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先日、40~50年前のフィルムカメラ「ヤシカ・エレクトロ35」を模したデザインをしたデジタルカメラ「digiFilm Camera Y35」を見せてくださったお客さんが、「YASHICA」ネーム入りのストラップを探されていました。
が、あまりないんですよね...。
それこそエレクトロ35の時代の樹脂製の細めなストラップに小さく「YASHICA」と型押ししてあるのなら、時々見かけるんですけど...。それもその時点では我楽多屋の在庫にありませんでした。
あったとしても、本当に本当に地味に型押ししてあるだけですよ~とお伝えましたが、気分的なこだわりなのでそれでもいい~とお客さんは言われていました。
そうしたら、その日の夕方。我楽多屋にやって来たエレクトロ35にそのストラップが付いてるじゃないですか...。
でも、これもお決まりなんですけど、その樹脂素材がベトついてました。普通ならもう処分してしまうところなのですが、もしそのお客さんがこれをご覧になっていたら~と思って、例のベトつき落としの方法で手当てしたうえに、保護ツヤ出し処理もしました。
イイ感じにスベスベになっています。
しかし、「YASHICA」ネームは本当に地味です。下の画像で分かりますのでしょうか?型押しは裏面でした。あと、長さを調整する金属にも小さく「YASHICA」と入っていました。
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改装中だった、丸の内線四谷三丁目駅3番出口の工事がついに終わりました。
うちの店に来られるときに、曙橋駅を利用されている方やクルマで来られる方、自転車や歩いて来られる方には関係のない話ですが、、、
四谷三丁目駅の3番出口は2年前の9月に閉鎖されて、エレベーターを新設する工事が行われていました。
この工事の影響により銀座方面から来られると、地上に出てから交差点の2辺、横断歩道を2回渡らないといけない不便さでした。
また、当初から「えっ?」と思うくらい長い工期が予定されていましたが、さらに伸びて結局工期は2年2ヶ月。ある人は「サグラダ・ファミリアかっ!?」と揶揄されていました。
気になったので参考までに調べたら、ふつうビルの工期は(階数×1ヶ月)+3ヶ月と言われているそうです。まぁ、これはビルじゃなくて出口ですけど。
これで、丸の内線銀座方面から来られるときのアクセスが以前に戻りました。皆様のご来店をお待ちしております。
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ペトリフレックス7の前期型と後期型の違いは、ずいぶん前にも話題にしたことがあるのですが、お客さんのご協力で2台並べて写真を撮ることが出来たので、改めて話題にしてみます。
カメラの性能的には特に変更は無いのですが、見た目や部品に微妙な差があるのです。
上の写真、左手前にあるのが前期型、右後方にあるのが後期型。
ボディの右胸部分にあるネームの刻印が違いますよね。あとは、目玉のような露出計受光部、後期型は少しフード状のものが付いています。これは周囲が明るい状況下で露出値が過度になってしまうことへの改良だそうです。
さらに下の画像、下側が前期型、上側が後期型。巻上げレバーの形状やシャッタースピードダイアルの表示、露出計のON・OFF表示窓(巻戻しクランク横)の形状、アクセサリシューを留めているビスの数などに差があります。
特に露出計のON・OFF表示窓は金型まで変更しないといけないような変更ですが(下の画像、同じく下側が前期型、上側が後期型)、わざわざ変更した意味が分からない、どちらかと言うと後期型の方が見難いような気もします。
こういう小変更はペトリのお得意!?とするところなのですが、こういう風にその変更理由を推測しても理由がよく分からない、、、謎が多いのもペトリなのです。
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店名入りのシリコンクロス、昔は多くのカメラ屋さんでサービス用に用意されていましたよね。
たしか、私 二代目が子供の頃にはアローカメラのシリコンクロスもあったような気がします。しかし、もう店のどこにも残っていなくて、今となってはとても残念です。
が、買取りなどでやって来た品物を整理していると、他のお店のシリコンクロスは時々出てくるものです。
で、今回のは上野にあった「太光堂カメラ」さんのシリコンクロス。かなり、汚れてしまっているので、画像が醜くてスミマセン。
お店のモットー的に書かれたフレーズが良かったものですから、「信用と勉強の店」。
この「勉強」はgoo辞書では4番目の意味で説明されている、「商人が商品を値引きして安く売ること。」の意味で使っているのですよね。最初見たとき、カメラや写真の専門店ってことで知識や技術なんかをいろいろと教えてくれるんかなぁ~なんて思ってしまいました...(^_^;)
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その希少性もあるのかもしれませんが、小さな露出計には惹かれる何かがあります。
今日紹介するのは片手の中に収まってしまうほどにコンパクトな、その名も「Baby Sekonic」です。
その小ささ故、ダイアル部分の文字も極めて小さくて、老眼が出だした目には設定するのもかなり無理がある…とも言えますが。
また、専用の革ケースも良く出来ています。このくらいの大きさの革ケース自体はフード用ケースなんかで割りと見かけはしますが、このBaby Sekonic用は革のベルトで露出計本体を固定するようになっています。
その締め付ける用の金具も小さくて、可愛いのです。
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ちょうど2週間前、このブログで「OLYMPUS」と「TOWER」のダブルネームを掲げたオリンパスワイドを話題にしました。
私自身もかなり珍しいのでは?と思いましたが、田中長徳先生がその日の午前中に「私も初めて知りました!」と、我楽多屋に駆け込んでお求めに来られたくらいですから、相当な珍品で間違えありませんでした。
そのダブルネームという点では、今日のロシアカメラのフェド2もダブルネームです(笑)。
多くは「ФЕД-2」と記されているか、「ФЕД」の下に「FED」と記されたひと塊りのマークっぽいのが記されているかのどちらかなのですが、この個体には「ФЕД」と「FED」が並列な扱いで記されていて、まるでダブルネームのように見えてしまったのです。
でも、それはおふざけでして、「ФЕД」はキリル文字での「FED」の表記なのです。
このようにキリル文字とラテン文字が並んで記されているのは、私の知る限りではかなり珍しいと思うのです。
あっ!これはこの原稿を書いている13日(火)の午後に既に売れてしまいましたので、これから駆け込んで来られても、もうありませんので悪しからず。
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これは、数日前のお客さんカメラです。
後ろ玉が飛び出て、ボディをミラーアップさせたままにしないと装着できない「ニッコール-O 2.1cm/F4」のため、ニコンFのウエストレベルファインダーにアクセサリーシューを付ける小改造をして、そこに2.1cmのビューファインダーを付けていました。
本来、このレンズにはニコンFの巻戻しクランク部に被せるような感じで装着する専用の外付けファインダーがあります。
そうでないと、ミラーアップさせることがボディへの装着条件なので、アイレベルやフォトミックファインダーのファインダー窓を覗いても、何も見えなくなってしまうからです。
お客さんが、今回の小改造をされた動機が何だったのか?一番大事な部分を忘れてしまいました...。前述の専用ファインダーをお持ちで無かったのか?、それとも、手元にあった同じニコンの2.1cm用ファインダーでもレンジファインダー機用(こちらはF用と違って、普通にアクセサリシューに装着できるので)を利用するためだったのか?を。
ちなみに、コシナからは少し前に、ニコンFのファインダーを外したところへ装着出来るアクセサリーシュー付きの台座「シューベース」というものが販売されていました。このお客さんも、それを入手されれば解決出来た問題ではあるのですが、わざわざ、この小改造をされた理由もちゃんとあるのです。
純正のウエストレベルファインダーを閉じた状態の蓋の上にアクセサリーシューを付けているので、例えばレンズ交換をしてミラーを下した状態にしても、この蓋を開ければファインダーとして使えるというわけです。
なんだか、文字で書くとややこしい文章になっていますが、画像で見ていただければ分かる人には分かりやすいかと思います。
作成者のこだわりは、改造で付けたアクセサリーシューがニコンFと同時期の純正シューアダプターを元にされている点です。
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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第228回目の今回のテーマは「スロー不良 高速も微妙」です。
こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html
*閲覧は2019年2月初旬までです。