リコレットSのMADE IN JAPAN
リコレットSの底面を見たら、こんなところに「MADE IN JAPAN」の刻印がありました。
刻印のされたこのレバーみたいなモノは、カメラをテーブルなど平らな面に置いた時に前後のバランスの関係でレンズの先がテーブルに着いて、お辞儀をしたような姿勢になるのを防ぐ~つっかえ棒のようなものです。
ネジ1本で外れてしまいそうな部位に「MADE IN JAPAN」と刻印するなんて...という感じです。
で、勝手な推測をしてしまったのは、、、
戦後、日本がまだ占領下にあった頃の国産カメラには「MADE IN OCCUPIED JAPAN」と刻印されて輸出されたものが多々あったのです。その刻印をされた場所が案外と簡単に取って外せてしまうような部位に多かったので、このリコレットもその時期のカメラで簡単に交換が出来るようになっていたのでは?と疑ってみたのでした。
ところが、リコレットSが登場したのは1955年でサンフランシスコ平和条約より後。さらに、リコレットの初号機が登場したのは1953年で、平和条約が調印された1951年よりも発効された1952年よりも後...でした。
多分、私の考え過ぎだったというオチです(^^;
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