我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2018年11月

2018年11月12日 (月)

厄介なベトつきを

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久々に私物のニコン・フィルム一眼レフを引っ張り出して来たら、2台ともグリップや背面のベトつきが悪化していました。

これでは使う気が起こらないので、なんとか処置しようと思いました。

AFフィルム一眼レフのグリップなどに使われている樹脂系素材の劣化は、ニコンに限ったことではなくて各社のモデルで発生しているので、これの対応策はネット検索すると、いろいろな方法を見つけ出すことが出来ます。

紹介されている方法は一般の人が我流として紹介しているものばかりなので、もちろん、それを参考に
自己責任でやります。

で、私は無水エタノールで拭ってベトつきを取る方法に挑戦してみました。なんと、無水エタノールはヨドバシドットコムで買えます。

布に無水エタノールをしみ込ませては拭うことを数回繰り返すうちに、ベトつきは取れました。

ごく一部だけ、艶消し的な部分が取れちゃった場所もありましたが、個人的には全く気にならないレベル。

次の段階として、この状態を維持するためにカー用品として売られている、樹脂やプラスティック用の保護兼艶出し剤で仕上げると良い~という情報もあります。次はこれを試してみようと思っています。

今回の内容、カメラの機種や劣化の状態等によって反応が違ってくるものと思われます。試される場合はあくまでも自己責任でお願いいたします。

 

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2018年11月11日 (日)

木製プレート

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一昨日のこと、お客さんからこんなモノを見せていただきました。

ニコンFのネームプレートをオリジナルの木製プレートに換えていらしゃいます。

もう何年も前からご来店くださっている方なのですが、お話を伺うと、木を加工するのがお仕事であることを初めて知りました。

で、本業を活かして「お遊びでこんなものを作ってみましたっ!」とのことでした。

作るにはもちろん技術が必要でしょうが、このプレートはビス2本で留まっているだけなので交換は簡単です。

自分の名前やグループ名なんかを入れるのもあり。材料の木で色や質感の違いも選べるそうです。また、キーホルダーとして使うのもありですね。

「趣味程度に!?作っていけたら~」とのことでしたので、私も欲しい!とか、こんなの作れないか?とか、ご意見などをお聞かせいただけたら幸いです。

私のブラックには木の色味が濃いめの方が合いそうなので、こんな感じです。

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2018年11月10日 (土)

ELECOMさんの

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こんなネタふりをされました。「このケース、どう見たって一眼レフは入らないよねぇ」と。

コンピューター周辺機器のメーカーであるELECOM(エレコム)さんが販売している、カメラ向けソフトケースなんですけど、上の画像にあるようにパッケージには「一眼レフカメラ用」とか書いてあるのです。

同じくパッケージにある写真を見れば「ミラーレス一眼」と言いたいことは分かるのですが、意地悪なカメラ好きはこういうツッコミを入れたくなってしまうのですね。

ちなみに、ペンタックスMEあたりに40ミリのパンケーキレンズを付けたのなら、無理矢理に押し込めば入るかもしれませんけど...。

 

このネタふりを受けて、私も思い出しました。約1年程前に、やはりエレコムさんのカメラ向けリュックを購入しました。

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パッケージの「使用上のご注意」の筆頭に書かれていたのは、『本製品は、デジタルカメラの収納・携帯用品です。予期せぬ事故が起こる可能性がありますので、ほかの用途ではご使用にならないでください。』と...。

よって、フィルムカメラは入れることなく使っています。

この2例、揚げ足取りと言われれば、そうかもしれません。でも、カメラ用品専門のメーカーさんだったら起こさないようなミス!?だとも思います。デジタルカメラ用~というのは時代なのかもしれませんけど...。

 

★2018年11月10日(土)、我楽多屋は閉店時間を少し繰り上げて午後4時半に閉店させていただきますので、ご注意ください。よろしくお願い申し上げます。 

 

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2018年11月 9日 (金)

フェド呼び

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今週はじめ我楽多屋に、「Luftwaffe(ドイツ空軍)」のマークが刻印された金色のライカを並べました。

当然というか…偽物です。

Leicaと刻印されていますが、ロシアカメラのフェドです。その画像をFacebookページにもアップしました。

で、昨日のこと。その情報を見ていないお客さんが「フェド・シベリア」と言って、寒冷地で手袋をしたままでも巻上げやシャッター操作が出来るようにノブなどを大きくしたモデルを持参されました。それも、ブラックボディで貼り革部分には木目調シートが貼られていました。

ただ、このシベリアというモデル自体の実体がイマイチ不明で、正規で作られたもの以外に後から真似てカスタムされた個体も多数あるそうです。

 

★2018年11月10日(土)、我楽多屋は閉店時間を少し繰り上げて午後4時半に閉店させていただきますので、ご注意ください。よろしくお願い申し上げます。

 

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2018年11月 8日 (木)

元祖!?写るんです

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富士フイルムの「写ルンです」といえば、レンズ付きフィルム(通称:使い捨てカメラ)の代名詞と言っても過言ではないほどに有名です。

最初のモデルは1986年に発売されました。ピント合わせや、シャッタースピードやレンズ絞りなどの露出操作を一切しないで、シャッターボタンを押すだけでキレイに撮れるのがウリでした。

デジタルカメラの時代になった今でも、依然として人気商品の一つであるようです。

しかし、その「写ルンです」の30年前、1956年の富士フイルムの広告に「写るんです」というフレーズが使われていたのが目に留まりました。

カメラは「フジカ35-EE」。

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そこには、「カメラを向け、シャッターボタンを押すだけ・・・めんどうな露光の計算は、正確な電気露出計が自動的に決定。だれでも、いつでも失敗なく鮮やかな写真がとれる〈EEカメラ〉です。」と謳われています。

写ルンですでは固定焦点とすることで不要になったピント合わせについて、この広告には書かれていませんが、フジカ35-EEの場合はピント合わせは必要になります。それに、露出についても全く何も触らなくていい~という訳では無いんですけどね...。

ただ、如何に簡単に写真を撮れるようにしようか~ってことは、この頃からずっとメーカーさんの課題の一つなんでしょうね。

 

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2018年11月 7日 (水)

16世紀~21世紀

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

また、今週土曜の11月10日、我楽多屋は閉店時間を少し繰り上げて午後4時半に閉店させていただきますので、ご注意ください。合わせてよろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、汐留。

汐留にイタリアの街並みをイメージした区画が出来た~と少し話題になったのは、いつ頃だったのでしょう?もう20年近くなるのかな...。

あまり足を踏み入れたことのないエリアでしたが、歩いて新橋へ行ったついでに通り抜けてみました。

その隣りの区画にビルに囲まれた小さな建物があって「ヨーロピアンギャラリー 16世紀~21世紀」というギャラリーがありました。中を覗くことはしませんでしたが、ちょっと気になる雰囲気。

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2018年11月 6日 (火)

メディカル系

常連の歯科医師先生に資料をお預かりしながら、ずいぶんと長い間、寝かせてしまっていたものがあります。

まずその前におさらい。今までに、このブログで歯科用カメラを紹介したことが数回ありました。

ヤシカエレクトロ35ベースのこんなのや(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2011/09/yashica-oral-eye.html)、

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写ルンですベースのこんなの(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2016/04/post-efcf.html)など。

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他にもあったような気がするのですが見つかりませんでした。もしかしたら、Facebookページで画像だけアップしてたのかもしれません。

で、最新のデジタル版はこんなのらしいです。

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ファインダー覗かないでライブビューですね。「液晶画面中心とレンズ光軸が一致」を謳ってます。これは違和感無さそうです、素人でも想像が出来る。

逆にうんと時代をさかのぼると~こんなの。

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バルナックライカの時代ですね。こんな大仰な装置で撮影をしていた模様です。 

 

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2018年11月 5日 (月)

シャッター幕が~

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シャッター幕が布製の古いカメラでは、以下のような症状が時々見られます。

何らかの無理な力が掛かって布製の幕が裂けてしまっているものや、遮光のため布に塗られたゴムが劣化してヒビが入って向こう側が見えてしまっているものなど。

今ここにあるアサヒフレックスのシャッター幕は、今までに見たことないレベルの恐るべき状態!?になっています!!

布に塗られたゴムがほとんど落ちてしまって、スケスケの布だけ残っているような状態なのです。

まるで、向こうに天皇陛下でもいらっしゃるのか!?と思ってしまうような、幕が御簾のようになってしまっています。

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2018年11月 4日 (日)

接触不良が。。。

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ニコン「EXPOSURE METER モデル2」は、アイレベルファインダー付きのニコンFに付ける露出計です。

回転部分はボディのシャッタースピードダイアルに被せるようになっていて、受光部下方になるツメはレンズの絞りピン(通称カニ爪)に連動するようになっています。

残念ながら、このメーターの現存する多くは動作不動・不良な個体が多いです。

今、我楽多屋に元箱付きであるものも、値付けする際に針が全く振れなかったので、×印を付けて不動品としての値段を付けました。

数日後、常連Tさんが「このメーター、この部分を押してみた?」と言われるので、何のことだろう?と聞くと、前面にある「Nikon」の文字の「Ni」の上あたりの受光部を指で押すと、針が振れるようになることがある~とのこと。

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その常連さんも修理屋さんに聞いたのだそうですが、そこらへんに接点があるらしくて、指で押すと接触不良が一時的に解消されるのだそう。

確かに、我楽多屋にあるメーターもそれで針が振れるようになりました。でも、不安定...。

そういう状態では値段を上げるわけにもいかないので、そのままの値付けで置いてありますけどね。

 

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2018年11月 3日 (土)

文化の日に写真の話

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今週水曜木曜と2日連続で、有楽町ビックカメラの地下2階にあるセルフプリント機でスマートホンの中に保存されている、街中で撮った気に入った画像などをプリントして来ました。

作品撮りなどという大仰なつもりは全くなく撮ったスナップですが、自分で気に入ったものや、中にはSNSにアップして長徳先生にお褒めいただいたものもありますので、これは私にとっては貴重なデータです。

プリントして残しておこうと思ったからでした。

そうそう、今日は文化の日です。ちょっと真面目な話をしてみますと、このブログでは数年前から何度か話題にしていますが、写真のデジタル化で写真文化が消滅の危機にあるかも~って件。

フィルムで撮った写真の場合、故意に廃棄したり燃やしたりしてしまわない限り、原版のフィルムが消えてなくなることはまずないし、プリントして保存することも普通に行なっていると思います。

でも、デジタルカメラやスマートホンで撮った画像は、その本体やメモリーカードに残しているだけで、なかなか別途に保存したりプリントしている人って少ないと思うのです。

写真好きな人の場合は別途ハードディスクなどに保存していたり、有名な写真家さんや公的な画像などは何らかの形でシッカリ管理もされていることでしょう。でも、普通の人が日常の生活や家族の成長や思い出などを撮った画像は、かなりゾンザイに扱われていると思うのです、今の時代。

デジタルデータが実は危ういものであることをもっと意識しておかないと、いつの間にか消えてなくなってしまっているなんてことも十分にあり得るのです。過去の画像を取り戻すことは出来ませんから、一度消えてしまったら、それは悲劇。自分たちの過去の一部を失ってしまったと言っても過言ではない、これを私は「写真文化の消滅の危機」と名付けています。

そんなことを言っている私自身、そういう管理をほとんどしていなかったので、今回、スマホの中のデータをプリントして来たのでした。

 

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