我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Gallery 463

Powered by Six Apart

2020年3月 8日 (日)

このカメラ、な~んだ?

87893953_3565800006795642_858952273

このライカ型カメラ。軍幹部上面のブランド名が刻印されている部分に黒いテープが貼られていました。

どういう理由で貼られたのか不明。

ブランド名を隠すためなのか、何か特殊な使い方をする上でこの部分に傷が付かないように貼られたのか。

ところでこの部分を隠されてしまうと、案外とカメラ屋でもどこのカメラなのか?判別するのに手こずってしまいそうです。

本家のライカなのか、国産のレオタックスやニッカなのか、はたまたロシアものなのか。

ではいよいよ、黒いテープを剥がして正体を明かしてみましょう!と思いましたが、今までに数回、こんな風にテープや紙が貼られた「きったねぇ~系」のカメラを綺麗にしたら、勿体ない!そのままにしておいて欲しかった~なんてお言葉をいただいたことがあったのを思い出したので、しばらくは剥がさないでおきます。

すると、正体が何なのか分からないままですけどもね(>_<)

画像で分かるかな…黒いテープの上から下にある刻印が僅かに透けて見えてはいるんですよね。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2020年3月 7日 (土)

1980年頃のゴールドカメラ

87274344_3562521550456821_854477094

数日前の「カメラ買取名人学」でも話題にしました「ゴールドカメラ」。

国内では1980年頃、画像のミノルタCLE以外にもニコンFA、ペンタックスLX、コンタックスRTSのゴールドモデルが発売されて話題になりました。

どのカメラもボディ外装をゴールドにして、小さなパーツもゴールド化されていました。ペンタックスとコンタックスはレンズ鏡胴までゴールドでした。

今回、ミノルタCLEゴールドの現物をじっくりと見ていて気付いたのは、他のゴールドモデルでは徹底されていないボディやレンズに刻まれた文字や数字まで、地味!?に金文字化している点でした。

画像でお分かりになるでしょうか。上の画像ではレンズに刻まれた名板や距離や絞りの数値まで金文字、ボディもシャッタ―スピードが全部金文字。さすがにゴールド外装へ直に記された文字は読めなくなっちゃうので黒ですけどね。下の画像では背蓋に記された感度の文字まで金文字です。

89105793_3562521510456825_671817311

あと、ミノルタCLEだけゴールドがサラッとした半光沢なんです。

これは、他のゴールドモデルがテカテカの光沢仕上げで、持ち歩くと目立ち過ぎてしまうことを考えると、実用向きなゴールドモデルなのかもしれませんね。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

 

 

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

Img_1107_2_1280x960_2

田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第245回目のテーマは「6センチ×9センチのSuper Ikontaよりも、こちらのZeissの蛇腹カメラの方が使い道が広いというお話」です。

こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine2.html

 

*閲覧は2020年6月初旬までです。

2020年3月 6日 (金)

これ純正ですよね!?

87206195_3559297314112578_470356245

キヤノンネーム入りのこのアクセサリー、初めて見たような気がするのですが…。「Canon」の書体からも純正品ですよね。

どうでしょう!?珍しいですよね??

ニコンやライカのアクセサリーについては資料となる書籍などあるのですが、キヤノンにはあまり存在していません。

87477580_3559297267445916_888262510

レンジファインダー時代のことであれば、朝日ソノラマの「キヤノンレンジファインダーカメラ」がかなり参考になるのですが、これにこのアクセサリーは出て来ません。また、一眼レフが出始めた頃、まだレンジファインダーも併売されていた頃のキヤノンの製品カタログにも出て来ません。

形状と実装して判断するに、ボディサイドにレール式の直結フラッシュ同調装置があるレンジファインダーカメラに付けることで、汎用フラッシュへ同調させるためのシンクロ接点を設けられるアクセサリーと思います。

87450370_3559297404112569_338128683

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2020年3月 5日 (木)

コンツールファインダーに救われる

6a0120a63eae74970b012875a77397970c

この1~2年、物々交換をよくご利用くださるお客さんが「ちょっとご無沙汰しちゃって…」とご来店されました。

今回も物々交換の品物をご持参くださいました。

お話を伺うと、今年に入って網膜剥離を起こしてしまって、眼内レンズの交換手術をされて半月ほど入院されていたとのこと。

手術をされた眼がカメラのファインダーを覗く方の眼で、術後にファインダーを覗いた時の見えが良くないのだそうです。視度補正でもあまり好転しないと...残念そうにされていらっしゃいました。

大変かもしれないけど、ファインダーを覗く目を逆にして慣れるとか前向きに捉えていかないと~などお話をさせていただいた後、お客さんが物々交換の品物を探し始められました。

しばらくすると、「これはイイですよ!」とお客さんが明るく言われました。「コンツールファインダーはよく見えます!」と。

コンツールファインダーをご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。

これ、文章で説明するのが非常に難しいのですが、日本カメラ社発行の写真用語事典によると「対物側に細いスリットだけがあるファインダーで、使うときは片目でこのファインダーを覗き、もう一方の目で被写体をじかに見る。そうすると大脳内で両者が重なり合って、あたかもフレームが空中に浮いているかのように見え、撮影範囲を知ることが出来る。生理ファインダーと呼ぶこともある。」こんな感じになります。

ただ、現物があっても実践するのにちょっとコツがいるのです。だって、普通に片目だけで覗くとこんな風に見えるんですから。

6a0120a63eae74970b012875a77312970c

過去のブログ記事で話題にしているので、そちらもご覧ください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2009/11/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC.html

といわけで、今回はワルツのコンツールファインダーとレチナのスポーツファインダーなどなどと物々交換をされてお帰りになりました。まだまだカメラで楽しんでくださいそうです。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2020年3月 4日 (水)

母待ち

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日です。よろしくお願い申し上げます。

*******************

二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、汐留のビル。

たまたま通過したビルの中で撮ったものです。

この奥にトイレがあるので、きっとお母さんが用を足している間、お父さんに抱かれて待っている赤ちゃんと思います。

87644050_3527217437320566_283760632

2020年3月 3日 (火)

?なNIKKORキャップ

88969505_3549343838441259_8694079_2

こんな意匠をしたニコンのキャップは見たことないなぁ~と思ったら、お客さんが工作されたものでした。

その犯行の動機を伺うと、ニコンS3の標準レンズに宮崎光学製の穴開きフードを装着して、その前側(と言ってもフードの最先端ではなくて内側の前側!?)にキャップを付けようとすると、48ミリ径のキャップが合うのだそうです。そこへ付けるキャップなので、内側でツマむ式のキャップを選択されたのですね。

89267917_3549343741774602_418811796

本来このキャップはノンブランドものなのですが、そこへ43ミリ用NIKKORキャップのブランド名部分をカットして貼り付けたというのです。

ここまでするこだわりに驚きです。

でも、このお客さん。今までにも何度か...カメラに対するこだわりに驚いて「マニアですよねぇ!」と言ったことがあるのですが、ご自身が「マニア」であることを絶対に認めません。

話は少し変わりますが、このブログを書くにあたって宮崎光学製の穴開きフードについて確認をしたら、巷に出回っているノンブランドの穴開きフードと比べるとずいぶんと値段に開きがあることに気付きました。桁が一つ違うくらい、宮崎光学さんの方がお高いのです。

上の画像でも分かると思うのですが、穴開き部分の穴と穴の間(柱的な部分)がとても細いんです。

ちなみに、下の画像は我楽多屋にもちょいちょい出て来るノンブランドの穴開きフードです。先程言った柱の部分が明らかに太いです。

88207387_3549343675107942_762960712

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2020年3月 2日 (月)

Reise-Kogaku Tokyo

88307182_3545772728798370_176715739

アローカメラへの買取り依頼品の中にあったレンズ「Reise-Q.C 5cm/f3.5」です。

ライカスクリューマウントの標準レンズで、沈胴タイプのエルマーみたいな感じです。

名板を見ると、見慣れない「Reise」というレンズ名で、「Tokyo」とも記されているので日本製。

恥ずかしながら、このレンズの情報を一切持ち合わせていなかったので、調べてみました。チヨカに付いていたレンズであることが分かりました。詳細は以下の通り。

戦後間もない1950年代初期、千代田商会(カメラメーカーではなくて商社)がコピーライカの「チヨカ」や「チヨタックス」というカメラを販売していました。そのカメラの製造をしていたのが「ライゼ光学」。「Reise」は「ライゼ」と読むのだそうです。

当初、チヨカのレンズには小西六製のヘキサ―付きとライゼ製のレナ付きがあったそうですが、ある時からレンズ名の「レナ」を改めて「ライゼ」に変更したようです。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです

2020年3月 1日 (日)

CASIO EXILIM EX-S1

88241820_3543157129059930_253795676

2002年に発売されたカシオのデジタルカメラ「EXILIM EX-S1」の元箱が大きすぎる件。

いや...この場合、このカメラが小さすぎるので元箱が大きく見えてしまってるんですがね。

デジタルカメラ黎明期には、「コンタックス i4R」のようにかなりデザインに凝った機種や、「ソニー サイバーショットDSC-U10」のようにコンパクトさを追求した機種がチラホラありました。でも、販売上はあまり成功しなかったからなのでしょうが、姿を消してしまいました。

しかし、カメラ好きの目から見ると、そういう機種に生き残って欲しかったと、今だからこそなのかもしれませんが強くそう思います。

このカメラの薄さなんて超魅力だと思うんですよね。

87836463_3543157229059920_913008768

87936533_3543157329059910_745197429

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2020年2月29日 (土)

お客さんが整理整頓してくれる

88169115_3539862612722715_791972265

一昨日の閉店間際にご来店された常連Nさんが、SNSで~うちの店からの帰りに荒木町のバス停で、倒れている植木鉢が気になってしょうがないので直して帰った~とアップされていました。

閉店後しばらくしてから、ジャンクテーブルに置いたカメラの向きが綺麗に整列しているのに気付いた私は、「もしや、Nさん、カメラが乱れているのも気になって直しましたか?」とコメントを入れました。

すると、「今日はやっていません(笑)。レンズの値札の向きをいくつか直したぐらいです」と返事が来ました。

むむむ、するとカメラを綺麗に整列させたのは、夕方ご来店されてた常連Iさんか...!?

てなわけで、我楽多屋の常連さんの中には数名、店に陳列させたカメラやレンズを綺麗に整えてくれる人がいらっしゃいます(^-^)

こんな風に書くと、店主はどんだけ手を抜いてるんだっ!って思う方もいらっしゃるでしょうね。

まぁ~それも一理あるんですが…、手に取ったカメラやレンズを戻す時に全然気を遣ってくれないお客さんもボチボチいらっしゃるんですよ。値札の向きまで気にして欲しいなんて言いませんけど、カメラの向きが逆向いていたり。

この過去のブログ記事は極論ですが、、、こんなパターンもあるのです( ;∀;)→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2009/03/post-c414.html

それを店主が直すタイミングが悪くて、結果として常連さんに直してもらっちゃってるわけです。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。