我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2022年11月

2022年11月10日 (木)

1969年発売のEX EE

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キヤノンの一眼レフカメラ史上で異色の存在と言える、1969年に発売された「EX EE」です。3年後には改良型の「EX AUTO」が発売されますが、このシリーズは2機種で終了。

このシリーズの特徴は、フォーカルプレーン式シャッター機ながらレンズは前玉交換式としているところです。

カメラボディに主光学系となる後玉部分・絞りや絞り調整リング・フォーカシングユニットを置いているため、用意された前玉交換式のレンズ4種(35mm/F3.5・50nn/F1.8・95mm/F3.5・125mm/F3.5)はレンズ毎にヘリコイドや絞りを作る必要がなく、システムとしての小型化が可能になって、コストダウンにも成功したシステムでした。

というわけで、半ば実験的な試みでもあったでしょうし、プロ向け機材でもないので、その信頼性や耐久性についてはどうなんだろうか?という不安が残る、製造後50年近くのモデルなんですが。

最近出て来る個体を見ていると、予想に反して!?案外と動作品が多いような感じがします。

たとえ、シャッタースピード優先機能が不良でも、巻戻しクランクの根元部にあるリングで絞りを操作出来るのでマニュアル露出での撮影が可能です。

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その絞り調整リングですが、上の画像で分かるように数値が記されていないうえに、操作をするとクリック感がないので無段階に設定が可能なんですが、最大値と最小値以外の絞り値は手探り?と一瞬心配になるかもしれません。

でも、ファインダーを覗けばそこに数値が記されています。

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2022年11月 9日 (水)

スイカが利いてる

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、四谷四丁目のあたり。

TOKYO 2020を前にして、新宿区内の大通り沿いなどにある配電地上機器にオリンピックを応援する子供が描いた様々な絵がプリントして貼られましたhttps://www.city.shinjuku.lg.jp/whatsnew/pub/2020/20200117-01.html

まだ、貼られています。

サッカースタジアムをイメージしたイラストが貼られた、この配電地上機器。横にスイカ柄のビーチボール、手前に白いパイロン。それらもコラボでアートしているような感じがしました。

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2022年11月 8日 (火)

立冬が過ぎ。。。

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます

 

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昨日、11月7日は立冬でした。

そろそろ...ある意味で中古カメラ屋にとって好ましくない季節になってきます。すでにもう、その傾向が出始めているカメラがありました。

というのは、レンズシャッター式カメラの場合。寒くなって来るとシャッター羽根の動きにスムーズさが無くなってくる個体が出て来るからです。

すると、シャッタースピードが遅い領域で~よりスローシャッターになってしまう傾向が出て来ます。暑い時期からスローシャッターがネバリ気味だと、高速域でも影響が出て来ます。

これらの症状、キッチリと整備されたカメラの場合には殆ど心配の要らないことですが、我楽多屋で売っているカメラは現状販売のものばかりですから、中にはこういう可能性を秘めたものもアリ~ということではあります。

画像のアトラス35はもともと少し怪しめだったのですが、ほぼ全速域で粘り気味になってしまったので売り値を下げました…。

それでも、また暖かくなれば回復するってこともあるんですけどね。

 

 

2022年11月 7日 (月)

受光部の横の窓は?

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ミランダGやFV用に作られた、シャッターダイアルに取り付けてシャッタースピードに連動する着脱式の露出計について、常連Yさんから話題を提供いただきました。

この露出計については、過去に話題にしていると思ったのですが記事が見つからないので…ので取り外した画像も載せておきます。

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約60年くらい前の一眼レフカメラには、これと同じようにシャッターダイアルに取り付けて連動させるタイプの後付け露出計が、他のメーカーでもいくつか作られていました。

ただ、多くの場合。いや他は全部かな…?シャッターダイアルにそのまま被せるタイプなのですが、このミランダの場合は何故かダイアルを外して取り付けるタイプです。

で、ここからがYさん推しの部分。

受光部の横に穴が開いていて、その穴の中を覗くと~ボディにあるフィルムカウンターが見えるようになっているのだけど、実際は穴が小さいし暗いし見えないよね...という点。

LEDライトで穴から照らしたところ、辛うじて見えました。画像ではスタートの「S」が見えるかと...

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2022年11月 6日 (日)

初動画!

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あくまでもブログ記事の補足として、動作音や動き方を理解してもらうための動画は何本かアップしてきましたが、それがメイン?の動画というのは今まで録ったことがありませんでした。

そして、「そのうち、動画も流してみます」言ってから、9ヶ月も掛かりました…。

アップした動画は何の演出もないヘタクソな内容なので、名誉?のために言っておくと、9ヶ月の間に案を練っていたとか練習していたわけではありません。ずーっと放置していました。

この動画、ジンバルの使い方さえイマイチのまま、ぶっつけ本番で録ったものです。正直に言うとテイク1は途中で電話が鳴って中断したので、テイク2です。

昨日の午後に録画して、夕方に特にソフトも使わずYouTubeのサイトで出来る範囲で字幕とBGMを入れてみました。

この動画でまだ一度も我楽多屋へ足を運んだことが無い人に、店のイメージを掴んでいただければ~って感じです。


YouTube: 我楽多屋の店内を紹介(字幕あり)

 

 

 

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第276回目のテーマは「フォーカシングが10フィートでフリーズしているRicoletはそれなりの使い道がある」です。

こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html

 

*閲覧は2023年2月初旬まで

 

2022年11月 5日 (土)

機械ものは動かしてないと

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機械ってのは壊れる直前までは動いるものです。

昔から~時々あることですが、買取りでご来店のお客さんの品物をチェックすると不動品なので、その旨を伝えると「この前使った時は動いていたのに~」と強く主張される方がいらっしゃいます。

実際にそういうこともあるでしょうし、安く買い取ろうとして店が品物にケチを付けている~と警戒して言う方もいらっしゃるようです。

また、品物の状態などから判断してちょっと疑念が湧いて「この前っていつ頃ですか?」と逆に質問すると、「ん~、4~5年前かな?」とか平気で言う方もいらっしゃいます。機械なんて使わない方が壊れることもあるくらいですからねぇ...。

でも、今日話題にしたいのはその逆のパターン。

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ジャンク棚に少しスペースが空いたので、並べきれずにしまってあったキヤノネットを出したところ、貼られた値札に「メーターも生きてるが、レンズカビ・キズ大」って書かれてました。ずいぶん前に一度並べていた時に付けた値札なので改めて動作チェックをしたら、メーターが動きません…。

あ~ぁと思いながらも、絞りリングをAUTOの位置にしてシャッタースピードを変えながら何度がシャッターを切る操作を繰り返すと、時々ファインダー内の針が適当な位置を指してシャッターが切れるので、さらに繰り返しているうちにほぼ動くようになりました。いわゆるリハビリですかね。

もともとがジャンク品として値付けしていたものですが、それ以上に値を下げずに済みました(^^)

 

 

2022年11月 4日 (金)

爆発!?

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ポラロイド用のフラッシュバーです。

パッケージのデザインから分かるように、ずいぶんと昔の品物だと思います。

我楽多屋ではちょいちょい出て来ますし、私の場合は幼い頃がこれが販売されていた時期とダブるので、当時のアローカメラに商品として並んでいた記憶があります。だから、実際に使用した経験はほとんど無くても見慣れたものではあるのです。

何となくパッケージ裏面の説明書きを読んだら、警告事項の中に「爆発するおそれのある場所での撮影には使用しないでください」と記されていました。

それって、どんな場所ですか!?具体的に書いて欲しいですよね。警告を見ちゃった以上、怖くて使えない…なんてことにならなくもない。

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ちなみに、この裏面の説明書きは後からシールで貼り足されたもので、電話番号の03の後の市内局番が4桁になっているので、1991年以降と思われます。時代を考えるとずいぶんと緩い警告のような気がします。

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2022年11月 3日 (木)

三脚?一脚?

 

★本日11月3日は祝日なので、閉店時間は日祝定時の17時です。よろしくお願い申し上げます。

 

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「良い子は真似をしてはいけません」、いや「自己責任でお願いします」と最初に警告をしておきます。

今から触れるような使い方を必ずしも推奨するわけではなくて、こういう撮影機材もあるんだ!?という意味合いで話題にしたいのです。

ベルボンの「ドリーポッド DP-83S」。ドリーというとプロがスタジオなどで使うカメラなどを水平に移動させるための機材。

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なので、これも当然にキャスターが3ヵ所に付きます。付けない状態でも接地面にはキャスターを付けるためのネジ穴をカバーする樹脂製の素材があるので、三脚を据えたように安定して置くことが可能です。

そこで、これを三脚禁止の場所で使えるんじゃないか?!という発想が起こるわけです。三脚禁止を発している側に三脚の形状に関する線引き規定があるかないか?や管理者の判断による差もあるので、これが三脚とみなされずに済むのか?!私自身は非常に微妙であると思います。

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ただ、三脚禁止でも一脚は可のところもあるようなので、これの場合は画像のように収納してしまえば一脚を主張するのはアリのような!?気がします。そもそもこれは一脚のようにセンターポールのみで高さを変更する方法なので、使い勝手は問題ありませんし。

ともかく、場所によっては撮影マナーの問題になり得ますので推奨するものではありません。自己責任でお願いします。

上記の件、これを持ち込まれたお客さんから聞いた話なのですが、「興味深いですけど、ブログネタにするには危険がありそうな...」と言うと、「もう売ってないし大丈夫じゃない?」と返されました。

でもでも、ベルボンがハクバの一ブランドになってしまった今もまだカタログモデルみたいですけど...。

*画像内の雲台は本来これに付属されている雲台ではありません。

 

 

2022年11月 2日 (水)

波状雲

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、皇居。

撮影はお堀端からですが、皇居の上にビロ~ンと横長に特徴的な雲が見えました。高積雲の中で波状雲と分類されるみたいです。

これを収めるのは、iPhoneのパノラマモードだなぁ!ってことで。

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