我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2013年7月

2013年7月23日 (火)

キヤノンAL-1

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この「キヤノンAL-1」のように、マニュアルフォーカスで、電子シャッターによるAE露出機構が付いたフィルム一眼レフの過渡期モデルと呼べるようなカメラたちは、一部の機種を除いて、今から15年とか20年前の中古カメラブームの時すでに、人気機種から少し外れ気味でした。。。

当時はまだフィルム全盛時代。中古市場では、現行品か1世代くらい前のフィルムAF一眼高級機、それか、機械式シャッターの古いフィルムMF一眼機が人気品でした。

それは、今も大きく変わってなくて、フィルムAF一眼高級機がデジイチに変わっただけ。機械式シャッターのフィルムMF一眼機は、使う人が大幅に減ったとはいえ、今も需要ありです。

中古カメラブーム時代も、今も、あまりマニア受けしない過渡期のフィルムMF一眼だけど、ある年齢層の人たちには、若かりし頃の入門機だったりもするんですよね。

そして、今日のカメラの「キヤノンAL-1」(1982年登場)。

絞り優先のAE露出付、シャッタースピードはマニュアル操作も可。で、フォーカスエイドが付いているのでマニュアルフォーカスだけども、焦点が合うとファインダー内のランプが光って知らせてくれる。

こう説明すると、やっぱり、いわゆる過渡期の一眼機なんですけどもねぇ。

でも、ラクすることに慣れてしまった現代人が、フィルムカメラでマニュアル感覚を楽しもうとした場合、実は適当に便利なカメラな気がするんですけど、どうでしょう?

プラスティック製だけどブラックボディに、単焦点の明るいレンズなんか付けたらカッコいいですよね!?

ただ、中古カメラブームの時から懸念されている電子シャッターの寿命は解消されるわけもなく、壊れちゃったらお終い…感はあるものの、いや、だからこそ、お手頃に入手も可能なわけです。

 

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2013年7月22日 (月)

間接呼び

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上の画像の中間リングみたいなの(左手前の)、ご存知でしょうか?

当時(1960年代半ば)のニコン・カタログに一時期だけチョロッと出ていたという、「フォーカシングアダプター」というアクセサリーなんです。

カタログの説明書きによれば、「Sシリーズのニコン用、あるいはライカ用のニッコール135mmF3.5望遠レンズは、レンズ本体のマウント部をはずしてこのアダプターとつけかえるだけで、ニコンF用としてお使いになれます」とのこと。

実は、このアクセサリーを私自身は半月前まで知りませんでした。過去に見ていたとしても、何か分からずに流していたことでしょう。どこにも「Nikon」という表記はされていませんし、純正品のわりには少しだけチャチ…。

ところが、こんな経緯で今回見ることが出来たのです。

ちょいと話がややこしくなるかもしれませんが、普段の「呼び」を越えた、「間接呼び」なのです。

少し前に、Sシリーズ用ニッコールをニコマートFTNに装着した画像を何気にブログにアップしたところ。ある人から、鋭いツッコミが入りました。Sシリーズ用ニッコールがどうしてFマウントに??と。

あの時の種明しとしては、Sシリーズ用とはいえM42マウントに改造されていて、それをM42→Fマウント変換アダプターを介して、ニコマートに装着していた~でした。

たまたまその時に、Gさんから直メッセージで「こんなものもあったようですよ~」的に、この「フォーカシングアダプター」の存在を教えてもらいました。Gさんもカタログで見ただけで(下の画像参照)、現物は見たことが無い~とのこと。で、これがキッカケで「呼ぶ」かもしれませんね~なんてやりとりまでしていました。

Nfa

そしたら一昨日のこと、常連Wさんが「この前、マウント改造のニッコールがネットで話題になってましたけど、こんなのもあるんですよねぇ~」と、現物を見せてくれたのです。

「フォーカシングアダプター」については、Gさんと直接やりとりしていただけで、ネット上でオープンにはなっていなかったのに!

これこそ、関節技ならぬ間接技の「呼び」ですよね。凄いっ!

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2013年7月21日 (日)

フジカ桜

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カメラのブランドを勝手にコラボさせちゃう行為って、案外と簡単に出来ます。

オリンパスのレンズにミノルタのキャップ付けちゃったり、ニコンのカメラにキヤノンのストラップ付けちゃったり。

レンズマウントがL39やM42なんかであれば、ライカボディにキヤノンレンズ付けたり、ペンタックスボディにフジノンレンズ付けたり。

まぁ、キャップなんか何が付いていても気にしない人は多いでしょうけど、ストラップの場合はストラップに大きなロゴなんか入っていると、ちょっと気にしちゃう人も多いでしょう。

ボディとレンズは、マウントアダプターなんか使ってしまえば、もう何でもアリ~でしょうし、それこそ最近のマイクロフォーサーズ機では、それが楽しみ方の一つになってしまっています。

さて、画像の「フジカハーフ」。レンズキャップに「Sakura(サクラ)」、なんて記されてます。

ん?コニカなら分かるけど、サクラ? サクラはフィルムでしょ。。。

そう、これサクラのフィルムケースのキャップなんです。見事にフジカハーフのレンズキャップとして収まってます。

シドニー暑気払い

次の土曜日、7月27日は我楽多屋の「がらくた市」です。

午後2時半からは、恒例の田中長徳先生トークショーを行ないます。

そして、トークショーの後には、これも盛夏に恒例化しつつある長徳先生を囲んでの「暑気払い」も行ないます。皆さんのご参加をお待ちしております。

  • 「暑気払い」は、午後4時から午後6時までの2時間を予定しております。
  • 飲み物(飲み放題)と軽食付きで、参加費2,500円です。

「暑気払い」参加ご希望の方は、会場手配の都合上、なるべく事前に参加表明をしていただきたく、以下のアドレス宛に、お名前とご連絡先を添えてメール送信をお願い致します。

arrow.noda@nifty.com

2013年7月20日 (土)

カメラ日和

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昨日に続いて、また雑誌ネタです。

本日7月20日発売の「カメラ日和」2013年9月号は、第50号目ということで、おめでたい号になっております。

その表紙でリスザルがカメラを持っているのですが、この豆カメラ、実はうちの店で貸し出したものなんです。

編集部から相談を受けて貸し出したのだけど、その時のお願いに「もしかしたら、リスザルに持たせることになるかもしれないのですが、、、」という条件があって、ちょっとビックリしたのが2ヶ月程前。こんな感じになったのですねぇ。

上の画像、実物の豆カメラを表紙の上に置いみたのですが、豆カメラの下の部分には「サルでも撮れる!?」って書いてありました。なんか、おサルさんに失礼な気がしたので隠しちゃいました(笑)。

さて、「カメラ日和」。カメラ女子系のカメラ・写真誌であるので、今まではあんまり見たことなかったのだけど、今、フィルムを使っている層って、案外とカメラ女子だったりもするんですよね。

パラパラ見ていて面白いと感じたのは、日本カメラやアサヒカメラ、月刊カメラマンあたりをいつも見ている私としては、ニコンやキヤノンの広告が全然違うんですよ。カメラ女子向け広告なんですね。

EOS-Mがドーンっと出ていたり、キムタクがNikon 1を持ってこっちを見たりしてる。効き目の早いロキソニンの広告も出てるし。

あっ、最後になりましたが、カメラ日和さん、50号目おめでとうございます!これからも、カメラ・写真趣味の楽しさをドンドン発信してくださいませ。

Photo 「カメラ日和」2013年9月号

発行・発売/第一プログレス

2013年7月20日発売

定価/780円+税

2013年7月19日 (金)

Biycle × Camera

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昨日(7/18)発売の「カメラ・ライフ(玄光社)」のVol.15は、「Biycle × Camera」という特別編集号です。

そのタイトルに惹かれて買って来てしまいました。

「撮りたいものを見つけたら、さっと自転車を停めて、シャッターを切ろう。」というサブタイトルもいいですね。

何で惹かれたのかと言うと、自分が自転車通勤(片道12キロ程)をしているからなんだと思います。

しかし~本をサッと読んでみて、自分の朝晩を考えてみると、必死にペダルを漕いでて、、、シャッターを切る~という方にあまり気が行かない~かな。逆を言えば、出退勤時に余裕をもって動きなさい~ということにもなるのかもしれませんね。

あと、普段自転車通勤しているからか、先月から定休日とした水曜日に自転車で出かける~ということもしてないんです。

ツーキニスト系の私としては、それなりにちゃんとしたカメラは着替え等と一緒にリュックにしまってしまうので、カメラがすぐに取り出せないし、カメラを提げてるとブラブラして落ち着かない~という問題もあるんです。

で~すると~、結局、iPhoneなんかが強い味方だったりするんです。カメラ屋がこんなこと言ってはいけないのでしょうが。。。

Cl「カメラ・ライフ Vol.15」

玄光社/発行・発売

2013年7月18日発売

定価/1600円+税

2013年7月18日 (木)

お辞儀防止

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人間社会、お辞儀をすることは大切なコミュニケーションの一つかと思います。声を出して挨拶出来るに越したことはないですけども、その場の状況やタイミングでは、お辞儀で済むシチュエーションも多々あります。

しかし、カメラの場合、レンズを付けてコツンと前のめりになったりするのは、あまりカッコの良くないこと。

まぁ、実際にカメラを提げて歩いたり、構えて撮影している分には、ほとんど関係のないこととも言えますが、、、

ただ、カメラをテーブルに置いたりする時にコツンと前のめりになるのは美しくないし、微々たるものでしょうけど、コツンのショックが良くないといえば良くない。

カメラの中にはコツンとならないように、ボディの前寄りにつっかえ棒的なものを出せるようにしている機種もあります。

一番有名なのは、コンタックスⅠ、Ⅱ、Ⅲでしょうか、、、ビテッサTやLにもありますね。その形状はカメラによって多種多様。

で、上の画像のエディクサレフレックスDのそれ。形状のカッコ良さを紹介したくて、こんな前置きが長くなってしまいました。

収納した時の状態に合わせて、弧を描いたつっかえを引き出します。前面には「West-Germany」なんて彫りもしてあって、凝ってますよね!

 

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2013年7月17日 (水)

カーシェアリング・東京メトロ

先月6月より「毎週水曜日を定休日」とさせていただきましたので、本日17日は休業いたします。よろしくお願い申し上げます。

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さて、「先週撮ったもの行ったとこ」。と言いましても、都内におりました。

都内でいくつか用事があったので東京メトロ一日乗車券を有効に使って(いや、東京メトロ縛りで遠回りしながら)、白金台や恵比寿の写真展にも行ってきました。が、写真展はここでお知らせしても既に会期が終わっちゃってるんですよね。

で、私が時々利用しているカーシェアリングの「Times Car PLUS」を紹介したいと思います。基本15分200円でガソリン代・保険代込み込みでクルマが利用できます。自宅や職場の近くにサービスステーション(専用車が設置されているTimesの駐車場)があれば、かなり有効に使えますよ。詳細はウェブで確認してください

その「Times Car PLUS」の特別企画で最新のBMWやMINIを3時間無料で体験できる~という企画があったので、12時~15時に「MINI John Cooper Works Coupe」を利用してみました。

平日の都内で3時間じゃ遠出は出来ないので、城南島(大田区)へ行って来ました。埠頭付近は道幅広くて交通量少ないですし。

Jounan_3 Mini_3

Metro_3 Sushi_2

下の右の画像は中目黒で時間潰ししていたら目の前に現れた、箸で寿司の折り詰めを食べる白人女性。

2013年7月16日 (火)

陸のトーコー 海のニッコー

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「陸のトーコー 海のニッコー」、この言葉をご存知の方、どのくらいいらっしゃるでしょうか?

戦時中の話になります。当時、陸軍の御用達メーカーだった「東京光学(現トプコン)」と、海軍御用達メーカーだった「日本光学(現ニコン)」、光学機器では双璧をなしていた両メーカーをそんな呼び方していたそうです。

後に東京光学はカメラ事業から撤退してしまいますが、今でも眼科系医療機器や測量機器などの製造販売を続けています。

さて、少し前にSマウントニッコールをM42マウントに改造したレンズを紹介しました。あのレンズ、既に販売済なんですが、訳あって、お買上げいただいた常連さんの厚意でうちの店にお預りしています。

その訳ってのは、私の遊び心を満足させる機会を待たせてもらっているのです。

マウント改造レンズとはいえ、ニッコールを何か別のボディに付けて、その組み合わせで遊んでみたいという~ふざけた遊び心。

最初は、ペトリあたりのM42マウントボディに付けて、猫に小判状態を楽しんでみたいなぁ~なんて思っていましたが、なかなかタイミング良く、M42ペトリが入って来ない。。。

で、数日前にトプコンRE200(上の画像のカメラ)を見て、これとほぼ同じ型でKマウントボディ(RM300)があったことを思い出し、「陸のトーコー 海のニッコー」組み合わせ(要アダプター)も面白いかなぁ~などと考え出しています(笑)。RM300は輸出モデルだから、より難しいかなぁ。

 

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2013年7月15日 (月)

査定は無理でも

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世の中には、こういうカメラが沢山あるのだろうなぁ。

ご家族が思い出として大切にされるのであれば、それは、私どもの考える然るべき正しい選択肢の一つだと思います。

ただ、カメラの数が多かったりすると、スペース的な理由で迷ってしまうご家族もいらっしゃいますし、使わずに置いたままにするなら、何か役に立つ方法で~と考えるご家族もいらっしゃいます。

そういう時は、私どもにお声掛けいただければ幸いです。

他の業者が、買取り対象外として引取りさえも拒む場合でも、ご相談にのらせていただきます。

もちろん、市場性があってちゃんと値が付く品物は、その道50余年の買取名人がきっちりと値踏みをします。

さて、今回の場合、カメラの程度・状態が芳しくなかったので、査定自体は難しいものでした。

事前にいただいたお電話で、それが推測出来ていたので、送料着払い(当方払い)でご発送いただき、最悪はそのままで引き取らせていただくご了解も得ていました。

実際、査定としてはムリでしたが、買取姿勢をご理解いただいたお礼を気持ちだけ送らせていただくことにしました。御花代か御線香代の足しになれば幸いです。