忙しいお仕事の合間に時々「気分転換」や「癒し」を求めてご来店いただけるお客さんの話です。
だいたいいつも、いくつか気になる品物を発見されては、どれにしようか?買うべきかどうか?買いの迷い(=それは楽しみ)をされていらっしゃるのが分かります。
私は押し売りはしたくない派なので、「じっくり悩んでください」とお話します。あっ、細かい点を気にして神経質に悩まれる人の場合は「やめておいた方がいいです」って言っちゃいますけどね。
数日前のご来店時、こんなやり取りになりました。
こんなことを言っていただけるなんて嬉しい限りです。
が、現状売りをするのが我楽多屋。やはり、お客さんご自身の目利きによる部分が大きいと思います。でも、相性ってのもあるかもしれませんね。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。
★昨年7月から我楽多屋は、それまで定休だった水曜日に加えて、第2火曜日と第3火曜日も休業させていただいております。よろしくお願い申し上げます。
レンズメーカー・タムロン自慢のマウント交換式レンズシステム「アダプトール」。
マウントを変えることにより、1本のレンズで各種マウントに対応が可能な便利なシステムです。これ、メーカー側にとってはマウントごとにレンズを作らなくていい~というメリットがあるから採用されたんじゃ!?と思ったりもします…。
タムロンはアダプトールの前にも、Tマウントとアダプトマチックというマウント交換システムを採用していました。アダプトールになってからも、途中でアダプトール2へと細かな仕様変更がされます。
アダプトールとアダプトール2の違いについて、恥ずかしながら良く分かっていません。変更が行われた当時はいざ知らず、今、タムロンの人に聞いても答えられない人の方が多いんじゃないか!?なんて噂を聞いたこともあります。気にせず互換しても問題が起こらないパターンの方が多いのかもしれません…。
で、ここにある2個のアダプトールなんですが、ひとつは(上の画像右側)「ADAPTALL 2」とシッカリ刻印された上に墨入れもされていますが、もうひとつは(上の画像左側)「ADAPTALL 2」とプリントされたシールがきれいに貼られていますが、「tamron」の刻印は旧ロゴなんですよね…。
こんなのを見てしまうと、アダプトールにアダプトール2のシールを貼るだけでOKなのか!?なんて勘ぐっちゃいます。当然、元のアダプトールに何か小変更が施されているのかもしれないし、もしかしたら、ミノルタMDマウントの場合はアダプトールもアダプトール2も同じで大丈夫なのかもしれませんが…。
ちなみに、タムロンがアルファベット小文字のロゴから大文字のロゴに変えたのは1978年で、アダプトール2が登場したのは1979年です。
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チェコスロバキア製のカメラ「ピオニール(PIONYR)」です。
ブローニーフィルムを使う6×6判。部類としてはトイカメラの範疇と思います。ベークライト製でヘリコイド沈胴式レンズ。絞りは二段階、シャッタースピードはバルブ以外に一速のみです。
このカメラで撮った作品で写真展を開催された方のサイトの記述によれば、この型は1957年発売のⅡ型の最終機の模様。
今日の話題にしたのは、このカメラのゾーンフォーカスが面白いなぁと思ったから。
まず、ボディのエプロン上部に描かれた撮影距離を表す4つのアイコン自体が、一風変わったタッチのイラストで楽しめます。
そして、そのアイコンに合わせるべき指標は、収納された状態のレンズ部を回転させていくと見えて来るヘリコイドの溝に直にマーキングされています。まず黄色い丸印が遠景側の二つのアイコンへ順番にクリック感を伴って合致します。さらに回すと、今度は青い丸印が近接側の二つのアイコンへ順番にクリック感を伴って合致するのです。
この原始的というか簡便なフォーカスが何とも魅力的であります。
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★本日3月27日は第4土曜日なので、我楽多屋の「がらくた市」です。午後2時から全品1割引きサービスします。また、田中長徳先生トークショーは感染拡大防止の観点から今月もお休みします。
キヤノンMF一眼レフの中で大ヒット作となったAE-1の上位機種として、1978年に発売された「A-1」です。
このシリーズ特有のマイナス症状として「シャッター鳴き」が挙げられますが、思えば~中古カメラブームと言われた1990年代から、この症状の出ている個体はたくさんありました。
昨日やって来た画像の「A-1」は、現状では珍しく鳴かない個体でした。多分、手入れをされたものなのでしょう。
また、使い込まれた個体であることが底面の状態などからも推測されるのですが、その底面に欧米の人がやりがちな…手書きの文字入れがされていました。
名前と住所が番地まで記されていて、アメリカはワシントン州タコマの人が使っていたものであることが分かりました。ネットで検索したら、同じ姓で獣医師さんであることも確認出来ました。
そういえば、ペンタカバーの側面にはJCIIの輸出検査合格のシールが貼られています。確実にアメリカ帰りの個体ですね。
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取扱説明書の冒頭に「従来のコンパクトカメラには無い数々の機能を~」と書いてあるのですが、その大きさからはちょっと…コンパクトカメラと呼ぶには大き過ぎるような気もします…。
1992年発売の「ニコンTWズーム105 WORLD DATE」です。
大きさをライカM6のジュピター35/2.8付と比べてみると、こんな感じです。
その大きさの所以は何なのか?取扱説明書の冒頭に記されている「数々の機能」なんでしょうか!?
大きな特徴として挙げられているのが、以下の6つの機能です。
1.は、説明を読んでみても自分が必要としない機能っぽいので理解が難しかったです。
3.についてはオートズーム!?みたいですが、よく分かりませんでした。
4.は一部のAPSカメラで採用されていた機能が既にこの時代にあったのか?と思ったので、ちゃんと確認しました。
どうやら、途中で巻き戻す時には何枚まで撮ったのかを念のため自分で記憶をしておく必要があるみたいです。次のフィルムを装填撮影・巻き戻し後に、先程のフィルムを再び装填してから指定のボタンを押すと、前に何枚まで撮ったのかをカメラが記憶しているみたいでカウンターに枚数が表示されるのです。そして、そこまでフィルムを進めることが出来るとのこと。ただ、取扱説明書には表示される枚数を確認して、違う枚数が表示されたときは手動で枚数を設定して欲しい旨も書かれていました。
で、何でこんな機能が必要なのかの例えが記されていて、『夕景の撮影をISO400のフィルムで行ない、途中で巻き戻して、翌日の日中の撮影はISO100のフィルムで撮影を行ない、夕方、再び前日の
ISO400のフィルムを使用する場合などに便利です』と。
このカメラでそんな凝ったことをする人がいるのかどうか!?って疑問が残りますが、機能的には2本前に巻き戻したフィルムの撮影枚数をカメラが記憶しているってことなんでしょうかね。
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高級フィルムコンパクトカメラの1台、コンタックスTVSⅢです。TVSのⅠやⅡと違ってフロントカバーがあって、それを開くことでレンズが出て来ます。
このスタイルは、コンタックスの高級コンパクトシリーズ初号機Tをオマージュしたものだと思います。
Tはフロントカバーを手で開けるとそれに連動してレンズが出て来ましたが、このTVSⅢではボディのスイッチをONするとフロントカバーもレンズも自動で出て来ます。閉じる時も同じく電動なので、ボディのスイッチをOFFしないといけません。
今回、久しぶりにTVSⅢを手に取って動作確認するうえで「こんなだったっけか!?」と再認識したのは、開いたフロントカバーの上面に液晶で絞り表示される部分があるってこと。
オートの時は「P」表示されて、任意で絞りを設定した時は横にある3.7~16までの指標に合わせてバーで表示されます。
こんな部分にあることから連想したのが、昔の蛇腹カメラにある距離指標みたいだなぁ~と。
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「Leica」ネーム入りの革ケースです。
蓋の裏側にリアキャップ代わりのマウント部があり、そこにレンズを固定出来るようになっています。
残念ながらレンズが無かったので、すぐに何用のケースなのか判断が出来ませんでしたが、底側に外したメガネを固定すると思われるバンドが付いているのこと、前述の蓋の裏側にあるマウント部が中心からちょっとずれていることなどから、「DRズミクロン50ミリ」用と思われます。
ケースの周りにはストラップを通すループが4か所あるので、提げて使うことも可能です。
しかし、実に良く出来た革ケースです。
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1995年発売のニコンFM10。
フィルムカメラとしては最後発に近い部類ですが、妙に貫禄の出ちゃってる個体が案外と多いです。
原因として酷使されたパターンが多い~ということではないと思います。残念ながら、製品としての耐久性が元から低めなんだと思います。
大ニコンなのに!?と思ってしまいますが、FM10はコシナのOEMですからねぇ…。いやいやOEMだから良いってことでもないでしょうけど、プラスティックボディの塗装が弱かったりします。グリップ部のラバーが劣化してしまうのは、同時期の本家ニコン製AFカメラでも同様にベタネタしているのが多いですね。
さて、この貫禄ボディに合うレンズがちょうど手元にあったので装着して撮ってみました。
でも、シャッターや内蔵露出計などの機能面はOEM生産数が莫大な信頼のコシナ製ですから、不具合の出ている個体が少ないのも事実です。
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