!!と感心したのです。

今まで、同時期の革ケースを比較した際、キヤノンよりニコンの方(例えばここら辺と比較して)が、革の質といい、造り込みといい、優っているなぁと思っていましたが、このフードケースは別物ですね。

ところで、この革ケースにも型押しされていますが、当時のキヤノンのマークには鷲が描かれています。

これ何でか知らなかったので調べたところ、精機光学工業として創業した時から、社章に鷲が描かれていて、『世界への雄飛や、技術・品質の追求など、キヤノンの原点・源流となる「進取の気性」という思いが強く込められている』のだそうです。

で、なんと!社章から一旦は姿を消していた鷲が去年の春から復活しているのだそうです(→http://cweb.canon.jp/corporate/newsflash/article/20130416-01.html)。

 

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2014年4月 9日 (水)

小沢象さんのお芝居

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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さて、二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」、買取名人と一緒に、日本橋の三越劇場でお芝居を観ました。

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私は学生時代の演劇鑑賞会を除けば、初観劇。

休みだというのに、毎日顔を合わせている名人と何故に一緒に行ったのかというと、店のお客さんでもある俳優の小沢象さんが出るお芝居だったから。

小沢さんは以前にブログでご紹介させていただいておりますが、かなりなカメラ好き。グリップなどご自分で器用に作っちゃったりもしています。こちらでご確認ください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2008/06/post-0ee0.html

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2014年4月 8日 (火)

ヨドバシさんの古包装紙

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このヨドバシカメラさんの包装紙、レアですね! まぁ、当時は珍しいモノじゃなかったんでしょうけど、今となっては~です。

だから、「懐かし~!!」という人もでいらっしゃるでしょうね! で、いつ頃のものなのか???

ペンタックスESⅡやSPF、オリンパスOM-1、ブロニカS2、ECなどが登場していることから、各カメラの発売年を確認したところ、1973年以降のものであることが分かりました。

あと、描かれている店舗が西口本店であるので、さらに調べたところ、西口本店がオープンしたのが1975年であることも分かりました。店舗が写真じゃなくてイラストなので、オープン直後に使われていた包装紙でしょうかね。。。

そうすると、39年も前の包装紙になります。

我楽多屋の茶色い紙袋がいい!と言ってくださるお客さんがいらっしゃいます。あれにはハンコで店名を押しているだけですが、、、我楽多屋の袋も数十年後に貫禄出たものが出土されたりするのかなぁ~(笑)。

 

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

アローカメラ&我楽多屋のウェブ内連載コラム、田中長徳先生の「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第174回目のテーマは「触らなば落ちんニコンS2のシャッター」です。

こちらより、お楽しみください!→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html

 

*閲覧は2014年7月初旬までです。

2014年4月 7日 (月)

パンダ2匹

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もうずいぶんと前、ペンタパンダを捕獲?したことを話題にしたことがありました(→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2008/07/post-6431.html)。

もしや、またうちの店に戻って来たのか?と思って、確認したところ。今回のとはパンダ加減が違っていました。

さて、今回は2匹一緒の捕獲。

パンダ、パンダって何?という人もいらっしゃるでしょう。シルバーボディとブラックボディのパーツが混在しちゃっているから、そんな風に呼んでいます。

ライカM6では、シルバーボディにブラックのシャッターダイアルや巻上げレバーが付いていた時期が正規にあって、それが希少なので後年になって「パンダ」と称するようになっています。これは意外と通じるので、いわゆる「通称」ですね。

ただ、ペンタパンダの場合は、どなたかが個人的にパーツを交換した~というだけですから、市場的な希少価値があるとか、そういうことはありません。。。

かなりなマニアにしかアピールは出来ないでしょうけど、人と違うものを持っている~的な主張は出来るわけです。でも、趣味ってそういう楽しみもアリですからね!

ちなみに、今回のペンタパンダは、2台ともブラックボディにシルバーボディの底蓋を付けただけのパンダ加減です。

 

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2014年4月 6日 (日)

一瞬萌えた

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これ変なカメラなんですよね。。。

前にも紹介していますが、ずいぶんと前なので忘れている方もいらっしゃるでしょうし、まだまだ知らない方も多いでしょう。

まず、決して立派なカメラではないです。簡単カメラの域にあると思います。

何が一番変わってるかって、内蔵ストロボが未使用時には真横向いちゃってる。

あと、レンズが沈胴式で、チノン・ベラミみたいに観音開きのレンズカバーを開けると出てきます。でも、開閉はスイッチやレバーがあるわけじゃなくて、扉自体を指で抓んで引き出すのだけど、これがあんまりスムーズにできない。。。

でも、数日前の事。今までに気付いていなかった、ある部分に魅力を感じてしまいました、一瞬。

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「MK-Ⅱ」と記されたプレートが2本のビスで止められています。このビスに何故かちょっと萌えてしまいました、一瞬。

 

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