我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2010年12月

2010年12月23日 (木)

自作ストラップ連鎖

Q0247 
今までにも何例かご紹介したことがありましたが、今回はこんな感じ。リコフレックス用の自作ストラップです。

ボディへの取り付け周辺は、先月企画した「あなたのカメラ撮らせてください」で優秀賞を受賞された方のストラップ(下の画像)を参考に作成されたそうです。

R0133 

そういえば、受賞された方は以前に紹介したギターのストラップを流用したこの方のを参考にした、と言われていました。

そして、ストラップ本体は娘さんが使わなくなったベルトを利用しているそうです。

ストラップは、カメラを持ち歩く時の重要なアイテムの一つでもあり、その方のこだわりが出る部分でもあります。こうして、いろいろと拝見させていただくのは楽しいものです。

もともと、「あなたのカメラ撮らせてください」を企画した狙いの一つは、「他の人のカメラの使い方を見て、何かヒントを得たい!」という要望があるのを知っていたからでして、今回の件はまさに狙い通り!というわけです。

2010年12月22日 (水)

25日のがらくた市

Q0252 

今週土曜の25日は、クリスマスであるうえに、今年最後のがらくた市です。

我楽多屋にはボチボチとがらくたが揃ってきていますし、長徳先生もプラハから日本に向けて発たれたようですし、皆様のご来店、心よりお待ちしております。

改めて、当日の予定をお知らせしておきますと、

  • 開店は朝10時
  • 午後2時より全品1割引きサービス開始
  • 午後2時半より田中長徳先生のトークショー
  • 午後4時より午後6時まで、長徳先生を囲んで忘年会
  • 午後7時閉店です

 

【長徳先生を囲んでの忘年会について】

午後4時~6時までの予定です。会場は我楽多屋より徒歩1~2分程の別の店で行ないますので、開始前にご案内します。会費は3,000円で、飲み物とおつまみ付きです。必申込制というわけではありませんが、会場の収容人数に限りもあるので、事前におおよその人数把握が出来ると助かります。「必ず参加するよ~!」って人は、下記宛てに、お名前だけで良いのでお知らせていただけると嬉しいです。

   → arrow.noda@nifty.com

 

2010年12月21日 (火)

生みの苦しみ!?

IMGP1215 

いやいや、久々に生みの苦しみです。これ!という話題が無くて、、、早く更新しないと、毎日更新が途絶えてしまう~。

で、今日は我楽多屋のウインドウの画像で誤魔化させて!?いただきます。しかし、案外と面白そうなモノが並んでいる今現在であります。トプコン35、ヴィトマチック、オリンパスワイド、アグファオプティマ、ニコンF2フォトミックASなどなど、このウインドウのモノは基本的に現状OKの品物です。   

もう数年前の話になりますが、ブログに載せたウインドウの画像を見た人から聞かせていただいた話。

その方は、長年、うちの店に足を運んでいただいていたのですがご実家の九州に戻られました。九州ともなると、なかなか上京する機会もないとのことで、ブログに載ったうちの店のウインドウを見て、懐かしい~という半面、いいモノがあっても探しに買いに行けないから、目に良くない!?とおっしゃられました。

もし、今日のブログをご覧になっていたら、また同じような思いをさせてしまったかもれません。。。すみません。

そして、下の画像はアローカメラにあったちょっとまとまった買取り依頼。ここに写っている大部分は市場性のあるものなので、その多くは他業者へ転売することになります。それが、どんなものでも押し並べていい値で買取らせていただく秘訣。

 写真[1]

2010年12月20日 (月)

これは無理・・・

Q0251 

写真屋さんのパレットプラザで、同時プリントした時にもらったミニアルバムです。カメラや写真にまつわるモノが並べられたデザインです。

ちょっと面白くてかわいい雰囲気の表紙なんだけど、よ~く見ると、不思議なパーツがあって、ついつい突っ込みたくなりました。悪い癖です・・・。

基本はカメラの部品、三脚、フィルム、現像タンクなどなどが描かれているようです。

「ようです」と表現したのは、正直、何なのか?分からない絵柄もチラホラあるからです。多分、カメラ部品やアクセサリーなんでしょうが、考えても分からなそうなので諦めました。

ちょっと前に話題にした、ロサンゼルス五輪絡みの競技種目をイラスト化したものの時は調べきりましたが、今回のは無理~、しつこいけど、諦めも早かったりします(笑)。

しかし中には、これは明らかに、単なる釘だろ?とか、ヒートンだろ?という絵柄もあって、何でこんなモノまで書かれているのか?という方が疑問点。。。

さぁ、このミニアルバムの表紙に描かれた絵柄の正体と、それがどういう意味合いで描かれているのか、全パーツ説明出来る人はいらっしゃいますでしょうか!?

2010年12月19日 (日)

コーナン16

Q0243 
これ、昭和25年にミノルタ(当時は千代田光学)が販売した16ミリカメラ、「コーナン16オートマット」です。

「コーナン」って名称がちょっと不思議な感じがしませんか?日本語っぽい、でも、千代田ともミノルタとも、似ても似つかない。

実は、昭和22~23年頃、甲南(コーナン)カメラ研究所が製造した「ミカ・オートマット」という16ミリカメラがありました。

製造が販売に追いつかず、千代田光学の協力を得ることになります。当時、独自に16ミリカメラの開発をしていた千代田光学は、ミカ・オートマットを改良して、コーナン16オートマットという名称で販売したのです。

真鍮製のボディーはとても重厚で、この大きさで重さは約290gもあります。手に取ってみると、その重さにビックリするくらいです。参考までにオリンパスペンEE-3は約330g。

大きさの比較になるものを一緒に画像に入れなかったので分かりずらいですが、収納した状態で72ミリ×46ミリ×23ミリ、キャッシュカードより一回り小さい大きさ。

この大きさにしてこの重さ、密度の濃い塊り感がこのカメラの魅力を一層と高めている感じがします。

しかし、昭和32年に登場するミノルタ16は、コーナン16をベースにしているので見た目は良く似ているものの、アルミニウムを多用した結果、重量は150グラムまで軽量化されていました。

シンプルイズベストというか、まったくデザインされていない?ような外観は、今となっては、逆に好感が持てます。

2010年12月18日 (土)

一輪差し

Q0236 

リコーオートハーフのボディ前面デザインには、いろいろな柄が存在します。メーカーでバリエーションとして販売したモノもあれば、オーダーメイドも受け付けていたようです。

このブログでも、ランボルギーニカウンタックのイラストが描かれたモノや、自分でカスタマイズしたモノなどを紹介したことがあります。

上の画像の柄、私としては買取りした品物の中でちょくちょく見掛けているように感じていましたが、あるお客さん曰く「この一輪差しは、案外少ないですよ~」と。

関心があって探している人が言われるんだから、この柄は確かに少ないんでしょう。でもでも、それより、この柄を「一輪差し」と命名していることが面白い!私はそちらに反応してしまいました。

カメラを普通に構えたり、置いた状態では、柄が横になっているので、そういう見方は難しいかもしれませんが、縦に構えた状態では、伸びた茎の上に花が一輪~。確かに、「一輪差し」に見える!

 

2010年12月17日 (金)

デジイチフォン

Q0246 

昨日の「四谷のスカイツリー」に続いて、ちょっとゆる~い内容です。

この冬の携帯電話の新製品には、カメラ機能を重視したモデルが出てくるようです。特にパナソニックのルミックスフォン

見た目はまるでコンパクトデジカメ?と思ってしまうようなデザインだったりして、カメラ付き携帯~というよりは、携帯電話機能付きコンパクトデジタルカメラと表現してもいいような。

そこで、デジタル一眼レフにも携帯電話機能付きが出て来てもいいんじゃないかぁ~!?ということで、こんなのどうでしょうか?

なんとダイアル式!!!そして、何で、らせんコードが?というと、このダイアル埋め込み式のキャップは受話器も兼ねてる~!ってのは、おふざけが過ぎてますかね。

2010年12月16日 (木)

四谷のスカイツリー

Q0238 

雑誌などで見掛ける通信販売の広告に、カメラメーカーでもレンズメーカーでもない、聞いたことの無いブランド名が付いた超望遠レンズが出ていることがあります。

600ミリだ、1200ミリだとかを謳い文句にしているモノです。値段は安いようで高かったりしますが、まぁ、その捉え方は人それぞれですので、これ以上は語れません。

買取りをしていると、この手の中古レンズもカメラ本体やレンズと一緒にやってきて、引き取ることが時々あります。正直、この手のレンズだけでは値付けが難しい…というのが現実ですが。

今、我楽多屋店内中央のテーブルに、RELIANCE 500mm/F8(ミノルタMDマウント)というレンズがあります。マウントがM42やニコンあたりなら、遊びで~という人もいらっしゃるでしょうが、キヤノンFDマウントとミノルタMDマウントは少々厳しい。

といっても、マウント交換式のTマウントなので、別のTマウントアダプターがあればいろいろなボディで遊ぶことは可能です。

そこへ、がらくた整理をしていたら、ミノルタMDマウントのくたびれた雰囲気の3×テレコンが出て来ました。これも一緒で値段もそのままでいいや~と、その500ミリに付けて(1500ミリ換算!)、テーブルに戻してみました。

高さが増した上に、上層部に展望台のような膨らみ(テレコン部分)が出来たものだから、その見た目が、まるで建設中の東京スカイツリーのように見えなくもない。。。

このレンズとテレコン合わせて高さ(長さ)約500mm、12月11日現在514mのスカイツリーには遠く及びませんが、四谷荒木町の店内でそびえたっています(笑)。

2010年12月15日 (水)

1万番違い

Q0090 
先月企画した「あなたのカメラ撮らせてください」で、ライカをご持参されたお客さんが一人いらっしゃいました。そのお客さんMさんがそのライカM2を購入されたエピソードを紹介したいと思います。

写真家石元泰博さんの作品がお好きだというMさん。ある時、某中古カメラ店で売られているM2を何気なく見て、無性に気になってしまったと言います。雑誌で見た石元さん所有のブラックペイントM2の製造番号を、うろ覚えながら記憶していて、その番号に非常に似ていたのだそう。

家に帰って雑誌を確認したところ、ちょうど1万番違いであることが分かり、すぐに中古カメラ店へ電話して取り置きのお願いをしたそうです。

「1万番違い」って、ずいぶん違うんじゃない?という人もいそうですが、数字が一字違うだけってのは、見た目としてはすんごい近いですよね!!それも、好きな写真家のカメラとくれば涙ものかもしれません。

Q0091 
だからといって、そのMさんはライカM2を大事に大事に保管することはせず、持ち歩き用カメラの1台に使っているそうです。レンズはロシア製オリオン15 28mmF6、外付けファインダーはライカ純正を付けられていました。

2010年12月14日 (火)

3W

Q0234 

昨日紹介したオリンパスのワイドに関連して、今日もワイドねた。

これも稀少な「カロワイド」です。

コルゲンコーワのコーワが1955年に販売したカメラです。登場の背景には、多分にオリンパスワイドをライバル視していたそうです。というわけで、画像でもオリンパスワイドを背景に置いてみました(笑)。

ここにあるカロワイドは、貼り革が剥がれてしまった「きったねー」仕様なんですが、かつて、魅力的なフードとして紹介したこともある専用フードと、地味に専用を主張しているフィルターがセットされていたので、スリーショットでシャッターを切ってみました。

ボディ、フード、フィルターともに、「Kallo-W」の文字が入っています。こんな些細なことが、マニアには堪らないことなんですよね。

カロワイドのアクセサリーとしては、私の苦手なコンツールファインダーというのも存在しますが、私の知る限り、コンツールファインダーには「Kallo」だけの表記で、「Kallo-W」とは表記していません。

ちなみに、カロワイドの後ろに置いてあるオリンパスワイドは、ボディ前面にちょっと大き過ぎない?と思えるくらいの「W」のエンブレムが付いています。

例えとしては筋違い?と言われてしまうかもしれませんが、「W」の表記は、かつて自動車のパワー競争が激しかった時代に、「TURBO」のエンブレムやデカールが誇らしげで嬉しかったのと、似ているような似ていないような。。。感じがします。