リコー・EE ラピッド ハーフ
リコーオートハーフは有名ですよね。
フィルム巻上げをゼンマイ式で行なう画期的なシステムで、何代か世代変わりをしバリエーションもありました。今でも比較的残存しています。
でも、今日紹介する「リコーEE・ラピッドハーフ」は希少です。
1964年、フィルムメーカーのアグファが開発発表したラピッドシステムは、フィルムの装填や巻き戻しの手間を省こうというものでした。
カメラメーカーも各社これに対応したカメラを製造販売しましたが、簡便な機構ゆえにフィルムを長尺に出来ず、24㎜×24㎜のスクエアフォーマットが基本でした。
が、リコーはフォーマットをハーフ(24mm×18㎜)にして、枚数を稼いだわけです。また、リコーオートハーフとも多くの部品を共用しているようです。
日本で一番最初にラピッドシステムに対応したメーカーがリコーでしたが、ラピッドシステム自体の不人気から、これ1機種しか作らなかったのもリコーでした。
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