我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« 母待ち | メイン | これ純正ですよね!? »

2020年3月 5日 (木)

コンツールファインダーに救われる

6a0120a63eae74970b012875a77397970c

この1~2年、物々交換をよくご利用くださるお客さんが「ちょっとご無沙汰しちゃって…」とご来店されました。

今回も物々交換の品物をご持参くださいました。

お話を伺うと、今年に入って網膜剥離を起こしてしまって、眼内レンズの交換手術をされて半月ほど入院されていたとのこと。

手術をされた眼がカメラのファインダーを覗く方の眼で、術後にファインダーを覗いた時の見えが良くないのだそうです。視度補正でもあまり好転しないと...残念そうにされていらっしゃいました。

大変かもしれないけど、ファインダーを覗く目を逆にして慣れるとか前向きに捉えていかないと~などお話をさせていただいた後、お客さんが物々交換の品物を探し始められました。

しばらくすると、「これはイイですよ!」とお客さんが明るく言われました。「コンツールファインダーはよく見えます!」と。

コンツールファインダーをご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。

これ、文章で説明するのが非常に難しいのですが、日本カメラ社発行の写真用語事典によると「対物側に細いスリットだけがあるファインダーで、使うときは片目でこのファインダーを覗き、もう一方の目で被写体をじかに見る。そうすると大脳内で両者が重なり合って、あたかもフレームが空中に浮いているかのように見え、撮影範囲を知ることが出来る。生理ファインダーと呼ぶこともある。」こんな感じになります。

ただ、現物があっても実践するのにちょっとコツがいるのです。だって、普通に片目だけで覗くとこんな風に見えるんですから。

6a0120a63eae74970b012875a77312970c

過去のブログ記事で話題にしているので、そちらもご覧ください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2009/11/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC.html

といわけで、今回はワルツのコンツールファインダーとレチナのスポーツファインダーなどなどと物々交換をされてお帰りになりました。まだまだカメラで楽しんでくださいそうです。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。