我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2013年12月

2013年12月14日 (土)

フード タワー

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先日、店を閉めてから気付いたのですが、店内中央テーブルのジャンクカメラの上にレンズフードが6つ、重ねられて置かれていました。

いつものように、「うるさい中古屋」的には、「お願いだから、品物の上にモノを置かないでください!」と言いたいところなんですけども。

今回は、それにプラスして、「よくも6つも積み重ねましたね~」と、「これお買上げのつもりだったんじゃないんですか~」とも言いたい感じなんですけど、、、という不思議感がたっぷり。

ただ、「買うつもりでした!」と、今、名乗り出られても、フードをそれぞれのカゴに戻してしまったので、再度ご来店の上お探しください。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2013年12月13日 (金)

役目はセルフタイマーだけじゃない

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キヤノンFTb初期型のこのレバーを見るたびに、「押してくれ!」と主張されているように思えて仕方ない~ってのは、ちょっと大袈裟な表現ですが、こんなに立派なセルフタイマーレバーは他のカメラではそうそうありません。

しかし、純粋にセルフタイマーとして使う場合は、押すんじゃなくて、引く方向。

では、何で貼り革までして、押す方向にアピールしているのかというと、絞り込みレバーも兼ねてるんですよね、これは。

絞り込む時は、このレバーを押すので、その時に押し心地がいいように(ホントか?)、ここにも貼り革をしてるんですね、きっと。それと、下の小さな丸いレバーを「L」にすると、絞り込んだ状態でロックされます。

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ついでに、案内しておくと、この丸いレバーを「M 」にするとミラーアップ出来るんです。

このように、通常ならセルフタイマーレバーのあるところに、3種類もの操作系を集約しているんです、このカメラは。

しかし、興味深いのは、NewFTbでもこの集約機能は変わっていないのに、レバーはシンプルな形状に変更されます。その背景には、FLレンズとFDレンズの仕様の違いが影響していたようです。古い設計のFLレンズでは、絞り込み測光をしないといけないので、積極的にプレビューレバーを押すことが必要だったわけです。

しかし、NewFTbの時代になると、開放測光に対応しているFDレンズへの移行がドンドン進んでいたので、積極的にプレビューレバーを押す必要が無くなってきた、、、

それがこの立派なレバーが姿を消した理由なのかと思います。

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がらくた市忘年会

12月28日(土)のがらくた市は、田中長徳先生トークショーの後に長徳先生を交えての忘年会を行ないます。

夏の暑気払いと、冬の忘年会は恒例化しつつあり、長徳先生にもお時間を都合していただいているので、お酒を飲みながら、みんなで楽しく語り合えたら~と思います。

以下詳細をご確認の上、参加希望の方はメールにて参加表明をお願い致します。

  • 12月28日(土) 16:00~18:00
  • 会費:2,500円(軽食+飲み放題付)
  • 会場:アローカメラ&我楽多屋近辺にて(詳細は追ってお知らせします)

*参加希望の方はメールにて(arrow.noda@nifty.com 宛)、お名前と連絡先を明記の上、参加表明願います。

2013年12月12日 (木)

ニコンF-601M

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このツルンとしたプラスティック外装のペンタ部を見ただけで、F-601Mと分かるのはニコンマニアくらいでしょうか。。。

1990年、35㎜フィルム一眼レフカメラの多くがAF化していた時に、ニコンはこういうカメラを出しました。AF・AE機能付のF-601から、AF機能を省いたF-601Mを。さらに、内蔵ストロボも省略されてます。

当時、まだAFには慣れ親しめない~とか、AFなんて信用ならねぇ~みたいな人たちが居たのは事実で、そういう向きにラインナップしたのかもしれません、、、

なのに、基本はAFレンズを装着することが前提なので、プログラムAEやシャッタースピード優先AEは、Ai式MFレンズを装着しても利かないのです。

ただ、前述のような人たちがAFレンズを所有しているわけはなく、中途半端な立ち位置のこのF-601Mはほとんど脚光を浴びることは無かったようです。

今、ここにある個体(F-601Mの輸出モデル「N6000」)はかわいそうなことに、レンズマウント傍にある絞り連動ピンを折られてしまっているので、こうなると絞り優先AEさえも利かない状態。

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こんな仕打ちをされたのは、オートニッコールを付けるためだと、、、思うのだけど、ならばニコマートあたりで良かったんじゃないの?って話にもなるし、ニコマートに勝っているのは、オートワインディングくらい!?ってことで、かわいそうな個体であります。

 

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2013年12月11日 (水)

品97系統

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」、今日はバス路線です。

品川駅高輪口から新宿駅西口を結ぶ都バスの路線があります。品97系統。

通勤時に使うこともあるのですが、本数が少なめなのと、さすがに長めの距離なので、時間的に少し余裕を持っていないといけません。なので、定休日の水曜日なら時間を気にせず乗車。

品川を出て、泉岳寺~魚籃坂~古川橋~天現寺橋~西麻布~青山一丁目~信濃町~四谷三丁目を経由して新宿に辿り着きます。

途中、日赤病院や広尾病院、慶応病院などがあるので、案外と乗り降りが頻繁にされています。

私自身、道中興味深いのは、魚籃坂の上と下にあるスーパー「ピーコック」や、魚籃坂バス停前にある渋い印鑑屋さんパン屋さんの付近。

この路線に限らず、意外なルートを経由する長めの路線をノンビリと乗るのも趣きあります。

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2013年12月10日 (火)

アートパノラマ170

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先日、ちょっと特殊カメラの買取り依頼がありました。

「アートパノラマ170」。

買取名人が対応いたしました。このタイプのカメラは数も少ないですが需要も少ないので、業者としても売り買いは難しかったりします。

名人が仲間の業者にいくつか打診をしたところ、どこもスパッとした反応がなかったとか。。。

しかし、そこは名人芸。これで!という価格を提示したところ、お客さんの方から、「野田さんに損をさせる訳にもいかないので、、、無理をされないでも~」と言われたとか。

だからって、一度言った値を下げるのは名人として有るまじき行為。買取り成立。

その後、私 二代目もこのカメラを画像に残しておこうと買取りコーナーに行くと、名人から「これいくらで買う?」との質問。

ひらめきで答えると、名人が付けた価格との差は5,000円。私の方が5000円安かったのですが、、、

反応の悪かった他業者を差し置いての僅差を認められ、「もう、買取プロだな」と一言(笑)。

【アートパノラマ170】富山製作所製。120フィルムを使って、6×17のパノラマフォーマットで4枚撮影可能。

 

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2013年12月 9日 (月)

木製グリップ

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このカメラは手に馴染むとか、、、言いますけど、それはあくまでも形のことで。金属やプラスティックが素材として、手に馴染むという感覚はあまりないのかと思います。

その点、素材として革や木が手に馴染む~という感覚は理解できるような気がします。

これ、クルマでいうと、ハンドルやシフトノブがまさにその部分にあたるのかと。

で、カメラの場合、ボディを保持した時に指が掛かる部分を木製にするアクセサリーは、幾つか存在していますよね。

最近ではペンデジタルにありましたし、フィルムカメラでも、ペンタックスLXやフジTX-1などにありました。

その点、ハッセルブラッドの新しいデジカメ「Lunar」の大胆な木製グリップは特筆かと。触れたことありませんが、あれは握る部分、全部が木製。素材として馴染む感覚を実感出来そう。革張りのグリップも用意されてます。

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フィルムカメラでここまで大胆な木製グリップは無かったかと。

ただ、一番上の画像のような外付けタイプのグリップなら、純正品でも存在していました。

画像左側のペンタ67用はちょいちょい見掛けますが、右側のマミヤ2眼用のはあまり見掛けないかと、、、

 

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2013年12月 8日 (日)

Konishiroku Hexar 50mmF3.5

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一昨日、話題にしたライカスクリューマウントの沈胴ヘキサーは、その日のうちに嫁ぎ先が決まり、私自身ホッとしております。

これで、ライカM→ニコン1のマウント変換アダプターを購入する迷いもなくなりました。

上の画像は、嫁ぎ先でレオタックスに装着されて初夜を迎えているヘキサーです。お買上げいただいた常連Kさんがご自身のSNSにアップされたのを拝借しました。

Kさんは、お仕事途中にも、うちの店に立ち寄ることが出来る方なので非常に足繁く通っていただいており、昨日も、「我楽多屋さんは、こういう出会いがあるから、たびたび顔を出さないとなぁ」と言われてました。

おっしゃる通りで、我楽多屋ではもう20年くらい前から「掘り出しモノに巡り合うためには、足繁く通っていただくこと~」とアナウンスしております。

これは、何もうちの店ばかり~ってことじゃないです。新品と違って中古の場合は、一期一会ってところがありますから、いろいろな店を回って探す~ってことが、良いモノに巡り合う秘訣なんです。

秘訣!?って言うより、数を撃ちゃ当たる!ってことなんじゃ?と、言われる方もいらっしゃるでしょう。

いやいや、それだけじゃないんですよ。

ちょくちょくご来店いただいていると、その人の好みが分かってきます。入荷したばかりのモノとか、これから整理しようというモノの中に、その人が好みそうなものがある場合には、こちらからお声掛けして、「これどうですかぁ~?」なんてことも出来ますのでね。

下の画像は、嫁いだ翌日に早速ちょいと顔見せに里帰りしてくれた(Kさんが見せに来てくださった)ヘキサー、今度はライカに付いてました!

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2013年12月 7日 (土)

ペトリ中学生

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つい最近、ペトリをお買上げいただいたお客さんが、早速そのペトリを肩から提げてご来店。

制服を着ているので、聞くと、今日は社会科見学で国会議事堂に行ったのだけど、デモなどの障害があって、議事堂内を見学出来なかったのだという。。。

ペトリを社会科見学に持参する中学3年生も凄いが、予定された社会科見学をキャンセルさせてしまう事態って、どうなの?とも思った。

ところで、このペトリ中学生。2年程前からうちの店に足を運んでくれているのですが、すでに、家には三桁の台数のフィルムカメラがあるというツワモノ。

実は最初の頃、私がシャッターの切り過ぎを注意したことがあったのですが、それでも、今では、我楽多屋の店内空間は落ち着く~と言ってくれています。カメラ屋冥利に尽きます。

勝手に今日は、ペトリ中学生って命名してしまいましたが、彼はペトリに拘っているわけではありません。フィルムカメラ全般に関心をお持ちです。

フィルムも月に数本消費しているそうですよ!

 

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第93回 得? or 特?

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今週はブログ本編でフィルターねたが2つありましたが、久々の得特企画もフィルター。

「小口径の保護フィルター(UVとスカイライト)」です!!

当然のことながら新品ではありませんし、先日ご案内したフィルターの通常値付けとは別扱いですので、多少の難はご了承ください。

小口径とは、当店では46ミリ未満のサイズを呼んでいます。

スカイライトの黒枠が300円~、銀枠が500円~。UVは黒枠が400円~、銀枠が600円~。

合計で50枚ほどありますので、早い者勝ちです。

それこそ、無色系の保護フィルターですから、キャップ代わりと考えてもお手頃価格かと思います。