我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2009年10月19日 (月)

チノン ベラミ

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突然、↑ この画像では「この馬車、何?」と思われる方が多いでしょう。これは、装飾品でも芸術品でもなくて、普通に市販されていたカメラです。

1981年発売のチノン製ベラミというコンパクトカメラです。オリンパスXA2あたりとサイズやコンセプトが似たカメラなんですが、一番の特徴はボディ前面にあるこの馬車の絵柄。

おもちゃカメラなどで、キャラクターのイラストが描かれているものはありますが、普通の真面目な!?カメラで、これだけ立派な?絵柄が書かれているカメラは他には無いかと思います。

ちなみに、輸出用のボディには馬車は登場せず、「CHINON Bellami」と書かれているだけ。

チノンというメーカーをご存知ない方も多いかと思って説明しようかと思いましたが、その軌跡はあまりにも複雑で簡単に説明出来そうにないので割愛させていただきます。すみません。。。

このカメラのもうひとつの特徴は、絵柄部分が観音開きしてレンズが出て来て撮影スタンバイ状態になること。また、そのやり方は知っていれば簡単なのですが、知らないと最初は戸惑うことでしょう。

どうやるのかというと~。フィルムの巻き上げレバーを右に巻くと馬車の絵柄が観音開きします。そして、巻く上げレバーを左にしまうと、扉が閉まります。実に簡単で合理的であるのだけど、その操作感がイマイチ頼りない…というか、あまり繰り返すと壊れてしまいそうな…感覚なのです。

数が少ないこともあり、今、中古市場ではそこそこいい値段で売られていたりします。性能的には、オート露出だけどもシャッターの最高速は1/1000秒まであったり、1/250秒までは開放絞りの設定だったりと、凝っている。

全体像はこれ ↓

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