我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2019年7月

2019年7月22日 (月)

ストラップに見えたカメラ愛

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1961年発売のキヤノネット、1966年発売のヤシカエレクトロ35。

この2機種は私が知る限りのこの約25年間、ずーっと継続して相当数が買取りなど店にやって来ていて、その数は確実に上位にランクインしていると思います。新品当時、かなり売れた証拠なんでしょう。

とはいえ、一般向けの普及機なので中古市場的には残念ながら市場性は低く。これも、ほぼ継続している悲しめな状況ではあります。

なかなか、これら1台きりでの値付けってのは厳しいものがあります。

画像のキヤノネットは、少し前に数台まとまった買取り依頼品の中にあったものです。

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ストラップには、現状の価格ではカメラ自体よりほぼ確実に高値であろう「アルティザン&アーティスト」ブランドものが付いていました。最近までちゃんと使われていたんでしょうね。専用フードも付いているし、前の持ち主さんのこのカメラに対する愛情が感じられました。

 

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2019年7月21日 (日)

ニコンF発売60周年記念グッズ

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ニコンミュージアムで、ニコンF発売60周年グッズの第4弾が今月発売されました。

一つは、ストラップ。ニコンFのロゴ「F」と「Nikon F 60th Anniversary」の文字をあしらったカメラ用ストラップです。ニコンミュージアムのサイトでは、このストラップがニコンFに装着された画像も添えられていて、こちらにはツッコミどころは無いのですが、、、

もう一つの、アクセサリーシューカバーにはツッコミどころが!?

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ニコンF発売60周年記念だというのに、ニコンFのボディにはアクセサリーシューが無いんですよね...。ニコンミュージアムのサイトに添えられた画像では、フィルム一眼のF6に装着されています。

「F」のロゴ文字がドーンッとあしらわれたシューカバー。フィルム一眼のFシリーズに使えば良いんでしょうけど、もともとの趣旨がニコンF発売60周年記念ですからねぇ~。

ついつい余計なことを考えてしまうんですが、このアニバーサリー商品を企画した人が若い人で、ニコンFにもアクセサリシューがあると当然のように思い込んでいたんじゃないのかなぁ~??ってことを、今回、ストラップとシューカバーの現物を見せてくださったお客さんと話しました。

そして芋づる的に思い出しちゃうのが、キヤノン創業60周年・カメラ総生産台数1億台達成を記念して造られたキヤノン4Sbブロンズ像のファインダー窓の飾り枠の件。これについては、こちらのブログ記事でご確認ください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2015/01/s-726f.html

最後になりますが、それこそ、このブログにツッコミが入りそうなので補足しておきます。ニコンFでもガンカプラーを載せればシューカバ―も装着可能ですけどね。下の画像は4年程前にASC-01というシューカバーがニコンから発売された時のものです。

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2019年7月20日 (土)

エルマリートなロッコール!?

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ミノルタMCロッコールSI24/2.8ってレンズです。

何の情報が無くても手に取ってみると、重量感のあるいい珠を使ってそうなレンズっぽいなぁ~くらいの感触が得られます。

で、調べてみると。このレンズが登場した頃はミノルタとライカが提携関係にあった時期なのでです。ライカCLやR3などが共同開発だったりするのはご存知の方も多いと思います。

このレンズについても、ほぼ同じレンズ構成で後からライカのエルマリートR24/2.8が登場しているので、これがベースになっているであろう~と推理されているそうです。

前述した、その重さですが計ってみたら408グラムありました。

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ちょうど我楽多屋に同じミノルタマウントの中国製SEAGULL24/2.8があったので計ってみたら180グラム。鏡胴がプラスティック製か金属製かの違いがあるにせよ、素材を超えた重量差が数値抜きにも実感できる2本です。

 

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2019年7月19日 (金)

リコレットSのMADE IN JAPAN

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リコレットSの底面を見たら、こんなところに「MADE IN JAPAN」の刻印がありました。

刻印のされたこのレバーみたいなモノは、カメラをテーブルなど平らな面に置いた時に前後のバランスの関係でレンズの先がテーブルに着いて、お辞儀をしたような姿勢になるのを防ぐ~つっかえ棒のようなものです。

ネジ1本で外れてしまいそうな部位に「MADE IN JAPAN」と刻印するなんて...という感じです。

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で、勝手な推測をしてしまったのは、、、

戦後、日本がまだ占領下にあった頃の国産カメラには「MADE IN OCCUPIED JAPAN」と刻印されて輸出されたものが多々あったのです。その刻印をされた場所が案外と簡単に取って外せてしまうような部位に多かったので、このリコレットもその時期のカメラで簡単に交換が出来るようになっていたのでは?と疑ってみたのでした。

ところが、リコレットSが登場したのは1955年でサンフランシスコ平和条約より後。さらに、リコレットの初号機が登場したのは1953年で、平和条約が調印された1951年よりも発効された1952年よりも後...でした。

多分、私の考え過ぎだったというオチです(^^;

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2019年7月18日 (木)

Canon・DOMKEのダブルネーム

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一昨日はニコンのプロストラップを話題にしましたが、今日はキヤノンのコラボストラップです。「キヤノン」と、カメラバッグの一大ブランド「ドンケ」のダブルネームストラップです。

ご存知の方も多いでしょう、このストラップ自体はもともとドンケブランドで売られているモノです。バッグのストラップと同じ素材で作られたカメラ用ストラップ。

そのストラップの細い部分と太い部分の境目にある革のところに、表側は「Canon」・裏側は「DOMKE」 と型押しされているので、ダブルネームってわけです。

表側・裏側と表現したのは、ストラップの太い部分の裏側には滑り止めの加工がされているので、見た目は地味ながら、表と裏がハッキリしているのです。

で、その革の部分のブランド刻印。ストラップの両サイドとも表がCanon、裏がDOMKEなんです。その点に面白みを感じたので話題にしてみました。

実際は、このコラボ企画の内容や製造元がドンケであることなどが理由で、表がキヤノン・裏がドンケなんでしょうけども。それ抜きにブランド力の優劣!?なんて、身勝手な推測をしてしまうとおかしなことになります。

ちなみに、ドンケオリジナルのストラップの場合、DOMKEの刻印は当然に表側に型押しされています。

 

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2019年7月17日 (水)

開運狸と

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、新橋です。

新橋駅前ビル1号館の入り口には「開運狸」と記された、大きな狸の像があります。「たぬ公」などと呼ばれて親しまれているそうです。

今まではあまり気にして見ていなかったのですが、先週は都01系統の都バスを降りた目の前にこれが鎮座していたので、ついつい気になって撮ってしまった…という感じです。

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2019年7月16日 (火)

タダのストラップ

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少し前のことでした。我楽多屋にご来店された若い二人のお客さん。その雰囲気や会話から、撮影を仕事にされているような感じでした。

その時、我楽多屋の在庫にニコンのプロスト(プロストラップ)は無かったのですが、吊るしてあるニコン等のストラップを見ながら「プロストって言ったってタダのストラップじゃん!」と言われていました。

私からすると、ニコンのプロストが万単位の高値で売り買いされていた20~30年前を実体験でご存知ないだろうに...ちょっと口が悪いんじゃないのかぁ~と思ったりしていました。

後日、その話を写真家の田中長徳先生に話したところ、「それはごもっともな意見ですよ。当時、サービスセンターに行けばタダで貰えたんですから(^-^)」と。

それはおっしゃる通りです。

今まで私が聞いて来た話では、サービスセンターも最初の頃は「プロカメラマンが欲しい!」と言えば、簡単に配布していたらしいです。でも、それを転売するようなプロ!?が出て来たので、古いストラップと交換が条件になったりしたらしいですからね。

それでもやはり、タダには違いないか…(^^;

 

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2019年7月15日 (月)

ニコンフードがっ

買取りのアローカメラから回って来た、各種カメラアクセサリーの中にあったニコンフードです。

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「F」マーク付きの標準レンズ用フード、ちょっと変ですよね!?

標準用はもっと深いのですが、ご自身で削って短くされたようです。フードとしての効果よりも大きさが邪魔になったのか?それとも、広角用に短くしたのか?

 

それから、もう一つはHN-7。

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85ミリや80-200ミリ用フードです。これは削って短くされていないようですが、表面の黒塗装が剥がされて銀色になってます。これは何のために?

 

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2019年7月14日 (日)

あげちゃいました(^-^)

一昨日のブログで話題にした、コニカのライトメーターⅡをコニカFSに装着するためのアタッチメント

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Facebookページでシェアしたところ、こんなコメントをいただきました。「こちらはライトメーターはあるのですが、このアタッチメントがないため、とりあえず両面テープで固定しての置物となっております(^0^)」と。

もし、このコメントで即「欲しいです!」とか「いくらですか?」とか聞かれたら、興ざめしてしまったと思うのですが、そういうことは無し。

そして、Facebookに表示されたその方と私の共通のお友達が2人いて、その2人が全然違う方面の人だったので、不思議なご縁なのかなぁ~とも思いました。

そもそも、このアタッチメントを売るにしても値付けが難しい。

要らない人には全然要らない使いようが無いモノだけど、もし欲しい人が居たら凄く欲しがるモノかもしれない。だからって、メーカー名も記されていないチッポケな部品に、欲しがる人の足もとを見るような値段を付けたくない。「いっそのこと、このご縁に差し上げてもいいくらいだなぁ~」と思ったりもしていたのでした。

そしたら、昨日「ブログに出ていたあのアタッチメントは売り物ですか?」と電話がかかって来ました。

前述のように値付けも難しいし、売り物にするかどうかもまだ決めていない段階だったので、少し口を濁していると、「昨日、Facebookにコメントさせていただいた者なんですが」と。

「これはもう何かのご縁なので差し上げますよ!」と言うと、「ホントですか?すぐに行きます!」と言って30分くらいのうちにご来店くださいました。

現物をご持参されていらっしゃるったので、早速、アタッチメントを介して取り付けて記念に1枚撮らせてもらいました。

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2019年7月13日 (土)

RICOH GR


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リコーのコンパクトカメラ「GR」シリーズ。

「GR」はフィルムカメラの時代から既にブランド化している傾向にありましたが、デジタルカメラの時代になってもそれは受け継がれ、今やブランドとして確固たる地位を築いていると言って過言ではないでしょう。

ぞうなると、歴代のGRを使う信者は新型が出ると皆さん、いつ買い換えようか?買い増そうか?悩まれるようです。

我楽多屋のお客さんの中にも、今春発売されたGRⅢの購入について話題にされる方がチラホラいらっしゃいました。

いよいよ購入されたNさんが現物を見せてくださったので、我楽多屋のウインドウに並んでいたGR DEGITALⅡと大きさの比較をさせてもらいました。

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今回のGRⅢは大きくなってしまった先代に対してサイズダウンしたことがアピールポイントの一つだったので、いい機会を与えてくださいました。

個別に見ても、大きさの差は実感できるのですが、並べてみると画像のような感じです。

でも、実際の差は幅・高さ・厚みともにそれぞれ数ミリ差なんですよね。人間の目や手の感覚って、鋭いもんなんだなぁ~と思いました。

*画像内で、ストラップが付いている方、ボディ前面に「GR」とだけ記されている方が最新のGRⅢで、ストラップの付いていない方、ボディ前面に「GR DEGITAL」と記されている方がデジタルカメラになって2代目のGR DEGITALⅡです。

 

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