ウエストレベルファインダー改
これは、数日前のお客さんカメラです。
後ろ玉が飛び出て、ボディをミラーアップさせたままにしないと装着できない「ニッコール-O 2.1cm/F4」のため、ニコンFのウエストレベルファインダーにアクセサリーシューを付ける小改造をして、そこに2.1cmのビューファインダーを付けていました。
本来、このレンズにはニコンFの巻戻しクランク部に被せるような感じで装着する専用の外付けファインダーがあります。
そうでないと、ミラーアップさせることがボディへの装着条件なので、アイレベルやフォトミックファインダーのファインダー窓を覗いても、何も見えなくなってしまうからです。
お客さんが、今回の小改造をされた動機が何だったのか?一番大事な部分を忘れてしまいました...。前述の専用ファインダーをお持ちで無かったのか?、それとも、手元にあった同じニコンの2.1cm用ファインダーでもレンジファインダー機用(こちらはF用と違って、普通にアクセサリシューに装着できるので)を利用するためだったのか?を。
ちなみに、コシナからは少し前に、ニコンFのファインダーを外したところへ装着出来るアクセサリーシュー付きの台座「シューベース」というものが販売されていました。このお客さんも、それを入手されれば解決出来た問題ではあるのですが、わざわざ、この小改造をされた理由もちゃんとあるのです。
純正のウエストレベルファインダーを閉じた状態の蓋の上にアクセサリーシューを付けているので、例えばレンズ交換をしてミラーを下した状態にしても、この蓋を開ければファインダーとして使えるというわけです。
なんだか、文字で書くとややこしい文章になっていますが、画像で見ていただければ分かる人には分かりやすいかと思います。
作成者のこだわりは、改造で付けたアクセサリーシューがニコンFと同時期の純正シューアダプターを元にされている点です。
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