我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2014年4月

2014年4月30日 (水)

パン工房ももんが

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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さて、二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」、埼玉県鶴ヶ島にある、中学時代の同級生がやっている「パン工房ももんが」へ行って来ました。10年余年前に一度訪ねて以来二度目の訪問。

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鶴ヶ島で開業してもう17年目だそうです。地元に根付いて地道に営業しているようです。

営業中にお邪魔したので、たくさん話を出来なかったのだけど、後日電話をくれました。

うちのブログ等を読んでくれたらしく、彼は決してカメラマニアではないのだけど、写真は好きで撮っていて、案外とフィルムにこだわっていたとのこと(今はデジタルカメラに転向)。「長徳先生の本も何冊か読んでいるよ~!」ってビックリしていました。

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  • パン工房ももんが
  • 埼玉県鶴ヶ島市松ヶ丘1-1-13
  • ℡ 049-271-2720
  • 10:00~21:00 (火曜・最終月曜定休)

2014年4月29日 (火)

BEAUTYFLEX28

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パッと見た目で、そのレンズの大きさが気になりますよね。

太陽堂光機製ビューティーフレックスはボチボチ見掛けますが、このモデル「BEAUTYFLEX28」はかなり珍しいと思います。

ちょっと調べたら、「国産二眼レフで唯一80㎜F2.8付きだ」という記述を見つけました。

「2.8付き」というと、確かにローライフレックスばかりが頭に浮かぶのは確かですが、国産でも他にあるよなぁ~?と思って、ちょっと探してみました。

そしたら、オリンパスフレックスは「75㎜」のF2.8、フジカフレックスは「83㎜」のF2.8 でした。

この「BEAUTYFLEX28」、大口径レンズを装着しただけあって、他のビューティーフレックスより気合い込めて作られたみたいですよ。スクリーン、ルーペの装備のほか、内面反射を抑える遮光バッフルなどなど。

画像の個体は後期型でレンズ前がバヨネット式になっています。

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*4×4の国産二眼レフには、他にもF2.8付きがあります。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2014年4月28日 (月)

オバケカメラ屋

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最近よくご来店いただける大学生のお客さんに、ウインドウに並んでいたフォクトレンダーVITO Bとツァイアスイコン・コンテッサLKの「どちらが良いですかぁ?」と質問されました。実に難しい質問だけども、個人的にはこちらです~!ってお勧めして、フォクトレンダーVITO Bをお買上げいただきました。

翌日、フィルムご持参で簡単に使い方を確認させて欲しい~と再度ご来店。伺えば、小学生の頃にフィルムカメラを使ったきり~というのです。

で、案内を始めて早々に、シャッターが開いていないことが判明。

あちゃーと思いながらも、昨日いろいろ悩んだ末に選択してもらったVITO Bだから、なんとかしたいなぁ~と思っている時に、私の頭の中をよぎったのは、これから整理しようと思っているカメラの中に同じVITO Bがあったこと。で、取り出して来てみたら、、、なんとこの個体も同じ状態。。。

お客さんから、差支えなければ昨日迷ったコンテッサLKでもいいんですけど、、、と言ってくださいました。

で、簡単なレクチャーを終えて、お客さんのご持参コンデジを見せてもらったら、コンタックスのU4R、渋いですね!

結果的に、デジタルもフィルムもどちらもテッサーレンズ付きで揃ったわけです。

一度は決心して選んだのに、結果的に違う方になってしまい申し訳ありませんでしたが、テッサー揃いが運命だったのかもしれません。。。いやいや、そんな都合のいいこと言うのも失礼ですね。

でも、とても快く交換に応じていただいたので良かったです。

この大学生のお客さん、お買上げいただいた時に「私の中では、欲しいものがいつも見つかるのでオバケ カメラ屋なんですよ!」って言ってくださってたのに、今回はお手間かけてしまってホントにオバケ カメラ屋になっちゃいました。。。すみませんでした。

 

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2014年4月27日 (日)

リコー 126C-FLEX

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昨日紹介した「リコー・EE ラピッドハーフ」に続いて、リコーの変り種をもう1機種。

ラピッドシステムは、フィルムメーカーのアグファが開発した新システムでした。そのラピッドシステムより1年前にコダックが発表していたのが、インスタマチックというシステム。

このシステムに対応したカメラも各社から製造されることになります。

ラピッドに比べると、インスタマチックの方が成功と言えたようで、リコーさんは数機種を製造販売、ついには一眼レフタイプまで展開させちゃいました。

それがこの「126C-FLEX」(1969年発売)です。

インスタマチックの一眼レフというのは他にはほとんど存在せず、国産ではこれ1機種のみしか作られていません。

パッと見た目、微妙に小振りなのに立派な一眼レフスタイルをしているので、目を引く一台です。

交換レンズもあったようですが、今回見られたのは標準レンズのみでした。

でも、このインスタマチックも決して長続きはせず、システム自体が消えていく運命となりました(→https://www.ricoh.co.jp/camera_lib/library/1965.html)。

 

参考記事:海外にはこんな素敵なインスタマチックの一眼レフも存在しています→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2011/04/sl26.html

 

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2014年4月26日 (土)

リコー・EE ラピッド ハーフ

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リコーオートハーフは有名ですよね。

フィルム巻上げをゼンマイ式で行なう画期的なシステムで、何代か世代変わりをしバリエーションもありました。今でも比較的残存しています。

でも、今日紹介する「リコーEE・ラピッドハーフ」は希少です。

1964年、フィルムメーカーのアグファが開発発表したラピッドシステムは、フィルムの装填や巻き戻しの手間を省こうというものでした。

カメラメーカーも各社これに対応したカメラを製造販売しましたが、簡便な機構ゆえにフィルムを長尺に出来ず、24㎜×24㎜のスクエアフォーマットが基本でした。

が、リコーはフォーマットをハーフ(24mm×18㎜)にして、枚数を稼いだわけです。また、リコーオートハーフとも多くの部品を共用しているようです。

日本で一番最初にラピッドシステムに対応したメーカーがリコーでしたが、ラピッドシステム自体の不人気から、これ1機種しか作らなかったのもリコーでした。

 

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2014年4月25日 (金)

Rollekonter

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この2眼レフの命名、スゴイよなぁ~。

「Rollekonter」!!

「ロールコンター」って読ませるそうだけど、「Rollei」(ローライ)と「ikonta」(イコンタ)をくっ付けちゃってるわけですよ。

ドイツ製カメラのブランド名を合わせて名乗ってるなんて、どこの国のものよ!!と思うでしょうけど、恥ずるなかれ、「MADE IN TOKYO」って書かれております。

そう、我が国製でした。で、戦前(1940年頃)の製品。

確かに技術的にも国産品が普及するのは戦後ちょっとしてからですし、戦前はカメラってのは高嶺の花だったのでしょうし、なんとか作った国産品を売るには、こんな悪知恵も必要だったのかもしれません。

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さらに、よ~く見ると、シャッターに「COMPUR」って書いてるけど、当時の広告などには「トーキョー・コンパー」って書いてるからホンモノ(ドイツ製)じゃありません。で、レンズ名は「Hitonar」。さすがに「Hitler」(ヒトラー)ではありませんが(笑)。

偽のミッキーマウスやドラえもんのキャラクターが活躍しているという隣国のこと言えないなぁ。。。

 

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明日は「がらくた市」

明日26日(土)は、我楽多屋の「がらくた市」。

ゴールデンウィーク初日にあたりますね、お天気の心配もなさそうです。

大阪芸大へ行かれている長徳先生は、明日午前中ご帰京されるご予定ですので、いつも通りトークショーも開催いたします。

ただし、前回試行しました「座り込み」状態でのトークショーを今回も予定しております。「各自座布団や風呂敷などご用意いただくように」と、長徳先生からもお達しが出ております。幸い本日早朝に床清掃の予定がありますので、いつもよりキレイだとは思いますが。

では、明日のタイムスケジュールを!

  • 午前10時  : 開店
  • 午後2時  : 全品1割引サービス開始
  • 午後2時半~: 田中長徳先生トークショー開始(終了予定は午後4時前)
  • 午後6時    : 閉店
  • トークショーは我楽多屋店内で開催します、その間は店内でのお買い物がしづらくなりますのでご了承ください。

*通常の土曜日は19時閉店なのですが、明日26日は18時に閉店させていただきます。

2014年4月24日 (木)

0.5mm

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40年近く前のフィルムカメラ市場。

1972年にオリンパスが「OM-1」を発売すると、そのコンパクトさが大きな反響を得ます。

すると、4年後の1976年にペンタックスは「MX」を発売。

後発の強みではあるのでしょうが、「そこまで意識するかっ!?」って感じのボディサイズでした。

幅・高さ・奥行のすべてで、「OM-1」より0.5mmずつ小さいという寸法だったのです。

画像は、左がペンタクスMX、右がオリンパス「OM-2n」(OM-1と同寸)。

 

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2014年4月23日 (水)

ポタリング

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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昨年の6月から水曜日を定休日とさせていただき、それから始めたこの企画「二代目の先週撮ったもの行ったとこ」。10ヶ月が過ぎました。

それ以前は年末年始やお盆を除いて長らく無休だったので、水曜日は非日常を求めて、毎週なにかしらフラフラしてきました。

その時の条件として、普段自転車通勤をしているので、定休日に自転車には乗らない~的なルールを作っていました。たしか一度だけ乗りましたが、家から4キロ以上離れないルールだったかと記憶しています。

そのルールを破って、先週は「ポタリング」ってのをしてきました。神田・銀座・築地・晴海付近を普段の通勤の往復で走る距離の1.5倍ほど。10ヶ月の禁を解くと、それはそれで非日常でした!

画像は晴海にある「黎明橋公園」そばにある歩道橋。このカーブ加減が好きなのです。

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*ポタリング:自転車はオートバイであちこちを気楽にブラつくこと。もともとは「自転車やオートバイで」という意味合いはないらしい。

vs 荒木町写真展

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昨夏、神田で行われた写真展「vs神田写真展+」は、5人の写真家(田中長徳・飯田鉄・中藤毅彦・森田剛一・石川栄二) による神田という町がテーマの写真展でした。

その会場にて、買取名人の思いつきでお願いしたところ、こんなふうに実行できる運びとなった写真展が、「vs荒木町写真展」。

神田と同じ5人の写真家に、買取名人も加えた6人の写真展です。今回も作品はモノクロオンリー。(上の画像、左は田中長徳氏・右は飯田鉄氏の作品)

会場は荒木町にある、その名の通り「隠れ家」のような喫茶店。6人の荒木町をお楽しみください。

  • 「vs 荒木町写真展」
  • 田中長徳・飯田鉄・中藤毅彦・森田剛一・石田栄二・野田康司
  • 2014年5月5日(月)~6月28日(土) 7月5日(土)【会期1週間延長】
  • 14:00~22:30 木日曜休み
  • 1ドリンクオーダーをお願い致します。
  • 高品質珈琲と名曲「私の隠れ家」
  • 新宿区荒木町6番地ルミエール四谷2F
  • http://www.arakicho.com/shop/kakurega.html

 

 

先日、飯田先生に「二代目は出さないの?」と聞かれましたが、親子二人して写真家さんのお邪魔をするほど図々しくありません。。。あっ!でも、2年くらい前に荒木町の写真をブログにアップしたことありましたので→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/01/jikkei.html