我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2022年11月

2022年11月20日 (日)

ペン何用?

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我ながら気付いたことに「素晴らしい!」と思っちゃいました!!

がらくたの整理中に出て来た、このキャップ。表面に「Olympus Pen」って記されているので、オリンパスのハーフカメラ・ペンシリーズのキャップであることは間違いありません。

ただ、裏面がちょっと珍しい形状をしています。別のキャップが重なってハマっちゃってるのかと思いましたが、そうではなくて一つのキャップ。

裏面にある取り付け部は43ミリ径のフィルターに被さるようなサイズですが、表面のサイズはそれより確実に一回り大きいのです。

程無く「あれだな!」と、どのペンに使うキャップなのか見当がついたのですが、現物が無いので確認のしようがない。

ネットで画像検索などして、まず間違いない!という確証を得ました。

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これは、PEN-EMのレンズキャップです。PEN-EMはペンシリーズで唯一フィルム送り(巻上げ巻戻しとも)が自動でしたが、その部分が壊れてしまうことが多く…現存する個体で動くモノの方が少ない感じ。元々の販売期間も短いので、より動く個体を見つけるのが難しいカメラです。

そんなカメラのキャップだけが出て来ました。

数が少ないカメラですから、残っているキャップも少ないでしょうけど、動いてる個体が少ないから探している人も少ないでしょうね…。

 

 

2022年11月19日 (土)

KONICA NIKON LENS ADAPTER

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少し前にアローカメラの買取りをご利用された方から、買取職人に「何かのネタになれば~」と提供していただいたマウントアダプターです。

今ではちょっと考えられないですが、50~60年くらい前はカメラメーカーが純正品として他メーカーのレンズを装着出来るようなマウントアダプターを出している場合もありました。

これはコニカブランド。コニカARマウントボディにニコンFマウントレンズを装着するためのマウントアダプターです。

そこで、我楽多屋に並んでいる品物の中から見栄えのする組み合わせをお見せしようと思いました。まず、レンズは大口径のニッコール・55mm/F1.2があったのでこれを。ボディはガッシリとしたFTAがありました。

で、こんな感じです。

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2022年11月18日 (金)

最強デジカメ!?

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一昨々日の朝、テレビでチラッと紹介されているのを見て、すぐに足を運んだお店は「3COINS」。厳密には「3COINS+plus」か。

どのみちカメラ店ではありませんが、その雑貨店に最強デジカメを買いに行ったのです。ん、これも厳密にはあるモノを最強デジカメにするモノを買いに行ったのです。

その名は「ワンハンドシャッター」。

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まるでAF一眼レフカメラのグリップ部のような形状をしていて、それをスマホに付けると片手でラクにシャッターが切れるという便利グッズ。スマホとはBluetoothでワイヤレス接続します。

最近のスマホカメラは十分に高性能ですから、このワンハンドシャッターを取り付ければ操作性も含めて最強デジカメに変身する!というわけです。

おふざけでライカの赤丸マークを付けてみました(>_<)

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2022年11月17日 (木)

故障ではありません

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「ご注意ください!」言っても、このカメラを使っている人が日本にどれだけいるんでしょうか…。

ミノックスフィルムを使うフジカラー(フジフィルムではない)ブランドのカメラ「MC-007」です。アクメル・ブランドや本家ミノックス・ブランドでも同類のカメラがありました。1990年代後半の発売です。

少し前にお客さんから「このカメラ、レンズカバー閉じていてもシャッター切れちゃうんですよね」と聞いていましたが、もしかしたら...その個体に発生したトラブルでは?なんて気持ちも僅かにあったので、後から店の在庫にあった2台で試してみても同様な結果でした。

であれば、取扱説明書にそういう注意書きがされているだろうな~と思って確認したところ、レンズカバーを閉じていてもシャッターが切れてしまう~的な表記はどこにもされていませんでしたが、、、

  • 電池の消耗を防ぐため、撮影直前にフィルムを巻き上げることをおすすめします。
  • フィルムを巻き上げた状態では、電池は多少消耗しますので、なるべくフィルムは巻き上げない状態で保存してください。

と似たような注意書きが続けてされていました。

なんか、レンズカバーによるシャッターロック機能が無いことを、この注意書きで誤魔化しているような気がしなくもない...。

 

 

2022年11月16日 (水)

ゴムホースのその後

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、有明の空き地のゴムホースのその後です。

最初に発見したのはもう1年近く前、その夜景を撮りました。そして、その数ヶ月後に昼景を撮りました。それらについては今年1月に「先週撮ったもの行ったとこ」で紹介しました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2022/01/post-5da1.html

今回はその成れの果て...的な。

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2022年11月15日 (火)

隠し?製造番号

本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます

 

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東独製レンズ「ペンタコン electric 29mm/F2.8」です。このレンズの製造番号がこんな所に!?という場所にありました。

フォーカスを近接寄りに回した時、繰り出してくる鏡胴部分に刻印されているのです。

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たまたま繰り出した状態だったら気付きますけど、そうじゃないと気付けずに探し回るパターンかと...。製造番号を確認する必要があって探す際にヘリコイドを回す~という発想はなかなか出来ないと思いますので。

前例として、レンズに記された製造番号が分かりづらい場所にあったことがゼロだったわけじゃありません。マウント面に近い場所に薄っすら記されていたり、とても小さなサイズで記されていたりとか。今回のように隠されていたというのは初めてだと思います。

ちなみに、カメラボディについては過去に話題にしたことがあります。巻戻しクランクに記されていたことや、レンズを外したところに記されていたなんてことがあって、すぐに気付けなかった…という経験があります。

 

 

2022年11月14日 (月)

FLEXILETTEのフィルター

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アグファのFLEXILETTEというカメラ、35mmフィルムを使う二眼レフカメラです。

カメラも珍しいけど、それ以上に珍しいのが専用フードだったり、専用フィルターだったり~ってことで、過去に話題にしています。

一昨日ご来店のお客さんが、このFLEXILETTEに使うフィルターを探しに来られたのですが、FLEXILETTEユーザーには耳寄りな!?情報をお持ちでした。

なんと、普通にネジを切った49mmのレンズフィルターが、いい具合にハマるんだそうです。で、オレンジとイエローのモノクロ系フィルターを買っていただきました。

ただし、当然ながら見下ろすウエストレベルファインダーも色付きますし、センターフォーカスやミラージュなんかの特殊効果系フィルターでは本来の効果が得られない場合があるので要注意です。

ネジ込むわけではなくて、いい感じにハマるだけなので、思わずフィルターが落下してしまう可能性もあり得るようです。装着については自己責任でお願い致します。

 

 

2022年11月13日 (日)

FOR LEICA TYPE CAMERA

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ちょっと立派な感じのケースに入った「FOR LEICA TYPE CAMERA」と書かれたクローズアップリングのセットです。

一眼レフカメラであれば、クローズアップリングをボディとレンズの間に挟んだとしても、ファインダーを覗けば画角やピントを確認することが出来ます。

しかし、ライカのようなカメラの場合はファインダーで確認することが出来ないのが難点。

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このクローズアップリングを焦点距離50ミリの標準レンズで使うと、No.1単体の使用で44~63cm、No.2単体の使用で32~37.5cm、No.1とNo.2を組み合わせた使用で27~29.5cmの接写が可能になり、同包されている特殊換算スケールを使って被写体との距離を測定することで、スケールに記された数値をレンズの距離目盛に合わせればピントが合う仕組みになっているそうです。

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2022年11月12日 (土)

ハイマチックC

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ミノルタハイマチックC、1969年発売のシャッタースピード優先の自動露出カメラです。

といっても、シャッタースピードは2速のみ。それもボディに速度表示は無くて、晴れマーク☀の1/250秒と雲マーク☀1/30秒という感じ。

このカメラの一番のポイントは、レンズが沈胴式であることでしょうか。ボディ前面にある薄緑色のボタンを押すとポンッとレンズが出て来ます。元へ戻すには薄緑色のボタンを押しながら手で押して引っ込めます。

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繰り出し量は僅か約8ミリ。これでどれほど携帯性を増すのかどうか、わりと微妙な気もしますが。

あと、私だけかもしれませんが...このカメラを見るたびにいつも気になるのが前面のファインダー窓周辺のデザイン。

ファインダー窓のすぐ下に小さな窓がもう1個あって、これは繰り出したレンズの鏡胴部分に記されているイラストによるゾーンフォーカス表示をファインダー内で見られるようにしています。

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ファインダー窓とこの覗き窓の周りの処理、四角くなかったり・黒いプレートの露出部が多めだったりし、化粧板が一枚剥がれてしまった?!ように見えませんか?

で、いつも一瞬、欠品?と思ってしまうのです(>_<) 

 

 

2022年11月11日 (金)

ライカとペトリの赤丸

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ライカの赤丸マーク、そのブランドイメージを誇るかのような存在ですよね。

ちなみに、日本のペトリにも赤丸マークがありましたし、一部のカメラボディにそのマークが貼られています。

ペトリに限らず、他にも赤丸マークをブランドのマークにしていたメーカーがいくつかりました。それらがライカを意識してのことかどうかは不明です。

上の画像で、ライカM6と並んでいるのは1954年発売の「ペトリ35」なんですが、ライカM6と同じような位置に赤丸マークが貼られています。

これを見て、いけない遊び心が...。

マークの直径を計ってみたら、ライカもペトリもほぼ同じ。ペトリの赤丸マークを剥がして、ライカM6の赤丸マークの上に貼ってみたくなりました。でも、簡単に剝がせる様子じゃないので諦めました。こんな悪戯で…いくら壊れているペトリ35とはいえ、元の状態を崩しちゃいけないですからね。

でも、我慢が出来ずにペトリの赤丸マークをプリントアウトして貼ってみました(>_<)

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ところで、M型ライカがこの位置に赤丸マークを貼りだしたのは1967年発売のライカM4 1984年発売のライカM6から。ということは、ペトリの方が先にこの位置に赤丸マークを貼りだしたってことになります。

それと、ペトリの赤丸マークに記されている「K」は、ペトリの旧社名「栗林写真工業」の頭文字で間違いないでしょう。縦に引かれた白い線は少し曲線があって「S」字を描いているようなので、「写真」の頭文字かと思います。