我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2022年2月

2022年2月 9日 (水)

バールのようなもので

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、お岩水かけ観音です。

うちの店へ来られたついでに、近所をブラブラ散策などされたことのある人ならご存知かもしれません。四谷三丁目交差点の程近くにあったスーパーの丸正本店、その入り口横にあった観音様です。

「あった」という表現をしたのは、ビルの建て替えのために一旦閉店したのです(近くの仮店舗で営業中)。

その様子を気にしていたところ、先週のある朝のこと。バールのようなもの~じゃなくて、そのまんまバールを持った作業員さんが観音様にバールを向けていたのです(@_@)

翌朝も確認すると、もう観音様はいらっしゃいませんでした。

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2022年2月 8日 (火)

K2

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます

 

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世界最高峰のエベレストに次ぐ、第2位の山はK2です。

それと同じ名称のペンタックスK2ですが、命名の由来に山のK2との関係はありません。

これから無理矢理にこじつけようとしているだけです。

ペンタックスのKシリーズには「K2」「KX」「KM」「K1000」と4機種ほどしか存在していませんが、最上位機種はこの「K2」となります。あっ…1位になっちゃいけないのか(>_<)

山のK2の標高は8,611mと言われています。じゃあ、装着したレンズをそれに近い数字に持って行きましょう。

ってことで、85-210mmズームレンズに2×のテレコンを2つ繋げて、望遠側を8,400mmに。当然に単位は違いますけど…。

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2022年2月 7日 (月)

胸に当てて

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ヤシカエレクトロ35の使い方を見ていました。カメラを構える撮影者の写真を見て、ハッ!と思いました。

「ピントを合わせてパチリ 夜のカラーもOKです!」のキャプションが付けられた写真には、正装をした男性が室内と思われる環境でストロボを使わずにカメラを構えているのですが、カメラの底には小さな三脚が装着されていて、その脚を自分の胸に当ててブレを防いでいるのです。

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もう30年近くカメラ屋をやっているので、ヤシカブランドで脚が収納できるタイプの小さい三脚あることも知っていますし、こういう使い方があることも知っていましたが、こんな形で説明書に何食わぬ感じで披露されているのは知りませんでした。

へぇ~と思いながら、ページをめくって行くと。最後の方の「アクセサリー」紹介のページに、先程の三脚「ヤシカグリップ トライポッドST-7」の案内がされていました。

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そこには、「そのまま使えばグリップ。脚を出せば三脚に早変わり。壁に、ドアに、胸にエレクトロ35をしっかり固定してくれます」と、サラリと記されていました。

やはり、胸に当てての使い方についての説明が簡便ですね。

 

 

 

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第268回目のテーマは「ヨセフクーデルカが使っていたのと同じExakta llbのデザインはカメラのマニエリスムである」です。

こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html

 

*閲覧は2022年5月初旬まで。

2022年2月 6日 (日)

落下注意!!

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時々あるので気を付けないといけないカメラ。何を気を付けるのかというと、背蓋を開ける時のことです。

ちょっと厳しい言い方をすれば~興味本位だけでカメラを手に取って、軽率に背蓋を開けたりなんかしなければ起こらないことなんですけどね。そういうことをする人に限って落としたりします、背蓋を。

多くのカメラは背蓋の片側が蝶つがいになっていて扉のように開きますが、蝶つがいになっていなくて片側がはめ込まれてるだけのカメラがあるのです。

今、我楽多屋にある「ミノルタA」と「コーワ35N」がそれです。

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このタイプのカメラで背蓋のロックを解除して扉のように開けようとすると、蝶つがいになってないから、あるところまでいくと扉が外れます。それを知らないと、だいたいの場合は背蓋を落下させることになります。気を付けましょう。お願いします。

その2台には「背ブタが蝶つがいになっていないので開ける時は落下注意!!」と書いたシールを貼っています。

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話ついでに。普通に蝶つがいになっているカメラの場合でもカメラの扱いが雑な人ってのは、ロックを外した後に背蓋を開け放つようにする人がいます。モノに対する意識が薄いんでしょうね。カメラ愛が無い。そういう扱いをしている人、ちゃんと見ていますから。自分のカメラならまだしも、ジャンクとはいえ店の商品です。それを買って行かれる人のことを考えてください。お願いします。

 

 

2022年2月 5日 (土)

そのうち、動画も流してみます。

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ずいぶん前から、我楽多屋店内の様子を映した動画をSNSなどでチラ見せすることを考えたりしています。

ご遠方にお住まいの方やまだご来店されたことのない方に、店の雰囲気を知ってもらうのにいいんじゃないかな~と思ったり、オモチャ系ドローンでカメラが付いているのがあるので、それを買って自ら遊びながら発信したら面白いかな~と思ったりしたから。

でも、実行せずに3~4年。

1~2ヶ月前のこと、お客さんにその話をしたら「面白いですね!」と言ってもらえたので、詳細は後から考えることにして予告だけしちゃって、やらなければいけない状況に自らを追い込んでしまえ~くらいのところまで一度はいきました。が、何かの拍子に冷静になったら、気になることが出て来て予告自体をやめました。

ところが今回こうやって予告に踏み切りました。

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昨日、常連さんが「使わないので、こんなものでもいいですか?」と持ち込まれたのがこれ。「映画のような滑らかな映像を撮影できるハンドヘルド式のスマートフォン用ジンバル『OSMO MOBILE 2』」

常連さんに教えてもらいながらちょっと試してみたら、面白げな使用感。

これを使うのを理由に、いつだか店内の映像をSNSにアップしようと思います。特に演出など出来ないと思うので期待はしないでください…。

 

 

2022年2月 4日 (金)

「Заря」←そもそも読めないし

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私はこのカメラの名前をいつも忘れてしまいます…。

誰しも、どうしても名前をなかなか覚えられない人って居ませんか?!

覚えられない一番の理由は、流通数が少ないってことだと思います。覚えても次に出てくる頃には、また忘れてしまっているのです。で、現物を見てボディに記された文字を読もうとするのですが、キリル文字で読み取れない…のです。

このカメラの名前は「Заря」と書いて、ザリア(ZARYA)と呼ばれています。原語に近い発音だと「ザリャー」だそうですが。

1960年前後に、フェド(FED)の廉価版として売られていました。

ライカスクリューマウントのボディですが、距離計が無いので撮影時ピントは目測合わせをしないといけません。その分、カメラとしては簡素なわけです。

 

 

2022年2月 3日 (木)

シャッタースピード表示が...

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一昨日のお客さんカメラです。

機種名は「EMC/750」ですが、多くのカメラでブランド名が記されているおでこの部分に文字がありません。

このカメラ、お客さん情報とネット検索した情報によるとこの部分にネームの無いものがほとんどのようです。ごく少数「RONY」とネームが記されたボディもあったようです。

また同型で、「OSANON」と記されたボディもあって、その場合の機種名は「Digital 750」となっているようです。

ところで、このカメラがどこで製造されていたのか?なんですが、1970年代半ばに経営が悪化して人員整理をしていたヤシカを辞めた人が興した「ヤシマ」という会社で造られていたという話があります。が、情報が少なく…何ともな部分です。

さて、ここからが本題。

持ち主のお客さんもアピールされていた、このカメラの興味深い部分がファインダー内に表示されるシャッタースピード。絞り優先機能があるので、絞りを決めてシャッターボタンを半押しすると、適正なシャッタースピードが表示されるんですが~。

その表示がありがちな液晶表示による数字ではなくて、ちょっと昔懐かしい感じのデジタル表示管による表示なんです。そして、そのシャッタースピード表示のされ方が不思議…。

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これ、コンマ秒表示されてるんですって。分かりやすいところでは、1/2秒は「.500」という表示。画像の「.077」表示は1/13秒ってことになります。それでOKだったかな!?

それと、スローシャッターの時だけだったと思うのですが(記憶がちょっと怪しくてスミマセン)、シャッター切ると、シャッターが閉じるまでの時間がカウントダウン表示されます。

 

 

2022年2月 2日 (水)

山茶花

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、荒木町裏路地で見つけた山茶花(さざんか)。

我楽多屋がある荒木町の中心付近はすり鉢状の地形になっています。

夕暮れ時に、そのすり鉢の底方面へ降りていく坂で撮った1枚です。

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2022年2月 1日 (火)

貫禄M4

ここ数日、某北村写真機店さんのヴィンテージカメラオンライン販売会の告知がSNSにちょいちょい現れます。

その画像に、塗装が盛大に剥がれて地金が見える渋々のライカM4ブラックペイントが出ています。いわゆる貫禄仕様。こちらでご確認ください→https://www.kitamuracamera.jp/ja/event/onlinesales_2022_2_6

それが脳裏に焼き付いていた一昨日のこと、アローカメラの買取コーナーに買取依頼品のライカM4がありました。こちらはペイントではなくてブラッククロームなので、塗装が剝げ落ちるようなことはないのですが、革張り部分が所々剥げ落ちていました。

これはこれで、えらい貫禄だなぁ~と思ったのでした(下の画像がそれ)。

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塗装が剥がれたようなイメージを作り出す偽貫禄クラブでも、貼り革が剥がれ落ち系の偽仕様は難しいだろうな。