我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2013年6月16日 (日)

純正フードの有り難み

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レンズが現行品である時には、純正フードの有り難みって、それほど感じないものです。

あっ、その「有り難み」って、フード本来の役割である余計な光をシェードする意味では無くてです。

そもそも純正フードは付属品で付いていることが多いから、所有意識自体が乏しくなりがち。別売り品だったとしても、いつでも入手出来る~なんて受け止めているものです。

それが、レンズの製造が終わって何年も経過すると、俄然、有り難みを感じ出す場合があるのです。

フードの役割だけ考えれば、口径と深さが適当であれば代用品で十分だったりするから、余計に気付くのに遅れる。

そして、純正フードには、汎用品には見られないような、デザインや造りに凝ったモノも多いのです。

というわけで、何十年も前の純正フードの中には、フードだけで、何千円や万単位の値段が付いてしまうものも出て来ています。

画像のキヤノン50mmF1.2用のフードなどがいい例で、レンズ自体がまだいい値段で売り買いされる部類ではありますが、そのレンズにかなりクモリが出ていたりすると、レンズ本体とフードの値段が同じくらい~なんてことも起こりうるのです。