我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2021年4月

2021年4月22日 (木)

キャップが合わない…

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縁あって、最近の中国製ライカMマウントレンズを使ってみています。

外へ持ち出すのにレンズフィルターを付けようと思いました。私物であれば、あまりレンズフィルターは付けない方なんですが、大口径で前玉面積大きいし傷を付けては勿体ないからです。

が、55ミリ径のレンズフィルターを付けたら、純正のカブセ式キャップがユルユルで使い物になりません…。一般的なレンズよりも、鏡胴に刻まれたフィルター用ネジ径に対してレンズの外径が微妙に大きいんですね。だから、純正のカブセ式キャップが大きめ。なので、内ヅメ式の55ミリ径のSIGMAネーム入りキャップを使うことにしました。

フィルター付けたから保護のキャップは要らないんじゃ?とならなかったのは、このM6が私の手元にやって来た時すでにシャッター幕にごくごく小さな穴が開いていて塞いだ…経緯があるのです。その原因がレンズで集光された太陽光で焼けてしまったのではないか~と推測されていたので、そういう悪縁は何となく繰り返しそうな気がして、キャップの必要性を感じたのでした。

で、戻って来てから考えたのは、フィルターの枠自体に厚みのあるヤシカコンタックス純正のレンズフィルターなら、大きめなカブセ式の純正キャップが合うんじゃ?ということ。でも試してみたら、今度はフィルター枠が厚すぎてキャップがカブリませんでした…。

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★昨年7月から我楽多屋は、それまで定休だった水曜日に加えて、第2火曜日と第3火曜日も休業させていただいております。よろしくお願い申し上げます。

2021年4月21日 (水)

バール

本日水曜日、我楽多屋は定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、ホームセンターです。

ホームセンターへバールを買いに行ったのです。その犯行の動機は…先週金曜日に臨時の店舗休業をいただいて行った出張買取りで、もしかしたら防湿庫の鍵が見つからないかもしれない…と事前に相談を受けていて、最悪の場合は防湿庫の扉をこじ開けてもらってもいい~と言われていたから。

結果、バールは無用の長物になり…というか、防湿庫は壊さずに済んだので良かったんですけどね。

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2021年4月20日 (火)

C.P.E.のストラップ

★昨年7月から我楽多屋は、それまで定休だった水曜日に加えて、第2火曜日と第3火曜日も休業させていただいております。4月20日・21日と連休いたしますので、よろしくお願い申し上げます。

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一昨日、ちょい下取り的に持ち込まれた中にあったキヤノンのストラップです。

そして昨日、これに値付けをしようと思って紐付き値札だけ付けていた時点で、「最近フィルムカメラを始めたばかりで~」というお客さんがご来店されました。

最近キヤノンF-1を買ったそうでそれに付けるストラップをお探しだったので、これから値付けをしようと思っていたこのストラップを「F-1であれば、このストラップが時代考証が合いますよ。そこに掛けてあるのはオートフォーカスのEOS世代のばかりですから~」とお勧めしたところ、即「いただきます!」と言ってくださったので、「普段は○○円くらい付けるんですけど、値付け前なので~」と、その30%オフくらいの値段にしました。

さて、このストラップ。80年代前後にキヤノンを使っていた方には特に印象深いと思います。「C.P.E.」(CANON'S PERSONAL EQUIPMENT)と言って、当時のキヤノンが力を入れていたオリジナル用品です。このデザインは当時のプロ向けストラップに似せたデザインです。

 

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2021年4月19日 (月)

フィルム室のモルトプレーン

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昨日のキャップに続いて、私 二代目が我楽多屋の品物について、こんなことを気にしている~という話題です。

古いカメラのフィルム室を開けると、光線漏れを防ぐために背蓋とボディの隙間などに貼られたモルトプレーンが劣化してボソボソになっていて落ちて来たり、ベトベトになってズレていたり…と面倒なものです。

我楽多屋では検品時にモルトプレーンの状態を確認して、劣化して落ちて来るような場合やベトベトの場合は、先に拭い取ってしまうようにしています。

以前、どこかの歯医者さんに歯ぐきから出る血について「ちょっと磨いたくらいで出るような悪い血は出してしまった方がいい」と言われたことがあります(ホントにそうなのかどうかちょっと疑わしいですが…)。それと同じで、簡単に落ちてしまうようなモルトプレーンなら先に拭い取ってしまおうという考えです。

だって、これをしないと関心を持ったお客さんが陳列中のカメラの背蓋を開くたびに、劣化したモルトプレーンが其処ら中に落下する場合があるので、店内が汚れるは他の商品に被ってしまうは…などの問題が起こりうるので拭い取っているのです。

ということは、我楽多屋でカメラをお買い上げいただく場合はモルトプレーンの状態も少し気にしていただいた方が良いのかもしれません。

まぁ、ほかの中古カメラ店でも販売前に事前整備をしていない(ということは保証無しが多いと思います)カメラの場合、モルトプレーンだけ手直ししている…というお店も少ないとは思いますが…。

でも、乱暴な言い方をすれば~モルトプレーンが劣化しているからといって、必ず光線漏れをするわけでもありません。中古カメラ遊びの中でもジャンク系で遊ぶ場合は、やはり少し大らかな姿勢で臨むことをおススメします。

上の画像ですが、劣化したモルトプレーンを簡単に落ちて来ない程度にザッと拭い取った状態です。実はこのザックリとした拭い方にもポイントがあると思っています。買ってからご自身でモルトプレーンの貼り直しをしようという方のために、元々どこにモルトプレーンが貼られていたのかを分かるようにしているつもりなのです。

 

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第258回目のテーマは「1968年のホリゾントパノラマカメラ/ビロード革命を勝利させたカメラ」です。

こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine3.html

 

*閲覧は2021年7月初旬まで

2021年4月18日 (日)

キャップを別に売るかどうか

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画像に写っているのは、比較的稀少な類いのフロントキャップです。

中古カメラ屋の中でも、我楽多屋の場合は特にカメラ関係のアクセサリー販売もウリにしている店なので、レンズ本体とキャップの売り方については以下のような判断をするように心がけています。

状態が良いレンズにフロントキャップが付いて入って来た場合、基本的にレンズとキャップをバラすことなく値を付けることにしていますが、レンズの状態がかなり悪い場合や使えるような状態でない場合は、レンズとキャップをバラして別々に値を付けることの方が多くなります。

ところが、今回のような稀少なキャップの場合は「キャップだけでもそれなりに値が付けられるよなぁ~」と少しスケベ根性が出て悩んでしまうことが稀にあります。

でも、原則は前述の法則に従って、バラすかバラさないかの判断をするようにしています。それがお客さんの様々なご要望に広く応えることになると思っているからです。

幸い、今回のキャップはレンズが無くて、キャップだけでがらくた箱の中から出て来た感じなので悩むことなく、キャップ単体で値段を付けて行けるな~と思いながら、このブログを書いています。

 

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2021年4月17日 (土)

手を離したら…

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一昨日の我楽多屋、ある常連さんがウインドウに並べているキヤノンF-1を手に取ってご覧になって「これ綺麗ですよねぇ~」と関心を持たれているご様子でした。

私は唯一のマイナスポイントと思われる、サーボEEファインダー取り付け時にアームを接続する部分のカバーが無いことをお伝えしましたが、「買おうかなぁ~」と思案している雰囲気でした。

程なく別のお客さんが来店されて、ウインドウのF-1を並べているたあたりへ直行したのです。そのお客さんが素早くブラックボディのカメラを手にしたのは確認出来たのですが、それがF-1なのかA-1なのか、はたまたEFなのか私の場所からは直ぐに分かりませんでした。数日前もそのお客さんは来店されていたので、多分そのカメラに目を付けていたんでしょうね。レジカウンターに持って来られたのはF-1でした。

私は「あっ、先に常連さんが関心を示していたの~」と思いましたが、常連さんは一旦ウインドウに戻してしまっていた…ということになります。

お客さんに格付けをしてはいけませんけど、常連さんは長年来ていただいている方、もう一人のお客さんはここ数ヶ月来られる方。でも、この勝負ではカメラから手を離したら権利は譲ったものとみなされても仕方ないので、私もそこで常連さんを優先するジャッジは下せません。

F-1お買い上げのお客さんが帰られた後で常連さんにお声掛けすると、「喜んで買って行かれたのだからいいです。私は程度落ちるけど既に1台F-1を持っているので」とのこと。少し安心しました。

 

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2021年4月16日 (金)

日本カメラ休刊

本日4月16日(金)、出張買取り業務のために「アローカメラ」&「我楽多屋」ともに臨時休業させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

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昨日、月刊誌「日本カメラ」の休刊が発表されました。今月20日発売の5月号が最後になるそうです。昨年の月刊カメラマン、アサヒカメラの休刊に続く悲しいお知らせです。

20年くらい前、日本カメラには画像のような宣伝広告を出稿したこともありましたが、さらにさかのぼって、父 買取職人(当時はまだ買取プロ)が業態を買取り専門にした約40年前、初めて店の宣伝広告を出稿しようとした際に自分の顔写真を入れるデザインにしたところ、日本カメラはすぐにGoサインを出してくれた~という話を何度も聞かされて来ました。

一方、アサヒカメラが顔写真入り広告をなかなか認めてくれなかったのは、朝日新聞との絡みもあるのでしょうか、選挙に出るのでは?などの憶測をされたからだとか…。OKが出たのは少し後だったそうです。

私が父と一緒に仕事を始めた頃には、日本カメラ、アサヒカメラに加えて月刊カメラマン、CAPAにも広告を出していました。

以後、広告原稿は私が担当するようになりました。日本カメラと月刊カメラマンはそれぞれの会社の営業担当の社員さんが営業に来られていましたが、ほかの2誌は広告代理店が入っていました。この差が私にとっては大きかったです。仕事がやりやすかった、楽しかった、自然に出来た。

そう思うのは、以前に私自身が某媒体の直営業を経験していたからかもしれませんが、やはりそれゆえの強みみたいのはあるはずなのです。これだと広告代理店業を悪く言うみたいになってしまいますから、それ以上に日本カメラと月刊カメラマンの営業担当の人に恵まれていたのだと思います。そういう意味でも、今回の話はとても淋しいのです。

特に日本カメラは、現社長が営業担当で来られている頃から知っているので余計に淋しい。昨日も正式発表される前に、営業担当の方から直々にお電話いただきました。ここしばらく広告の出稿はお休みしていたのにです…。

 

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2021年4月15日 (木)

黒い破片

明日16日(金)、出張買取り業務のためにアローカメラ&我楽多屋ともに臨時休業させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

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先日のこと、お会計直前のお客さんが「すみません」と言って、画像の黒い破片を持ってレジカウンターに来られました。

ウインドウに並べてあるマミヤ35を見ようと手に取った時、貼り革の一部が剥がれて落ちてしまった…ことを知らせてくださったのです。

古いカメラの貼り革は乾燥や劣化などで剥がれやすい状態になっているものも多々あります。特にこの部分は落下して無くなっているものもあるくらいです。

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初めてご来店のお客さんではないし、その人が雑な扱いをする人でないことは分かっているので、たまたま剥がれ落ちてしまったのに、こうしてお声掛けをいただけたことに嬉しい気持ちになりました。

その場は「気にしないでください、大丈夫です。特にこの部分は落ちやすいですし」としか言えませんでした。

でも、後から考えるに~危うく剥がれ落ちてしまうかもしれない貼り革に気付かず手に取って、運悪くその時に落下させてしまったとして、こうしてお声掛けくださる人ってどれくらいいらっしゃるだろうか!?と思ったら、感謝の気持ちが湧いてきました。

実はこういう気持ちを大切にしていきたいと日々思っていて、我楽多屋のホームページに新コンテンツとして、私 二代目の気持ちを記す挨拶的なコンテンツをアップしようかどうか…ここ半月くらいずっと考えているところだったりしていたので、より嬉しく感謝なのです、こういうお客さんのお気持ちが。

 

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2021年4月14日 (水)

荒木町裏路地

本日水曜日、我楽多屋は定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、店の地元荒木町です。定休日の水曜日でしたが、地元商店会のお手伝いで荒木町へ出て来る時に撮ったものです。

荒木町の路地に面した料理屋さんの古い建物が取り壊されて、それまで見えなかった場所が見えるようになっていました。

次を作り始めるまでの限定風景と思って写真を撮りました。

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