我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2020年3月18日 (水)

写ルンですっぽい写真

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、写ルンですっぽい写真。

またまた「mina」からの話なのですが、フィルムカメラを始めたい!と思っている若い女の子たちがフィルム写真に持っているイメージの一つに、写ルンですで撮った写真があるようなのです。

それなのに高性能な全自動コンパクトカメラを勧めたりすると、思いのほかキレイに写ってしまってガッカリさせてしまうのではないのだろうか?なんて、変な心配をしたりもしています。

そこらへんを究明するべく、ここ2ヶ月程は意識していろいろなフィルムカメラを使うようにしています。

今日の画像はオリンパスXA1で撮ったもの。フィルムはかなり期限が切れたものです。期限が分からないのは数年前にカメラへ装填してまま撮り終えていなかったフィルムで、尚且つカメラに装填した時点で既に数年は期限が切れていたフィルムだから。

結果、かなり変色しています。で、露出不足でもあります。ブレは決して意図したわけでは無いので腕の問題。

でも、これって。一部の若い女の子がイメージしているフィルム写真=写ルンですっぽい写真なんじゃないのかなぁ~なんて思います。

こんなヘンテコな経験ですが、彼女たちにカメラを勧めるうえで何か役に立ちそうな気がしています。

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2020年3月17日 (火)

フィルムカメラ男子

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昨日の朝イチご来店のお客さんのカメラです。

最近は「mina女子」と勝手に命名したフィルムカメラを始めたい!という若い女性の話題をチラホラ紹介していましたが、今回はフィルムカメラ歴がまだ浅いという男性です。

1台目がオリンパス・ペンDで、2代目がフォクトレンダー・ビトーⅡa。

ビトーⅡaに使うUVフィルターを探しに来られたのですが、残念ながらUVは無く...。でも、純正のイエローフィルターが在庫にありました。

今はカラーフィルムばかりのようですが、モノクロフィルムを始めた時のために!とお買上げくださいました。

うちの店のブログなどを見て古いカメラで遊ぶ楽しみを感じたので、ご来店くださったそうです。嬉しくていろいろとお話をさせていただきました。

そのお客さんのフィルムカメラ(フィルムカメラに限らず趣味)に向き合う姿勢にも共感しました。自分で調べて探して手にして良さを感じて自分なりに楽しむ~という姿勢。少し偏見になってしまうかもしれませんが、最近多いように感じる専門誌やネット情報、専門店の受け売りでモノを楽しむ趣味より、私は「自分で」が深いと思っています。

また、面白かったのは画像にも写っているのように露出計も古いゴッセンをお持ちだったのですが、ペンDとゴッセンとスマホアプリの数値がほぼ同じだったので安心して使っている~というあたり、昔このブログでも話題にしたことがある「中古露出計は3つないと」とリンクしていて、そんな大らかな姿勢も古いものを楽しむうえでのポイントだと思うのです(^-^)

 

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2020年3月16日 (月)

変質PLフィルター

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我楽多屋の商品棚に並べてあるフィルターを何気にチェックしていたら、えらい変質し始めているサーキュラーPLフィルターを発見してしまいました。

元々のチェックで問題ナシと判断して値付け陳列したものなんですが、いつの間にか円周部から変質し始めていました。虹みたいになっているところがありますよね...。*縦に2本ある白い線は天井の蛍光灯が映っています。

慌てて棚から出して、難ありフィルターのカゴへ移動させました。

PLフィルターの場合、今回のように円周部から変色したり剥離したりするような症状が時々見られるので気にしているのですが、在庫中に症状が進んでしまったものと思われます。

さて、我楽多屋では今回のことが無いように中古フィルターのチェックを厳しくしているつもりです。

そして、値付けは以下のような要領でしています。

46mmから67mmまでの保護フィルターや特殊効果フィルター(サーキュラーPLを除く)は500円~。43mm以下の小サイズや72mm以上の大サイズの保護フィルターや特殊効果フィルター(サーキュラーPLを除く)は1,000円~。

これを基本の値付けにしていますので、この範疇にある品物は撮影に影響が出るようなキズやコーティング荒れなどは無いものと判断して並べています。

この範疇にない低価格の品物は判断基準を少し落としています。

また、明らかに大きなキズやコーティング荒れなどがあるフィルターは、難ありフィルターとして50円~100円くらいの値付けでカゴにまとめて入れています。

 

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2020年3月15日 (日)

聖火採火式

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お客さんから教えてもらった話です。

先日、東京オリンピックへ向けてギリシャ・オリンピアで聖火の採火式が行われて、そのシーンがテレビでも放送されました。

その時、トーチの先端にフィルムのようなものが付いていた!というのです。

私もその映像を見ていましたが全然気付かなったので、改めて映像を見てみました。

確かに、パーフォレーションのあるフィルムのようなものがトーチの先に付いていて、太陽光を放物面鏡で集光した熱によって、そのフィルムが発火する光景が映っていました。


YouTube: The Lighting of the Olympic Flame | Tokyo 2020

教えてくださったお客さんはこんなことも言われています。「トーチに取り付けられた燃焼材には35mmフィルムが使われているように見えました。昔のフィルムには強燃性の材料が使われ、火災の原因にもなったと聞いたことがあります。前向きにとらえれば、適材適所ですが、モノクロのポジフィルムに記録された映像が貴重なものなら、もったいない気もします。」と。

さらに改めてよく映像を見ると、フィルムは現像後で何かが映っているようなんですよね。気になります。

ところで、このような採火方法は4年ごと毎回、フィルムを使っているんでしょうか?

 

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2020年3月14日 (土)

MINOLTAのストラップ

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ずいぶんと前から、ときどき見かける「MINOLTA」の文字が刺繍されているストラップです。ご覧のように、ブルーとブラックの2色があるようです。

これが純正品なのかどうか?今まであまり深く考えたこともなかったのですが、今回出土された同種のストラップを見て、純正品であることがかなり否定的に感じられるようになりました。

何故ならば、今回(下の画像)のは「MINOLTA」の刺繍が両端とも、文字の途中で切れてるんです。

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メーカー純正品で自らのブランドネームをこんな風にするってことはあり得ないですよね、まず。

ミノルタにお詳しい方の情報を求む!!

 

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2020年3月13日 (金)

カメラ戦争残酷物語

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こんな本があったのですね。

出版は昭和54年とありますから、1979年。その年の12月30日に第1刷発行と記されています。私が10歳の時です。

タイトルは「カメラ戦争残酷物語」。

リードの「将来はキヤノン、リコー、松下、富士、小西六だけが生き残り、ニコン、ミノルタ、ペンタックス、オリンパスは下請けになるという衝撃の予測がある」に驚かされました。

で、「中を読んだのか?」と聞かれたら、正直に答えて「読んでません」。

読んでもないのに何を言いたいのかというと、「衝撃の予測」と書いているくらいな衝撃の内容であろうから、どんな人が書いたのだろう?と思って、冒頭や巻末などに泉豊氏の著者紹介を探したのだけど、本のどこにもされていなかったので、「え???」と思ったからなんです。

恥ずかしながら...あまり本を読まない私なんですが、著者紹介が無い本って珍しいのでは??そんなことないですか...。

 

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2020年3月12日 (木)

ローライ35でやっちゃダメなこと

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過去にも折に触れて話題にしたことがあります。これはある意味、カメラ屋からのお願い的な意味合いもあります。

ローライ35には何種類かのバリエーションがありますが、どのモデルにも共通な注意事項です。

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ローライ35の大きな特徴の一つである、沈胴式のレンズ。持ち運びや収納時はレンズをボディに沈めてコンパクトにすることが可能です。

その時に『必ず巻き上げレバーを巻いてから(シャッターチャージした状態)、ロックボタンを押してレンズを沈めないといけません』。

ロックボタンはモデルによって場所が違うので、それも要注意。

これを気にせず、巻き上げていない状態で無理にレンズを沈めると壊れてしまいます。

せっかく買ったローライ35でこの操作を知らずにだったり忘れて操作して、壊してしまったら悲しいですよね。我々カメラ屋も陳列しているローライ35に、この誤った操作をされてしまって商品を壊されてしまう...なんて悲しい事件がゼロではありません。

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2020年3月11日 (水)

羽田空港

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、羽田空港です。

新型コロナウイルス感染予防のために、不要不急の外出やイベントを控えるような潮流です。

自らが自営で店をやっているので、お客さんが来ないのは痛手以外の何物でもありません。こんなことを言うと批判の声もあるかもしれませんが、外に出て活動をすることも大切と思い、そうはいっても人混みは避けて人が少ないと思われる羽田空港へ行ってランチをしてきました。

デッキに出てみると、「TOKYO2020」ラッピングの飛行機がいました。オリンピックの開催を危ぶむ声もありますが、コロナには負けて欲しくないですね。

感染予防の出来得る対策を取ったうえで、なるべく活動はしたいと思っています。

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2020年3月10日 (火)

SEM ORENAC

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久々に「教えてもらわないと分からない」シリーズ。

これはフランス製のカメラ。SEM社のORENACというカメラで、35mmカメラとして非常にコンパクトな部類です。日本で見かけることは非常に稀だと思います。

トイっぽくも見えますが、シッカリ出来ています。といってもフランス製カメラなので!?質実剛健という感じではなくて、程良いシッカリ感。

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注目はレンズにアンジェニューが付いている点。シネカメラ用のフランス製レンズとして有名なアンジェニュー。シネ用レンズをデジタルミラーレス機に付けている人もいらっしゃると思います。

スチルカメラ用にはアルパ、ライカ、エキザクタマウントなどの交換レンズがありますが、このORENACのようにアンジェニュー付きのカメラもあったのですね。

本題の、何を「教えてもらわないと分からない」のか?

それは、巻き戻しのお作法です。ボディ上面のノブで巻き戻すのは多くのカメラと同じなのですが、スプロケットをフリーにする方法が分かりずらいのです。

ありがちなのは、ボディ底面にあるボタンを押す方法だったり、ボディどこかにある「R」なんて記されたレバーを操作したりする方法ですが、このカメラの場合はボディ側面にある小さな丸いノブ(下の画像内、黄色矢印の先)を手前に引くんです。引いて回すと引いた状態をキープすることも可能です。

そのうえで、巻き戻しノブを回して撮影後のフィルムを巻き戻します。

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2020年3月 9日 (月)

誕生日にはお初な写真機を

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「誕生日には真白な百合を」という福山雅治の歌があります。いい歌です。

それにひっかけて、「誕生日にはお初な写真機を」な話です。

先月末に若い女の子がご来店されました。多分、学生さん。「友達の誕生日にフィルムカメラをプレゼントしたいのですが~」と相談を受けました。

お話を伺うと、フィルム初心者のお友達なので簡単に使えるカメラが良いこと、そして、予算が2千円くらいという条件でした。

1月から「mina」女子のご来店により、この手のカメラが入って来てもすぐに売れてしまう傾向で、その日の在庫にありませんでした。

「もしかしたら、明日明後日に入って来るかもしれないし、お誕生日まで時間の余裕があればまた来てもらえますか?」と言うと、お誕生日は3月上旬で3月7日にまた来ますとのこと。

さぁ、運を天に任せるしかありません。

月が明けて残り5日を切りましたが、適当なカメラの入荷は無し。運だけではなくて何とかしてあげたくて、知り合いのカメラ屋さんにも相談してみましたがやはり適当なカメラは無く、もし5日までに入荷があったら連絡ください!なんて身勝手なお願いまでしました。

すると、3日の午後に1台、候補に出来るカメラが1台入荷しました。5日には予算と機能面でちょっとズレがあるけども、勧められる可能性があるカメラが2台入荷。これで安心して、5日のご来店を待つことが出来るようになりました。

結果、お友達のプレゼント用に買ってもらったカメラは画像の「リコー FF-9D」というモデル。最初の希望をすべてクリアするカメラです。

プレゼントされたお友達に満足してもらえたら最高ですね(^-^)

もし、お友達が使い方で困ったら遠慮なく相談に来て構わないですから!と、アフターフォローも約束しましたよ。 

 

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