我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« 2022年11月 | メイン | 2023年1月 »

2022年12月

2022年12月31日 (土)

今年も一年ありがとうございました

321382165_1858022037891397_37112236

2022年の大晦日です。我楽多屋は本日から年末年始休業に入らせていただきます。

画像は28日に開催した我楽多屋忘年会の写真です。まだコロナ禍ということもあり、一部の常連さんと屋外でこじんまりと行ないました。

その席で長徳先生がこんなことを言ってくださいました。「我楽多屋さんはカメラを売り買いしているだけじゃなくて、人と人の出会い~人間関係を提供しているようなところがあっていい」と。とても嬉しいお言葉でした(^^)。

実際に忘年会参加メンバーの中で、会うのは今回が初めてなのに、片方の人が手放したカメラがもう片方の人の手元で活躍しているという事例が2件もあって、さらに話が盛り上がる!なんてことがありました。

また、最近お客さんから「自分がカメラを手放す際は金額云々じゃなくて、本当に必要とされる場所・使ってもらえる場所へ旅立ってもらいたい~という気持ちが強い」みたいなお話を聞かせていただくことが数件続いたりしました。

今後の参考になる非常に貴重なご意見ですし、そんな風に信用してもらえる店にならないといけないのだなぁ~と思うことがあったばかりだったので、忘年会での出来事が余計に印象深いものになりました。

来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

 

新年は5日(木)から営業の予定です。なお、営業初日5日は午後4時に早じまいさせていただきます。

 

 

 

2022年12月30日 (金)

フォトミックファインダーのバランス

年内は本日30日(金)まで、年始は5日(木)から営業の予定です

 

今年も押し詰まったこの時期に、どうでもいいような~えらい細かな事実に気付いてしまいました。

ニコンF用最初期のフォトミックファインダーを平らな面に置くと、バランスが悪くて傾いてしまうのです。

322341344_1186133355643104_59466126

この状態だとどうしても傾きます。

ふと気付いたのが、上の画像ではレンズにある「カニ爪」と呼ばれる絞り連動爪と連動するピンが向かって一番左側に寄っている状態なのです。

で、そのピンを向かって一番右側(下の画像内、赤い矢印の先)に寄せたところ、微妙なバランスではありますが傾かずに置くことが出来ました。とはいえ、ちょこんと指で触ったりすると傾いてしまうことがしばしば。

322733251_847928916417107_965138078

そこで、さらに気になったのが傾いてしまう側の左方へ飛び出して付いている、望遠レンズ撮影時に使用するアタッチメント(アクセプタンスコンバーター)。これを外してみました。

322800442_692635729131128_913264452

すると、さっきの状態よりもいくらか安定して傾かずに置くことが出来ました。完全なバランスではないので、下の画像のように無造作に置くと傾いてしまう時もあります。

322403554_550177450337754_328064774

その点、同じくF用でもフォトミックTファインダーでは全く気を遣うことなく傾かずに置けます。というか、どんな置き方をしても傾きません。

フォトミックファインダーの微妙な重量バランスに気付いてしまった今年の年末でした。ちなみに、どちらのファインダーにも底キャップを装着していません、電池も装填していません。平らな面と言っても水準器などを使って完全な水平を出している面ではありません。

 

 

2022年12月29日 (木)

えっ…背蓋は一緒!?

年内は30日(金)まで、年始は5日(木)から営業の予定です

 

322260093_725285255495098_403879013

1985年発売のリコーXR-Xと、1992年発売のリコーXR-10PF。

そのデザインはずいぶんと違う印象です。少し角張った感があるXR-Xに対して、後発のXR-10PFは
カメラデザインの流行の影響か?曲線的なイメージです。実際、発売年に7年も差がありますからね。

そして、どちらのカメラもツッコミどころとしてカメラの機能というか操作性において、取扱説明書が無いと分かりずらい部分が多々あります。幸いXR-Xの方は説明書があるので良いのですが…それを説明していくと大変なことになりそうなので、もっと簡単なツッコミどころがあったので紹介します。

この2機種、冒頭に書いたようにずいぶんとデザインが違うんですが、それは前面から見た時の話。いや、背面から見てもかなりデザインに差があるのですが、背蓋に関してはなんと!互換性があるみたいなんです。

実際にフィルムを入れての動作確認まではしていませんが、下の画像のようにXR-Xの背蓋がXR-10PFに、XR-10PFの背蓋がXR-Xに付いています。元々のボディカラーに少し差(ブラックとブルーグレー)がある2台なので、入れ違いになっているのが分かるかと思います。

322348003_2757391334395959_83306383

 

 

2022年12月28日 (水)

ハンターカブ

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

なお、年末は30日(金)まで、新年は5日(木)から営業します。

**************************

二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、日本橋人形町。

ランチを食べるのに30分以上待ちました(>_<)。その列から撮った画像。

2輪車の知識が非常に乏しい私ですが、目の前に停まっているバイクとバックの建物がいいマッチングしているなぁ~と思いました。

ハンターカブという現行車のようですが、1960年代から続くシリーズバイクみたいです。

322412630_719823103049924_402555089

2022年12月27日 (火)

安いフィルムと新しいフィルムカメラ

年内は30日(金)まで、年始は5日(木)から営業の予定です

 

322208579_1277690376109076_50617634

時々まとまって出て来ることのある期限切れフィルム。今回は黒白フィルムが入りました。

何タイプかありましたが、画像のフジフイルム ネオパン100 ACROSの24枚撮りは有効期限が2010年12月でした。

黒白フィルムなので10年ちょっとの期限切れでも案外とイケそうな気がしますが、これはいつも言うことですが~保存状態などが不明なので絶対的には何とも言えません。

それよりも気になったのが、パッケージに貼られていたヨドバシカメラさんの値札。その金額が320円なのです。

「安っ!」ですよね。

今、後継タイプのACROSⅡの36枚撮りが1本1,260円です。

 

話しは少し飛びますが、リコーペンタックスさんがフィルムカメラの開発をして販売を目指していることを発表しました。私も動画を1本見ました。


YouTube: PENTAX Film Project Story #1

素晴らしい情熱と意気込みで是非とも実現させて欲しいと思うところです。

でも、少し気になったことがあります。今もフィルムカメラはあるにはあるんです。もちろん、何年も前に製造された中古カメラで故障や修理の心配がありますが…。新しいカメラを造るにあたって、フィルム価格の高騰やフィルム自体の存続の問題も同じレベルで深刻なんじゃないの?!という気がします。

大きなメーカーさんがやることですから、フィルムメーカーさんも巻き込んで~ってのもありなんじゃないかと、小さな小さなカメラ屋は思ってしまうのです。決して高性能高品質のフィルムじゃなくてもいいから、安定供給される手頃な価格のフィルムの登場も望みたいところです。

そうしないと、カメラメーカーさんがフィルムカメラを造った自己満足で終わってしまうような気がするのです。(←これ一番大事なところ、テストに出ます…)

 

 

2022年12月26日 (月)

ゆるかわ起動画面

年内は30日(金)まで、年始は5日(木)から営業の予定です

 

321898298_492887742729889_734226220

今日はゆるい内容です。

ボディカラーやデザインからして、見るからにゆるい印象のコンデジ「キヤノン パワーショットE1」です。

動作確認しようと電池を入れて、電源をオンにした瞬間に一瞬だけ表示される起動画面が下の画像のような感じなんです。

321849182_530359329053017_190256566

小さな鳥に和みますよね。もう一つ描かれているのは船着き場にあるビット(係留柱)でしょうか。ほんの一瞬、0.何秒しか表示されませんけど。

そして、この個体は残念ながら撮影が不能だったので、このかわいい起動画面を見る専用機みたいな感じです(^^)

発売(2008年)当時の記事を探して読んだところ、このモデルのデザインテーマは「リラックス」だそうです。

そして、ゆるかわな起動画面は設定されている3色のボディカラーごとに違うんだそうです。このブルーは「海」のイメージであることも分かりました。やはり、係留柱とカモメなんでしょうね。

 

 

2022年12月25日 (日)

速報!EPA

年内は30日(金)まで、年始は5日(木)から営業の予定です

 

20221225

一昨日のブログで「このマークを読解せよ」と話題にしたマークについて、唯一コメントを頂戴したOさんの推測によると、「E・P・A」の3文字を模ったマークで、Endo Photo Accessoriesの頭文字なんじゃないか?と。

これ、正解っぽいですよね!

私なんかは、「P」しか読解出来なかったので、てっきりカメラ名のピジョンのPだと思って、それ以外は何を模っているのだろう?ばかり考えていました。

さらには、ピジョンの販売は元遠藤カメラ店のエンドー写真用品でした~なんてことまで説明していながら、全く気付きませんでした。

Oさんの推測を検証するべく過去の広告を見返してみると、遠藤カメラ店時代の広告(下の画像左側)にはこのマークは登場せず、エンドー写真用品に名称を改めてからの広告(下の画像右側)にはこのマークが登場しているのです。

関係者からの証言や、確実に説明がされている文献があるわけではありませんが、まず間違いなでしょう。

321715876_3353944938194320_27545985

 

 

2022年12月24日 (土)

キヤノンACレンズ

本日24日(土)、午後1時45分から3時まで地元商店会打合せの為に一旦店を閉めます。よって、毎月第4土曜日恒例、全品1割引サービスは午後3時からとさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 

320044152_2382650461893751_82753185

このレンズ、キヤノンの公式サイトで「特殊レンズ」に分類されていました。

T-80用の「AC35-70/3.5-4.5」というFDマウントのズームレンズで、T-80とセットで使うことでオートフォーカスが可能になります。

私の中でこのレンズは、ほかのACレンズ2本(50/1.8、75-200/4.5)も含めて画像のように、鏡胴に記されている文字の色はちょっと黄ばんだ感じの色で、前玉の周辺は赤で縁取られているイメージなんです。

しかし、公式サイトにある画像では文字は白く、前玉の縁取りも白っぽい。ただ、50/1.8と75-200/4.5の画像は黄ばんだ文字と赤縁取り。

標準ズームの35-70/3.5だけ、2種あったんでしょうか??

 

 

2022年12月23日 (金)

このマークを読解せよ

★今週の土曜24日、午後1時45分から3時まで地元商店会の打合せの為に一旦店を閉めます。よって、毎月第4土曜日恒例、全品1割引サービスは午後3時からとさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 

37064421_2071975132874675_228159892

4年半前にFacebookページで、チラッとこのマークを「読解できません」と話題にしました。あの時はピジョンフレックスのピントフードにマークが付いてました。

その時に2件ほどコメントを頂戴しましたが、まだ結論が確定していません。

 

そして最近、元箱付きのピジョンフレックスが入って来た時のこと。今度は元箱に同じマークが大きく記されていました。

このマーク、どう読解すればいいんでしょうね???

321349726_1724136074703293_91065221

ところで、「ピジョン」というネームは、エンドー写真用品株式会社(元は遠藤カメラ店)が販売したカメラに与えれらたブランドネームのようです。製造については、八洲精機や信濃光機などを中心にいくつかの製造メーカーが携わっていたようです。

 

 

2022年12月22日 (木)

何か分からないレンズから自作

*今週土曜24日は第4土曜です。ただし、午後1時45分から3時まで地元商店会の打合せの為に一旦店を閉めますので、全品1割引サービスは午後3時からとさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 

320927645_704697204701531_144250690

以前、テレコンから自作レンズを作った学生さんを話題にしたことがありました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2022/03/post-deaf.html

その記事をご覧になったお客さんが裸のレンズ(民生用じゃなくて工業系のレンズなど)を幾つも持参されて、「あの学生さんに差し上げてください」と言われて預かり、数か月後になりましたが、無事に学生さんにお渡ししました。

お仕事柄、不要になったレンズを多種多様お持ちのようで、廃棄するよりは有効に利用してもらいたいということで提供してくださったのです。

それから数ヶ月が経過した先週、学生さんがご来店されて、何だか分からない沢山のレンズの中から適当なレンズを組み合わせて作ったレンズを持って来てくれました。

3Dプリンタで作成した鏡胴は「まだ不得手で…」と言われていましたが、オジさん的には学生さんがこんなものを作ってしまってること自体が想像を超えています。

ベス単フード外しか?と思わせるようなソフトで良い感じの描写をしています。

Img_3049

Img_3048

裸のレンズを持参してくださったお客さん、学生さんからくれぐれもよろしく伝えて欲しい!と伝言を受けておりますよ。