我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2013年1月

2013年1月13日 (日)

ヒントはKonica

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5年のブログ歴で取り上げたことがあるような気もするのだけど、検索しても見つからないので、、、万が一のうっかり重複を気にせずアップします。

『このオレンジ色のゴム製のモノ。 何か分かりますか???』

ヒントは、「Konica」って記されていること、そして、フィルムカメラ向けであること。

さて、何でしょう?

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答えは・・・、コニカ製現場監督というカメラに付属されていたもので、下のようにストラップに通したうえで、フィルムケースを止めておくホルダーなのです。

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こんな簡単なモノなのに、意外と重宝するアイテムと言えます。見た目が~と言われる方がいらっしゃるかもしれませんが、現場では実用主義なのです!

また実際の現場では、このフィルムホルダーで固定したフィルムケースに、チョークなんかを入れて使う活用法もあるそうですよ。

2013年1月12日 (土)

思わぬ物々交換

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昨日、我楽多屋でちょっと微妙な状態のオリンパスエースを買って行かれたお客さんがいらっしゃいました。

ボディ自体はジャンクとしての値段を付けて並べていたのですが、まだ、並べて2日目だったので、実は一緒に入って来ていた専用革ケースを、ジャンクボディとセットにするか・・・別に値を付けようか・・・、決めかねていました。

でも、早々に気持ち良くお買上げいただける運びなので、「革ケースも付けておきます!」と、仕舞い込んでいた革ケースを出したところ、とても喜んでいただけました。

そしたら、「じゃあ、このインスタントコーヒー差し上げますよ!」とスーパーのお買い物袋の中から、「UCC 職人の珈琲」を取り出されました。

四谷三丁目のスーパーで安売りをしていたので、つい2個買ってしまったそうで、そのうちの1個を譲ってくれるというのです。

多分、普段なら丁重にお断りしたと思うのだけど、ちょうど、店のインスタントコーヒーが次の1杯を飲むと無くなってしまうタイミングだったので、そのグッドタイミングをお話ししたうえで、遠慮なくいただくことにしました。

見方をかえれば、革ケースとインスタントコーヒーの物々交換が成立したわけですね(笑)。

*上の画像内の革ケースは、オリンパスエース用ではありません。

2013年1月11日 (金)

Kallo140の巻き戻し

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先週紹介したKallo(カロ)140

お客さんに「これはどうやってフィルムを巻き戻すんだろう?」と、フィルム室を示しながら質問されました。

えっ!パトローネの軸を回すツメが無い…。 もしや専用パトローネが要るのか? それとも、何か欠品しているのか? と、焦りました。

しかし、程なく実体が判明。クランクを回すと3つのツメが狭まって来て、パトローネの軸を3点で掴んで回転させるのです。凝った造りしてますよね。。。

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お客さんが帰られてから、以前にも似たようなカメラあったよな~と思い出したけど、それが何か思い出せない。同じカロ(コーワ)かと思って検索したけど、ない・・・。ロードかぁ?と思って検索したら、ありましたよ!

「Load MARTIAN(ロードマーシャン)」というカメラが似た造りでした。こっちは、ギザギザのあるハサミみたいので挟んで回すスタイルでした。

さて、このカロ140にフィルムを入れて、巻き戻しをしてみました。3つのツメで掴んで滑らないように軸を回さないといけないわけですから、ツメが当たった部分は、シッカリと掴んだ跡が残っていました。

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2013年1月10日 (木)

LHSAって何よ?

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先月話題にした「金属製のキャップ」に反応して、Hさんが珍しいキャップを見せてくれました。

「LHSA」と刻印されたライカM型のボディキャップです。

これは、アメリカライカ協会の25周年記念で会員向けに限定で作られた特別仕様のM6に付いていたものなんだそう。

オール金属製で、手にすると「おっ!」と思うほど重量があります。量ってみたら、50グラム。

で、このキャップについての記述があるライカ本に、「マウントにキズがつく…」と書かれているのです。。。そりゃ、プラ製に比べたら~でしょうけど、こんなところで文字にされていたら、神経質な人は気にしちゃいますわなぁ~。

で、先日のブログのような「金属キャップはよろしくない・・・」という人が増えちゃうわけです。

ところで、ライカ純正のボディキャップでも、金属とプラスティックを組み合わせたのがあるんですよ。。。これだって、キズがつくんでは。。。

さすがにキズのつき具合を比較するのは大変なので、重さだけ比べてみました。

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  • オールプラスティック製:コシナフォクトレンダーのMキャップは、7グラム。
  • オール金属製:ハンザ(先月取り上げたもの)のMキャップは、26グラム。
  • 金属+プラスティック製:ライカ純正のMキャップは、14グラム。

これら3つのキャップの重量を見れば、「LHSA」のキャップがどれだけ重いか分かりますよね! 

ちなみに、過去に紹介したレンズで54グラムしかないXRリケノン45㎜なんてのもありました。

NHK-BSプレミアムに

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ほぼ私事なのですが、、、

今週土曜12日の午後10時からNHK-BSプレミアムで放送されるドラマ「忘れないで夢を~漫画家やなせたかしと妻・暢(のぶ)」http://www.nhk.or.jp/bs/p-drama/に、私 二代目が出る予定です。

幼いころからアンパンマンのファンであることや、やなせ先生の事務所がうちの店の近くにあったことは、以前にこのブログでも話題にしたことがありました

これらにまつわる内容がドラマ内で取り上げられていて、私はそれに付随するドキュメント部分に出る予定です。

また、収録は別のお店(昔ながらのイメージのカメラ屋さんを探されたそう)ですが、ドラマ部分で私たち親子が実名で登場するらしいです。もちろん、演じているのは俳優さんですが。

どちらのシーンも、どんなふうに編集されているのか知らないので、こんなお知らせをしながらも、実際ドキドキなんですけどね。。。でも、自分のヒーローであるアンパンマンのお役に立てたことが光栄でならないのです!

もし良かったら見てみてください。

2013年1月 9日 (水)

1969年生まれ

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「ローライ35」と言えば、高級コンパクトカメラの王道的な位置付けと言えます。

1966年に登場したファーストモデルであり、メインモデルとも言えるその名もまさに「ローライ35」(テッサー付)に遅れること3年。1969年に登場したのが、この「ローライB35」。

レンズをテッサーからトリオターに、露出計をcds式連動型からセレン式読取り型に変更した、いわゆるスペックダウン機です。

コストダウンのためにプラスティック部品も導入されてはいますが、ボディの手触りや質感は、ほぼそのまま。

なのに、スペックダウン機であるという親しみやすさが、この「B35」の特徴かと思います。なので、何となくかわいさを感じてしまいます。

私の場合、自分の生まれ年が1969年で「ローライB35」と同じということもあるからか、余計に気になってしまう存在です。

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こんな風に手に馴染む見事なコンパクトサイズが魅力。

冒頭の画像で一緒に写っているのは、日本製の「ペトリカラー35」。ローライの成功を見て作られたとも言われているカメラで、こちらもなかなかの完成度で、1968年に登場。

2013年1月 8日 (火)

本日はコシナ製で~

コシナ研究会(コシ研)という同好会があります。

発祥のキッカケがうちの店で行なった懇親会だったこともあり、ここ数年、月に1回行なわれる会合を四谷荒木町近辺で開催されていて、その日はうちの店が集合場所になっています。

また、以前にはコシ研発行の同人誌「四谷三丁目より愛を込めて」に寄稿させていただいたこともありました。

今月の会合の日に、会長Sさんに見せていただいたのが以下の2品。

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まずはこれ。白いペンデジに付いているレンズ、ブランドはVivitarとなっていますが、これはコシナ製のAFレンズ。MFボディであっても関係なくレンズでAFするタイプの。

会長曰く、「液晶画面で合わせずらい時に、これ使えるんですよ~(笑)」とのこと。

そのレンズの大きさにビックリですが、わたし的には、白いボディに大きな黒レンズ、そして赤い文字とラインがアクセントになって、全体が締まって見えていいんじゃないの!が感想。

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次にこれ、左側のブラックボディは、COSINA35。

何で、KONICA C35と並べているかというと、よく見りゃ瓜二つなんですよ、この2台。

これについては会長曰く、「コシナの社長が、売れてるコニカC35を指して『これと同じカメラを作れ!』という令を下して作ったカメラだから似ていて当然なんです」。

しかし、このカメラ、貴重ですよ!どうやら、数百台しか売られていないそうですから。

2013年1月 7日 (月)

カメラは投げるものじゃない

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お正月早々、常連KさんのSNSの書き込みを見て、「イヤな気持ちと、嬉しい気持ち」が一緒になって訪れました。

某カメラ店へ行かれたKさんのコメントは以下のようなものでした。

「ジャンクとはいえ、カメラを乱暴に扱う輩は許せない!ムカムカした。行かなきゃ良かった。我楽多屋さんに来るような礼儀をわきまえる方々とは雲泥の差。ニコンFをポイポイ投げやがる。」

普段は温厚なKさんのこの書き込みに、少々ビックリもしました。

カメラを投げるって…どういうことでしょうね。。。

お店側とお客さん側と立場は違うにしろ、同じくカメラを扱う人間として、カメラを投げるという行為は、、、とても気分の悪いものです。

うちの店では、以前から案内したり話題にしたりしていますが、ジャンクだってジャンクなりの扱い方ってのがあると思うし、お店側にもそれ以上ジャンクにしないような扱いってのが必要だろうって思います。

ちなみにこんな感じで訴えてきました。。。

長年、こういう姿勢を貫いているつもりなので、うちの店の場合、こういうことをご理解いただけるお客さんが自然に集まって来ていただけているという現状もあると思います。

でも、改めてKさんがご自身のSNS上で「我楽多屋さんに来るような礼儀をわきまえる方々~」とコメントされたことが、うちの店のお客さんを褒めていただいているわけで、非常に嬉しい思がしたのでした。

 

*上の画像はイメージです。。。タイのお土産にいただいたタンクトップなんですが、ワイルド過ぎて着られそうにない・・・(笑)。

2013年1月 6日 (日)

MT車 その2

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その1は、去年のお正月でした

今年もお正月休みにMT(マニュアルトランスミッション)車のレンタカーを借りて、日帰りドライブして来たのです。

今年は、昨年で販売が終了してしまったロータリーエンジン搭載車。

ロータリーエンジンのMT車となると、今や反応するのは、限られたクルマ好きだけでしょうね・・・。

カメラで言うと、ブローニーフィルムを使うスプリングカメラ~くらいの感覚でしょうか!?

しかし、そこには操る楽しみ、エンジンを回す楽しみ、音を聞く楽しみ~みたいなのがたくさんあって、ワクワク出来るのです。

フィルムカメラで露出を考えながら撮影し、ダイアルやリングを回す感触を味わい、シャッター音を楽しむのと、よ~く似ている感じ。

また、スポーティーなクルマは、今、話題のハイブリッドカーなんかに比べると、燃費は恐ろしく悪いです。これだって、フィルムカメラがフィルム代・現像代でコストがかかる~と言われるのと似ています。

それでも、ハイブリッドカーやデジカメでは得られない何かを持っているのは確かだと思うんですよね~。それを分かる人には諦めずに、自分の意志でスポーツカーに乗ってもらいたいし、フィルムカメラで写真を撮ってもらいたいものです。

そうすることで、スポーツカーやフィルムカメラの市場は明るくなるし、そうなれば、新しいファンだって増えてくると思うので。

2013年1月 5日 (土)

Rollei○○○

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ローライのアクセサリーの名称には~、

いや、その前に一つ情報を。先月、ローライ製品の扱いが駒村商会からケンコーに移行されたこと、ご存知でしたか?私もつい先日まで知らなくてビックリしました。

話を戻します。

ローライのアクセサリーには、「Rollei○○○」という名称のモノがいくつかあります。

「Rolleikin(ローライキン)」はご存知でしょうか?ローライ二眼レフで35㎜フィルムを使えるようにするパーツのセットのこと。

この「kin」って何なんだろう?と思ったら、昨年発売の二眼レフカメラワークショップ(枻出版社:発行・田中長徳:著)に書かれていました。もともと35㎜は映画用のフィルム、ドイツ語で映画のことを「キノ(kino)」というのだそうで、その最後の「o」が取れて、「kin」になったそうです。

あと、「Rolleinar(ローライナー)」って、クローズアップレンズがあります。この「nar」の語源は、今のとこまだ詳細不明です。

ここにあるのは、フィルター枠に「Rolleipol(何て読むのか?)」と書かれています。見るからに「PL(偏光)フィルター」であることが分かるので、「polarizing」の「pol」と考えて間違いないでしょう。

このRolleipol、あまり見かけない部類のローライアクセサリーかと思います。

他にも、露出計の「Rolleilux」や、クイックシューの「Rolleifix」などのアクセサリーがあります。