緊急事態宣言が延長されました。
我楽多屋は引き続き東京都独自の休業協力依頼を受けて、臨時休業を5月31日まで継続することにしました。よろしくお願い申し上げます。
延長が発表された5月7日からの5日間、5月12日以降も臨時休業を継続するのか、それとも営業再開するのかの判断に相当苦しんだことを、私なりに説明(言い訳?)したいと思います。
まず、4月末に発出された3回目の緊急事態宣言で休業の判断をしたカメラ店は昨年の1回目の時に比べて明らかに少なく、営業を継続するお店の方が多かったと見ています。
コロナ禍だからこそ趣味のカメラ遊びを楽しみたいと思うカメラ好きな方々のことを考えると、周りは営業継続しているのにうちだけ店舗休業していいのだろうか…とも考えました。
また、有難いことに「営業して欲しい!」というご意見もいただきました。休業要請ではなくて休業協力依頼なので、営業したところで特に罰則があるわけでもないのです。
ただ、緊急事態宣言が発出されている最中に営業して、ご来店いただけるお客さんの数が減ってしまっては…経営上の問題になります。
その点において、我楽多屋は私にとって生業です。世知辛い話ですが…休業協力依頼に従うことで得られる支援金を含めて、休業か営業の判断をすることになります。ところが、その支援金(延長期間分の)ついての発表が12日の夜にやっとweb上で発表されたのです。このことが判断を長引かせた一番の要因です。
それ以外にも、休んでいる間にお客さんが離れていってしまうのではないか…という不安もありますし、休業していると品物も入って来なくなります。幸いに同じく店舗休業している姉妹店アローカメラで宅配便利用の買取りをしているので、全く品物が入って来ない訳ではないですけど。それに我楽多屋もメールなどでの事前相談をお願いしますが、宅配便利用の買取り対応はいたします。
それと、我楽多屋における感染対策の面においては、狭い店ですが一度に多くのお客さんが同時に来店されることも少ないため「密」になることは稀です。しかし、店内換気は決して優秀というレベルではなく、入口のドアを開けてサーキュレーターの力を借りるような感じになります。あと…品物を触ることによる接触感染については、入店時に手指の消毒をお願いしておりますが、品物を必要以上に触る人がごく一定数いらっしゃること(これは中古品を扱う上でお客さんに気を遣っていただきたい…もう長年の課題であります…)が気になるところです。
これら感染対策は緊急事態宣言中でなくても、この1年近く継続して気を遣っていることですが、休業協力依頼が出ている状況は、それ以上に人の移動を抑制する目的であるわけです。
こんな風にいろいろな事情から自分なりに総合的な判断をした結果、5月31日までの臨時休業継続の判断をしました。ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
営業再開の折には、また我楽多屋へ足を運んでいただけるよう~私自身、感染対策を施しながら充電をします。そして、我楽多屋を忘れられないようにブログやFacebookページを中心にSNSのアップは継続して行っていきます。
あっ!販売を我楽多屋が窓口になって行なう、CT70プロジェクト発行の田中長徳写真集「CT74」は、今月末発売をメドに只今計画進行中ですので、お楽しみにお待ちください。
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