ロシア製っぽいレンズフィルター。小径のが3枚入ったケースにはKMZ(クラスノゴルスク機械工場)のマークが入っています。
このケースは初めて見たので「オッ!」と思しましたが、ネタとする前に念のため確認したところ、魚眼レンズのZENITER 16㎜/F2.8の新品時に、このケースに入っていたフィルターで間違いなさそうです。
下の画像がそのレンズですが、これは以前にお客さんカメラで撮らせていただいたもの。このレンズは後ろ玉の側にフィルターを装着するようになっていて、その径は26.5ミリと特殊なんです。
今回、我楽多屋に出て来たのはレンズは無くてフィルターだけ。イエロー・レッド・グリーンの3色ですが、本来は無色も加えて4枚セットだった模様です。
店に出すにあたってフィルターを袋に入れ替えようかとも思ったのですが、新品時に包まれていたであろう~セロファン紙のような包装紙そのままにしておくことにしました。その方がロシアっぽいですよね。
あっ、「駄カメラ」という表現は駄菓子的に親しみを持って使う人と、駄目な~的な取り方をする人の両タイプあって、気を遣わないといけない部分ではありますが…。
私も今まで公けには使ったことのない表現だったのに、今日あえて使ったのは~3日連続で世間的にあまり見向きされないようなカメラを話題に取り上げてしまった、照れ隠しです(^^;)
このカメラは「PRINCE PMⅡ」、35ミリフィルムを使うトイカメラに半分くらい毛が生えたレベルのカメラです。絞りは2段階、シャッターはBとIのみ、レンズは固定焦点。
このカメラのどこが面白いというか、これやっちゃ駄目でしょう!じゃなくて、トイカメラっぽくしてしまっているのが、ここ。
距離計窓だかブライトフレームの採光窓だかっぽく見せているんでしょうが、どう見てもキラキラ✨シールみたいのが貼られているところ。
今日も昨日に引き続き、世間的にあまり見向きされない系⁉︎のカメラのチェック。
パッと見た目で「これは・・」と思ったのは、電池交換をメーカーでやってもらわないといけない機種だと記憶していたから。
でも、背蓋を開けてフィルム室を見ると電池を取り出せそうな雰囲気。ただ、DROP IN LOADING式なのでフィルムを入れるのは簡単でも、背蓋を開けるのはワンタッチではいかないんですよね…。
電池を取り出せそうと思ったのは、いかにも此処をつまんでください!と言わんばかりの部分(上の画像で白い斜線になっている部分)があったので、そこを引っ張ったら~見慣れた電池CR-P2がこんな状態で出て来ました。
とは言っても、こんなタイプの電池室も珍しいですよね。
調べたところ、私が自分では電池交換出来ない…と記憶していた機種は「DL-200」で、今回のは後継機にあたる「DL-200Ⅱ」。不評だったんでしょう!?メーカーに頼まなくても電池交換出来るように改良されたのだと思います。
電池交換が可能なので少しは見向きされるかと思いきや…結局のところ、この個体はフィルムを装填して背蓋を閉じたらプレワインディング式なので最初にガーッとフィルムを引き出してしまったのに、シャッターは故障で切れず。このままフィルム戻せなかったら厄介だな…と思ったけど、「R」ボタン押したらせめてもの救い⁉︎フィルムは戻せました。写真は撮れません(泣)
★本日24日は第4土曜日なので、午後2時より恒例の全品1割引きサービスを行ないます。
今はもうない「ラピッドシステム」のカメラですが、売り値を決めるために簡単な動作チェックをしました。
シャッターが切れないのは、カメラ底面に電池蓋があるのでまさか電子シャッターだからなのか?と思って開けてみたら、こんな大きな電池が入っていました。
でも、この電池はフラッシュバルブを光らせるためだけの電池で、シャッターは電池を必要としないシンプルなシャッターでした。
ネットでフィルムを入れないとシャッターが切れない~という情報を見つけたので、フィルム室を目視するもラピッドのカートリッジを両側に収めたとして、それを感知するような部分が無いので「はて?」と思いましたが、テスト用に確保してあるカートリッジ(フィルム付き)をセットして背蓋を閉めら、ちゃんとシャッターが切れました。
カートリッジではなくて、背蓋を閉めた状態で圧版に押さえつけられたフィルムを感知する小さなポッチ(黄色い矢印の先)がありました。
ちなみに、このカメラ「フジカラピッドSF」からフラッシュガン部分を省いた「フジカラピッドS」には、このフィルム感知部分はないそうです。というか、フジカラピッドSは今までに何度か何の疑問もなく動作確認していたので、今回「あれ?」と思ったのです。
レンズマウントやフィルター・フードの着脱の方法に使われるバヨネットって、3本ツメや4本ツメだったりしますが、そのほとんどが~いや今まで見て来たものほぼ全部がツメは等間隔に並んでいます。
が、今回見かけたフィルターにあるツメは等間隔ではなくて、3つのツメが片側半分に寄ってしまっています。今となっては恥ずかしいのですが、その時点で知らなかったのですから仕方ない…。
「え~っ!これは何に使うのだろう?」と思いました。
純正フィルターなら普通はブランドが記されているので何に使うのか分かるんですけど、社外品なのでそれが無い…。
調べていくうちに分かったのですが、枠に記されている「Ⅳ」がヒントでした。
ワイドローライとローライフレックス4.0FWの2機種だけが、このタイプ「バヨネットⅣ」だったのです。
数が少なく高額な2機種なので我楽多屋に並べたことなく、買取りのアローカメラに入って来ても右から左へ流れていくので、じっくり見たり・使おうなんてことが無かったので、これについては全く知識がありませんでした(恥)
何故にこの2機種だけツメが等間隔ではないのか?それはカメラを見れば一目瞭然!?2つのレンズの間にほぼ隙間が無いからだと思います。
この露出計を持って来られたお客さんが「私はよく分からないんだけど…」と言われた「MAMIYA LIGHT METER」です。
私は「あ、プリズマットなんとか用のですよ」と知った風に答えました。以前に見たのと同じものと思い込んでいましたので。
後から確認すると、以前うちの店にあったのはセレン式の露出計。今回のはCDS式だったので、デザインもちょっと違いました。
すると、プリズマットなんとか(正しくはプリズマットNPでした)用ではないのか…。知ったかぶって言ってたことが恥ずかしくなりました。
では、今回のは何用なのか???少し調べたところ、マミヤのボディに付いているのは見つからず…。アメリカのブランド「タワー」用だということが分かる情報を見つけました。それによると「Tower 37A」「Tower 32A」用だというのです。
次にその2機種について調べると、マミヤプリズマットNPのOEM品であることが判明しました。このCDS式のものが国内で販売されていたかどうかは不明ですが、必ずしも知ったかぶってた訳でもなく~ちょっと安心しました(^^;)
★本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
昨日のお客さんカメラです。
ニコノスⅡに水中用レンズのUW-NIKKOR 20mm/F2.8が付いています。
で、このお客さんからお願いをされました。「この組み合わせで陸上で普通に撮ってみた方いらっしゃいますか?」と。
もし試してみたことのある方がいらっしゃいましたら、その結果やアドバイスなどこのお客さんのために教えてください。
さて、このUW-NIKKOR 20mm/F2.8を地上で使うにあたっては、レンズ前にフィルターをネジ込む際にレンズとフィルターの間に水を満たして水中と同条件にして撮る~という技を使う人もいらっしゃるようですが、このお客さんはそのまま使って~を知りたいそうです。情報によると、センターにしかピントが合わないなどするようですよね。
一部のカメラにあるパーツなのですが、カメラの前面に付けるタイプの小さなグリップです。撮影時にカメラをホールドしやすいように右手の中指薬指小指あたりを掛けます。
例えば、ニコンFAやFG、キヤノンA-1やAE-1Pなどに用意されていて、他にも何機種かあると思います。
さすがにカメラ屋を30年もやっているので、上記のニコンやキヤノンであれば~その小さなグリップだけが単品で出て来ても、ほぼ何用なのかはすぐに分かります。
ですが、今回のは初めて見るわけじゃないけど、何のカメラ用なのか全然思い出せない…。
そこで、スマホで撮った画像(一番上の画像)でGoogleの画像検索したら~一発で判明!!オリンパスOM-2 S/P、OM-3、OM-4用のグリップでした。そういやそうだ!!
言い訳をするならば、OM-1、OM-2までは我楽多屋にも案外と並ぶ機種だけど…それ以降の機種は外へ流通させることが多くなるので、見る機会が少なくて記憶があやしくなるんだろうと思います。
しかしながら、画像検索すごい!こうして、頭を使わなくなるから…ますます頭が悪くなっていくんだろうな(>_<)