アーガス(argus)はアメリカのカメラメーカーで、かつては自社でカメラ製造もしていました。お弁当箱やレンガの愛称で親しまれて「C3」などの特徴的なモデルを幾つか輩出しています。
ただ、ある時期からは海外メーカーなどのOEM品を扱うようになります。
以前、Made in Japanのアーガスブランド一眼レフは、このブログでも取り上げたことあります。
今回の「argus C2-ELECTRO」はMade in Hong Kongと記されていますし、その佇まいからも、アーガス社の設計などでは無いだろうなぁ~という推測です。
このカメラをチェックしていて、なんか気に入らないというか...、何で?的な部分が3ヶ所ほどありました。
まず、内蔵ストロボをONにするのに、発光部の下にある赤いボタンを押してもダメ。ボディ上面にあるスライドスイッチをONの方向にズラそうとしてもダメ。赤いボタンを押しながら、スライドスイッチをズラさないとONにならず、、、そこまで慎重にする必要があるのか?という点が一つめ。
レンズ外周部にあるギザギザの部分。コニカC35なんかだと、ここを回転させてフィルム感度を設定するんだけど、回らない。このギザギザがただの飾りである点が二つめ。
レンズの上方、露出計の受光部のような所。ここへ当たる光量を変えながら、絞りやシャッター速度が変化しているかチェックしてみると、どうやら、ここはストロボを発光させた方が良いかどうかの光量を計るだけの部分らしい。暗いと判断すると、ファインダー内に赤いランプが点灯するだけのようである点が三つめ。
ちなみに、フィルム感度の切り替えはレンズの鏡胴部を回転させて行ない、設定値は100と400だけで、微妙に絞りに差が出るだけのよう。
以上。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。