我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2016年7月

2016年7月13日 (水)

クロキチ

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、クロキチ。うちの店から少し四ツ谷駅方面に向かった津之守坂という道に面したお店です。そのインパクトある案内に思わずパシャッとしました。

カレーが、量り売りで1g=1円だそうです!そして、ゾロ目だったら次回無料だそうです。

今日のブログネタにするにあたって熟考!?してみたところ、いきなり、「ところで、ライスはいくらなんだ?」という疑問が...。で、ネットで調べてみたら、このお店、ご飯もトッピング(野菜やコロッケなど)もセルフ形式で、全部まとめての重さらしいです。ルーだけ量り売り~と思った私の間違えでした。

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2016年7月12日 (火)

ごっついハンドグリップ

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我楽多屋の物々交換を度々ご利用いただく、Yさんから宅配便が届きました。そう、Yさんは事前に物々交換用の品物をお送りいただくことが多いのです。

その中に、仰々しいというか、ちょっと不思議な形状をしたハンドグリップがありました。「Rollei」のネームが記されていることは確認しましたが、何用かな~?と深く考えたりする前、品物到着の翌日にYさんがご来店くださいました。

「ごめんなさい、送っていただいたモノ、まだ全部よく見ていません...」と言うと、「まぁ、それはいいんだけど、あのローライのグリップのプレゼンに来ました」と。

このグリップはローライSL66用のもの。例えば、似たようなカメラのゼンザブロニカS2あたりだと、この手のグリップの握り手部分は、こんな風に無理したような位置には無くて、自然にボディの真横にあります。何故なら、カメラを構えながらフォーカシング操作する時は、グリップを握りしめてる左手ではなくて、右手でピント合わせをすれば良いからです。

ところが、ローライSL66はピントノブが握り手側のボディ横にあるので、グリップを握りながらノブも操作出来るように、こんな位置と形状になってしまっているんですね…。

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ただ、これが必ずしも使いやすいのか!?というと、そうでもないらしく、、、セット可能なレリーズも操作しようとすると、実はかなり操作しずらい...。

だからと言って、グリップ無しでは三脚にでも据えない限り、それこそ、フォーカシングスクリーンを覗きながら、左手でピントノブを回して、右手でシャッターを切って~は至難の業であり、このグリップはそれなりに必需品でもある~というのが、Yさんのプレゼンの内容でした。

 

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第202回目の今回のテーマは、「ニコマートELとギャラリーニエプスと我楽多屋のコラボ」です。

こちらより、お楽しみください

*閲覧は2016年10月初旬までです。

2016年7月11日 (月)

タクマー付き!

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昨日はセルフタイマー付きのカメラなのに気付かずに外付けセルフタイマーを売ってしまいそうになった話でしたが、今日はタクマー付きのレンズを勘違いしていた話。

蛇腹式のスプリングカメラ「Mine Six(ミネシックス)」に、旭光学(後のペンタックス、現リコー)製タクマーレンズが付いていたのは検品時に気付いていたのですが、、、そのままスルーしていました。

並べた翌日、このMine Sixをお買上げのお客さんが「これ、タクマーが付いてるんですねぇ~」とおっしゃられたのをキッカケに、「そうだ、前にブログで話題にしたのはMine Sixじゃなくて、Press Van(プレスバン)」だ!と蘇りました。

そう、同じく蛇腹のスプリングカメラであるPress Vanにも、タクマーが付いているのです。

今ではあまり考えられないことですが、戦後間もない頃は「4畳半メーカー」と呼ばれるような...小さな規模でカメラの製造(組立て)をやっている会社も多かったので、レンズは光学メーカー製のが付いているカメラもボチボチとありました。

お会計が済んだ直後、品物を紙袋に入れようと思った直前にお客さんにお声掛けして、1枚だけ画像を残しておきました、タクマー付きのMine Sixを。全体像は撮りませんでしたが、高嶺光学製の「Mine Six ⅡFb」という機種のようです。

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2016年7月10日 (日)

外付けのセルフタイマーを

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セルフタイマー付きのカメラなのに、外付けセルフタイマーを売りそうになる。

フィルムカメラ初級者と思われる方が、外付けのセルフタイマーを買いにご来店される。幸い在庫が数個あったので選べる状況。

で、置いてあるコーナーをお教えすると、「どれでも使えるのですか?」との質問。

ほとんどの金属系カメラの場合、シャッターボタンに穴があってねじ込むタイプか、穴がなくて被せるタイプかの、どちらかに分類されます。現物をお持ちだというので、見せていただくとヤシカエレクトロ35MCなので、シャッターボタンに穴があるタイプ。

在庫の約半分がそのタイプなので、あとはデザインの好みの問題、ご自身で選んでいただくことに。一つお選びになってレジカウンターへ、「これで~」と持って来られました。

シャッターを押し込むピンの深さを、このカメラに合わせて調整して差し上げようかと思い、カメラをお借りして~セットして~作動させて~動作確認OK。

すると、お客さんがカメラの操作について二つ三つ質問された中に、「これは何ですか?」と指差された先を見て、ハッとしました。「このカメラ、セルフタイマー付いてるんじゃん!!」と。(下の画像内、レンズの根元付近にある地味なギザ付きのレバー)

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指名買いとはいえ、危うく必要無いモノを売りつけてしまうところでした。。。

 

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2016年7月 9日 (土)

Nikko Flex

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二眼レフのネームプレートって、個性が出る部分の一つです。

この二眼レフ、「銀パネル」とか呼ぶ人もいるそうです。多くの二眼レフが黒地に白文字・銀文字などで仕上げられているのと違って、銀一色です。

そこにレリーフされたネームは「Nikko Flex」。

日本光学(現:ニコン)の二眼レフ!?と思う人もいらっしゃるかもしれませんが、日本光研製です。

実はこの「Nikko Flex」は発売早々、名称が「Nikken Flex」に変わります。その理由は、アサヒカメラ誌の昭和26年12月号に掲載された謝罪書にも記されているらしく、日本光学の登録商標に抵触したためなんだそうです。

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2016年7月 8日 (金)

argus C2-ELECTRO

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アーガス(argus)はアメリカのカメラメーカーで、かつては自社でカメラ製造もしていました。お弁当箱やレンガの愛称で親しまれて「C3」などの特徴的なモデルを幾つか輩出しています。

ただ、ある時期からは海外メーカーなどのOEM品を扱うようになります。

以前、Made in Japanのアーガスブランド一眼レフは、このブログでも取り上げたことあります。

今回の「argus C2-ELECTRO」はMade in Hong Kongと記されていますし、その佇まいからも、アーガス社の設計などでは無いだろうなぁ~という推測です。

このカメラをチェックしていて、なんか気に入らないというか...、何で?的な部分が3ヶ所ほどありました。

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まず、内蔵ストロボをONにするのに、発光部の下にある赤いボタンを押してもダメ。ボディ上面にあるスライドスイッチをONの方向にズラそうとしてもダメ。赤いボタンを押しながら、スライドスイッチをズラさないとONにならず、、、そこまで慎重にする必要があるのか?という点が一つめ。

レンズ外周部にあるギザギザの部分。コニカC35なんかだと、ここを回転させてフィルム感度を設定するんだけど、回らない。このギザギザがただの飾りである点が二つめ。

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レンズの上方、露出計の受光部のような所。ここへ当たる光量を変えながら、絞りやシャッター速度が変化しているかチェックしてみると、どうやら、ここはストロボを発光させた方が良いかどうかの光量を計るだけの部分らしい。暗いと判断すると、ファインダー内に赤いランプが点灯するだけのようである点が三つめ。

ちなみに、フィルム感度の切り替えはレンズの鏡胴部を回転させて行ない、設定値は100と400だけで、微妙に絞りに差が出るだけのよう。

以上。

 

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2016年7月 7日 (木)

ZUNOW vs YASHICA

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「ズノー」というと中古カメラ市場において、超レアもの的な存在感を発しているカメラ・レンズのひとつです。このブログでも、そのレンズの「5cm/F1.1」については一度話題にしたことが有りました。

さて、ズノー光学工業(旧帝国光学工業)は、もともとレンズ製造によった会社だったようですね。他社のカメラ、オートテラやミネシックス、ミランダ等にレンズを提供していたようだし、今日の画像のシネカメラ用レンズも比較的よく見かけます。

ペンタ部に「Zunow」と記された希少な一眼レフ「ズノーペンタフレックス」も製造は、系列会社のものだったようです。

残念ながら、ズノー光学は戦前15年・戦後15年の計約30年程で幕を閉じるのですが、それはレンズ供給先メーカーの不振の影響も受けてのようです。そして、ヤシカに買収されます。

今日の画像のレンズ2本はどうみても同じレンズ。でも、片方の刻印は「ZUNOW cine」で、もう片方は「CINE YASHIKOR」。買収前と後を跨いで製造が続けられたレンズってことでしょうね。

 

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2016年7月 6日 (水)

弁慶濠のマンホール

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこと」は、弁慶濠。四谷から赤坂見附へ外堀通り沿いに歩いて行く途中に見つけたマンホールです。

歩道から見ると、草むらの先のお濠に突き出しているんじゃないか?と思うような位置にマンホールがあって、「何じゃこりゃ~!」と思ったのでした。

こんなところにマンホールって不思議だと思いませんか!?お堀の向こう側はニューオータニだけども、この背後は赤坂御所だし、なんか抜け穴の入り口だったりするのかもしれないとか思うとちょっとワクワクしてくる(きっとそんな訳ないけど)。

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2016年7月 5日 (火)

FILM Camera Revival

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昨日のお客さんカメラは、夏っぽく!?貼り革がない「Exa」。

持ち主は写真家としてもカメラ修理職人としても活躍されているセイリー育緒さん。京都から初ご来店いただきました!

噂で聞いていた通り元気溢れる方でした。そして、話も弾みました!

何でって、古いフィルムカメラに対する考え方がとても近かったから。そして、カメラ愛に満ちていたから!

セイリーさんの拠点は京都のこちら→「FILM Camera Revival」http://www.film-cr.com/

私 二代目、関西方面にカメラ仲間が出来ましたよ(^-^)

 

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