我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2012年2月

2012年2月22日 (水)

腐ったニコンの行方

N177
先週月曜日に紹介した「腐ったニコン」。5日目を迎えても、「あのニコンFが欲しい!」って人が現れません。

で、土曜日の事、某ニコンコレクターさんに「腐ったF要りませんか?」と、こちらからアピールしてしまいました。ブログであぁ~いった記事を書いてしまった以上、値を付けるわけにもいきませんし、いつまでも、レジカウンター近辺に忍ばせておくのも気が引けたので。

すると、某ニコンコレクターさん曰く「淋しいなぁ。まだ、あったんだあのF。そういう時代になってしまったのかなぁ。腐ったニコンは腐ったニコンで、腐ってもニコンじゃないのか。。。」と。結局は、2,000円以上のお買上げをいただいていたので、お持ち帰りいただきました。

そして、さすが某ニコンコレクターさん、帰り際には「これ、使えるようにしようかな。見た目は汚い状態のままで~(笑)」だって。

ところが、世の中面白いもので翌日の日曜日にご来店されたお客さんから、お会計後に「ブログに出ていた腐ったニコンって・・・?」と尋ねられました。

あぁ~なんてタイミングなんだぁ~と思いつつ、悔しがられるかもしれないけど・・・、前日の経緯を話したところ「また機会があるでしょうから!」と明るくお返事いただきました。

きっと、もっといいジャンクニコンFが見つかりますよ!(祈)

ちなみに上の画像、私があの腐ったニコンから分捕ったネームプレートではないですよ。これは前から部品として転がっていたモノをお遊びで撮ったまで~。

2012年2月21日 (火)

わくわく通信 Vol.8

M-1[1]

M-1[2] M-1[3]

常連Bさんからの久々のわくわく通信です。

 

久しぶりにメールします。

先週の日曜日に長徳さんの「屋根裏プラハ写真展」に行ってきました。その会場での出来事です。

最近はOM-DがWeb上でも話題のようですが、四谷銀塩派としては元祖はM-1だ!とばかりにOLYMPUS M-1を引っぱり出して写真撮ってます。当日も途中写真撮りながら出かけました。

会場でOLYMPUSの関係者の方から「M-1とレンズはめずらしいですねえ」と声をかけていただきましたが、特に「この標準のフードがこんなにきれいなものはめったに見ないですねえ!手に入らないですよ!」と、感心しきりでした。

そこで、その場で一緒だった常連Hさんと声をそろえて、「このフードなら四谷のアローカメラの我楽多屋さんによくありますよ!」とご紹介しておきました。今度行ってみるそうです。

今年はM-1が登場して40年です!OM-Dもいいけど元祖M-1とMレンズも、まだまだ現役で使っていきたいと思います。

ほめてもらった我楽多屋さんで購入したフード付きの自慢のM-SYSTEMの写真を送りますね。

またわくわくを探しにおじゃまします!

常連Bより

 

なんだか、我楽多屋の宣伝をしていただいちゃったみたいで感謝感謝です。でも、嬉しいような、くすぐったいような(笑)。

で、そのOM標準レンズ用のフード。我楽多屋に今現在、3個ありますよ。

それから、「オリンパスM-1」については本ブログでも話題にしたことがあります→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2009/05/post-fee5.html

2012年2月20日 (月)

PaxじゃなくてPal

N173
「Pax」というカメラは35㎜フィルムを使う、コンパクトでありながら非常にシッカリと作り込まれたカメラです。

例えるなら、ライカを二回りくらい小さくしたイメージ。大きさから連想するトイカメラっぽさは、皆無です。以前、ゴールド仕上げのPaxを紹介したこともありました。

どこの国のカメラ?という人もいるでしょう。我が日本製のカメラですよ。底面に立派に「MADE IN JAPAN」と記されてます。

N174

今回紹介するのは、そのPaxのRudyというモデルと同型の「Pal 」というモデル。いや、モデルというよりは、「Pal 」ブランド!?どこにも「Pax」とは書いてませんから。

ただ、前面にある赤いバッジには、レンズの絞りをイメージしたようなデザインの中に「y」の文字。これは、「Pax 」の製造元である大和光機の頭文字でしょう。

また、レンズには「Colour Luna 」って表記されてます。変わったレンズ名。

「Color」でなくて「Colour」、イギリス英語では「u」が入るそう。イギリス向けに輸出されたものなんでしょうか?でも、同型のPax Rudy(国内販売されてる)もレンズ名は同じなんですよ。

ただし、Towerブランド(これは明らかにアメリカ向け)で販売されたPaxに付いていたレンズは、「u 」のない「Color Luna」だそうです。

ん~、輸出する場所によって名称を変えていたのか、そんな深い意味はないのか詳細は不明ですが、「Pal 」が希少品であることには変わりありません。

2012年2月19日 (日)

銀塩派写真学生

N175
我楽多屋銀塩組の若きホープH君が日芸生になった~というお知らせをしたのは、早いものでもう3年程前のこと。この春には4年生になろうとしています。

そして、いつの間にかカメラ誌の取材を受けるような大物!?になっています。先月末発売のカメラマガジンNo.16に、H君が4ページに渡って取材されています。すげぇー、自室で足を組んで写っちゃったりしてます!!

そう、1年ちょっと前にもお知らせした、H君のモノクロプリントサービス「HTP(堀野テクニカルフォトサービス)」は、今も継続して、うちの店で取次ぎを行っておりますよ。

窓口の減少や納期の長期化などが目立ってきている最近のDPE。また、値段を気にする人もいらっしゃいますが、カラーに関しては、実際それほどメチャメチャ値上げがされているわけでもないと思うのだけど、モノクロに関しては…厳しいですね(だからといって利用しないと、もっと環境は厳しくなってしまうのですけど)。

HTPはモノクロの良さを手頃に楽しんでもらおう~という発想のもと、基本、うちの店のお客さん限定でH君がプリント作業をしてくれる~ってサービスです。いちおう価格は手頃におさえてくれていますが、納期はキッチリと規定はされていませんので急ぎの対応などご遠慮ください。

関心のある方は、我楽多屋へご来店のうえ、ご相談ください。参考までに料金は、大キャビネ判RC100円・バライタ200円、四ツ切判RC600円・バライタ700円。また、こちらも参照ください→
http://arrow-camera.weblogs.jp/blog/2010/12/htp.html

長徳先生に「ガスマン」の別名をもらったH君のプリントをお試しあれ。現像も受け付けてくれるそうです。

*「ガスマン」/20世紀を代表するフランスの写真家アンリ・カルティエ・ブレッソンの現像・プリント作業を任されたラボマンのこと。

2012年2月18日 (土)

高梨豊さんの講演会

N171
四谷系写真情報の緊急版です!

うちの店から歩いて近道で5分、遠道で10分くらいのところにある「新宿区立新宿歴史博物館」。

そこで、19日(日)に写真家高梨豊さんの講演会があります。テーマは「あの頃の学び舎と思い出」です。

高梨豊さんといえば、1960年に写真家として活動を開始されて以来、コマーシャルやファッション分野の第一線で活躍されていらっしゃいますが、「都市」を主題とした作品も長年撮り続けられています。

また、新宿区牛込に生まれ、新宿区立津久戸小学校の卒業生であることもあって、今回、18日(土)から開催される「協働企画展 新宿区立小学校 ―受け継がれた学び舎の宝―」の記念講演会として、高梨豊さんが講演をされるそうです。

新宿博物館さんとしても、あまり前例のない企画とのことでここだけの話、席にまだ余裕があるそうです。

  • 平成24年2月19日(日) 午後2時から午後3時まで
  • 新宿区立新宿歴史博物館 2階講堂
  • 新宿区三栄町22番地
  • 電話03-3359-2131
  • http://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/
  • 定員100名
  • 参加料/無料(ただし、企画展へ入場するための鑑賞券(一般200円)が必要になります)
  • 申込方法/本来は当日までに所定の申込が必要ですが、このブログを見た方は時間ないので、当日直接来場しても大丈夫とのことです。

内容的には、新宿歴史博物館の企画ということもあり、高梨さんが母校の思い出や地域のようすをお話しされたり、廃校となった新宿区立の小学校も写し撮られた代表作「地名論」と絡めたお話しもあるそうです。 

協働企画展記念講演会チラシをダウンロード

2012年2月17日 (金)

買取り依頼は千差万別

N166
アローカメラの買取りには、いろんな人々からの買取り依頼があります。

一般の人の比率が高いですが、プロカメラマンや同業者からの依頼もあります。

ご来店いただける方と、宅配便でご送付いただく方の比率は、宅配業者の利便性向上もあってか最近は宅配便利用の方が増えているかもしれません。

また、ご自身の品物を手放すというパターンがほとんどですが、ご家族の方が遺品を手放すというパターンもあります。

さて、先日のこと画像にあるソニーα100とパナソニック・ルミックスの買取り依頼にご来店されたのは、私二代目が以前、某クルマのオーナーズクラブに参加していたころに知り合った方でした。同じ車の私が黒で、その方が青に乗られてました。

その車を手放して10年近くお会いすることも無かったのに、これを機会に思い出して足を運んでいただけたのです。あくまでも趣味の繋がりだったのに、こういう展開になるってとても嬉しいことです。感謝感激。

この縁を復活させてくれたのには最近流行り!?のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)も一役買ってくれました。

で、そのSNSに感謝して昨年一度実施した、フェイスブックのクーポンを再び実施したいと思います。当店にご来店のうえ、フェイスブックにて当店にチェックインされるとクーポンが入手出来るようになっています。

クーポンの内容は、我楽多屋でご利用いただける10%割引クーポンです(ただし、ご利用は1000円以上お買上げの時に限らせていただきます)。

買取りの場合はどうしよう・・・クーポンに記述していませんが、買取価格を1000円割増しちゃいましょう(こちらは買取価格が5000円以上の時に限らせていただきます)。

2012年2月16日 (木)

フィルム確認窓の中には?

N168
毎度のことですが、くだらないことに気付いてしまいました。

たまたま店にあった、ニコンF80,F60,u2のカタログでボディ背面を写したカットを見たら、3機種ともフィルムを装填した状態で写っているのです。

裏蓋にある小さなフィルム確認窓から見えているのは、黄色いパトローネ。「Gold」とかいう文字も見えるので、多分、「コダック」のフィルム。

他はどうなんだ?と気になったものの、他機種のカタログを確認する手段が貧弱。店には他機種のカタログは見当たらないし。現行品ならウェブでダウンロードすれば!と思ったけど、ニコンF6とキヤノンEOS-1Vくらいしか現行品ないし・・・(この2機種にはフィルムが装填されていない状態でした)。

カタログではなくて取扱説明書はどうなんだ?と確認したら、取扱説明書の外観図はイラストが多く、実写版でもフィルムが入ってるものは見当たりませんでした。

ところで、ニコンが何故に「コダック」なのか?

いろんな想像をするに~、フジの初期デジイチボディはニコン製だったりするから、ニコンとフジの関係は悪くないはずなのに・・・とか。また、F80他2機種が現行品当時(2000年前後)は、コニカミノルタもフィルム製造していたため、国内フィルムメーカーの余計な反発を喰らわないため?・・・とか。ニコンのイメージカラーが黄色だから、フィルム窓から見えるパトローネも黄色にしたかったから・・・とか。

実際のところはよく分かりませんね。。。

ちなみに、取扱説明書のフィルム装填方法を解説するページでは、イラストで案内する機種と、実写で案内する機種があり、ニコンF5,キヤノンEOS-1は実写で案内されていて、どちらも「コダック」のフィルム(写真自体が白黒なので黄色ではありませんが)が写っていました。

2012年2月15日 (水)

オリンパスの内蔵ストロボは

N149
オリンパスはフィルムのAF一眼レフに力を入れなかったので、結果として希少なモデルとなった「OM707」。

このカメラの内蔵ストロボの位置が不思議なところにあります。収納された状態のボディを見ても、どこにあるのか分かりづらいですよね?

ストロボを内蔵している一眼レフの多くは、ボディ中央ペンタプリズム部の上に置かれていることがほとんどです。そして、必要な時にパカッと帽子のつばを上げるように開いて発光部が姿を見せます。

ところが、OM707の場合は右手のグリップ部に収納されていて、スイッチを操作すると下の画像のように縦長に出てきます。その様は、ちょっと頼りない感じで、ポキッと折れてしまいそう(さすがに折れたものを見たことはありませんけど)。

N150
それで一つ思い出したのですが、かつて、コンパクトカメラでも内蔵ストロボの位置について話題にしたことがありました。右手の指が覆ってしまいそうな場所に発光部のあるカメラがあるって。詳しくはこちらです→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2010/12/olympus.html

あの時も「オリンパス」のコンパクトカメラでした。

OM707の場合、発光部を覆ってしまう危険性はそれほど無いようだけど、何でオリンパスって、時々こちら側にストロボを置く癖があるんでしょうか?

【追記】OM707の内蔵ストロボについて、いろいろ述べましたが、一眼レフカメラでストロボを内蔵したのはこOM707が「世界初」の試みだったようです。それから、ストロボを内蔵していないスマートシンプルな交換グリップが存在していたことも判明しました

【再追記】追記した「一眼レフカメラでストロボを内蔵したのは世界初」という点は、「AF一眼レフカメラで~」の誤りでした、すみません。また、脱着可能なグリップ部に発光部が内蔵されていて、ストロボ無しのグリップもあったことから、「内蔵」という表現にも「?」マークを唱える見解もあるそうです。

2012年2月14日 (火)

CHERRY SELF-TIMER

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今日はこのブログ初めての試みです。動画をアップしました!

外付けセルフタイマー、何年か前までは用品メーカーから販売されていたと思うのですが、さすがに現行品では無くなってしまったようで、最近は中古で探している人が案外と多いようです。

私の中で「セルフタイマー」と聞いて、すぐに頭に浮かぶのは、このタイプのもの。花が開くような感じに動いて、レリーズするタイミングを知らせてくれます。

以前、画像だけで紹介したことがあるのだけど、どうしても動画で紹介したくて再び紹介している次第です。

あと、今回は音も聞いていただけるので、同じくかつて紹介したセルフタイマーの音を楽しむ~ってのも確認いただけるかと。このジーッって音でお酒が飲めるっていうマニアさんがいるくらいです。

では、こちらよりどうぞ ↓


YouTube: 外付けセルフタイマー

 

第79回 得?or 特?

N160
ある年齢から上の人たちにとっては、「コニカ」って全然自然に受け取れるのでしょうけど、20歳代のどこから辺より下の人たちにとっては、「コニカミノルタ」という認識でしょうし、カメラ造ってたの~?なんて人もいるかもしれませんね。

さて、今回の得特企画は「コニカのキャップ」編。

フロントキャップを中心に、コニカの一眼ARマウントのボディキャップ、レンズリヤキャップもあります。

後者は社外品で作られる可能性はあるかもしれませんが、前者(コニカネーム入りのフロントキャップ)はもう作られることはないでしょうね。よって、コニカマニアなら手に入れておきたいものでは!

52mm径のフロントキャップを程度により300円~600円。62㎜径(←これ希少)もわずかにあります、800円。ボディキャップとリアキャップは一律400円。

それと、オマケ情報。キヤノンFDマウントのリアキャップの白バージョンを二つ発見!通常は黒ですよね。多分、お客様からの預かりキャップと区別するために、メーカー内で使用されていたものと思うんですが、もし、それは間違いで、この白いのの存在理由をご存知の方いらっしゃったら教えてください。これは800円です。

N161