コニフレックスの赤ポッチ
これまた、教えてもらわないと分からないシリーズ!
1952年発売のコニフレックス。画像にあるのは2年後にマイナーチェンジされたコニフレックスⅡ型。でも、大きな違いはありません。
で、ボディ前面。テイクレンズとビューレンズの間の脇に、赤いボタン状のモノがあります。よく見るとスケルトンな赤。
ところで、これが何のボタンなのか?はたまたランプなのか?
でも、このカメラは電池を入れて何かを電気操作するようなカメラではないので、ランプであろうことはすぐに却下されます。
押してみると、わずかなストロークで押せます。ただ、いろいろ考えてみても、これを教えてもらわないで、何をするボタンか発見出来る人は少ないと思います。
では「正解」を!この赤いポッチはセルフタイマーの設定ボタンなのです!それを聞いても、どうすればセルフタイマーを設定出来るのかがまだ分からない人の方が多いと思います。
普通にシャッターを切る時は、テイクレンズ下方にあるチャージレバーを赤いポッチがある側にストロークさせるとチャージされて、そのレバーを反対側に振るか、シャッターボタンを押すかして切るのですが、セルフタイマーを使う時は、まず、普段と同じようにチャージレバーをストロークさせます。そして、あの赤いポッチを押してから、再びチャージレバーをストロークすると、1回目よりも一段階振れるようになります。それから、レバーを反対側に振るか、シャッターボタンを押すと、セルフタイマーが始動し始めて、程なく切れるのです。
動画も付けておきます。
というわけで、「教えてもらわないと分からないシリーズ」に認定です。
あっ!でも前回の「教えてもらわないと分からない~」のアルチックスと似てますね、これ...。
【追記】これは訳あってお預かりしたお客さんのカメラの動作チェック中に気付いたことです。というか、修理屋さんに教えてもらいました。
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