我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« 2013年5月 | メイン | 2013年7月 »

2013年6月

2013年6月22日 (土)

似非(えせ)液晶画面

Z2074

この大きな頭は、「アクションクファインダー」と呼ばれる交換ファインダーです。

最初にお断りしておきますが、画像のアクションファインダーはニコンF2用DA-1。ボディに載せようと思ったら、店にはニコンFしかなかったので、Fボディの名板を外して、F2用DA-1を載せてしまっています。邪道な点をお許しください。あぁ、、、レンズもEM用のEニッコールだし。

さて、このアクションファインダー。接眼部から目が6㎝離れても、全視野を確認出来るファインダーなのです。

ニコンでは、Fに始まり、F2、F3、F4、F5とフラッグシップ機には、いつも別売り品として用意されていました。現行のF6は、ファインダーが固定式になってしまったのでF5まで。

航空写真やスポーツ写真の撮影に向いてるとのこと。

先日、あるお客さんがこのファインダーを付けて、まるでデジカメの液晶画面を見るかのようなスタイルで撮影したら面白いかもね。。。なんて言われてましたけど(笑)。

Z2072

2013年6月21日 (金)

御年28歳、我楽多屋歴15年

Z2060

画像にある3台のカメラ、物々交換で我楽多屋に持ち込まれたものです。

持ち込まれたお客さんは、中学生の時から我楽多屋に継続してご来店いただいているNさん28歳(関連記事こちら)。

この3台と、ニッコール付きのアイレス・オートマットとフォクトレンダーVITO-BLのジャンク品とを交換されました。

火曜日の夕方ご来店いただいた時に既にチェックされていたようで、木曜日の朝一でこの3台をご持参されました。

そして、こんなお話を聞かせていただきました。

長年ご来店いただいる経験上、「何か気になって足を運ぶといい物が見つけられるんですよねぇ!不思議な力に引かれるみたい…」、だというのです。

また、以前に話題にしましたが、うちの店がきっかけで友達が出来たこともあるそうです

カメラに限らずですが、趣味ってのは損得を抜きにしたいい出会いが出来たりするものだし、年齢の壁も越えられます。

また、いいモノを見つけた時には、実際に不思議な力が働くのかもしれないし、そうでないとしても、そういう風に良く結びつけて記憶に留めることだって自由なんです。

そうそう、前回Nさんが物々交換で手放されたKomaFlexは、早々に次の嫁ぎ先が決まったのですが、その方も「いい買い物が出来ました!」と次のご来店の時に嬉しそうにお話ししてくれました。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

明日はがらくた市

明日22日土曜日は第4土曜日なので、我楽多屋の「がらくた市」です。

今月は土曜日が第5まであるので、お気を付け下さい。「がらくた市」は明日22日です。

かなり~空模様があやしいですが、、、第4土曜日午後の東京四谷地方は「晴の特異日」という経験上のデータがうちの店にありますから(笑)、期待したいところです。

今月初旬からプラハへ行かれていた長徳先生もご帰国されますので、今回も恒例のタイムスケジュールで行なう予定です。

  • 午前10時/開店
  • 午後2時から/全品1割引サービス
  • 午後2時半から/田中長徳先生トークショー(午後4時終了予定)
  • 午後7時/閉店
  • トークショーは2階我楽多屋店内にて立ち聞き立ち話しの環境にて行ないます。開催中は店内でのお買い物が非常にしづらくなりますのでご了承ください。

2013年6月20日 (木)

カメラ年鑑

Z2059

日本カメラ社が毎年発行している「カメラ年鑑」。

本来なら毎年末に発行されるはずなのに、昨年末は発行されませんでした。諸般の事情があってのことだとは思いますが、毎年出るものが出ないと、何故か気になってしまったりするもの・・・。

でも、ご安心ください。先だって6月10日に発売されました

ちょっと気になるのは、今までは「○○○○年版」だったのが、今回発行されたものは「2013→14年版」的な表記になっています。これからは発行されるタイミングが変わるんでしょうかね。

それと、上の画像で何でピンクの付箋を挟んでいるかというと、2つの付箋の間がフィルム関連の商品情報なんです。今のご時世仕方ないことですが、現行品としてはフィルム関連はこれだけしかないんです・・・。

さて、1950年に創刊されたカメラ年鑑。毎号揃えて持っている人もいらっしゃるのではないでしょうか?

ちなみに、アローカメラの買取りコーナーに併設されてる「カメラおさわりコーナー」の書籍の中にも、カメラ年鑑が何冊かあります。

Z2055

2013年6月19日 (水)

鳥の博物館

6月より「毎週水曜日を定休日」とさせていただきましたので、本日19日は休業させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

先週より始めた新企画!?「先週撮ったもの行ったとこ」。

**********************

今回は「我孫子市 鳥の博物館」。

一般的には「地味な博物館~」ですまされてしまいそうですが、鳥に興味のある人なら、バツグンに勉強になります。

鳥の祖先から進化、体の構造、生態などが解説されていて、圧巻は3階展示室にある200~300種はあると思われる剥製の展示。

●「我孫子市 鳥の博物館」 http://www.bird-mus.abiko.chiba.jp/

●千葉県我孫子市高野山234-3  電話04-7185-2212

Tori1_2 Tori2

Tori3 Tori4

Tori6

2013年6月18日 (火)

世にも奇妙な~

Z2046

ニコンのレンジファインダー機Sシリーズ用の金属製純正ボディキャップです。

これは現存数が少ないですね。。。あるお客さんは、お風呂の栓で代用したりしています。

さて、よく見てください。この個体。いわゆる富士山マークの中の「KOGAKU」の「K」の文字が、ちゃんと型押しされていません。

こんな不良品?は、さらに希少でしょうねぇ。というか、本来なら出荷時点で弾かれるべきものだったんではないでしょうか。。。

当ブログでは、これに似た。本来は世の中に出荷されるべきものではなかったであろう、世にも奇妙な系のモノを何度か取り上げています。今日はそれを少しおさらいをしてみたいと思います。

まずは、製造番号がキリ番十萬番のペトリレンズ。ふつうこの手のキリ番は関係者の手元に残るそうですが、、、

P100

次に、ペンタックスのアクセサリーシューに貼られたシールが天地逆さま。これ、単なる貼り間違いではなくて、型抜きの時点から天地逆です。

Pho

最後に、2.8cmと刻印されるべきものが、28cmと刻印されてしまっているニッコール

N28

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2013年6月17日 (月)

「素見」呼び

Z2049

Z2050

先日話題にした「素見(すけん)」、来てるかもしれません。早速、「呼び」ましたから!

呼ばれたやって来たのは、ジャンボクラスの外付けファインダー!!

どちらも中判カメラ用ではありますが、右がマミヤプレスの65mm用、左がコニオメガの58mm用。

残念ながら、これらの個体は必ずしもクリアな視界じゃないので、覗いていい写真を撮った気分になれたりするかどうかは微妙です。

でも、こんな風に、思い切って35㎜カメラや、デジカメあたりに載せて、お遊び感覚で持ち出してみるってのも楽しそう。注目度バツグンかも。

*上の画像、画角等細かいことは気にしていないので、そこらへんのツッコミはご遠慮ください・・・(笑)。

2013年6月16日 (日)

純正フードの有り難み

Z2038_2

Z2039_2

レンズが現行品である時には、純正フードの有り難みって、それほど感じないものです。

あっ、その「有り難み」って、フード本来の役割である余計な光をシェードする意味では無くてです。

そもそも純正フードは付属品で付いていることが多いから、所有意識自体が乏しくなりがち。別売り品だったとしても、いつでも入手出来る~なんて受け止めているものです。

それが、レンズの製造が終わって何年も経過すると、俄然、有り難みを感じ出す場合があるのです。

フードの役割だけ考えれば、口径と深さが適当であれば代用品で十分だったりするから、余計に気付くのに遅れる。

そして、純正フードには、汎用品には見られないような、デザインや造りに凝ったモノも多いのです。

というわけで、何十年も前の純正フードの中には、フードだけで、何千円や万単位の値段が付いてしまうものも出て来ています。

画像のキヤノン50mmF1.2用のフードなどがいい例で、レンズ自体がまだいい値段で売り買いされる部類ではありますが、そのレンズにかなりクモリが出ていたりすると、レンズ本体とフードの値段が同じくらい~なんてことも起こりうるのです。

2013年6月15日 (土)

聞くに堪えない…

私 二代目、酉年だからか、、、最近「鳥」に関心があり、自宅のベランダから野鳥を眺めて楽しんだりしています。先日は鳥の博物館にも行って来ました。

昨日、かつて野鳥撮影を趣味にされていたお客さんHKさんから、ちょっと聞くに堪えない話を聞きました。

野鳥撮影に限ったことではないのでしょうが、ある特定の分野にはまっていくと、人とは違うもの・自分にしか撮れないものを狙いだすようになり、例えば野鳥撮影の場合は、絶好の被写体になるような鳥の巣は見つけて撮影に成功すると、後から他の人に撮影されないように巣を壊してしまう~という考えられない行為に及ぶ人がいるのだそうです。有り得ない!!

その話を夕方、鉄道撮影を趣味されていらっしゃるHHさんにしたところ、鉄道写真でも線路沿いに設置された金網に対して、レンズだけでも線路サイドに出そうとして、金網の一部を切断してしまう人がいるのだそうです。

どちらも聞くに堪えない話ですね。。。

下の画像は、自宅近くのコンビニエンスストアにある電気式殺虫機の中にツバメが巣を作っていたので撮ってみましたが、分かりづらくてすみません。

To_7

2013年6月14日 (金)

素見(すけん)

Z0681

Z0682

まずは、「素振り」というのをご存知ですか?

特に金属製機械式フィルムカメラを対象に、フィルムを入れることなく空シャッターを切って楽しむことを、一部のマニアの間で「素振り」と呼ばれています。

これは、趣きある機械式カメラの操作を味わうことに趣味性を見出し動作させて楽しむことで、また、カメラ自体の操作系を維持する目的をも持ち合わせています。

当然ながら、フィルムを入れて撮影に持ち出した時のイメージトレーニングにもなるのです。

さて最近、「素見(『すけん』と読むらしい)」を楽しむ新興勢力も登場しました。

特に、ライカ純正品などに見られる、抜群にクリアな視界の外付けビューファインダーを覗くことに趣味性を見出したものです。

これ、外付けファインダーに限らず、クリアな視界のレンジファインダー機や、ピントを合わせやすい1眼レフなどにも言える楽しみだと思うので、今後波及していく可能性も大ですね。。。

私が思うに、「素見」の醍醐味は、写欲を刺激してくれること。そして、いい写真が撮れそうな気分になれること。仕上がりを見た後のことを考えると、いいのか悪いのか分かりませんが。。。(笑)

この「素見」、「素振り」と同様、今のデジタルカメラにそれを求めるには厳しいものがあるので、今後の展開に期待大です!!

下の画像はお客さんのUさんにご提供いただいたものです。こんな風にすると、飲んでるお酒も美味しくなってくるそうです。

Suke

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。