我楽多屋で買ったモノマガジン更新
田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第288回目のテーマは「値段が20,000円というのはニコンS3の販売価格でレコードローだと思います」です。
こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html
*閲覧は2024年2月初旬まで。
田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第288回目のテーマは「値段が20,000円というのはニコンS3の販売価格でレコードローだと思います」です。
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*閲覧は2024年2月初旬まで。
キヤノンのフィルム一眼レフ用FDレンズやNFDレンズ時代のレンズフードの多くが、ネジ込み式ではなくてバヨネット式です。
本来はレンズ先端部に刻まれた凸部分にフードの凹部分を合わせて回転させるとロックされるようになっているのですが、そのロック部分の素材が今(いや…10年~20年くらい前から平気で)となっては劣化しているものがほとんどなのです。
まず何が嫌かって、使う人にすればフードがロックされずにグラグラするから撮影や携行に集中が出来ないでしょうね。
次に、我々業者(私だけかな…)にすれば不完全なモノを売ってる感マシマシですし、それよりなにより劣化した素材がボロボロと落ちて来たり、その前段階でいくらか軟化状態だとレンズ側にカスがくっ付いたみたいになって汚らしいのです。
一時期、レンズに付いて来たり・フードだけで店にやって来たこの手の劣化したフードを、怒られてしまうかもしまうかもしれませんが、その都度処分していました。
最近は入って来る機会も減って来たのですが、少し前に仲間の業者から預かってた品物の中に該当するフードがあることに気付いて、まとめて戻したりもしました。
さて今回、カビ玉として売っているFD・NFDレンズに劣化フードを付けて売っています。
このフードについては劣化したロック部分の素材をざっくりと取り去ってしまって、レンズにカスが付かないようにしました。なので、レンズに付けたところでグラグラです。オマケとして付けたのは、ロック部分を補修される人もいらっしゃるので「ご自身でどうぞ~」ってことです。
実は、このロック部分の補修については以前にお客さんお二人から、補修素材も含めて教えてもらったことがあります。それを言葉と画像でうまく紹介するのが難しいのと、教えていただきながら申し訳ないのですが、店の公式ブログで紹介するのにちょっと危険を感じたりもしたので控えているのです…スミマセン。
念のために先に言っておきますと、いま我楽多屋の在庫にあるのは「ニコンのパノラマヘッド(上の画像内左側)」のみです(数は2個あります)。
ニコンのパノラマヘッド、20年くらい前の中古カメラブームの頃はマニア向け!?にそれなりのお値段で売れていました。
それと全く同型、絶対に造っているとこ同じと思われる~「ミノルタのパノラマヘッド(上の画像内右側)」があるんです。これについては、一度だけ話題にしたことあって(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/06/post-f2b5.html)、うちの店では後にも先にもその時しか見たことありません。
ネームプレートが違うだけで、ニコンより稀少なのに価値的に敵わないミノルタのパノラマヘッドなんです。
さて、古いミノルタのカタログを見ていたら、ミノルタにはより古い型のパノラマヘッドがあることを知りました。パン棒まで付いています。これは実物を見たことありません。
★明日11月5日(日)、我楽多屋は臨時休業させていただきます。よろしくお願い申し上げます。本日4日(土)は通常営業します。
「マニアックな常連さん」と言うと、必ず「違う~」言われるので、「通りすがりのカメラ好きな人」としておきます。そのお方から教育的指導を受けてしまいました。ま、いつも様々なネタを提供してくださるので感謝しているのです。
上の品々、画像ではちょっと分かりずらいかもしれません。
キヤノンのフォーカシングアダプター(レンズヘッドアダプター付き)が3点あって、135mmF3.5用はボディに装着されてレンズヘッドも付いています。100㎜F2用にはレンズヘッドが付いています。100mmF3.5用は本体のみで元箱が添えられています。
そもそも、このフォーカシングアダプターって何ものよ?っていう人に説明しますと、ネジマウント(L39)のキヤノン望遠レンズのヘッド部分を外してこのアダプターに付けることで、キヤノン一眼レフボディで使えるようにする純正アクセサリーです。
正直、私もパッと見て何か判別出来ませんでした。親切な説明を受けながら見せもらったので理解しましたが、フォーカシングアダプターだけ出て来たら~理解するのに時間が掛かったことでしょう。
話によると、少し前(多分20年前後!?)にいくつかのカメラ屋さんでデッドストックがたくさん並んでいたそうです。お店の人も何か分からず売ってるうようなとこもあったのでは?とも。
私はそういう経緯も知らなかったので、「昔のカタログ見ると、スペース割いて載ってるフォーカシングアダプターなので覚えておいてくださいよ」と、教育的指導を受けてしまいました(・_・;)
★2023年11月3日~5日の我楽多屋の営業案内をします。
最近ちょいちょい書いてる気がするフレーズ、「過去に話題にしていたのにすっかり忘れていた…」系。またやってしまいました。
先日常連さんが「以前こんなものを拾ったんですけど、結局どういうものか完全に判明しないし、そもそも私は使いきれないので置いて行きます~」と。
その時に、「ん!時計の部分はよく覚えている」(→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/10/post-166f.html)とか、「それにこれを使ってわざわざ撮った写真も見せてもらったことある」(→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2019/06/post-9d7f.html)とかいうあたりまでは、頭に思い浮かんでいたのですが、、、
このデータバックが付いたボディそのものが、かつて我楽多屋に出たことがある(→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/12/post-8ec7.html)のはすっかり忘れていました…。
このデータバック、蝶つがいが付いちゃってるくらいだから、そもそも簡単に背蓋だけ交換できるタイプでもなし。フィルム面のデータを写し込む部分に対応したボディじゃないといけないし。なので、普通のペンタックスSPを一度バラして、背蓋をこれに交換しただけでは使えない…シロモノなんです。
それでも~という方のために案内しておきますと、この個体、電池を入れてバッテリーチェック的なボタンを押すとチェックランプ的なものが光る時と光らない時があります…。そんな状態です。
先日お客さんとリアキャップの話になったところ、次のご来店時に金色!?に輝くライカスクリューマウントのリアキャップを持って来てくださいました。
そのリアキャップ、まさに真鍮削り出しのようで重いのです。計ってみたら、36gでした。
で、比較したのは前回のご来店時にお見せしていた赤いアルマイト仕上げっぽい、同じくライカスクリューマウントのリアキャップ。これはアルミ製なのか、とても軽いのです。その重さ17グラム。
大きさは当然にほぼ同じ(少し赤い方が大きいくらい)ですが、重さは倍と半分です。
ライカスクリューマウントのレンズはライカ純正に限らず各社がレンズを製造販売しているので、キャップも各種あって当然なのですが、今まで特に気にしたことはありませんでした。
ちなみに、これらの2種はレンズ新品時に付属されていたものではなくて、どこか用品メーカーなどが造ったものであろうと思います。キャップだって、こんな風にちょっと派手に目立っても良いのかもしれませんよね。
以前、我楽多屋で売ったことのあるこんなカラフルキャップも意外と好評でした。
ブログの過去記事を検索しましたが、このカメラを一度も話題にしていなかったようです。
APSフィルム使用のニコンの一眼レフ「プロネアS」。お堅いイメージの大ニコンさんらしからぬ、かなり洒落たデザインのカメラ。
APSシステムのフィルムやカメラを売ろうと各メーカーが躍起!?になっていた1990年代の半ばでしたが、僅かなタイムラグでデジタルカメラも一般に普及する流れの中で、あっと言う間にAPSシステムは衰退したのでした。
このプロネアSはその躍起!?になったひとつの方面、女性ユーザーを意識したモデルだと思います。たしか、CMは女性4人グループのMAXがやってました。
前置きが長くなりましたが~今日話題にしたのは、このプロネアSにも一部マニアがとても喜ぶ2階建て仕様にする、バッテリーパックがあったことを今さら知ったからです。
このバッテリーパック「MB-11」は、ボディ単体ではリチウム電池CR-2を2本を電源として使うのですが、これを付けることによって単三電池4本で稼働出来るようになります。
さて、各社一瞬だけ躍起!?になったAPSシステムのカメラ開発。一眼レフまで作ったのはニコン以外にキヤノンとミノルタでした。ちなみに3社とも一眼レフは2機種ずつしか販売しませんでしたが。
下の画像は、ニコンのAPS一眼レフのもう1機種「プロネア600i」と、ミノルタの「ベクティスS-1」と「ベクティスS-100」。キヤノンの1機種は過去に一度紹介しています→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/10/eos-ix50.html