我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2022年5月

2022年5月21日 (土)

田中長徳「CT75」Tシャツ特別販売!

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田中長徳「CT75」Tシャツ特別販売しております。

申込締め切り日2022年7月10日です

5月31日に75歳の誕生日を迎えられた長徳先生が、ウィーン滞在中の1970年代中頃にウィーン駅前で撮影した花売りのおじさんをTシャツにプリントして販売中です。

 

5年前、長徳先生の古希をお祝いするパーティーを企画・開催したCT70プロジェクトは、以降も毎年この時期に誕生日をお祝いする形でTシャツやトートバック、写真集などを販売して、その売り上げを「おフィルム代」として長徳先生にプレゼントすることを続けています。

 

この花売りのおじさんは、CT70パーティーの告知案内に使用したカットです。今年、これをTシャツにしようと考えたのは、見方によっては物悲しくも見えますが平和を祈るようにも見えるからで、今回は売り上げの一部をウクライナ人道支援危機支援金(日本赤十字社)に寄付させていただきます。

ビックリしたのはこの企画内容を長徳先生に伝えると、この花売りのおじさんを撮ったカメラは、旧ソ連時代のウクライナで作られた「キエフ」だというのです。レンズはゾナーコピーのジュピター85mm。

 

☆「CT75」Tシャツ 3,500円(税込)

TシャツサイズはXS・S・M・L・XL・XXLの対応が可能です。ただしXXLのみ300円増し

 

  • 購入ご希望の方は、メールにてお申込みをお願いいたします。
  • お渡しは、ご来店お引き取りと、郵便発送(レターパックライト370円)が可能です。 

 

【お申込み方法】

  • garakutaya@tokyo.nifty.jp宛てに、以下の必要事項をお知らせください。
  • お名前
  • ご住所
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • Tシャツのサイズ
  • 受取り方法(ご来店か?郵送か?)

受付け後、こちらから納期及び郵送希望の場合は送金方法などをお知らせするメールを返送します。

 
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●Tシャツサイズ詳細(着丈/身幅/袖丈・単位ミリ)
 XSサイズ(63/41/17)
 Sサイズ(65/47.5/18.5)
 Mサイズ(68/50/19.5)
 Lサイズ(71/52.5/20.5)
 XLサイズ(74/55/21.5)
 XXLサイズ(78/58/22.5)
 生地厚さ:6.2oz
 素材:綿100%
 

『CT70(Siebzig)プロジェクト』

 

2022年5月20日 (金)

MF‐1の立ち位置

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リコーのコンパクトフィルムカメラ「MF-1」は、2001年発売の新製品。

フィルムカメラとしてほぼ晩年のモデルで、後にも先にも系列機と呼べるモデルがない、ちょっと不思議なモデルです。

ごく一部の高級コンパクト機を除けば、露出やフォーカスについては自動のカメラがほとんどだった時代に、マニュアルフォーカスが選べたり・絞り優先露出も可能であるのは、全てカメラ任せで撮るんじゃなくて~というカメラ好きの要望にも応えられるようなカメラの立ち位置を目指していたのではないか!?...と。

でも、結果としては売れない方の部類に属するカメラだったんじゃないかと思います。我楽多屋に来るフィルムカメラ世代の人でも案外とこのカメラについて知らない人がいらっしゃいますしね。

デジタルカメラの勢力が増してフィルムカメラの行く末が見え出した頃なので、そもそも発売時期が遅すぎたのかもしれません。

あと、カメラ好きを満足させられうような質感じゃなかったのも原因の一つではないかと私は考えています。パッと見た目には外装が梨地仕上げだったりして~それほどに気にならないのだけど、触れてしまうとプラスティック製であることが実感させられ、重さも微妙に軽い。シャッター音やフィルム巻上げ音もチープな感じがしちゃうんです。あ、描写は周辺光量落ちが大きめだとか…。

電源が単三電池なのはグッドなんですけど!

 

 

2022年5月19日 (木)

プリントの色味や濃度

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一昨日のブログで、20数年前にスピードプリントショップの業務をしていたことに触れました。

そこから、同じ頃「0円プリント」と称して同時プリントはプリントが何枚あっても現像料のみ!という料金システムを採用していた大手現像所チェーンがあったことが、ブログ読者さんとの間で話題になりました。

それで思い出したことがあります。当時、私が居たスピードプリントショップARROWには腕の良いオペレーターさんが居たので、プロカメラマンさんから商品見本のプリントや芸能関係のプロフ写真などが大量に持ち込まれることや、近くにあるプロラボからネガプリントの下請けみたいなこともやっていました。

そのオペレーターが出すプリントの色味や濃度が認められていたからです。当時はまだ人間の目で1枚1枚ネガ判定して、色味や濃度を決定してプリントしていました。素人が機械任せでプリントすることは不可能でした。

でも、面白い事象もあるのです。

鳥は生まれて最初に見たものを親だと認識する~という話がありますが…

先述の0円プリントは品質的にイマイチのものが散見されていました。でも、特に写真に思い入れの無いような一般の人の場合には、最初の同時プリント時の色味や濃度がベストと思ってしまう傾向があって、他店で現像したネガの焼き増し依頼を受けた時にうちの店でプリントしたものの方がどうみても適正と思って出しても、気に入らない~と言われるようなことが稀にあったのです。

そんな時は他店でプリントしたものを添えてもらい、不本意でもそれに合わせてプリントするようなこともありました。

当然、色味や濃度などには好みがあるので「絶対」はないんですけど。いちおうプロの立場で見て疑問に思うことがあったのです。

当時は店内の壁面にそういうことを案内したりアピールする掲示などをしていたのですが、さすがに資料が残っていません。ゆえに、今日の画像はイメージです(笑)

 

 

2022年5月18日 (水)

1本でも

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、六本木です。

先週見に行った写真展をこのコーナーで紹介すると、すでに会期が終わってしまっていることが多々。でも、今回は5月28日(土)まで開催されています。

六本木のZen Foto Galleryで開催されている「田中長徳写真展 TODAY TOKYO」へ行って来ました。詳細はこちらで→https://zen-foto.jp/jp/exhibition/chotoku-tanaka-today-tokyo

画像の場所はギャラリーの最寄り地下鉄出口を出てから程なく、六本木通りからギャラリーがある1本裏の通りへ抜ける路地。木が1本でも六本木。

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2022年5月17日 (火)

よく写るハーフ判カメラ

本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます

 

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私 二代目が父親の経営するアローカメラに入った当時、アローカメラはカメラの買取り業務の他に我楽多屋とスピードプリントショップの営業もしていました。

スピードプリントショップには腕の良いオペレーターさんが居たので、私の仕事はプリントの仕上がりをチェックすることや受付をする仕事から始まりました。もう28年前のこと。

ネガと仕上がったプリントを見ながら、プリント漏れが無いか?色味や濃度も含めてプリントミスが無いか?などのチェックをするのです。

ネガを見ますから、ハーブ判カメラで撮られたものはすぐに分かります。フルサイズで撮ったものとハーフサイズで撮ったもの、それを同じサイズ(L判)にプリントするのだから、ハーフサイズからの方が拡大率が大きくなるわけで、どうしても画質としては不利になります。

店に持ち込まれたハーフ判のフィルムに対して、そのお客さんに何のカメラで撮影したか?を聞くことはまずありませんでしたが、推測するに~キヤノンデミやリコーオートハーフ、オリンパスペンがほとんどでしょう。

でも一度だけ何のカメラで撮影されたのか?聞いたことがありました。ハーフ判で撮影された他の多くのフィルムよりも、明らかに写りが良いものを持ち込むお客さんがいらっしゃったから。

「これは何のカメラで撮ったんですか?」と聞くと、お客さんからの返答は「サムライです」でした。

サムライと言っても数機種あるのですが、当時はまだカメラについての知識が浅かったので、さらに「どの機種ですか?」まで聞くことは出来なかった私です…。

★上の写真とは別の機種が出ている過去のブログ記事です→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/01/post-ab5b.html

 

 

2022年5月16日 (月)

顔の幅に合わせるらしいです

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所詮我楽多屋、いや我楽多屋だからこそ~と思って、ここ1~2年は状態の悪いジャンク品でもなるだけ現状を把握しておこうと思って、以前より事前チェックを丁寧にしているつもりです。

リコースーパーショット2.4。あんまり見かけないカメラですが、今までに何台かはジャンク品として店に並べたことがあります。

でも、故障している確率が高いこともあってか、今まで以下のことに気付かないでいました。あ、今回のも電池蓋が無いうえに、やはり故障品です。

このカメラ、ファインダーを覗くと中央部に◇(ダイア型)のマークが見えます。レンズ部のフォーカシングノブを動かすと、この◇のマークの大きさが変わるんです。そして、ボディの上面には「ダイア-フォーカス」と記されています。

これがどういうものか?リコーのサイトにあった説明文を抜粋します。

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「ファインダーを見ると、視野の中央に菱形の明るいフレームが見える。フォーカスリングをまわすと、菱形の幅が大ききなったり小さくなったりする。人間の顔の幅に菱形の幅を合わせるとピントが合うしくみ。人間の顔の幅(顔幅)が大人・こども・人種に関係がなく、距離合わせの目安に役立つという発想から」

ということなのです。これはある意味?斬新な発想・機能ですよねぇ。

下の動画、◇マークの大きさが変わるのが分かりやすいように、カメラを黒い布に向けて録ってみました。


YouTube: リコー スーパーショット2.4 ダイア-フォーカスのファインダー覗いたら

 

 

2022年5月15日 (日)

YさんならOKでしょ...

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昨日の午前中、アローカメラの買取職人が店の隣り町まで出張査定へ行きました。午後、その品物を引き取りに行くのを頼まれたので、我楽多屋を一旦閉めて台車を押して隣り町まで行って来た、私。

店を閉めていたのは小一時間だったのですが、その間に常連Yさんがご来店されていたことが後から分かりました。

Yさんは他の用事を済ませて、再び我楽多屋へ来てくださったのです。

ご自宅の建て替えを機に、ここ数ヶ月は大きめなものも整理されているYさん。送料を考えたら宅配便で送るほどのものでもない…と、ご来店のついでに小分けで持って来られます。で、今回も大きめなカメラケースやレンズケースなどを。

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Yさん曰く「お隣りの買取職人に預けて行こうかとも思ったのですが、今日のブログに書かれていたので預けない方が良いのかと思って...(^^;)」と。

いやいや、そのブログの内容(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2022/05/rosa-1871.html)とは条件が違うでしょうよ。Yさんの場合はご連絡先も分かってますし~。

他の用事を済ませている間は駅のコインロッカーに預けていたとのこと。帰り際にコインロッカー代の領収書を出しながら「出来ればこれ以上の評価をお願いしますぅ」と一言。

それくらいはお安い御用~だったので一安心。

でも、ご迷惑お掛けしてしまったことを、嫌味じゃくて笑いながら言ってくださるYさんとのご常連お付き合いも嬉しいものです(^^)。ま、まさか...本気の嫌味では言ってないですよね!?

 

 

2022年5月14日 (土)

ROSAさん

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2ヶ月前の3月15日、故障したニコンFEをアローカメラの買取職人へ預けて行かれたROSAさんを探しております。

その日は第2火曜日だったので、我楽多屋は定休日でした。隣りの買取りアローカメラは営業していたため、以前に我楽多屋でお買上げいただいたニコンFEが動かなくなった~とご持参いただいたカメラを買取職人が預かってしまったのです。

買取職人によると、ROSAさんは修理をして欲しいわけではなく、代わりになるカメラを探しに来られた様子でもなかったというのですが、「後から来て相談するためお預りしました」と一筆添えた簡単なお預り書をお渡ししてしまっているのです。

正確なお買上げ日は私も記憶していません。少なくとも半年か1年くらいは前のことだったと思います。保証無しの現状動作品でお買上げいただいたものでした。

このFEをどうしたら良いものか悩んでおります。

もし、これをご覧になっていらしたらご一報ください。また、身近にこのような話を聞いたことがある方がいらしたらROSAさんへお伝えください。よろしくお願い致します。

 

*愚痴を言わせてもらうと、お客さんのことを考えてお預りしたのは良いものの、せめて連絡先を伺っておけば良かったのに…という話なんです。だって、厳密には我楽多屋とアローカメラは別事業だから責任者が違うわけで、こういう事態も予測してお預かりするべきだったと思うわけです。

 

2022年5月13日 (金)

虎柄のストラップ

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人間としての成長過程で、ビジネスに政治と宗教と贔屓の野球チームの話はいけない~と学んだんですが、野球の話はこのブログで小出しにしてしまっているダメ人間です(^^;)

私物のニコンFには贔屓の球団のネックストラップが付いています。

今年は開幕戦を見るため、3月に店を休んで関西まで行ってしまいました。その時は試合の結果でがらくた市の割引率を変えるなんて…強引な企画にしてしまいました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2022/03/32-2375.html

そんなことを知ってか知らずか!?先日買取り依頼で不要になった品物をご持参されたお客さんの品物の中に、虎柄のストラップがありました。

これは初めて見ました!球団公認どころか、野球チームとは関係の無い虎柄ストラップがあるのですね。

 

 

2022年5月12日 (木)

人のライカに惚れる

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数日前のお客さんカメラです。

このライカM4に私が一目惚れ。最近入手されたと言って見せに来てくださったのに、もし手放すようなことがあったら一声掛けてください〜なんて言ってしまいました。

これ、カメラ屋が業務として買取るってことではなくて、個人的に欲しいなぁ〜と思ってしまったから(^_^;)

そもそもM4のオリジナルにこのペイントは無いから後塗りなんでしょうが、渋い色味とテカリがいい感じなんです。

そして、ペイントが剥げて地金が見えている部分が故意に加工されたものなのか、使い込んでこうなったのか分かりません。ただ、柔なペイントが簡単に剥げてしまった感ではないので良いのです。

なんだか勝手に盛り上がってしまってますが、ここまで惹かれた理由に製造番号からこのM4が私の生まれ年ライカである可能性が高いからなんです。

さらに、このオーナーさんが渋いのはお気に入りという魅力的なレンズをセットしてる点、アンジェニュー35mm/F3.5 TYPE X1。なのに?ビューファインダーはコムラー。渋々です。