本日4月27日(火)から、我楽多屋は緊急事態宣言発出に伴う東京都からの休業協力依頼の対象店舗に該当するため、5月11日(火)まで臨時休業することにしました。
私の調査不足で一昨日25日の朝までは業種・店舗規模ともに該当しないものと判断していたので、休まず営業する旨の案内をFacebookページに一旦はアップしてしまいました。ところが、同業の仲間から指摘を受けて該当することを知り、どう対応するかの判断を早急に迫られることとなったのです。
ニュースでは、都内4ヶ所の寄席が要請された無観客での開催に応じず、大衆娯楽は社会生活に必要なものという判断から定員半数以下での興行をする~という情報が流れ、仲間の写真屋さんの中には写真屋が他に無くなってしまった地元のためにも営業を続けるという判断されたところもあります。
うちの店も自らのことを考えるだけじゃなくて、カメラマニアの皆さんに対する使命感みたいなものを気にしないといけないのだなぁ~と悩みました。でも、熟考する時間は与えられておらず…。だって、25日からの休業が原則で、即対応が出来ない場合は27日からの休業を依頼されているのです。
昨春の緊急事態宣言で休業した時に、長年お世話になっている写真家田中長徳先生から「二代目にとって今後のことを考える時間になれば良いのでは?」と言ってもらったことを思い出しました。結果、恥ずかしながら大きく変わったことは出来ていないですけど、何か少し流れが変わったような感触がなくもない一年間でした。なかなか自発的に大きく変わることは難しいものの、今回の休業でまた僅かでも何か違う感触が得られるようになるための判断をしました。
そして、臨時休業の発表をした昨日。その知らせを見てご来店くださったお客さんの一人が「明日からお休みされるんですよね。2週間こちらに伺えなくなるから、水盃じゃないですけど(笑)」と言って、ワインを持って来てくださいました。
お礼を言うと早々に帰ろうとされるので、「え!?2週間分ゆっくりご覧になっては?」と言うと、「人を待たせているので…」と。うわっ、わざわざそのために寄ってくださったとは!(涙)。
もう一つ恥ずかしながら…「水盃」の意味をちゃんと知りませんでした、私。調べてみたら「二度と会えないかも知れない別れの時などに、酒のかわりに水をついで、杯をやりとりすること」。いやいや、2週間後にはまた会えますし、水じゃなくてお酒だし。聞くと、そのお客さんお酒飲めないらしいし。実にジョークが利いてますね(^^) お気遣い本当にありがとうございます。
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